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Yamareco

記録ID: 148624
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

谷川連峰縦走

2011年11月02日(水) ~ 2011年11月05日(土)
 - 拍手
GPS
77:45
距離
40.5km
登り
3,501m
下り
3,768m

コースタイム

11月2日
浅貝上12:20 - 13:05三国峠越後口 - 13:40三国峠13:45 - 14:45▲三国山14:55 -
15:50▲三角山16:00 - 16:45平標山の家幕営

11月3日
平標山の家8:10 - 9:00▲平標山9:25 - 10:05▲仙ノ倉山10:15 - 11:30▲エビス大黒ノ頭11:40 -
12:50毛渡乗越12:55 - 13:15越路避難小屋13:25 - 14:15▲万太郎山14:35 - 15:50大障子避難小屋泊

11月4日
大障子避難小屋5:50 - 7:05▲オジカ沢ノ頭7:25 - 8:20肩ノ小屋9:20 - 9:30▲谷川岳トマの耳 -
9:40▲谷川岳オキの耳10:00 - 10:55▲一ノ倉岳11:05 - 11:35▲茂倉岳12:00 -
13:40▲武能岳14:00 - 蓬峠幕営

11月5日
蓬峠9:05 - 9:50▲七ツ小屋山9:55 - 10:35清水峠11:00 - 12:25▲ジャンクションピーク12:45 -
12:55朝日岳水場13:15 - 13:25▲朝日岳13:30 - 14:35▲笠ヶ岳14:50 - 15:35▲白毛門15:50 - 18:05土合駅
天候 2日:晴のち曇
3日:曇ときどき晴
4日:晴のち曇
5日:曇のち雨
過去天気図(気象庁) 2011年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
三国山まではよく整備されたハイキングコース。木段がつらい。

三国山〜平標山の家間は、静かな登山道。危険箇所特になし。

平標山の家〜仙ノ倉山間もよく整備されている。平標山〜仙ノ倉山は緩やかで気持ちの良い草原歩き。

仙ノ倉山からの下りは、膝が笑う様な急で長い下り。特に危険箇所等はないが、
それまでの穏やかな様相とのギャップは小さくない。
目の前に聳えるエビス大黒ノ頭の岩壁は、まるで威圧するかの様で、
奥に見える雄大な山容の万太郎山と相まって、それまでとはまるで別世界にいるかの様な感覚に陥り、
谷川連峰の核心部に居る事を実感出来る事だろう。
危険箇所は特にないが、エビス大黒西側の岩壁直上を舐める様に通過する所と
万太郎山の山頂西側にある、低木が煩いヤセ尾根は、落ちたらアウト。
また、大障子ノ頭西側にはちょっとした岩場があるが、
どこから登っても大体同じ場所に出るので、越後側に寄りすぎない様に気をつければ問題ないだろう。

万太郎山〜オジカ沢ノ頭間は、谷川連峰核心部の静かな山歩きとなる。
右前方に展開する俎凜哀藥確任見事。
オジカ沢ノ頭東部は、越後側がスパッと切れ落ちており、高度感がある。
その先、上州側にガレ場の通過が一箇所。

ガレ場を過ぎると、肩ノ小屋までは、気持ちの良い尾根歩きとなる。
トマの耳〜茂倉岳の稜線を眺めながらの空中散歩が楽しめる。

肩ノ小屋〜茂倉岳は人も多く、付近では最も華やかな一帯。
一ノ倉に落ちさえしなければ特に問題は無いが、高度感があり、岩は滑りやすいので慎重に通過したい。

茂倉岳〜武能岳間は静かな縦走路。顕著な危険箇所もなく、広大な笹原の中の道となるが、
どちらから歩いても、登り返しはかなりの労働量になるので覚悟して足を踏み入れた方が良い。

武能岳〜清水峠間は気持ちの良い登山道。アップダウンもそれほど激しくはなく、静かな稜線歩きが楽しめる。
エスケープルートが多いのも安心して歩ける要因だろう。

清水峠〜ジャンクションピークは、えげつない激登りなので体力を消耗するが、巻機山山稜の展望は見事。

ジャンクションピーク〜朝日岳間は池塘の広がる天空の楽園、
朝日岳〜白毛門間は、一ノ倉の大岩壁を眺めながらの稜線歩きとなる。
特に危険箇所等はないが、一部ガレ場とほんのちょっとした岩稜歩きがある。

白毛門〜土合駅までは、松ノ木の頭を境に森林限界上と樹林帯に分かれるが、
総じて延々と急坂が続くので、登り、下り、いずれに使用しても楽ではない。
三国山登山口
2010年01月01日 01:31撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1/1 1:31
三国山登山口
三国峠
2010年01月01日 02:05撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1/1 2:05
三国峠
三国山山頂にて
2010年01月01日 03:04撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
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1/1 3:04
三国山山頂にて
上州方面
2010年01月01日 03:05撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1/1 3:05
上州方面
平標山の家
2010年01月01日 20:43撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1/1 20:43
平標山の家
平標山山頂直下の池塘地帯
2010年01月01日 21:28撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1/1 21:28
平標山山頂直下の池塘地帯
平標〜仙の倉のなだらかな稜線
2010年01月01日 21:29撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
3
1/1 21:29
平標〜仙の倉のなだらかな稜線
平標山山頂
2010年01月01日 21:33撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
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1/1 21:33
平標山山頂
仙の倉山頂にて
2010年01月01日 22:35撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
4
1/1 22:35
仙の倉山頂にて
エビス大黒ノ頭を望む
2010年01月01日 23:37撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
2
1/1 23:37
エビス大黒ノ頭を望む
エビス大黒ノ頭
2010年01月01日 23:58撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1/1 23:58
エビス大黒ノ頭
越路避難小屋の上より万太郎山
2010年01月02日 02:09撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
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1/2 2:09
越路避難小屋の上より万太郎山
万太郎山を西に望む
2010年01月02日 03:33撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1/2 3:33
万太郎山を西に望む
万太郎山山頂直下
2010年01月02日 03:54撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1/2 3:54
万太郎山山頂直下
小障子ノ頭
2010年01月02日 18:33撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1/2 18:33
小障子ノ頭
雲海に覗く万太郎山
2010年01月02日 19:37撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1
1/2 19:37
雲海に覗く万太郎山
谷川岳トマの耳
2010年01月02日 21:56撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1/2 21:56
谷川岳トマの耳
これを可愛いと言わずして何を可愛いと言うのか
2010年01月02日 22:13撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
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1/2 22:13
これを可愛いと言わずして何を可愛いと言うのか
谷川岳オキの耳
2010年01月02日 22:14撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1/2 22:14
谷川岳オキの耳
オキの耳よりトマの耳を望む
2010年01月02日 22:23撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1
1/2 22:23
オキの耳よりトマの耳を望む
茂倉岳山頂より
谷川連峰のド真ん中
2010年01月03日 00:15撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1
1/3 0:15
茂倉岳山頂より
谷川連峰のド真ん中
茂倉岳山頂
2010年01月03日 00:16撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1
1/3 0:16
茂倉岳山頂
武能岳山頂直下
2010年01月03日 01:51撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1
1/3 1:51
武能岳山頂直下
蓬峠にて
2010年01月03日 05:05撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
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1/3 5:05
蓬峠にて
言葉にならない絶景
2010年01月03日 05:06撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
4
1/3 5:06
言葉にならない絶景
朝日に輝く笠ヶ岳の山稜
2010年01月03日 18:48撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1
1/3 18:48
朝日に輝く笠ヶ岳の山稜
ジャンクションピーク
2010年01月04日 00:58撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1
1/4 0:58
ジャンクションピーク
朝日岳の池塘群
2010年01月04日 01:16撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
2
1/4 1:16
朝日岳の池塘群
朝日岳山頂
2010年01月04日 01:49撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
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1/4 1:49
朝日岳山頂
朝日岳山頂直下より笠ヶ岳方面を望む
バックは一ノ倉
2010年01月04日 02:43撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1/4 2:43
朝日岳山頂直下より笠ヶ岳方面を望む
バックは一ノ倉
同じく
2010年01月04日 02:48撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1
1/4 2:48
同じく
笠ヶ岳山頂
2010年01月04日 03:07撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1/4 3:07
笠ヶ岳山頂
笠ヶ岳直下より白毛門方面を望む
2010年01月04日 03:07撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1
1/4 3:07
笠ヶ岳直下より白毛門方面を望む
This is 谷川岳。
この一葉の写真に収まる風景に何人の岳人が眠るのだろう…
2010年01月04日 03:34撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
2
1/4 3:34
This is 谷川岳。
この一葉の写真に収まる風景に何人の岳人が眠るのだろう…
白毛門山頂にて
2010年01月04日 04:06撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
2
1/4 4:06
白毛門山頂にて
松ノ木沢の頭より、最後の別れを惜しむ
2010年01月04日 04:50撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1
1/4 4:50
松ノ木沢の頭より、最後の別れを惜しむ
真っ暗。はい、ごめんなさい。
2010年01月04日 06:32撮影 by  PENTAX Optio E90, PENTAX
1/4 6:32
真っ暗。はい、ごめんなさい。
撮影機器:

感想

天候に恵まれた山行となったが、体調が優れず出発時刻が遅め遅めとなってしまった。
行動中も足が伸びず、休み休み喘ぎ喘ぎの行動となってしまい、とても辛かった。

大好きな山域である、谷川連峰を満喫出来、とても思い出深い山行となったが、
行動時間帯は勿論の事、食料計画・パッキングに反省点を残した。

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コメント

ゲスト
お疲れ様です
天気に恵まれて何よりです
谷川には行ったことがないのですが
静かそうでいい縦走路ですね

どうせ遠征になるからこれくらい歩きたいので
まじで参考になりましたよ

最後の谷川岳の写真のコメント、なんかいいですね


ところで最終日のスタート遅すぎじゃ・・・
2011/11/12 20:11
私も
いつか、王様の耳はトマの耳、王様の耳はオ・・・失礼

と言ってみたいです。
2011/11/13 0:40
>MIC様
こんにちは。
折角コメント頂いたのにレスポンス悪くてすみません。

仰るとおり4日間とも静かな縦走でした。
人が多すぎる山はあまり得意ではないですし、
好きな山域を満喫できたので幸せでした。

最終日は…
どうしてもNHK朝の連続テレビ小説が見たかったのでこの時間になりました。

というのは勿論ウソで、
2日目と3日目が、本当に谷川連峰中心部を満喫した感たっぷりだった上に
辿り着いた独りきりの蓬峠の夕焼けと星空が、あまりにも見事だった為、
「もう充分だ。」
と思い、ノンビリ過ごして下山しようと思っていたのです。

が、帰り支度をしている最中に、
自分で決めたルートなんだから、最後までやるべきかな?
と思い、松ノ木の頭から先はヘッ電でも問題なさそうだし、
最悪、予備日も残っていて笠ヶ岳避難小屋があるから
…と、予定変更してしまいました。

と言いつつ、
寄り道する予定だった大源太山×2は、元気良く端折ってしまっているのですが…。
2011/11/14 13:05
>アラゲン様
アラゲンさんも、折角頂いたコメントへの反応が鈍くて申し訳ありません。

で、王様の耳ですか…。

その発想は無かったです。
でも、谷川岳には西黒尾根にラクダの背もありますし、
案外ロバとも関連があったりするかもしれませんね。
(ないない!)

こうなったら、
トマ耳とオキ耳の鞍部への
直登ルートをアラゲンさんが開拓して、
初登攀記録と共に『ロバの耳』というルート名を残すしかないかと。
2011/11/14 13:17
takecさんへ
ごめんなさい気にはしていましたが、
見落としで本日記録拝見しました。

人も少なく、天気も良く、谷川岳を満喫されましたね。

体調の悪い中、よくエスケープをしないで最後まで
貫徹した立派な記録だと思います。
2011/12/24 10:15
〉kazuhi様
古い記録にも関わらず、ご丁寧にコメント頂きありがとうございます。

またお返事遅くなり大変失礼しました。

お陰様で、私の力量ではすぐに下山に切り替えなくてはいけない様な天候となる事もなく、谷川岳を満喫して参りました。

行動開始時刻一つ見ても、素人丸出しのお恥ずかしい記録となってしまいましたが、
何事につけ怠け癖のある私には、少しは今後の糧と出来そうな記憶となりました。
2011/12/28 14:19
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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