再び Mt カンチェンジュンガ 8586m 隊員1人シェルパ1人 無スポンサー 無サポートで臨む

2018年04月06日(金) ~ 2018年05月27日(日)

• GPS: 1232:00
• 距離: 116km
• 登り: 11,556m
• 下り: 11,556m

天候

晴　
曇り
雪
雪崩

アクセス

利用交通機関：

バス 飛行機

8000m峰14座中、最もキャラバンがご苦労な山
車止めのアプコーラー（高度約1200m）から徒歩開始、途中高度順応の為、チィラム（高度約3800m）で3泊しBCまでかかった日数は8日カトマンズから10日でした。（極めて順調）
最後のモレーン歩きが大変でしたがBCまで去年に続き今年も徒歩で入りました。

コース状況／危険箇所等

南面クラシックルート
BC高度5400m
C1は飛ばし（1度も利用せず）
C2高度6050m（サミットプッシュを含め3泊利用）
C3高度6670m（サミットプッシュ含め3泊利用）
C4（ファイナルキャンプ）高度7200m（サミットプッシュ含め2泊利用）
今年はクレパスが大きく開いてしまい梯子3ヵ所設置、他崩壊寸前の場所3か所ほど有り又ジャンプ越えも2ヵ所有りました。
クランポンポイントから上は全て雪崩の危険有り、C1〜C2の恐怖のトラバースでは落石注意
C4から山頂までの往復は20時間以上は掛かります。（天候、雪質で大きく変動、今季初登の方は往復32時間と死と隣り合わせの登攀でした）
高度8300m前後から雪と氷と岩のミックス、山頂までのルートがハッキリわかりません。
どうやら最後は回り込むルートと南面直登ルートが有るようです。

その他周辺情報

BCから見るMtジャヌー7710mは飽きさせません。
南東壁は未だに未踏、標高差約2500m

写真

4/6 4:43

今年もコリアンエアーでネパール入り
新仁川第二国際空港
＊カメラ時間は全て日本時間になります。

4/6 20:46

8回目のネパール18回目の遠征
今回も無スポンサー無サポート隊員1人で臨む。

4/6 21:20

カトマンズ市内

4/6 21:46

トリブバン空港

4/7 15:50

今回のエージェント外観

4/7 15:51

立ち上げたばかりの会社ですが、シェルパは同じです。

4/7 16:30

BCダイレクトの荷物を先に運ぶ。
一部の荷物は既にヘリで運んでいますが、ポーター2人にもお願いした。

4/7 16:55

安全祈願

4/7 17:56

ボーダーナートにて

4/8 12:48

カトマンズでの準備は2泊3日で終了し、国内線でバドラプルまで行く。およそ40分

4/8 14:49

機内

4/8 15:24

目指すカンチェンジュンガを遠望
少し雲が有り見にくいですが左の奇峰は超難峰Mtジャヌー7710m

4/8 15:53

バトラブル着
暑いです（高度約240m）

4/8 16:08

バスで2日間
後半になればなるほど悪路です。

4/8 18:51

途中、ネパール定番のダルバード。
今年は食事に苦労しました・・・当分ネパール料理は食べる機会は無いかと思います・・・。

4/8 19:16

インド・ダージリン近くの茶畑、イラムにて。

4/9 11:51

フィディムにて泊
去年と同じ宿でした。

4/9 11:56

今日の後半は超悪路
覚悟して臨みます。

4/9 13:55

途中の休憩場にて、チャパラを発見！

4/9 15:57

難関
バスは右の橋は渡らず、川の中を進むそうです。
乗客は全員、一旦降車し橋を徒歩で渡る。

4/9 16:16

ユンボでバスを引っ張る

4/9 16:16

いや〜ヒヤヒヤですw

4/9 16:17

下りて正解w

4/9 16:19

対岸に無事着

4/9 16:19

真剣な表情が良いですねw

4/9 18:05

無事車止めのアプコーラー着

4/9 18:28

周辺の様子

4/9 18:34

危ない！！（アップでご確認願います）

4/9 22:30

夜ですが、凄い虫！

4/10 10:52

翌朝キャラバンスタート

4/10 10:52

皆、準備に余念が有りません。

4/10 11:38

今回のポーターは毎日遅れなく荷物を大事に扱い優秀でした。

4/10 11:39

吊り橋の上から、綺麗です。

4/10 12:38

途中の民家

4/10 13:50

去年もここで休憩した。

4/10 14:05

海外のレッドブルでエナジーチャージー

4/10 14:53

途中の休憩場にて。

4/10 15:46

道はヤンプディンまで伸びるそうです。
近い内カンチェンジュンガのキャラバンも楽になるのですね・・・。

4/10 15:47

ケバンが近い

4/10 16:14

ケバン着
オーナーはyakouseiの事を覚えていたそうです。

4/10 16:14

目の前は運動場に

4/10 16:33

1月20日の火傷はまだ治りません。
今回の遠征では治りませんでしたが、逆に気合が入り頑張れました。
＊6月現在も治療中

4/11 12:07

道はビスタリービスタリーですが、確実に伸びています。

4/11 12:50

去年も此処で休みました。

4/11 12:54

ポーターも確り着いてきます。助かります。

4/11 12:58

勿論ビラロ（ネパール語で猫）を探しました。
何と去年居た猫は母に！
わざわざ、yakouseiの為に目の前まで持って来てくれました。

4/11 12:59

大きくなったねw

4/11 14:31

また別の休憩所にて

4/11 15:44

今日の目的地ヤンプディンまでもう少し。

4/11 16:05

見えました。

4/11 16:10

今年は此処で泊まります。

4/11 16:37

とりあえず、チャウチャウ（ネパールラーメン）で腹ごしらえ。

4/11 16:46

何と此処にもビラロが！

4/11 17:38

仲良し

4/12 12:35

翌日のキャラバンは花花花でした。

4/12 14:26

ラリグラス（石楠花）

4/12 14:26

下にも

4/12 14:27

去年と同じ場所で休憩

4/12 16:04

峠の茶屋にて

4/12 16:55

今日は累計で約1300m登り400m下る

4/12 16:55

ラリグラス最盛期

4/12 16:56

癒されました。

4/12 17:43

高山植物

4/12 17:54

香りが良かった

4/12 18:53

レッサーパンダの姿がよく確認出来る、トルトング着
後半は凄い雨でした。

4/12 19:52

満員御礼で物置に泊まる事に。
隙間風有有でしたが、有難かったです。

4/12 21:27

とりあえずアルー（ジャガイモ）で腹ごしらえ。

4/12 23:28

物置を少し整理し寝る事に。
キッチンから来る煙が凄かった。

4/13 10:58

トルトングは2件しか宿有りません。
また野生のレッサーパンダは今回探せませんでした・・・残念。

4/13 12:43

これも高山植物

4/13 12:43

綺麗でした。

4/13 12:51

大きな岩

4/13 13:19

垂れ下がっている物の名前を失念。

4/13 13:20

現在高度は3500m前後

4/13 13:57

カンチェンジュンガの神様に安全祈願をする。

4/13 14:38

チャイラム着（高度3800m）

4/13 14:38

テントも良いな

4/13 16:58

此処でも物置が部屋に。
ドアを閉めると、うす暗い。
また隙間風が入って来たり天井から雨漏りが・・・。

4/14 14:41

私は徒歩で、余裕のある人はヘリでBC入り。
でもそれって登山？折角だから歩いてBCまで入らないとね・・・。

4/15 12:38

目指すカンチェンジュンガが近い。

4/15 13:35

チャイラムでは3泊した。
少し峠（高度4250m）まで登って高度順応した。

4/16 11:15

最後の期間限定の宿、ラムチェ（高度約4400m）に向かう

4/16 12:56

6000m級の雪山が見えて来た。

4/16 14:22

ラムチェで早い昼食

4/16 14:25

途中のケルンに

4/16 14:25

レリーフが

4/16 15:50

トレッキングルートの終了点
此処からモレーンに入る

4/16 15:50

モレーンを見下ろす

4/16 15:59

一般の方は此処で終了
天気良ければカンチェンジュンガの迫力ある南面が見えます。

4/16 16:01

終了点

4/16 16:16

エクスペディションはモレーンに降り歩きます。

4/16 16:55

両サイドから尋常じゃない落石が！

4/16 17:21

少しでも歩きやすく安全な所を選ぶ

4/16 17:28

小アップダウンが半端ない。
常に浮石との戦い非常に疲れます。

4/16 18:59

今日はモレーンミドルキャンプにて野営。

4/16 21:16

翌朝、ジャヌーが見える。
此処からの角度では優しい。

4/17 18:46

今日は一気にBCまで入る。

4/17 18:46

モレーン通過中

4/17 19:33

モレーンから離れ最後の急登に入る。
ここでも落石に注意が必要。

4/17 19:46

急登、最後はFIXロープを頼りに進む。

4/17 19:57

難所は終わった・・・歩いて来たモレーン（腐った氷河）見下ろす。

4/17 20:07

本当にきつい厳しかった・・・。

4/17 20:29

去年の私のシェルパ、ラクバさんが迎えに来てくれた。
嬉しかったよw

4/17 20:37

BC着!!

4/18 10:38

翌朝、BCからMtジャヌー7710mを見る

4/18 10:51

今回、BCでの食事はジョイント
こちらも新会社
社長とは面識有りで3回目（2014年マカルー、2017年カンチェンジュンガ）

4/18 11:12

ダイニングテントはモンベル・ヘリオス

4/18 11:12

床は人工芝

4/18 14:39

アシアントレックにて昼食
今年のカンチェンジュンガに登る、一番大きな隊。
インド人16人とインターナショナル6人ほどのお客さんが居た。
何と言ってもインド隊が直接雇ったFIXチームが8人入っていたのが大きかった。

4/18 15:25

BC

4/19 10:12

BCからヤルン氷河とカンチェンジュンガ山頂を見る。

4/19 10:12

ルートを確認

4/19 10:29

ヤルン氷河とBC

4/19 10:29

Mtカブルー7412m

4/19 10:31

BCからヤルン氷河とカンチェンジュンガ

4/19 11:27

BC

4/19 12:09

BCから見る雪崩

4/19 12:16

周りの300度は氷河で囲まれている

4/19 14:10

水場
毎日ご苦労様です。

4/19 14:16

BCから歩いて25分ほどのクランポンポイントに行く。

4/19 14:25

少し前に崩壊が遭った様だ、去年とは明らかに違った。

4/19 14:30

此処からハーネス、アイゼンを装着。

4/19 14:32

見下ろす。

4/19 14:36

あれもやがて崩壊する事でしょう。

4/19 14:40

これも、何時かは崩壊。

4/20 12:01

翌日はインド隊のプジャ（安全祈願）

4/20 12:06

がっちりスポンサーが付いていた。
TV、衛星電話、Wi-Fi、FIXチームと至れり尽くせりでした。
しかし明らかに実力不足な方も何人か確認出来た。

4/20 12:13

カメラマンも何人か居た。

4/20 12:23

他の隊のシャルパも参加

4/20 13:07

安全祈願をする

4/20 13:10

楽しそうでした?

4/20 13:27

yakouseiも参加

4/20 13:41

チェック＆チェック

4/21 12:40

yakouseiとシェルパ
今日はC1まで高度順応と荷上げに
他の隊員と違うのは自分の荷物は自分で上げる事、どの山でも常にスタイルは変わらない。なるべくシェルパに負担を掛けない事を心がけている。

4/21 13:17

C1に向かう。
アイスブロックの崩壊が心配だ。

4/21 15:31

正面に見えるアイスフェイス
FIXが有るとはいえ、難所

4/21 15:31

見下ろす

4/21 15:44

見下ろす

4/21 15:45

核心に近づいた。

4/21 15:52

ゆっくりそして素早く通過したい所。

4/21 15:59

もう少し

4/21 16:19

次は梯子
去年は無かった。

4/21 16:21

FIXチームとすれ違う
ご苦労様です。

4/21 16:23

見下ろす

4/21 16:25

C1
yakouseiはC1飛ばしC2からテントを張った。

4/21 16:25

今日はもう少し上まで登る

4/21 16:34

少し崩壊している

4/21 16:41

クレパスを通過する我がシェルパ

4/21 17:00

高度5950mに荷物をデポする

4/21 17:00

下る

4/21 19:07

無事BC着
コンディションも良く少し安心する。

4/21 19:07

安堵感に浸る。

4/21 23:45

3〜4日休んでプジャ後にC2連泊する事にした。

4/23 12:14

我々の安全祈願が始まる。
この後ようやくHCに泊まれる事になる。
プジャ前はHCでの泊は厳禁とされている。

4/23 12:20

去年と同じお坊さん。

4/23 12:22

BC食事のみジョイントしたシェルパたち。

4/23 13:01

チリンシェルパ
非常にテクニカルでスピードがある。
兎に角強い。

4/23 13:11

ラクバ社長と14座目指しているNZ女性クリス

4/23 13:11

今回一番強かったペンバ・ゲルジン
去年はシモーネモーロのカメラマンをしていた。
彼の活躍はMVP級でした。スーパーシェルパの一人だ。
因みに彼を雇うには10000〜12000ドル掛かります。

4/23 14:40

最後はシェルパダンスで〆

4/24 11:57

今日はC2泊

4/24 13:53

いつ見ても綺麗なジャヌー

4/24 13:54

カブルー

4/24 16:29

C1通過

4/24 17:08

恐怖のトラバース
落石多発で最も危険と感じた場所だ

4/24 17:48

C2着

4/24 18:07

テント建設、これが疲れる。

4/25 11:18

翌朝C2からC3のルートを確認

4/25 11:18

クレパスが多い

4/25 11:30

C2からみるMtカブルー

4/25 11:31

山頂も見える

4/25 11:31

C2

4/25 11:31

C2

4/25 11:31

C2

4/25 13:00

C2

4/29 10:58

BCにて毎朝可愛いキッチンボーイが暖かいおしぼりを持ってきてくれるw

4/29 11:50

食事はヘリオステントで。

4/29 12:16

今日も平和なカンチェンジュンガBC

4/29 12:45

見上げる

4/29 13:39

好きなマンゴジュース
コーラーやスプライトもあるw

4/29 15:11

キッチンテント

4/30 9:43

毎朝、安全祈願をした。

4/30 11:51

タルチョにも安全祈願が

4/30 16:33

サミットプッシュまで暫し休憩

5/5 10:43

C3には行けず、高度順応にやや不安なyakousei
上部は強風だ。

5/5 15:46

お客がC1~C2のトラバースで落石に遭いレスキューされた。

5/5 20:17

マイテントからジャヌーを見る

5/5 20:49

調子は引き続き良い

5/5 21:32

今後の天気予報が気になる。
サミットプッシュは近い

5/5 23:40

BCでは皆リラックスしています。

5/5 23:43

少し気分転換に夜のBCを

5/6 20:03

スポンサー付きの方はWi-Fiで時間をつぶす。
8万円でシェアと言われましたが、丁重にお断りした。

5/7 14:20

クランポンポイントまで遊びに行く。

5/7 14:20

スキーをデポする人も

5/7 14:51

今にも崩れそう・・・。

5/7 14:57

これも

5/8 9:42

いつ見ても綺麗なジャヌー

5/8 10:11

キッチンにも遊びに行く。

5/8 11:21

少し間隔が有ったのでC1直下に一人トレ

5/8 12:24

雪崩に気を付けて

5/8 12:36

新雪で良いトレが出来た。

5/8 12:36

5〜20cm沈む。

5/8 14:53

雪質は重かった

5/9 21:22

パノラマで

5/11 10:38

いよいよ、サミットプッシュです。

5/13 22:05

ジャヌー7710m

5/14 16:19

FIXチームが下りて来た。
高度8400mまで張ったとの事でしたが、実際には高度8200m前後でした。
これが後に大きな問題になった・・・。

5/15 13:07

C4を目指す

5/15 13:07

途中のクレパス

5/15 14:57

今回登山者で一番強かった、USAのダン。
ガチでシェルパレスで無酸素でした。
唯一抜かされました。カッコイイ！

5/15 16:02

C4着
既に酸素を使う登山者も居る中、当然無酸素で到着。

5/15 17:18

夜7時スタートまで少し休憩する

5/15 20:21

皆、静かにその時を待っている。

5/15 21:51

左がカンチェンジュンガ、右はセンター

5/15 21:52

日暮れ時のジャヌー
またまた姿を変えて、我々を楽しませてくれた。

5/15 21:54

パノラマで
一番右がカンチサウス

5/15 22:45

Mtジャヌーのシルエット

5/15 22:46

間もなくスタート

5/16 2:48

途中、小規模ながら雪崩が起こった。
雪崩個所を撮影。

5/16 2:49

振り返る
何時の間にか先頭集団に。

5/16 8:14

去年敗退した場所に着く
順調に来ている。

5/16 8:14

振り返る
カブルーは眼下に

5/16 8:35

遂に撮った影カンチ!!
そしてジャヌーの頭に日が当たりだす。
迫力の光景が見える様になった。

5/16 11:36

トラバースの直下、近くに見えたが何と3時間も掛かった。
FIXが8200mまでしか張られていなかった為、此処からの行動は物凄い時間がかっかた。時間はあっと言う間に過ぎていく！

5/16 12:41

難しくは無いが、此処は高度8300m3級程度の岩登りでも難儀する。

5/16 13:38

振り返る
ピッケル無しで此処まで来ました・・・。

5/16 14:37

何処が山頂か分かり辛い。
此処で山頂を知っているシェルパが下りてしまった。
またK2登頂者の方々もギブアップして下りて行ってしまった・・・。

5/16 18:26

何所が山頂か分からないまま、不安の登攀は続いた。
高度300m登るのに約10時間掛かってしまった。
ようやく山頂と思われるピークを確認。

5/16 18:26

左にはMtヤルンカンを確認。
これにより正面が山頂だと確信した。
今回一番の貴重な写真と思います。

5/16 19:24

しかしスーパーシェルパのペンバ・ゲルジンがダブルアックスで登攀する姿を見て、登攀具無しに登るのは自殺行為と思った。
ロープも無い、サポートするシェルパも居ない、夕暮れが迫っている事、既に19時30分登り続けている事、死を覚悟し登り続ける人を見て此処で下山することにした・・・。残念無念である。

5/16 21:14

難所を慎重に下りてようやく雪道に出た。
下山は早い。

5/16 22:46

C4、ファイナルキャンプに戻った。高度7200m
登り19時間30分下山3時間30分（高度8500m1時間待機）激闘の24時間は終わった。

5/16 22:46

ジャヌーが優しく迎えてくれた。

5/16 22:54

調子が良かっただけに残念無念である。

5/17 13:58

翌朝

5/17 15:01

心身ともに疲れた状態で下る。

5/17 18:43

前を行く他の隊のシェルパたち。（C3付近）
ご苦労様です。

5/17 22:30

クランポンポイントではキッチンボーイが迎えてくれた。
早速コーラーを飲む。

5/17 23:16

BC着
神様に挨拶して自分のテントに戻る。

5/18 10:59

翌朝。
可愛いキッチンボーイが暖かいおしぼりを持って来た。

5/18 13:40

BC

5/18 13:40

レスキューのヘリ

5/18 19:14

カンチェンジュンガBCに犬が！w

5/18 19:16

w

5/19 9:41

翌朝のジャヌー

5/19 9:44

まだ犬が居た！

5/19 10:24

ジャヌーともおさらば・・・。

5/19 12:39

C4から山頂の往復32時間の激闘から奇跡的に還ったクリスとラクバ。登頂おめでとう！

5/19 12:44

アルコールはカトマンズと決めている。

5/19 13:45

BCに有ったレリーフ

5/19 13:50

下山はヘリを利用した。

5/19 16:46

直ぐにチャイラム着、給油

5/19 16:58

隣にいたカンチェンジュンガサミッターから山頂の写真を拝見する。
何か感動が伝わって来た・・・素晴らしい。

5/19 16:59

ヘリでカトマンズに。

5/19 18:00

何と不時着した。
少し緊張した・・・。

5/19 18:40

標高3500m前後では緑が濃くなっていた

5/19 18:41

久し振りに緑を見る。

5/19 18:41

癒されました。

5/19 19:16

またまた下りる
大丈夫か？

5/19 20:46

カトマンズが近い

5/19 20:53

間もなくカトマンズ

5/19 20:55

着。

5/20 19:53

2回は来ます。

5/20 20:03

絆で日本喰をw

5/22 15:16

ポカラにも
新国際空港建設中。

5/22 15:27

3日間ずっと曇りで何も見えませんでしたw

5/22 15:40

ランチ

5/23 10:27

マチャプチャレが見えるはずでしたが・・・。

5/23 10:27

ホテル室内

5/23 12:44

犬と遊ぶ。

5/23 12:50

何と犬が退くと蛭だらけw（ネパール語でジュガー）

5/23 12:53

ホテル
シーズンは満員になるとの事。

5/23 13:06

ポカラに戻ります。

5/23 13:08

林道にて

5/23 13:29

現在工事中の為車止めまで30分徒歩。「

5/23 13:29

手作業です。

5/23 14:31

日本語が上手なサウジーのいる、ホテルに。

5/23 16:58

シェルパ博物館にも

5/23 17:28

マナスル初登頂時の日本隊の物。

5/23 20:03

暇なんで床屋に。
日本円で300円と格安w

5/26 4:45

韓国上空から
トランジットは15時間待ち
自宅着は日付が変わった27日着でした。
お疲れ様でした。

撮影機器：

DSC-RX100M5 SONY

装備

個人装備

BCまでは日本の夏〜秋装備。靴はトレッキングシューズ（スポルティバ トランゴアルプ）<br />BCからクランポンポイントまで25分そこからアイゼン ハーネス装着。靴は8000m対応のミレーのエベレスト<br />BCからC3までは日本の晩秋〜冬装備上下ゴアテックス ２〜３レイヤード<br />C3からワンピースダウン着２レイヤード（１ファイントラック アクティブスキン長袖 ２ノースフェイス エクスぺディション ホットクルー）<br />C4からワンピースダウン３レイヤード（１ファイントラック ２ノースフェイスエクスぺディションホットクルー ３マムート モデル名失念 プリマロフト入りの薄手）<br />酸素は当然C4から使用登り2本下り1本<br />ザックはグレゴリーアルピニスト<br />手袋はORのミトン（プリマロフト入り）インナーは薄手２レイヤード（ファイントラックパワーメッシュインナーグローブにミズノブレスサーモを使用）

感想

yakousei

2017年に続き隊員1人無スポンサー無サポートで臨み徒歩でBC入りした。
前年度はFIXを予定の高度まで張れず、8262mで不完全燃焼で終わった。
今年はインド隊がFIXチーム8人を連れて来るとの事で、チャンスありと営業電話が入り、良く相談したうえで参加した。
4月6日カトマンズ入り
4月10日キャラバン開始
4月17日徒歩でBC入り
4月23日プジャ
4月24日、25日C2連泊
5月2日滞在中一番の大雪
5月3日C2泊
5月4日C2からC3は雪崩の恐れありで6400mで引き返す
5月11日サミットプッシュC2泊
5月12日C3泊
5月13日天気予報変わりC3停滞
5月14日天気予報変わりC3停滞
5月15日C3→C4夜7時30分山頂に向けて登りだす。
5月16日登り19時間30分下り3時間30分。8500m地点で1時間滞在。合計24時間の激闘
5月17日夜BC着
5月27日深夜自宅着

今回は高度約8500mで敗退しました。
1番の理由としては、ピッケル＆ロープが無かった事です。
ようやく山頂を確認出来ましたが、一番強いシェルパがダブルアックスで登っているのを見て素手で登る事は自殺行為だと思ったからです。
次に19時間以上登り続けていた事、途中まで山頂が何処か分からなかった事、夕暮れが近づいていた事、周りの登山者の何人かが「死を覚悟」していた事が理由です。
8500mまで来た人はシェルパ3人お客5人と何時の間にか少人数になっていました。
特に山頂を知っているシェルパが一人もいなかったのは致命的でK2登頂者が次々と脱落したのは、不安との戦いでした。
また懸垂下降中に他のシェルパと接触し危うく谷底に落ちそうだった事もありました。
山頂まで行けなかった登山者の何人かは大変な下山を強いられ中にはレスキューされた登山者も居たほど。
極端にテクニカルでは無いルートですが、ファイナルキャンプから異常なほど長くタフな事からK2より大変との意見が大半でした。
最初のアタックしたメンバーで登れたのは結局登山者3人シェルパ2人でした。
しかしこの日登頂した方々はC4から山頂の往復では32時間掛かって、下山は遭難騒ぎになる等大変な一日となりました。
yakouseiは何とかBCに降りたものの、2年連続敗退は思ったよりもダメージが大きく、今後は考えられない状態です。
今はシェルパとの意見が「もうエクスペディションはやらない」一致しています（笑）
また当初インド隊のFIXをあてにしていましたが、逆にインド隊が我々のサミットプッシュ後のルート工作をあてにしていたみたいで、やられた感でいっぱいです・・・。
やるだけの事はやったカンチェンジュンガですが、最後は資金力の差が出た感じが否めません。
「お金がある人が登る」の某会社社長の何気ない一言に妙に納得してしまった。
無スポンサー無サポート隊員1人でのチャレンジでは限界がある事を痛感した遠征でした。
エベレストの5〜8倍は大変な山、Mtカンチェンジュンガ8586mでの経験はこの先の人生に役にたてばと、今では思っています。
最後に我がシェルパ、フルテンバよ大変お疲れ様でした！
山頂直下で諦め今では少し後悔している、本当に頑張っていただけに、頂を極めさせてあげたかった・・・yakouseiも頂を極めて今までに無い達成感を味わいたかった、去年の借りをキッチリと返したかった・・・本当に無念で残念に思うのは私も同感だ。ただ生きて還る事の勇気もご理解ください。生きて還ってこその登山成功、生きて還ってこそ次回の事も考えられる事をご理解ください。先ずは生きて還る事、そして山は逃げないと言うが、チャンスも貯蓄できないし、そうそう無スポンサーでカンチェンジュンガにはチャレンジは出来ない、しかも2年連続で・・・。
1年全てを掛けて来たチャレンジ精神は何時かはきっと晴れ報われる事を信じている。また機会が有れば宜しく！

コメント

zenith

おお、何と再チャレンジしていたのですね
お久しぶりですっ！
遠征登山、大変お疲れ様でした

沢山の写真からも現場の状況を少しですが垣間見ることが出来ました。
しかし、カンチェンってスゴイ賑わいなんですね？
こんなにも人気がある山とはまったく知りませんでした。
そんな中、その日登れたのはシェルパ含め数人。
たった80m・・・されど80m・・・
今回、この80mが最も遠い距離だったのですねぇ・・・。

52日間の遠征、本当にお疲れさまでした。
いつかマカルーやカンチェンの話を聞いてみたいものです。
もちろん、マナスルもね

ではでは

yakousei

Re: おお、何と再チャレンジしていたのですね
タシデレ♪
冒険とは「生きて還る事」と良く言いますが、此処では登山にも当てはまるかと思います。
先ずは生きて還る事、BCでは無く自宅にですね・・・。
無事に帰郷したので成功？となっていますが、正直なんかモヤモヤしていますｗ
賑っているように見えますが、yakouseiが過去チャレンジした8000m峰では登山者は一番少ない山になります。兎に角キャラバンが大変で大変で、また14座目指している方や余程カンチに、こだわりがある方以外は殆ど居ません。
今年は10年に1〜２度のチャンスの年でしたが、残念な結果となってしまいました。
高度差で残り100m弱・・・今は今後について何も語れません・・・。
メッセージ有難うございました！