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Yamareco

記録ID: 1480408
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無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

両神山(八丁峠登山口から往復)

2018年05月27日(日) [日帰り]
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je1gpk_hide その他3人
GPS
--:--
距離
5.3km
登り
701m
下り
693m

コースタイム

日帰り
山行
7:40
休憩
1:25
合計
9:05
7:00
7:20
50
8:10
10
8:20
25
8:45
45
9:30
9:40
40
10:20
10:35
55
11:30
11:50
40
12:30
12:40
40
13:20
10
13:30
60
14:30
14:40
50
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八丁峠登山口への林道は、北の志賀坂方面からのルートががけ崩れのため通行止めでアクセスできず、南の中津渓谷側から峠のトンネルを超えてアクセスした。しかしこのルートも、トンネル内の崩落防止工事のため、我々が下山した5/27以降しばらく通行止めになるとのこと。八丁尾根ルートを行くには、これからしばらくは坂本ルートからアクセスする方法しかなくなるかもしれません。
コース状況/
危険箇所等
八丁峠から西岳を超えて東岳に至るまでの尾根は、30ヵ所ほどの鎖場がある急な上り下りの連続です。しかし、数か所の滑らかな1枚岩を除いて、急な斜面でも足場やホールドは数多くあり、本当に鎖が必要な場所は少ない。頑張れば、まったく鎖に頼らなくても上り下りは可能だと思われるが、疲れてきた後半の急な下りは、鎖を用いて懸垂下降した方が楽です。また、細かな岩の塊の落石は多いので、複数人で行く場合にはヘルメット必須です。
その他周辺情報 道の駅大滝温泉:入浴大人700円。時間があれば、滝沢ダムのエレベーターでダムの下に降りてダムを見上げると壮観です。
土曜日の午後に出発し、八丁トンネルわきのトイレのある駐車場にテントを張って、前泊しました。
2018年05月26日 17:13撮影 by  iPhone 7, Apple
1
5/26 17:13
土曜日の午後に出発し、八丁トンネルわきのトイレのある駐車場にテントを張って、前泊しました。
朝は5時前に日が昇り、良い天気です。
2018年05月27日 06:15撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 6:15
朝は5時前に日が昇り、良い天気です。
出発は6:20。この時になっても、まだ我々以外の車は登ってきません。
2018年05月27日 06:15撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 6:15
出発は6:20。この時になっても、まだ我々以外の車は登ってきません。
登山口にて。「熊出没」の看板がありますが、実際に朝食を食べているときにテントの近くの山の中で、大型動物の動く音がしたので、大きな音を出したら逃げていきました。熊鈴を鳴らしながら、歩き始めました。
2018年05月27日 06:22撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 6:22
登山口にて。「熊出没」の看板がありますが、実際に朝食を食べているときにテントの近くの山の中で、大型動物の動く音がしたので、大きな音を出したら逃げていきました。熊鈴を鳴らしながら、歩き始めました。
ルートマップのいろんなところで、過去には年に数件は滑落死亡事故が起こっていたようです。
2018年05月27日 06:23撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 6:23
ルートマップのいろんなところで、過去には年に数件は滑落死亡事故が起こっていたようです。
急な坂を上りきったところが八丁峠。ここから鎖の岩場の連続となります。
2018年05月27日 07:15撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 7:15
急な坂を上りきったところが八丁峠。ここから鎖の岩場の連続となります。
八丁峠の展望台からは、伸びた木のせいで展望はありませんでした。
2018年05月27日 07:20撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 7:20
八丁峠の展望台からは、伸びた木のせいで展望はありませんでした。
このコースは初心者向きではない旨の注意書きです。
2018年05月27日 07:20撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 7:20
このコースは初心者向きではない旨の注意書きです。
ヤマツツジは、まだかろうじて数か所で咲いていました。
2018年05月27日 07:24撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 7:24
ヤマツツジは、まだかろうじて数か所で咲いていました。
昔、日窒工業鉱山の鉱石を、尾根を越えて運んでいた時に使われていたと思われる、鉄塔の足場の残骸です。
2018年05月27日 07:26撮影 by  iPhone 7, Apple
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5/27 7:26
昔、日窒工業鉱山の鉱石を、尾根を越えて運んでいた時に使われていたと思われる、鉄塔の足場の残骸です。
アカヤシオはすでに散った後でした。
2018年05月27日 07:28撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 7:28
アカヤシオはすでに散った後でした。
鎖の登り。ホールドはたくさんあります。
2018年05月27日 07:35撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 7:35
鎖の登り。ホールドはたくさんあります。
この急な下りだけは、なぜか鎖ではなくロープでした。
2018年05月27日 07:48撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 7:48
この急な下りだけは、なぜか鎖ではなくロープでした。
ここら辺から、尾根の眺望が良くなってきます。
2018年05月27日 07:52撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 7:52
ここら辺から、尾根の眺望が良くなってきます。
滑落事故発生現場の表示は、数か所ありました。
2018年05月27日 07:53撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 7:53
滑落事故発生現場の表示は、数か所ありました。
北側に見えるのは、岩壁で有名な二子山
2018年05月27日 07:55撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 7:55
北側に見えるのは、岩壁で有名な二子山
2018年05月27日 08:01撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 8:01
イワカガミの群落
2018年05月27日 08:02撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 8:02
イワカガミの群落
山と高原地図には載っていない、行蔵峠
2018年05月27日 08:07撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 8:07
山と高原地図には載っていない、行蔵峠
西岳山頂
2018年05月27日 08:10撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 8:10
西岳山頂
西岳山頂
2018年05月27日 08:20撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 8:20
西岳山頂
西岳山頂から東岳山頂を望む。この間が、もっとも急な上り下りの核心部。
2018年05月27日 08:22撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 8:22
西岳山頂から東岳山頂を望む。この間が、もっとも急な上り下りの核心部。
1枚岩の下り。鎖を使わずに下るのは、かなり困難。
2018年05月27日 08:38撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 8:38
1枚岩の下り。鎖を使わずに下るのは、かなり困難。
龍頭神社奥社への急な長い上り
2018年05月27日 08:43撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 8:43
龍頭神社奥社への急な長い上り
龍頭神社奥社のほこら
2018年05月27日 08:45撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 8:45
龍頭神社奥社のほこら
田中陽希のグレートトラバースのオープニングで出てくる、ナイフリッジ的岩場?
2018年05月27日 08:58撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 8:58
田中陽希のグレートトラバースのオープニングで出てくる、ナイフリッジ的岩場?
東岳への最後の急登
2018年05月27日 09:18撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 9:18
東岳への最後の急登
ようやく、東岳に到着。立派なベンチがありました。食事休憩をするのに最適!
2018年05月27日 09:34撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 9:34
ようやく、東岳に到着。立派なベンチがありました。食事休憩をするのに最適!
きれいなヤマツツジ
2018年05月27日 10:05撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 10:05
きれいなヤマツツジ
東岳からはなだらかな稜線歩きとなり、ほどなく両神山山頂に到着。三角点
2018年05月27日 10:22撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 10:22
東岳からはなだらかな稜線歩きとなり、ほどなく両神山山頂に到着。三角点
方位盤。この日は黄砂のせいか、遠望はいまいちでした。
2018年05月27日 10:22撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 10:22
方位盤。この日は黄砂のせいか、遠望はいまいちでした。
狭い山頂で、交互に記念写真。
2018年05月27日 10:24撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 10:24
狭い山頂で、交互に記念写真。
山頂のほこら
2018年05月27日 10:24撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 10:24
山頂のほこら
立派な日本百名山の標
2018年05月27日 10:25撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 10:25
立派な日本百名山の標
山頂からのパノラマ写真
2018年05月27日 10:30撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 10:30
山頂からのパノラマ写真
東岳山頂まで戻ってきて、昼食休憩。
2018年05月27日 11:41撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 11:41
東岳山頂まで戻ってきて、昼食休憩。
イワカガミ
2018年05月27日 12:16撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 12:16
イワカガミ
田中陽希ナイフリッジ再び。バランスを取りながら歩いて渡るのは、結構大変。
2018年05月27日 12:29撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 12:29
田中陽希ナイフリッジ再び。バランスを取りながら歩いて渡るのは、結構大変。
八丁峠尾根では、10人ほどのツアーの登山客が、ザイルを使った登攀・下降練習をしていました。
2018年05月27日 12:35撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 12:35
八丁峠尾根では、10人ほどのツアーの登山客が、ザイルを使った登攀・下降練習をしていました。
西岳付近の展望場所にて、記念写真
2018年05月27日 13:48撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 13:48
西岳付近の展望場所にて、記念写真
同行者の皆様
2018年05月27日 13:49撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 13:49
同行者の皆様
八丁峠まで戻ってきました。
2018年05月27日 14:35撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 14:35
八丁峠まで戻ってきました。
峠からの下り道には、立派なV字谷がありました。上りの時は気づきませんでした。
2018年05月27日 15:02撮影 by  iPhone 7, Apple
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5/27 15:02
峠からの下り道には、立派なV字谷がありました。上りの時は気づきませんでした。
本日のコースで唯一ここだけにシャクナゲが咲いていました。
2018年05月27日 15:08撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 15:08
本日のコースで唯一ここだけにシャクナゲが咲いていました。
無事登山口に戻ってきました。
2018年05月27日 15:27撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 15:27
無事登山口に戻ってきました。
日窒工業の鉱山です。現在でも採掘を続けているとか。
2018年05月27日 15:54撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 15:54
日窒工業の鉱山です。現在でも採掘を続けているとか。
信じられないことに、この山奥に郵便局がありました。平日はやっているのだろうか?
2018年05月27日 15:55撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 15:55
信じられないことに、この山奥に郵便局がありました。平日はやっているのだろうか?
滝沢ダムは、高さ132m, 幅424mの立派なダムです。民主党政権が八ツ場ダム工事を中止する前に完成したようです。
2018年05月27日 16:23撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 16:23
滝沢ダムは、高さ132m, 幅424mの立派なダムです。民主党政権が八ツ場ダム工事を中止する前に完成したようです。
丁度この日は、試験放流が行われていました。
2018年05月27日 16:36撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 16:36
丁度この日は、試験放流が行われていました。
ダムの水煙の中には、きれいな虹が!
2018年05月27日 16:38撮影 by  iPhone 7, Apple
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5/27 16:38
ダムの水煙の中には、きれいな虹が!
太陽からの光線が照らす滝沢ダム湖の様子が幻想的でした。
2018年05月27日 16:48撮影 by  iPhone 7, Apple
5/27 16:48
太陽からの光線が照らす滝沢ダム湖の様子が幻想的でした。
撮影機器:

感想

 奥秩父の百名山・両神山へ、山仲間4人で行ってきました。土曜日はお昼までメンバーの1人が所用があるということで、午後に車で出発し、途中の駅で1名のメンバーをピックアップして、登山口のトイレのあるPでテントで前泊し、日曜の朝から登山する計画を立てました。八丁峠北側のPは、金山志賀坂林道ががけ崩れのため志賀坂峠側からのルートが通行止めであるという情報を得ていたので、南側の中津川渓谷からアクセスし、ニッチツ鉱山の名残りのゴーストタウンを抜けていくルートでアプローチしました。午後5時前に到着した時には車が2台泊まっており、それぞれのパーティーはやがて山を下りてきたのですが、皆さんとてもお疲れの様子でした。次の日、我々もそれを体験することに。
 テントの中で夜はすき焼きパーティーと軽い宴会を行い、9時に就寝。テントの中は真夜中でも15度ほどあり、快適でした。朝は5時起床。おじやの朝食をテントの中で食べているときに、背後の山で動物の大きな物音が。あわてて笛や音を立てて、我々の存在を示したら、いつの間にかいなくなりました。姿は見れませんでしたが、クマか猪など、大きめの動物の物音でした。さすがは、秩父の山奥です。
 出発準備を整えて出発。せっかくだからと岩場の難度の高いこのコースを選んだおかげで、この日途中で出会ったのは3人の単独行の登山者と、1組10名程度の岩登りツアー客(東岳手前までのピストン)のみでした。八丁峠から西岳、東岳と連なる部分は、鎖場が30か所ほどもあるアップダウンの連続で、とても体力を消耗しました。両神山山頂はとても狭くて、日向大谷口から登ってきた登山者で混雑していました。少し戻った東岳山頂は、立派なベンチもあり、展望も良くて昼食に最適の場所でした。
 メンバーの1人が、下りで足の筋肉が悲鳴を上げたのと、ザイルのツアー客が急な場所ではゆっくりと連なっていたので、下りはかなり時間をかけてゆっくりと下りました。おかげで、最高の展望を楽しむこともできました。秩父の山の深さを実感した山行となりました。
 登山口から同じルートを戻ってみると、秩父鉱山郵便局の先のトンネルの入り口で、工事車両が道をふさいでいます。聞いてみると、トンネル内で崩落の危険性があるので、これからしばらく道路を通行止めにして工事に入るとのこと。しばらくは、こちらのルートからもアクセスできなくなるかもしれません。我々は、間一髪セーフとなりました。でもとても魅力的なコースなので、早くどちらからか通行できるように道路を修復してもらいたいものです。

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未入力 奥秩父 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 奥秩父 [2日]
両神山〜八丁峠〜坂本
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
4/5
体力レベル
4/5

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