赤杭尾根〜川苔山
- GPS
- 06:20
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,179m
- 下り
- 1,136m
コースタイム
08:30 赤杭山
10:15 川苔山着 11:00 出発
11:15 舟井戸
12:30 大根ノ山ノ神
13:10 鳩ノ巣駅
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰りは鳩ノ巣駅より乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ルート上の道ははっきりしており、特に危険箇所はありません。 お馴染みの、濡れ落葉によるスリップと、落葉に隠れた石や木の根は要注意です。 赤杭尾根ルート、ズマド山方面への分岐点に着くまでに、いくつか崩落している場所がありました。おそらく崩落後時間が経っており、道形はしっかりついていますが、やや注意が必要です。 古里駅は、降りてすぐの青梅街道沿いにセブンイレブンがあり便利です。 |
写真
感想
古里から、地図上に一本すっと北西に向かって伸びている赤杭尾根登山道。
なんとなく惹かれるものがあり行ってみたいと思っていたのですが、今回初めて行くことができました。
どうせなら、人が多いということで敬遠していた川苔山もセットで、ということで、赤杭尾根〜川苔山〜蕎麦粒山〜鳥屋戸尾根というルートを計画しました。
早朝の青梅線は、登山客が多く乗っていましたが、古里駅で下りたのは自分一人。
朝の空気を吸い込みながら出発します。
最初はお約束の薄暗い植林帯の急登。
とはいってもそれほどのキツさはありません。
しかしここでトラブル発生。
先日の谷川岳山行で痛めたと思われる右膝裏の腱のあたりが、登り始めて30分ほどで痛み出したのです。
休憩を多く取ったり、もんだりしながら、だましだまし登っていきます。
右にズマド山と川井駅方面への道を分けるあたりからは、森の様子も少しずつ明るくなっていきます。
ここからの道ですが、気持ちの良いことこの上ないです。
初めて歩いたのですが、すっかり魅せられてしましました。
紅葉樹林と針葉樹林のちょうど境界くらいの道で、明るく、アップダウンもそれほどありません。
特筆すべきはその静かさ。
川苔山へ至る道だというのに、ほとんど人に会わず、秘密の小径のようなたたずまいです。
ひっそりとたたずむ赤杭山のピークを踏んで、さらに川苔山への道をたどります。
しばらく歩くと林道のような作業道に突然飛び出します。
休憩していると、前方から若い二人連れの方が、赤杭尾根方面に歩いていきました。
この時点でまだ9時前。一体いつから登っているのか、びっくりしてしまいました。
しばらく行くと道標があり、また登りが始まります。
尾根に乗ってしまえば、あとは気持ちのよい道をえっちらおっちら登っていくだけです。
足の不調もあり、体感的にはかなりゆっくり登って、10時過ぎに川苔山頂に到着しました。
山頂は人の出もぼちぼちといったところで、十分にゆっくり過ごすことができました。
昼食をとり、休憩しながら地図を見ながら周囲の山々を確認したところで、もう足の痛みも大丈夫だろうという甘い考えで動きだしましたが、やはり登りよりも下りが足には負担がかかるのか、すぐにびっこを引くくらいの痛みが始まりました。
蕎麦粒山方面の分岐まで下ってしばらく考えましたが、今日はこれ以上足を伸ばすのは不可能という判断をし、鳩ノ巣方面の登山道を下り始めました。
地図上に水場と避難小屋の表示があるのですが、ぱっと見たところ山頂周辺には無さそう。少し下ったところに道標があり、「水場」の表示が。
道標の示す方向に下れば、水場があるようですが、確認はせず下ります。
避難小屋はついに眼に入りませんでしたが、見落としたのかな?
さてもう右足は曲げることが難しいくらい痛いですが、とにかく麓まで急ぎます。
舟井戸ではたくさんの人が登ってくるのに出会いました。
本仁田山方面から来る人が多かったです。
自分も膝の調子さえ良ければ!と思いますがどうしようもありません。展望のきかない植林の薄暗い道をとぼとぼ下ります。
延々と林の中を下る単調な道ですが、苔むした岩や石垣、少し開けて明るくなっているところなど、ちょっとしたことで心が和みます。
痛む足にはずいぶん長く感じられる時間が経った頃、ようやく大根ノ山ノ神に到着。
5月に本仁田山に登った時通った場所。知っている場所に出られてほっとします。
ここから鳩ノ巣駅まではもういくらも歩きません。
最後の気力を振り絞って鳩ノ巣駅へ下山。
電車を待つ間、自分へのご褒美に、駅前のお店でビールを買って飲みました。
足が不調で悔しい山行となりましたが、赤杭尾根の素晴らしさに触れられたのは収穫でした。
ちゃんと治して、またリベンジしたいとの思い募る一日でした。
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