岩木山 嶽→大黒沢→弥生
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,171m
- 下り
- 1,506m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
嶽〜八合目駐車場:ほとんど藪が出ている 八合目駐車場〜頂上:新雪5僂曚 頂上〜巌鬼山:積雪豊富、所々夏道出てるが激悪→アイゼン、ピッケルあると安心 大黒沢:1100m付近まで滑走可能、それ以下不明 弥生(夏道):沢源頭部〜850m付近まで積もっている |
写真
装備
備考 | ピッケル、アイゼン |
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感想
残雪期の岩木山の大黒沢を滑走しようとMさんからお誘いがあり、世間では季節外れの格好でバスに乗り、嶽温泉に向かった。残雪状態がどうなっているのか不明であったが、窓から快晴の下の岩木山を眺める。話していた通り、弥生付近の沢はまだまだ残雪が豊富で、大黒沢の源頭部もまだあるだろうと思った。
当初、お金にものを言わせてスカイラインで一気に八合目まで登る予定であったが、8時の便は昨夜の積雪で運休状態となり、2時間後の便を待つか夏道登山道を登るかで作戦会議をする。2時間なにもせずに待つのは暇だし、温泉に入るともう帰ろうかとなるし、では登ってしまおうという結論に至った。スキーを担いで藪を漕ぐの楽ではなく、Mさんやや苦戦気味。黙々と上り、八合目に着いたと同時に10時の便のバスが駐車場に到着。リフトに乗って頂上を目指す。初めて乗るが、非常に楽である。ザックとスキー板を持っていて荷物が多いので乗車するのに工夫した。リフト終点から頂上まで夏道に新雪が5冂積もっていたので、先行者がどこを歩いたか一目瞭然であった。”右登り”という看板の忠告は意外に守られていない。頂上直前の西法寺森に続く稜線の斜度に驚いた。厳冬期の強風の中、ここを登攀するのは恐怖であると思うくらい、急傾斜であった。
山頂から耳成岩と弥生の尾根方面を望んだら、耳成岩とのコルに豊富な残雪があったが、その奥が見えなかった。大黒沢の状態がどうなっているのか。スキーを履いて滑ったり、脱いで荒れた夏道をヘツる状態で下ったりして、巌鬼山を乗り越えたら、残雪豊富な大黒沢の源頭部に到着した。そこでは津軽平野と青森市、八甲田山すべてが見えて、夜景がきれいだろうなと思った。テントを張って泊まってみたい。雪渓を上から見ると1100m付近まで雪があり、それ以下は沢が狭く深くなって、快適に滑走できなさそう。さらに、すれ違った一人の登山者に聞いたところ、弥生登山道は結構下まで雪があり、尾根道が無難だという。その人は5月初旬にGoProを落として、それ以来、それを探しに何度か弥生コースを登っていて、今月で3回目らしい。途中まで大黒沢を滑り、途中で夏道を下ることにした。実際、850m付近までスキーを脱がずに下れた。木と木の間を縫っていくのは難しかったが、なんとか衝突も転びもせずに滑降できた。大黒沢の雪渓の大きさに驚く。
いこいの広場では東北最大級のアウトドアフェスティバルが開催されていて、バスの時間も考慮してそこで時間を潰すことにした。弥生新道を通るのも初めて。道を整備するのは山を傷つけていると主張していた同期のTを思い出す。6時間ぐらいの山行であったが、内容が豊富で疲れた。厳冬期の岩木山は相当難しいのだろうか。
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