山頂の樹氷がお出迎え。編笠山 / 観音平P起点
- GPS
- 07:30
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 967m
- 下り
- 947m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 7:30
09:55 雲海 -10:00発(標高1880m)
10:45 押手川(標高2100m) -10:55発
12:10 ハシゴ
12:45 編笠山山頂到着(標高2524m) 以上登り所要時間;3時間45分(標高差944m)
(休憩と道迷い 15分)
13:00 山頂発
13:30 青年小屋着 -13:40発
(まき道で下山)
15:00 押手川 -15:15発
15:45 雲海
16:30 観音平駐車場着 以上下り所要時間;3時間30分
以上合計所要時間 7時間30分
天候 | 観音平=曇り一時晴れ 山頂=どんより+強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
約2kmで「左;富士見方面」との分岐(大平交差点)。ここは直進し、その先約600mほどで「←観音平」の小さな標識に従って左折。突き当たりまで。 ICから観音平駐車場までは車で約7、8分の近距離。 「八ヶ岳高原ライン」から分岐して観音平に至る道は12/1から冬期閉鎖。県HPによると「規制解除 2011(2012の間違いだろ!)年4月下旬(予定)」とのこと。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
小淵沢IC出て小海線ガードをくぐった後すぐ右側にセブンイレブンあり。その300mほど先の左側にはローソンあり。 トイレはここか、「道の駅こぶちさわ」で http://michinoeki.spatio.jp/ 登山後の入浴なら「スパティオ小淵沢『延命の湯』」が最適です。 http://www.spatio.jp/hotspring/index.html [注意!] ・「観音平グリーンロッジ」は廃業して跡形も無し。 ・青年小屋は冬期閉鎖の模様。裏に「冬期小屋」がある。 [ 観音平-押手川 ] 登山道ははっきりしており、また赤ペイントや赤リボンも整備されており迷う心配はない。危険箇所も無し。 ただし道は小石・大石・大岩などごろごろの箇所ばかりなので歩きにくい。よく見ると脇に石のない踏み跡もあるのでそちらを歩けば足の負担を軽減できそう。しかし自然保護上、登山道をはみ出して歩くのは禁じられているのでご注意を。 [ 押手川-山頂 ] 道巾が狭くなり、切り通しのような溝部を歩く。路面は大岩の連続。傾斜が急になるのでさらに速度低下する。途中のハシゴは一箇所のみで短いので怖く無し。 [ 山頂-青年小屋 ] 青年小屋へ向かう標識が小さいので注意。道は急な下り。ハイマツ林の中なので視界はないが強風を避けられた。 青年小屋周辺は赤ペイントに導かれて大岩の上をたどる道。小さな子どもは注意が必要。 [ 青年小屋-押手川 ] 細いがはっきりとした道。樹林の中のため冬場などは相当ぬかるんでことが多いと思われる。霜柱・結氷・水たまりを多く目撃。 [写真] 下の写真はすべて地図上に撮影ポイントが落としてあります。写真番号と合わせてご覧下さい。 |
写真
感想
日一日と寒さが強まってきたが、天気予報では快晴のようだというので「今年最後かも・・・」と八ヶ岳の編笠山に向かいました。
「風が強いでしょう。」という情報も得て衣類を多めに持って行きます。
平日のため到着した観音平駐車場は閑散。グリーンロッジを探しましたが姿もなく、帰宅後に調べたらすでに廃業したとのこと。
9:00ちょうどに登山開始。
最初は傾斜も緩くて歩きやすい道ですが次第に傾斜が強まり、道に転石が増えてきます。
やがて目の前に雪をまとった山が見えてきました。権現岳と三ツ頭です。「真っ白」状態ではありませんが、南斜面にあんな雪が付いているとは・・・、とちょっとイヤな予感がします。
背中に薄日を浴びながら快調に登っていくと出発から1時間せずに「雲海」に到着。
ベンチもありましたがまだ全然疲労していないので休憩もせずに飛ばしていきます。
次のチェックポイント「押手川」には雲海から50分ほどで到着。
事前に見た地図では全行程のうち、観音平-雲海で1/3、雲海-押手川で1/3、押手川-山頂で1/3と見積もっていたので、こんな調子ならあと一時間で登頂だ、と思ったのが大間違いでした。
押手川の先はさらに勾配がきつくなり大岩ごろごろ状態のため急激にペースが落ちたのです。
難儀しながら、まだかまだかと登っていくとやがてハシゴが出現。
しかし今までの大岩状態とあまり変わらない段差で岩を巻けばハシゴ無しでも登れそうな感じで失笑します。
その先高度が上がると樹林がハイマツ林に代わり、その間の溝のような道を登ります。
道の先が明るくなってきたと思ったら突然にハイマツ林が切れて樹木が一切無いガレ場に出ます。
いよいよ頂上だ!と。しかし林が切れてみるとそこはすごい強風。冷たい北風が容赦なく吹きすさんでいる世界でした。
ガレ場を100mほど歩けば標識の立つ山頂に到着。
見回せば樹木には真っ白に雪がこびりついて樹氷になってます。風が冷たくて記念写真を撮ったら後は休憩どころじゃありません。
早々に風の無かった南斜面に戻ろうと思ったのですが、「青年小屋まで行ってみたい。」という連れのたっての願いでそちらに向かうことに。
ところが標識がわからず、北斜面に降りて行くとハイマツの中に道が消えています。
山頂に戻って標識をさがすと樹林の中に進む道を発見。小さな「青年小屋方面」の標識もありました。寒風の中、数分ですがこの道迷いは厳しい。標識の充実を願います。
幸い青年小屋に向かう道は背の高い樹林の中。風に当たらず快適に降りて行きます。
やがて眼下に青年小屋の屋根が現れ、顔を上げれば大きな権現岳の姿も現れました。残念ながら青年小屋は最近冬期閉鎖に入ったようで営業していませんでした。
青年小屋を経由すると「まき道」という迂回ルートで下山です。
この辺では風も感じられず楽なのですが、樹林の中のため日差しが無く気温がかなり低い。道のあちこちに立派な霜柱があり、一部結氷している水たまりも残ってます。
この辺まで来て予備のコートを着込んでさらに下山。
押手川まで帰ってきた頃には寒さのせいかかなりの疲労感が出てきました。
押手川から下の転石だらけの道がなんともつらい。
ペースが出ないまま西の鳳凰三山に夕日が沈んだのと同時くらいに青息吐息で駐車場にたどり着きました。
pasocomさん、こんばんは。
わたくしはsuezouと申すものです。
この日はまずまずの天気でしたが
下から見た感じよりも天気は悪かったようですね。
山頂の青年小屋への標識は確かに少し方向が
変ですね。私も何度か聞かれたことがあります。
初めてだと入口が狭いので分かりにくいですね。
地面の石に赤ペンキで書かれていたと思います。
ここは素晴らしい展望地ですのでまたのんびりと
お越し下さいませ。
初めまして。suezou様コメントありがとうございます。
私たちの翌日のsuezou様の編笠岳行レポートも読ませていただいておりました。
ピーカンらしい天気で非常にうらやましく思い、連れに「翌日行けばよかったなあ」といったら、「ああいうのも得難い体験だったからいいんじゃない?」とのこと。確かにそう思えばそうでした。
今年山行きをはじめたばかりの新参者ですので大した装備も持っておらず、根性もないので冬山など今後も到底いけるものではないでしょう。寒風と雪舞う山なんて初めてにして最後かも・・・。
それにしても平地は確かに平穏な天気だったらしく本当に山頂付近だけ悪天候だったようです。しかも山の様子を見ると北斜面ばかり積雪していたので長野県側のみ悪かったような。
連れと来春は権現までと話しています。早く春にならないかな。
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