岩木山 (嶽コース往復)
- GPS
- 04:08
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,166m
- 下り
- 1,154m
コースタイム
- 山行
- 3:44
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 4:06
天候 | 曇り この時期としては気温低い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ルートは大変良く整備されていて迷うようなところはなかった。避難小屋から先の岩場は落石注意。 |
写真
感想
東北遠征2日目のこの日は1日で距離の離れた二山を巡る予定。最初は岩木山。昨日八甲田山の周回を終えレンタカーで弘前市内に移動。途中で見えていた岩木山は山頂付近は厚い雲の中にあり、天候が危ぶまれた。当日早朝起き出して岩木山を見ると雲はかかっているものの山頂まで見える。そしてこの山もまだ白く残雪が残っていることが分かった。
嶽温泉の駐車場には4時30分過ぎに到着。わナンバーのレンタカー多数なので登山者かと思ったが、この後判明したのは、このルートでこの時間岩木山を往復した人はだれもいなかった、ということだった。準備の上歩き始める。外は相変わらずの低温で、長袖半袖のシャツ各一枚では肌寒いが、歩き始めたら暑くなることを見越してそのままで出発。地図を見ても分かるし、地図を読めばもっと分かるが、嶽温泉コースの標高差は1200メートル程度ある。はじめは緩い登り、そして徐々にきつくなって山頂に達する。そんなイメージで登り始めるが果たして大体そのとおりだった。予想外だったのは、上にも書いたが登山者が全くいなかったことだ。広葉樹の樹林帯を進むが行けども行けども人の姿は見えない。誰かとおしゃべりしたくて登山をしている訳ではないので無人でも良いのだが、百名山でこの人の少なさはかなり意外だった。やはり標高差の大きいコースは避けて、スカイラインで八合目まで至り、更にリフトで九合目まで行くのがこの山の主流なのかもしれない。早朝で気温も低くペースを上げても大汗を絞るほどではなく、比較的快適な登高。樹林帯なので眺望もなくただひたすら足を止めずに動かして先に進む。人はいないしひとけもないが、ルートの整備は完璧。刈り払いをした直後思われる箇所もあった。出発から1時間20分ほどで八合目の駐車場に到着。スカイラインは8時からゲートが開くのでこの時間は丸っきり無人だった。トイレがありそこに電気を供給する発電機の音だけがあたりに響いていた。駐車場でこの日最初の休憩を取り再度出発。ここまでで既に標高差を800メートルほど稼いだことになる。気温が低いとは言え自分としてはなかなか良いペース。オーバーペースとさえ思えるくらい。八合目から先は所々視界が開ける箇所もあり、ようやく薄暗い樹林帯から解放された気になる。九合目に至るリフトを右手に見つつ登る。避難小屋を過ぎればあとは岩場をひと登りだが、この岩場が案外いやらしく見えた。自分が通過した時間帯は全くの無人だったので心配はなかったが、人がいたら落石が気になっただろう。斜度も適度にいやらしい。そうえいば避難小屋は扉のガラスが割れていて、その扉も外されて中に置いてあった。中で風雨を凌ぐには十分だが、一晩を快適に過ごすのは難しいかもしれない。岩場をこなすと割と呆気なく岩木山の山頂に到達した。大体何度かニセのピークに騙されながらという場合が多いのだが、ここの場合はもう着いた、といった感覚だった。下界から7時の時報が聞こえたと同時に山頂のモニュメントにタッチ。曇りではあるが方角によっては視界が開けている。海があるであろう方向は完全にガスの中で何も見えず。山頂ならさすがに別のコースから歩いてきた登山者がいると思ったが、何度も書くようにこの日はやはり無人だった。朝早いからか、天気がイマイチなのか、岩木山の登山シーズンはまだなのか。理由はいくらでも考えられるが、本当のところは分からない。でもいずれにしても、団体が占拠する山頂に比べたら比べようもなく快適なので座って水分と栄養を補給しつつ無人の山頂を堪能する。この日この後下山して温泉直行なら山頂でのんびりしても良かったが、この後レンタカーで移動しもう一つ登る予定なので、適当な所で切り上げる。結局片道は誰とも行き会わず。別のコースを下ってバスでクルマを回収することも可能なようだが、今日は時間優先として来た道を戻ることに。面白味には欠けるが、限られた時間を活かすにはこれしかなかった。残雪を横目にしながら下り、駐車場に至る。山頂付近では見えなかったが、少し標高を下げると海が見えた。日本海の方角と思うが自信はない。駐車場は相変わらず無人と言いたかったが、スカイラインの従業員と思しき人が準備をしていた。ここからクルマで下れたら楽だろうがそうはいかないので足で下る。もう登りで馬力が必要なところもないから、下りは長袖シャツ一枚に着替える。半袖ではさすがに樹林帯で風がほぼないとは言え寒い。それほどきつくはない登りだったが、自分は下りはあまり速くないので時間がかかる。下りで怪我をしては元も子もないので慎重に進む。登山口まで30分くらいのところでようやくこの日最初の登山者とすれ違う。そしてそのあと数組とすれ違うがこのコースに入った人を見たのは10名程度だったと思う。やはりスカイラインを使う人が多いのだろう。9時前に無事駐車場に到着。正に朝飯前といった感じの登山だったが、これでも標高差1200メートルをこなしたので、足は疲労している。下界は晴れていたがまだ気温は低い。撤収と最低限の体のケアのみで次に向けて移動開始。
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