大弛峠〜金峰山〜富士見平小屋〜瑞牆山〜富士見平小屋〜八丁平〜小川山〜廻り目平
- GPS
- 18:19
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,797m
- 下り
- 2,574m
コースタイム
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:19
- 山行
- 10:02
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 12:13
天候 | 曇(霧)-夕方から雨-翌朝晴れ 金峰山山頂気温5度程度の予報 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
廻り目平でクライミング講習に参加したので、帰りはガイドさん(の車で帰りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大弛峠から金峰山山頂は、運動靴の初心者ツアーが歩いてるほど易しい道です。ツアーの人達、山頂の大きな岩の上を歩く所できゃあきゃあ言ってましたが、通れなかった人はいません。 金峰山から富士見平小屋は、やせ尾根や鎖場を通ります。登山道の先がすっぱり切れ落ちていたりしますが、トレランでもやってない限り、大丈夫かと。私はやせ尾根で一回道を間違えました。岩場だと踏み跡がありません。が、印は随所にあります。樹林帯も濃い霧が出てなければ、迷わないと思います。 富士見平小屋から瑞牆山は、鎖場などもありますが、注意して行けば問題ありません。私が行った時、沢沿いの道は岩が濡れていて滑りやすかったです。運動靴の人も見かけましたが、運動靴でなく、グリップの効く登山靴などが良いかと。 瑞牆山の山頂は切り立った岩で、柵があるわけでもないので、つい最近落ちて亡くなった人がいるとか。 富士見平小屋から小川山までは、破線ルートとは思えないような、踏み跡がしっかりあり、リボンもある道です。危険箇所もありません。踏み跡頼りに歩くのに慣れていて、読図ができる人なら快適に歩けます。(ほぼ迷わないと思いますが、わかりにくいところがないわけではありません。) 小川山から廻り目平までは、結構荒れています。(写真参照) また、岩場なのに細いロープしか付いてないなど、ちょっと怖い所もいっぱいでした。一部カモシカ登山道という名前になっていますが、鎖場や梯子(使用は自己責任でと書いてありますw)など、登りがいのある道です。あと、途中でご一緒したパーティーは、登山道だと思わずに岩を巻いてしまったと言っていました。カモシカ登山道より上だったと思いますが、確かに岩の上が登山道になってるところもあり、下から来ると判りにくいのかもしれません。富士見平小屋から小川山までより、こちらの方が整備されてない印象です。 |
その他周辺情報 | 金峰山荘では立ち寄り湯やっています。18:30まで。あと、レタスソフトクリームも売っています。私は食べていませんが、レタスの味がするとか。 |
写真
装備
個人装備 |
テント装備一式
シュラフ
シュラフカバー
シュラフマット
長袖シャツ
ズボン
靴下
防寒着(薄手フリース
ソフトシェル
ユニクロ薄手ダウン)
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
バーナー
コッヘル
カップ
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
テープ
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
スマホ(GPS兼用)
時計(高度計兼用)
ハイキング用地図
カメラ
望遠レンズ
温泉セット
着替え
クライミング用靴下
文庫本
|
---|---|
備考 | テントの下に敷くアンダーシートってのを持っていきましたが、要らなかったですね。というか、地面が柔らかで、下を傷める心配がなく、雨がたまるだけで却って困りました。 ストック忘れました。荷物の重さを全部足で受け止め、死ぬかと思った・・・。 |
感想
土日はどこか縦走しようと思った。幾度かお世話になった山岳ガイドさんが月曜日にクライミング講習会をやってるのを発見、三連休にして、最後廻り目平に行くコースにした。
朝、出発してしばらくして、ストック忘れたことに気がついた。・・・
体重の三分の1を超えるザックの重さにヘロヘロになりながら、金峰山を制覇、なんとか富士見平小屋までいけた。だけど、小川山経由で廻り目平へ行くのは無理だろうと思った。
翌日、空身で瑞牆山を登り、戻ってきて、のんびりと出発。小川山ではなく、八丁平から林道へ下り、3時間くらいで廻り目平へ着く予定だった。
八丁平まで直ぐというところで、すれ違ったおじいさんと立ち話。
もうストック忘れちゃって、ヘロヘロで、小川山も諦めて廻り目平へ下るのだと愚痴半分に行ったら、「このストック使いなよ」と、おじいさんがストックを差し出してくれた!
今でも信じられない。山で会う人たちは皆親切でよい人なんだけど、でも、ほんとにびっくりした。
地図を見せながら、3時間って書いてあるけど、そんなにかからないとか、整備されてて歩きやすいとか、色々教えてくれた。ってか、めっちゃ推し。
翌日もあるし、どうしようかとも思ったが、なにせ小川山までは標高差がなく、小川山の先は下り、そしてストックがある。行けると思った。小川山経由という当初の予定通りのコースにした。
なんかストック貰って、小川山諦めるとかできないなあって思って、ちょっとなくなった栗城さんの気持ちがわかった気が(笑)
結局、私は、このおじいさんのお陰で、小川山へ登ることが出来た。
が、登ることは出来たが、下りはほんとに大変だった。
ザックの横につけたマットがガシガシ引っかかる道を進む。
岩場を登る、下る、リボンと踏み跡を探す、岩場を下る、木の根を下る。頼りないロープ、自己責任って書いてあるはしご。
私の持ってるハイキング地図では、富士見平小屋から小川山までが破線ルート、小川山から廻り目平までが実線ルートなのだが、大変さは小川山から廻り目平のほうが上。
岩の上に這いつくばると、ザックが頭側に落ちてくるし、そういう振られ方もあるのねという気付きたくない気付き。
疲れもたまって休み休み。
廻り目平へ着いた時は万歳!ってなもんだった。
でも、ストックくれたおじいさんには本当に感謝。
大変だったけど、小川山に行けて良かった。
あの、下りがいのありすぎる道も、楽しかった。
本当に、あのおじいさんには感謝しかない。
来月、平が岳に行くのだといっていた。
どうぞご無事で。
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