角間♨⇒角間峠⇒湯ノ丸⇒烏帽子⇒角間♨
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,449m
- 下り
- 1,448m
コースタイム
- 山行
- 10:41
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 12:20
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありませんが、総体的に分かりにくいルートです。 |
写真
感想
角間温泉から烏帽子岳まで、前回(5月20日)の山行を終えた時、いつか機会があれば角間峠から湯ノ丸山へ上がり、烏帽子岳から角間温泉へ下ってみたいと思いました。出来れば、湯ノ丸山のツツジが盛りの頃に。
それと、今回の山行には次の目的もありました。
(1)角間温泉からのルートが廃道化した原因の崩落地点は今どうなっているか
(2)市民の森分岐から地形図1766mピークへは不明瞭な藪尾根なので、林道末端からこのピークへ通じるルートを探す
(3)烏帽子岳・角間峠分岐から最初のジグザグ道入口(1450m付近)までは分かりにくいので、現在ある古い目印を補充する目的で赤テープの目印を付ける
(4)前回目印代わりに縛り付けたレジ袋ではゴミに過ぎないので、ちゃんとしたものに交換する
登山届は長野県警に電子申請し、5月20日に角間温泉から烏帽子岳へ上がったことがあること、崩落地点は通行困難であれば無理をせず引き返すことを書き加えておきました(申請を受理する側に余計な心配をお掛けしないため)。
今回も角間川(角間峠方向)と支流(烏帽子岳方向)の分岐点まではウェーダーで、そこで登山靴に履き替えました。
角間峠方向も河岸段丘が広がっていて、そこでは昔の登山道と思われる道形は今、四つ足動物によって維持されている所が多くありました。
角間峠方向は地形図にルートが表示されていませんので、峠の西側に崖崩れ記号がある所を目指しました。
地形図1410m地点で沢は二股に分かれますが、この付近は広々とした笹原で、分流地点から南に離れた平坦な笹原を歩いていて、二股には気付きませんでした。
GPSで現在地を確認すると崩落地方向ではなく、湯ノ丸&烏帽子の鞍部方向の沢沿いに進んでいることが分かり、100mばかり横移動して事なきを得ました。
鞍部方向が角間川本流で水量も多く、鉱物性の濁りがありましたが、崩壊地方向の沢は全く濁っていませんでした。
前方の雑木林が明るくなり、崩壊地が見え始めました。
ネットの崩壊地の写真では、『上の方に巻き道があって問題なく通れます』とありますので、昔の登山道はこの崩壊地を横切っていたものと思われます。
私は崩壊地の手前で沢に下り、以後はずっと沢の中を上がりました。
沢から見上げた感じでは、崩壊地はとても横切れそうには見えませんでしたが、地形や草木の陰で見えなかった所に巻き道があるのだと思われます。
沢は崩壊地の上でも二股に分かれ、峠方向の右へ。この二股が最終水場でしたが、給水はしませんでした。
間もなく水流はなくなり、笹やシダの生える凹地状を上がると廃林道末端でした。
ここから峠までは胸まである笹の密薮でした。
背丈を超えるネマガリタケではなかったので、薮漕ぎとしては楽な方でした。
昔の登山道が沢の中にあったとは考えにくく、崩壊地を横切っていたとすれば林道末端から地形図1700m等高線ピーク付近を経由し、西に伸びる尾根の途中から角間川沿いに下っていたものと思われます。
烏帽子方向の沢と違い、峠方向の沢沿いの奥には昔の道標は見当たりませんでした。
角間峠から烏帽子岳までの状況は一般道なので省略します。
烏帽子から上田市民の森へ下り、最初に出合った林道を角間温泉方向へ進みましたが、地形図の林道は実情とかなり違っていました。
地形図では1740m地点で林道と破線が接合していますが、林道は1766mピークの南側付近で終点となり、植林帯と雑木林の境に付けられた黄色のテープを目印にしてやや上りとなり、1766mの西側からジグザグ道を下りました。
この付近で数か所赤テープを付けましたが、間違いルートではないものの、濃い笹薮で目印は追えないと思います。
ジグザグ道は1650mから下にもありますが、こちらは分かりやすいです。
沢からこの取り付き点さえ分かれば、上りなら1766mピークまでは順調に行けると思います。
烏帽子岳へは、角間峠への分岐を右に進み、地形図に水色の水線が引かれた支流をブリキ橋で渡ります。ここからジグザグ道取り付きまでは結構長いです。
標高1400m付近で地形図に水線のない沢を3回渡ります。3回目が最終水場です。
ブリキ橋以降は同じ沢を渡ることはありません。
ジグザグ道取り付き地点から、下りながら目印を付けました。百均で買った手で切れる赤の布テープです。
野山に人工物を残すことに対して異議もあるかと思いますが、廃道化する前からの目印を補完する目的で、そのルートに沿って付けました。
付けた後振り返って見て、目に付き易いかどうか確かめましたので、結構時間が掛かりました。
途中で布テープが無くなりましたが、ブリキ橋〜ジグザグ道取り付き間の下部は比較的わかりやすいです。カラのリールをザックにぶら下げていましたが、ウェーダーに履き替えるルート分岐でザックを下ろしたら無くなっていました。途中で落としたようです。
今日は湯ノ丸も烏帽子も大勢で賑わっていました。
帰路の高速道は佐久IC辺りに差し掛かると天候が一変し、周辺の低山ですら霧が掛かっていました。
中央分水嶺を境に、天候が大きく異なることはよくあることです。
妙義山は霧に包まれた黄昏の逆光で、さながら鋭く天を突く水墨画の世界でした。
今日も関東地方は”やませ”の影響で、肌寒ささえ感じるどんよりした曇天です。
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