苗場山&霧の塔
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,382m
- 下り
- 1,377m
コースタイム
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪期なので、トレースの無いところは慎重に。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
レインウェアー
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
ザックカバー
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
防寒着
ストック
水筒
時計
非常食
クマよけ鈴
虫よけスプレー
スパッツ
食料
ガスコンロ
ツェルト
ファーストエイドキット
カメラ
車
6本アイゼン
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感想
もう春山は終わりかと思っていたら2日続きの晴天の予報。昨年GWにも歩いた苗場山に、二十数年ぶりに秡川から入ってみた。時間にゆとりがあれば霧の塔に寄ってみるつもりだったが、夕方予定が入ったので微妙なところだ。
三俣の大島地区を通り過ぎると通行止めの監視所があるがまだ監視員は居ない。偶然前の車が手で遮断棒を動かして通過したので倣う。本日は神楽スキー場も営業(最終日)するので、途中神楽ゴンドラの下側の駅では道路のカラーコーンをどけて通過し元に戻して、駅の裏を進むと町営第2駐車場に。既に車5台と単車1台があった。
和田小屋で登山届を出そうと思ったが、登山ポストは見当たらなかった。かぐらゲレンデは雪上車がコースのメンテ中だ。
ゲレンデの右端を進むとピンクリボンが着いた道があり進むと直ぐに小さな沢を渡る。以前沢を渡った記憶は無いが、とにかく進むとイワウチワやイワナシが迎えてくれる。気分良く進むとついに2つ目の沢に出てほとんど行き止まりの急傾斜に。(後で調べてみるとこれが清八沢)道間違いに気づいて左側の藪を15分?くらい漕いでこちらも大きな沢(白樺沢)を渡って間もなく登山道に出た。
後は時々残雪交じりの登山道を進むが、ところどころ登山道が沢と化している。徐々に残雪が増え下ノ芝に。ベンチはほとんど雪だが、一隅だけ座れるので休憩。その後は雪原の一部が夏道といった具合で中ノ芝、上ノ芝に。更に進むと直ぐに小松原分岐点に。まずは苗場山山頂へ。トレースが無ければ悩みそうな雪原だ。股擦り岩を過ぎて少しすると夏道に「神楽ヶ峰」の着いた杭が雪で倒れそうになっていた。
やっと苗場山山頂が姿を現す。巨大だし最後がキツソウではある。
辺りには山桜やシャクナゲも咲いていて天気もいい。が、風は冷たく、コルまで下りてレインウェア兼ウィンドブレーカを着る。直ぐに登山道はシラネアオイ、シャクナゲのオンパレードになった。今まで見たどこよりも大きなシラネアオイの群生に、正に疲れを忘れ感動に浸りながら散歩だ。
やがて斜度がきつくなるが、よく整備されていて歩きやすい。
そうこうしているうちに山頂部に。ソロの方が景色を堪能している。聞けば福島県からで、小赤沢から来たという。てっきり国道49号から来たものと思い労を労おうとしたら、奥只見経由だという。今年は小雪だったのか、GWには既に国道352号は開通していたそうだ。景色を一通り堪能して、山頂の標識へ向かう。その方と話しながら向かい、山頂で写真も取り合うことに。途中のベンチには2パーティ3人だけ休憩していた。
そのベンチで第1回目の昼食に。最近日帰りはジェットボイルを使って麺類が多い。今回もカップ麺の中身だけジップ袋で持ってきていた。そうしてるともう一人来て、やはり福島県から、秡川登山口に入れないとの情報で小赤沢から来たという。そのルートも北側斜面で残雪が多かったのでは?と聞くと、確かに・だけど100名山を目指していて、とにかく登れるところから登るのだという。そのバイタリティーに圧倒された。
さて次は霧の塔を目指して・・・。まず分岐点から夏道がわからない。やや上側から探してみるが熊笹があるのみで、やむを得ず少し下って雪原を1984Pへ向かう。ここからはトレースは全く無いので、地図と周りの地形を見ながら進む。前方のピークにはよく見ると夏道らしきものが右側を迂回している。実際行ってみるとやはり夏道のようだ。直ぐに雪原になり、とにかく峰伝いに下り始めると、また夏道があった。こんな感じで下っていくとピンクリボンが5m以上の高さの木の枝に着いているところがあった。冬季(早春?)はそこまで雪で埋まるわけか。それにしてもその豪雪時期にこんなところに入って来れるとは。
更に進むと峰が左右に割れているところに出た。夏道はどこだろう。とにかく真ん中の沢状の部分を進むと小ピークを過ぎ、沢状の下りの向うには霧の塔の前衛峰の急登だ。(添付ファイル参照)ここから霧の塔に往復するには1時間くらいかかりそうだが夕方の所用がある。急ぐと道迷いの危険もあるので残念だがここで引き返すことにした。ここまで苗場山側は樹林に地形と阻まれほとんど見ることができなかったが、1921Pからは良く見える。ここから苗場山山頂の台地形状は見えず、大きな山塊と急斜面が圧倒的だ。次回は霧の塔から見なくては。
帰りはなるべく夏道を把握するべく歩いた(でも残雪歩きが7割くらい)ところ、どうやら登山道といえる程度に明瞭だった。
登山道の小松原分岐まで戻ってきて、後は気楽な下山だ。しかし登山道がところどころ沢と化していて少し歩きにくかった。和田小屋まで下りると、最終日を楽しむスキー・ボードの客で賑わっていた。
今日も晴天の中春山を満喫できた。
帰りに最寄りの「街道の湯」に寄るつもりだったがあいにく工事のため臨時休業で、次に近い「神泉の湯」に。小さいが「源泉かけ流し」とあるとおり新鮮なお湯で、しかも空いてて気持ちよく疲れを癒すことができた。
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