両神山(八丁峠登山口から往復)
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 701m
- 下り
- 693m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
八丁峠から西岳を超えて東岳に至るまでの尾根は、30ヵ所ほどの鎖場がある急な上り下りの連続です。しかし、数か所の滑らかな1枚岩を除いて、急な斜面でも足場やホールドは数多くあり、本当に鎖が必要な場所は少ない。頑張れば、まったく鎖に頼らなくても上り下りは可能だと思われるが、疲れてきた後半の急な下りは、鎖を用いて懸垂下降した方が楽です。また、細かな岩の塊の落石は多いので、複数人で行く場合にはヘルメット必須です。 |
その他周辺情報 | 道の駅大滝温泉:入浴大人700円。時間があれば、滝沢ダムのエレベーターでダムの下に降りてダムを見上げると壮観です。 |
写真
感想
奥秩父の百名山・両神山へ、山仲間4人で行ってきました。土曜日はお昼までメンバーの1人が所用があるということで、午後に車で出発し、途中の駅で1名のメンバーをピックアップして、登山口のトイレのあるPでテントで前泊し、日曜の朝から登山する計画を立てました。八丁峠北側のPは、金山志賀坂林道ががけ崩れのため志賀坂峠側からのルートが通行止めであるという情報を得ていたので、南側の中津川渓谷からアクセスし、ニッチツ鉱山の名残りのゴーストタウンを抜けていくルートでアプローチしました。午後5時前に到着した時には車が2台泊まっており、それぞれのパーティーはやがて山を下りてきたのですが、皆さんとてもお疲れの様子でした。次の日、我々もそれを体験することに。
テントの中で夜はすき焼きパーティーと軽い宴会を行い、9時に就寝。テントの中は真夜中でも15度ほどあり、快適でした。朝は5時起床。おじやの朝食をテントの中で食べているときに、背後の山で動物の大きな物音が。あわてて笛や音を立てて、我々の存在を示したら、いつの間にかいなくなりました。姿は見れませんでしたが、クマか猪など、大きめの動物の物音でした。さすがは、秩父の山奥です。
出発準備を整えて出発。せっかくだからと岩場の難度の高いこのコースを選んだおかげで、この日途中で出会ったのは3人の単独行の登山者と、1組10名程度の岩登りツアー客(東岳手前までのピストン)のみでした。八丁峠から西岳、東岳と連なる部分は、鎖場が30か所ほどもあるアップダウンの連続で、とても体力を消耗しました。両神山山頂はとても狭くて、日向大谷口から登ってきた登山者で混雑していました。少し戻った東岳山頂は、立派なベンチもあり、展望も良くて昼食に最適の場所でした。
メンバーの1人が、下りで足の筋肉が悲鳴を上げたのと、ザイルのツアー客が急な場所ではゆっくりと連なっていたので、下りはかなり時間をかけてゆっくりと下りました。おかげで、最高の展望を楽しむこともできました。秩父の山の深さを実感した山行となりました。
登山口から同じルートを戻ってみると、秩父鉱山郵便局の先のトンネルの入り口で、工事車両が道をふさいでいます。聞いてみると、トンネル内で崩落の危険性があるので、これからしばらく道路を通行止めにして工事に入るとのこと。しばらくは、こちらのルートからもアクセスできなくなるかもしれません。我々は、間一髪セーフとなりました。でもとても魅力的なコースなので、早くどちらからか通行できるように道路を修復してもらいたいものです。
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