ド快晴の空木岳 空木平カールはまだ雪渓(↑↓池山林道終点)空木岳避難小屋泊
- GPS
- 29:01
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,706m
- 下り
- 1,699m
コースタイム
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 6:41
- 山行
- 5:19
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 7:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
初日は10台程度駐車していました。最大で20台くらいでしょうか。トイレ有り。水場無し。 駐車場までは車高の高い4WDでなくてもアクセス可。ただしサッカーボール位の落石が林道真ん中にありました(移動させました)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○登山口〜タカウチ場 駐車場トイレ裏から急なショートカットルートを登りました。遊歩道を二回横切ります。あまり整備されていませんが、距離は稼げます。赤テープ等はありませんので、視界不良時は道迷い注意です。 ○タカウチ場〜池山小屋分岐(水場) 遊歩道経由が楽だと思います。危険箇所ありません。水場はチョロチョロでした。ここで宿泊用の水4Lを汲みました(結果的には、避難小屋前の雪から水をつくるほうが持ち上げるより楽のようでした)。 ○池山小屋分岐〜マセナギ 上りも下りも遊歩道経由が楽だと思います。危険箇所ありません。マセナギの標識位置がガイドブックと異なります。 ○マセナギ〜ヨナ沢の頭 2080を南側から巻くと、大地獄、小地獄となります。急斜面でクサリやハシゴが続くので転倒、転落注意です。登山道自体は整備されています。ヨナ沢の頭手前に少し雪が残っていました。 ○ヨナ沢の頭〜空木平分岐 この時期は、空木平分岐手前の北斜面に残雪が多く、雪上の踏み跡が分散しています。登りは途中から尾根に登ってしまって藪漕ぎが大変でした。下りは夏道通り歩きましたが、こちらが正解でした。今回は、登り下りとも、ズボ足で問題ありませんでした。 ○空木平分岐→空木岳避難小屋 下りぎみのトラバースですが、残雪が多く、歩いている人もあまりいないようでした。雪原のトラバースは傾斜が緩いのでズボ足で通過しました。夏道を見失っても避難小屋を目指せば問題ないと思います。 ○空木岳避難小屋 快適で綺麗な避難小屋です。真ん中の通路を挟んで、両側の小上がりのような板間に10名づつ最大で20名程度は宿泊できそうです。トイレ有り。水場は雪の中でした。寝具等はありません。利用料は1人1000円となっていました。 ○空木岳避難小屋→駒峰ヒュッテ 空木平は、まだ雪がタップリです。雪質はザラメですが、キックするとしっかりとステップが作れます。踏み抜きはありませんでした。傾斜がキツくなってからはチェーンスパイクで登りました。本来の夏道よりも東側、小屋のちょっと下の稜線にツメあげました。雪原で転倒すると、振り出しに戻ることになるので注意が必要でしょう。 ○駒峰ヒュッテ〜空木岳 急ですが山頂が見えているので一気に登れます。雪はありませんでした。 ○駒峰ヒュッテ→駒石→空木平分岐 快適な縦走路です。残雪は一部だけありますが、アイゼン等は不要です。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉 家族旅行村の「こぶしの湯」を利用しました。車は多かったのですが、温泉は空いていました。露天の水風呂で足の筋肉を冷やせます。JAF、モンベル割引有。 https://www.chuo-alps.com/family/kobushi/ 早めの夕食 有名店ですがハズレがない「明治亭」でソースかつ丼と信州サーモンを食べました。 ※本命だった道路反対の「すが野」は休憩時間で準備中でした。 http://www.meijitei.com/tozannguchiten.html |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
テントマット
シェラフ
チェーンスパイク
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感想
激バレの空木岳に避難小屋泊で登ってきました。空木平カールの雪渓はまだまだ雪が豊富でした。快晴の空木岳からは中央アルプスの主稜線が南北に見渡せ、素晴らしい景観を楽しめました。
我々レベルにとって、けっこうハードな山行でした。
駐車場のトイレ横からいきなり急登ショートカットです。タカウチ場からは遊歩道を歩きますが、池山を経由しないこちらが楽なようです。池山山荘分岐にある水場はチョロチョロでした。ここで宿泊用の水を3.5L 調達しました。
その後も遊歩道経由で登り、マセナギ(の先)で昼食、この先の急登に備えます。大地獄や小地獄はどこだどこだかわかりませんでしたが、この区間はクサリ、ハシゴが続きます。足を踏み外したら一大事なので慎重にゆっくり歩きます。
ヨナ沢の頭への道は、地形図とだいぶ位置が違うようです。是非ヤマレコのGPSログ活用による登山道修正が望まれます。
空木岳避難小屋への分岐手前の北斜面にはまだ残雪が多く残っていました。夏道も一部途切れていて、踏み跡をたどって早めに尾根に登り詰めてしまい、激しい藪漕ぎに難儀しました。距離は100mくらいだったと思いますが、この藪漕ぎでけっこう体力を奪われました。
分岐から先、避難小屋までは下り基調のトラバースで、残雪を数回横断します。夏道が見えない区間も長いですが、小屋が見えているので素直に行けばOKでした。
空木岳避難小屋は非常にきれいです。トイレも使えました。なお水場はまだ雪の中ですが、雪は豊富でしたので雪から水を作ったほうが楽だったかもしれません。整備されている地元山岳会に感謝して、協力金1000円を箱へ入れます。この日は夜間でも気温はマイナスにはならず、上下ダウンとモンベル#3シュラフで快適に寝ることができました。なお貸切でした。
翌朝はゆっくり起きて山頂を目指します。空木平の雪渓をガシガリ登り、途中から右寄りのルートで駒峰ヒュッテの少し手前にヘロヘロになって登り詰めます。雪質はザラメですが、ステップが切りやすく、チェーンスパイクが有効でした。
山頂はド快晴。風も弱く景色を楽しめました。山頂には残雪も残っていて、コーラをキンキンに冷やせました。北と南に延びる稜線を眺め、いつか縦走したいと強く思いました。駒峰ヒュッテのデッキではDoCoMoの4G電波が4本入ったので、息子は本日限定のネットゲームを30分ほど楽しんでいました。
下山は駒石を経由した尾根の縦走路を下ります。気持ちの良い稜線です。徐々に高度をさげると、左手から木曽駒が見えなくなります。空木平との分岐から先は、夏道上にあると思われるトレースを追いかけましたが、こちらが正解でした。そして2つの地獄を超え、池山山荘を見学して長い下山が終わりました。
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