鳥甲山(ムジナ平〜鳥甲山〜屋敷登山口〜ムジナ平)
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- GPS
- 06:45
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,346m
- 下り
- 1,360m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
アプローチの国道405号は、細くくねった山間路で見通しが悪い上に離合できない箇所もあるので、ゆっくり走りましょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ムジナ平から尾根に乗るまで急登が続く。 尾根に乗って最初の小ピークが小水ノ頭と思われる。 その先の鎖場とハシゴ、ハシゴはかなり不安定そうで使いたくない。その左に鎖があるが岩場自体はスタンスが豊富なので、人によっては鎖に頼らなくても登れるでしょう。 ここを越えると3〜4つの小ピークを登り返して白凜瞭。 白凜瞭の先にあるカミソリの刃、確かに右側は切れ落ちているが、足場もしっかりしているし鎖もあるので慎重に通過すれば大丈夫。その先の戸渡り状の箇所は両側が切れ落ちているが距離は短いし、こちらも慎重に通過すれば問題ありません。 鳥甲山から屋敷への下山路は、幾つか小さなアップダウンはあるものの快適な尾根道。ただ赤凜瞭の手前辺りは右側が足場の脆い崖となっているので注意。 屋敷山鞍部からは堰堤までひたすら急な下り。堰堤からは「登山道」と書かれた看板が屋敷登山口まで導いてくれる。 屋敷登山口からムジナ平への5kmほどの林道は暫くは平坦な道だが、後半はくねくねの登り道となる。 水場… ムジナ平の駐車場脇にあり。地図に記載の水場は確認できなかったが、位置関係からしてムジナ平の水場は同じ沢からの引水と思われる。 トイレ… ムジナ平にはないが、その手前の「保養センター雄川閣」に公衆トイレがある。 温泉… 小赤沢温泉「楽養館」500円。含鉄泉で湯色は赤褐色。口に含むと鉄錆びた味。こんな良いお湯に500円で入れるなんてオススメです! |
写真
感想
この週末は9月の立山で知り合ったKさんと瑞牆山荘から甲武信ヶ岳のテン泊縦走予定だった。
しかし週初めから悪かった日曜の天気は結局好転する気配がなく、急遽マイカー利用での土曜日帰りに変更せざるを得なくなり、Kさんに希望の山を尋ねると男体山、日光白根山、それに鳥甲山を挙げてきた。
男体山はもう閉山しているのでパス。あとのどちらかは行く途中に決めようとなり、終電でやって来たKさんと大宮辺りの駅で待ち合わせ。
落ち合ってすぐに、展望が良いメジャーな白根山、スリルある歩きが楽しめる鳥甲山と教えると鳥甲山を即決してきた。やはりこの人は私と山の嗜好が同じようだ(笑)
関越道から下道と順調に行き、ムジナ平にはトイレがない上にR405にもコンビニなどはないようなので、その手前R117沿いのコンビニで1時間仮眠。その後ムジナ平へと向かった。(結局、雄川閣にトイレがありました)
途中から右手に鳥甲山が望め、その険しい山容が登行意欲をそそらせる。地元では第二の谷川岳とも言われているらしい。
ムジナ平には先客1台、更に身支度中にもう1台やってきて、この方は挨拶を交わすとさっさと歩き出していった。
私たちも少し遅れてスタート。歩き出してすぐにブナの林が現れ癒されたのも束の間、この先は延々とキツイ登りが続いた。
この季節にしては暖かい朝で途端に汗ばんでくる。汗を拭き拭きなんとか尾根に乗り上げた。少し歩いた先で展望が開け、眼前に大きな岩峰と奥には崩壊した崖を持った稜線が望め、こういう景色を見ると来て良かったと思うし、この先の行程にワクワクしてくる。
この岩峰(後で分かったが、これが小水ノ頭らしい)を乗り越えるとエッジ状の岩場が待ち構えていた。「うわ〜面白そう!」とワクワクしながら、もちろん慎重には登って行く。この後もこんな感じが続くのかと期待したが、結局ここだけでした。
岩場を越えると幾つかの小ピークを登り返していくが、登りきった度にまだ白凜瞭ではないんだ〜っとなり、キツイ登りもあって心が折れそうになる。
傾斜が緩やかになり笹原を抜けるとようやく白凜瞭に着くが、ここは標識が立ってなければ通り過ぎてしまいそうな場所だ。
やや鬱蒼としたツガ林を抜けると右側がスパッと切れ落ちた場所に出た。ここが地図に記載のナイフリッジのようで慎重に下ってから岩峰を右に左にと巻いて行く。
今度は両側が切れ落ちた箇所があり、多分カミソリの刃なのでしょう。とはいっても、戸隠の戸渡りに比べたら距離も短いし高度感も劣るので難なく通過。
後はもう一頑張りで鳥甲山の山頂へ。山頂には関西から来られた男性が1人だけ。暫しの談笑後、先に下山して行き静かな山頂となった。
さすがにお昼にはまだ早いが、せっかく苦労して登ったのにすぐに下山はもったいないのでコーヒータイムとなった。山頂からは高曇りながら先月登った妙高、火打や彼方には槍・穂高から白馬まで見渡せた。
ゆっくりした後、屋敷へと下山。白砂分岐から見る下山路は開放的な尾根道でいかにも気持ち良さそう!
途中の木の幹には赤凜瞭と書かれたプレート。ここも何もなければ間違いなく知らずに通過してしまいそうだ。
ただ、山地図上の赤凜瞭の場所はこの先のノゾキといわれる崩壊地の先とされてあり、どちらが本当なんでしょう。
まあそれは置いといて、道は右眼下が開けた好展望が続きます。この辺り紅葉の頃は絶景でしょうね。
それでも最後までラクには下山させてはくれません。屋敷山鞍部からは落葉に埋もれた急な下りで、おまけに先行するKさんの下るペースが速くてスリップに注意しながら、大汗をかいて後を付いて行った。
いい加減ウンザリしてきた頃、不意に前方に白い人工物が見えてきて思わず「やった〜!林道に出た〜!」と声を上げたが、近付いてみるとあらら…それは堰堤でした。そもそも、なんで林道と堰堤を見間違うのか(笑)
ただ堰堤からは道も緩やかになり、まだ綺麗に残っていた紅葉を愛でながら屋敷登山口まで下りて行った。
さて、ここからムジナ平まで5kmほど林道を歩くことになる。ネット上の情報では通り掛かる車の方が結構な確率で乗せてくれるそうだ。
幸いまだ時間も早いし、期待半分で林道を歩いて行く。そのうち1台の車が通り過ぎた先で止まったので、おっ!と思ったがこの男性は挨拶こそ交わしたものの、紅葉の写真を撮るとすぐに車を走らせて行ってしまった。
しかし、暫く行くとまた車を止めて写真を撮っていた。ちなみにこの辺りの林道下の紅葉はそれは見事でした。
男性の車はまた私たちの脇を通り抜けて先へと行ってしまいましたが暫くすると戻ってきて、乗っていきますか?っと尋ねて下さりました。
キターッ!!!当然断る理由もないのでお言葉に甘えさせて頂き、ムジナ平まで送って頂きました。(乗せて頂いた直後から林道は上り道となったので、結果的に助かりました)
ムジナ平に戻ると5台ほど車が増えていた。さすがは200名山!
下山後はもちろん温泉♪
秋山郷には切明、屋敷、和山など名湯が多いが、今回は小赤沢温泉へ。
暫く独占で、いやいや良いお湯でした。
帰りもそれほど渋滞に巻き込まれることもなく4時間チョットで大宮まで戻ることができ、ここで解散と相成りました。
鳥甲山は以前から気になっていた山なので、今回行くことができ大満足!
ただ、もう少しスリルがあるかと思ったんですが…(笑)
さて来週は…と、レポ作成しながら天気予報をチェックするとゲッッ!また土曜雨かよ。まったく〜!
コメント
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お疲れさまでした
日帰りは帰りの運転がイヤになっちゃいますよね
足の疲れと温泉でほっこりして…
さすがに2000m級、貫禄ある山ですね
テン泊できればもっとワイワイ
kengamineさんの山旅はまだまだ続きますね、いいなぁ。
わたしはもう来夏まで登山用品封印しましたよ−
レコ楽しみに待ってま〜す
確かに長時間運転は疲れるし何より眠くなりますが、今回はベラベラと喋り放しだったので、ほとんど眠くならなかったんです
いつもは単独で眠気と戦いながらの運転でしたから、これはもの凄い発見でした
また翌日も休みの場合、多少遅くなっても大丈夫っていうのも気がラクで良いですね
テン泊、来週こそはどこかでって考えていたのに、また天気が悪そうなんです…はぁぁ〜
あら〜、minkistさんは冬眠に入っちゃうんですか
そちらには冬場に楽しめる山はないんでしょうか?
でも冬場はほとんど歩かなくても夏はガッツリとテン泊縦走できてしまうんですから、やっぱり健脚娘なんですね〜
私の方は1年中どこかしら登っていますので、これからも覗いて下さいね
9月に行った苗場山から見た鳥甲山がなんとも素敵で
来年にでも行ってみたいな〜、と思っていました
周回コースいいですね♪
しかも車にも乗せてもらえるなんていいルート
やっぱり行ってみなくては!
ナイフリッジや鎖など連続してあるようですが。。
戸隠ほどではない?
あまりそちらは期待して行かない方がいいのかなあ?
kengamineさん、おはようございます
昨夜は自分のレコだけで目いっぱいでした
改めて初めましてです
鳥甲山、先日苗場山に行った帰りに、迷って登山口を通過したところでした。
なるほど、面白そうな山ですね
でも、間もなく冬眠しそうな山は来シーズンにしましょうか
僕は11月いっぱいは関東周辺の百名山を探して登り、12月から来夏までは地元の低山歩きにする予定です
気になってた山です!
5キロの林道歩きがネックでしたが…乗せてくれる確率が高いなんて!すごい山ですね!
期待してハズレだったら…悲しいかも(笑)
楽しそうな稜線歩き♪
痩せ尾根、カミソリ、リッジ状の岩場などなど、天候不良時や風が強いときは怖そうだなぁ。。
週末に雨という負のサイクルにハマってますね(><)
平日の快晴なこと!!悲しくなってきます。
そして再びこのセリフを…(笑)
2ショット写真や、ケンさん自身のお写真がないのは、腑に落ちませんが
ふふっ、やっぱりhirappeさんも気になっている山でしたか
上越方面にもよく出没しているみたいだし、こういった山が好きそうだとも思ってましたよ
ナイフリッジや鎖場は写真にあるだけで、連続してはありませんでした。
私も期待していたのでチョット拍子抜け…
それでも気持ちの良い道が続きますので、行って損はないと思いますよ
komorebiさん、こんばんは!
ご訪問下さりありがとうございます
先月、苗場山に行かれてたんですね!
レポ拝見しましたが、団体さんの被害に遭われたようで
確かに、小赤沢からの登山口は分かり難いかも…ですね
私もそろそろ低山歩きにシフト。
栃木の古賀志山へは、冬の間に行こうと思っています
おぉ〜!こまちさんも気になっていたとは
さすがは三度の飯より山が好きなこまちさん
最後の林道も、こまちさんがニッコリ笑顔で手を挙げれば、どんな男でも車停めちゃいますよ〜
ルート的にも経験豊富なこまちさんなら問題なし
最大のネックは、やっぱり現地までの道のりでしょうね
う〜ん、そんなに顔写真見たいですか
こうなったら整形でもしようかしら
それにしても、暫く音沙汰なかったけど元気そうで良かった!
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