天城山分水嶺トレイル縦走〜美しい森と潮風を感じながら。
- GPS
- 05:50
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 696m
- 下り
- 1,151m
コースタイム
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 5:47
天候 | 曇りのち晴れ。 稜線の疎林帯は 気温18度。強風で肌寒い。 八丁池からの下り箇所は、24度。 暑い暑い。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
横断縦走コースです。 自家用車ですと、車の回収が大変。 バス・鉄道利用が、よろしいかと思います。 小田原市内に前泊後、JR伊東線利用。 小田原出発は、5:52の、伊東線始発。 基点、天城高原ゴルフ場まで) 「天城東急リゾートバス」、1000円。現金のみ可。 高額紙幣使用不可。 http://www.tokaibus.jp/file/amagi_shuttle.pdf 伊東駅を、7:55のバスの乗車必須かと。 下山口、水生地下、バス時刻表 東海バス・天城峠始発です。1190円。 http://dia.tokaibus.jp/OrangeGuide/pc/table.do?pole=2&busstop=6253&kind=1 その後、修善寺鉄道で三島まで、ICカード利用不可。 三島からは、新幹線。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
水場は、水生地までありません。 ところどころ、沢の流れはありますが 飲用には疑問。 登山ポストは、見当たらず。 ネット届けがよろしいかと。 天城高原ゴルフ場〜万二郎岳〜小岳) 「潮風感じながらの、稜線トレイル」 シャクナゲコースを、山頂まで歩きます。 道標、下刈りなど整備万全。 次の目的地までの、距離と時間が 表示されてるのは ポイント高し。 ゆるやかな、アップダウンの繰り返しです。 途中の数箇所で、展望が開けます。 石楠立は、アマギシャクナゲの群落地。 当たり年の最盛期は、見事なことでしょう。 小岳〜八丁池) 「伊豆の美林を、水平移動」 ゆるやかな下り坂です。 一部、ロープがつけられている急坂も あります。 足元の、火山地形、スケール大きく広がる 広葉樹の森などが、楽しめる道でした。 八丁池〜水生地下) ◎ 八丁池は、テント禁止 http://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?c1=12&pid=4108 八丁池から、天城峠までは、 「昭和の森」の中の、散策道を歩きます。 かなり複雑に、道が分岐しますので 分岐標識の確認は必須。 天城峠を体験すべく 「上り御幸歩道」に 進むつもりが、「下り御幸歩道」に 進んでしまいました。 森の中も、分岐が多く、進行方向の確認は 怠りなく。 数値では、距離6km、標高差600mの、 長い急坂なのですが、歩いているうちは 傾斜を、さほど感じませんでした。 終盤は、舗装道歩き。 ワサビ田などがあります。 下山後も、浄蓮の滝など、見所多そう。 最訪問の機会を、持ちたいものでした。 |
写真
感想
一日目、筑波山に続きましての
百名山遠征登山、二日目であります。
(筑波山のレコ)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1476243.html
5月25日の登山は、伊豆の名峰
「天城山」であります。
海に突き出した、伊豆半島。
遠くから、眺めるたびに
海岸から、急傾斜でそそり立つ
天城山脈の眺めは、いつか、機会が
あれば、登ってみたいものだと
思っておりました。
最短コースは、ゴルフ場から
小さく周回する、シャクナゲコースですが
あまりに距離が短い。
できればもう少し、天城の山々を
深く味わってみたいなと思いまして、
天城縦走路を、天城峠まで、
歩いてみることとしました。
万三郎岳まで)
今回のお目当てであります、
「アマギシャクナゲ」は裏年+開花が終焉。
期待してただけに、残念無念。
花の女王と称えられる
アマギシャクナゲ。
これからも、咲き続けてほしいものです。
各ピークのカタチなどは
火山隆起の痕跡を感じる
丸っこい眺めを、感じました。
途中、ときどき開ける展望台からは
海をすぐ近くに望めつつ
緑深い山並みが、幾多に折り合う様も
眺められて、南国的な印象。
ハイライト箇所でした。
八丁池まで)
「天城越えの名残」
次々と、峠が登場します。
片瀬峠、戸塚峠、白田峠などなど。
現在は、大半が廃道のようですが、
かっては、峠越えの道が通じていて
人々の往来があったのだなと思いますと
少し、しみじみしました。
展望が、全く開けない、樹林帯の
歩きが続く中、森の美しさが
退屈さを感じさせない、良トレイルでした。
八丁池は、山に囲まれて
水を湛える様子が、不思議な場所でした。
八丁池〜ゴール地点)
「西伊豆の雰囲気を感じる」
ここからは、西斜面の歩きになりまして
稜線とは、雰囲気が変わります。
昭和の森上部の、涸れた沢から
進むごとに、水の流れが
太くなり、川になってゆく
源流部の雰囲気を楽しめました。
天城山登山、百名山ピークハントだけの
目的で登山を開始しましたが、
いざ体験してみますと、
太平洋の近さから感じる
南国的な雰囲気、
火山地形が演出する、稜線部の景観、
中腹以降の、森林浴的水平移動など
楽しめる山でした。
天城分水嶺トレイルは、今回歩いた
箇所に加えまして
天城峠から先、仁科峠までの
歩きは、全く雰囲気が違う
四国の山のような
ササ原の草原歩きが
楽しめるようで、ぜひ最訪問したく
思いました。
二日にわたる、百名山ピークハント登山、
登山前は、百名山カウントのためだけに
登る心積もりで、それぞれの山には
全く、味わいを期待していません
でしたが、いざ、体験してみますと
登ってみて、体験してみないと
分からない、様々な魅力を持った
お山でした。
いいねした人