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Yamareco

記録ID: 1502214
全員に公開
ハイキング
尾瀬・奥利根

平ヶ岳トレッキング(雨池橋in/out)

2018年06月17日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
11:45
距離
34.2km
登り
1,906m
下り
1,892m
歩くペース
とても速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:03
休憩
1:42
合計
11:45
3:48
147
雨池橋ゲート
6:15
6:43
147
9:10
9:22
22
9:44
9:44
23
10:07
10:18
4
10:22
10:33
3
10:36
11:00
31
11:31
11:33
67
玉子石分岐
12:40
12:54
159
15:33
雨池橋ゲート
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
レンタカーで、新潟(浦佐)方面より、奥只見シルバーライン・奥只見湖経由で、前夜に雨池橋まで乗りつけ、車中泊
朝4時前、雨池橋ゲートよりスタート。ここから中ノ岐登山口まで、林道歩きが12km続く・・・。
2018年06月17日 03:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 3:48
朝4時前、雨池橋ゲートよりスタート。ここから中ノ岐登山口まで、林道歩きが12km続く・・・。
ものすごい勢いの鉄砲水が山側から降り注ぐ。ここは幅2m以上あったが、決死の走り幅跳びでクリア。(帰りは幅が増えており、コンビニ袋を靴にかぶせて渡渉。とにかく水流がハンパない・・・)
2018年06月17日 04:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 4:18
ものすごい勢いの鉄砲水が山側から降り注ぐ。ここは幅2m以上あったが、決死の走り幅跳びでクリア。(帰りは幅が増えており、コンビニ袋を靴にかぶせて渡渉。とにかく水流がハンパない・・・)
中ノ岐林道、最初の関門。雪崩れた雪渓で完全に道がない。ここは雪渓横の土道を慎重に進むが、左に滑落したら20m近く切れ落ちた中ノ岐川へ一直線で大怪我は免れない・・・。
2018年06月17日 04:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 4:37
中ノ岐林道、最初の関門。雪崩れた雪渓で完全に道がない。ここは雪渓横の土道を慎重に進むが、左に滑落したら20m近く切れ落ちた中ノ岐川へ一直線で大怪我は免れない・・・。
雪渓横の土道。一歩一歩着実に進む・・・しかない。
2018年06月17日 04:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 4:38
雪渓横の土道。一歩一歩着実に進む・・・しかない。
2度目の関門。雪崩れた雪渓はここが最後。ご覧のように、左に滑落したらそのまま中ノ岐川へ・・・。
この斜めの腐った雪渓を、三点支持でゆっくり進む。チェーンスパイクは持っていたが、つぼ足で対処。
2018年06月17日 04:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 4:53
2度目の関門。雪崩れた雪渓はここが最後。ご覧のように、左に滑落したらそのまま中ノ岐川へ・・・。
この斜めの腐った雪渓を、三点支持でゆっくり進む。チェーンスパイクは持っていたが、つぼ足で対処。
渡り終えて、改めて振り返る。日帰りで、帰りもここを通ると思うと、気が重い・・・。
2018年06月17日 04:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 4:56
渡り終えて、改めて振り返る。日帰りで、帰りもここを通ると思うと、気が重い・・・。
今度は崩れ落ちた木々が道を妨害。銀山平宿泊者専用のマイクロバスがこの道を通れるようになるには、どれ位の時間とお金がかかるのだろう・・・と思う(涙)。
2018年06月17日 04:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 4:57
今度は崩れ落ちた木々が道を妨害。銀山平宿泊者専用のマイクロバスがこの道を通れるようになるには、どれ位の時間とお金がかかるのだろう・・・と思う(涙)。
初めて平ヶ岳方面が垣間見え、悪路を歩いてきた報いが少し感じられる
2018年06月17日 05:20撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 5:20
初めて平ヶ岳方面が垣間見え、悪路を歩いてきた報いが少し感じられる
ズーム!中央は剱ヶ倉山。平ヶ岳はもう少し左で、残念ながら中ノ岐林道から見えるスポットはなかった。
2018年06月17日 05:35撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 5:35
ズーム!中央は剱ヶ倉山。平ヶ岳はもう少し左で、残念ながら中ノ岐林道から見えるスポットはなかった。
雨池橋ゲートから2時間半。やっと中ノ岐登山口に到着。手早く朝食を摂って、ここから本格的な登山開始!
2018年06月17日 06:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 6:18
雨池橋ゲートから2時間半。やっと中ノ岐登山口に到着。手早く朝食を摂って、ここから本格的な登山開始!
オンシーズンは橋が架かっているようですが、今は渡渉が必要。岩が濡れててジャンプするのは危険。
2018年06月17日 06:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 6:46
オンシーズンは橋が架かっているようですが、今は渡渉が必要。岩が濡れててジャンプするのは危険。
登り始めてすぐに雪渓が。左のピンクテープを見逃し、この辺で15分ほど道迷い。傾斜がある腐った雪渓なので、滑落しないようつぼ足で進む。
2018年06月17日 07:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 7:03
登り始めてすぐに雪渓が。左のピンクテープを見逃し、この辺で15分ほど道迷い。傾斜がある腐った雪渓なので、滑落しないようつぼ足で進む。
登り始めて45分ほどで、振り返ると、中越の名峰・越後三山の一角を占める越後駒ヶ岳(右)と中ノ岳(左)が見え始める!
2018年06月17日 07:52撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 7:52
登り始めて45分ほどで、振り返ると、中越の名峰・越後三山の一角を占める越後駒ヶ岳(右)と中ノ岳(左)が見え始める!
途中2箇所ほど雪渓を越えるところがあり、中々ピンクテープが見つからず、進む方向に迷う。
2018年06月17日 08:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 8:26
途中2箇所ほど雪渓を越えるところがあり、中々ピンクテープが見つからず、進む方向に迷う。
雪は踏み抜かぬよう、極力端っこを歩く
2018年06月17日 08:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 8:29
雪は踏み抜かぬよう、極力端っこを歩く
火打山(右)や妙高山(左)など、上越の山々も見え始める!
2018年06月17日 09:06撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 9:06
火打山(右)や妙高山(左)など、上越の山々も見え始める!
長かった樹林帯を越え、稜線に出ると、"平ら"な平ヶ岳がドーンと!
2018年06月17日 09:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 9:07
長かった樹林帯を越え、稜線に出ると、"平ら"な平ヶ岳がドーンと!
稜線に出ると、5分足らずで玉子石に到着。奥には昨日登った巻機山が!
2018年06月17日 09:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 9:11
稜線に出ると、5分足らずで玉子石に到着。奥には昨日登った巻機山が!
巻機山ドーン!確かに山頂直下に雪渓があった!
2018年06月17日 09:32撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 9:32
巻機山ドーン!確かに山頂直下に雪渓があった!
玉子石は、玉子のような石が"乗っかってる"のではなく、自然が作り出した上下一枚岩なんですって。ミラクル!
2018年06月17日 09:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 9:19
玉子石は、玉子のような石が"乗っかってる"のではなく、自然が作り出した上下一枚岩なんですって。ミラクル!
越後三山の右には、飯豊連峰も!
2018年06月17日 09:20撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 9:20
越後三山の右には、飯豊連峰も!
池塘越しの平ヶ岳。本当に"平ら"です。
2018年06月17日 09:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 9:37
池塘越しの平ヶ岳。本当に"平ら"です。
玉子石を発ち、平ヶ岳方面へ向かう途中、常時前方には尾瀬の名峰・燧ヶ岳が見える!
2018年06月17日 09:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 9:37
玉子石を発ち、平ヶ岳方面へ向かう途中、常時前方には尾瀬の名峰・燧ヶ岳が見える!
燧ヶ岳ドーン!
2018年06月17日 09:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 9:37
燧ヶ岳ドーン!
燧ヶ岳より右側。左の雲の奥が日光白根山、中央は日光男体山、右は皇海山!
2018年06月17日 09:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 9:39
燧ヶ岳より右側。左の雲の奥が日光白根山、中央は日光男体山、右は皇海山!
距離にして100m以上ある大雪渓を越えて行く。傾斜はなく、つぼ足で歩けば危なくない。
2018年06月17日 09:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 9:40
距離にして100m以上ある大雪渓を越えて行く。傾斜はなく、つぼ足で歩けば危なくない。
雨池橋から中ノ岐登山口まで2.5H、そこから平ヶ岳山頂まで2.5H。ついに百名山50座目に登頂!感無量♪
2018年06月17日 10:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 10:17
雨池橋から中ノ岐登山口まで2.5H、そこから平ヶ岳山頂まで2.5H。ついに百名山50座目に登頂!感無量♪
山頂碑から徒歩5分ほどの所に最高点が。山頂が"平ら"な理由が書いてある。
2018年06月17日 10:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 10:23
山頂碑から徒歩5分ほどの所に最高点が。山頂が"平ら"な理由が書いてある。
群馬県との県境で、平ヶ岳最高点。ここから先は登山道はなく、冬季限定、雪のある時だけ、尾瀬方面へ続いている、らしい。
2018年06月17日 10:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 10:24
群馬県との県境で、平ヶ岳最高点。ここから先は登山道はなく、冬季限定、雪のある時だけ、尾瀬方面へ続いている、らしい。
山頂部より、池塘越しの越後三山。
2018年06月17日 10:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 10:24
山頂部より、池塘越しの越後三山。
越後三山ドーン!右より、越後駒ヶ岳、中ノ岳、八海山。
2018年06月17日 10:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 10:24
越後三山ドーン!右より、越後駒ヶ岳、中ノ岳、八海山。
左は至仏山、右は上州武尊山。武尊山の右には・・・
2018年06月17日 10:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 10:28
左は至仏山、右は上州武尊山。武尊山の右には・・・
富士山ドーン!
中越からでも富士山が見えることにビックリ!
2018年06月17日 10:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 10:28
富士山ドーン!
中越からでも富士山が見えることにビックリ!
上州武尊山ドーン!
2018年06月17日 10:32撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 10:32
上州武尊山ドーン!
至仏山ドーン!
2018年06月17日 10:32撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 10:32
至仏山ドーン!
皇海山ドーン!
2018年06月17日 10:32撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 10:32
皇海山ドーン!
浅間山ドーン!
2018年06月17日 10:32撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 10:32
浅間山ドーン!
手前は昨日登った巻機山。奥は上越の名峰で、右は火打山、中央は妙高山、左は雨飾山!
2018年06月17日 10:33撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 10:33
手前は昨日登った巻機山。奥は上越の名峰で、右は火打山、中央は妙高山、左は雨飾山!
燧ヶ岳をバックに、今日のヤマメシ♪
2018年06月17日 10:39撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 10:39
燧ヶ岳をバックに、今日のヤマメシ♪
無性にうまかった!
2018年06月17日 10:44撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 10:44
無性にうまかった!
ずっと雲がかかっていた日光白根山(関東以北の最高峰)も、見え始める!
2018年06月17日 10:42撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 10:42
ずっと雲がかかっていた日光白根山(関東以北の最高峰)も、見え始める!
左は燧ヶ岳、右は至仏山。つまりその間は、尾瀬湿原!
2018年06月17日 10:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 10:44
左は燧ヶ岳、右は至仏山。つまりその間は、尾瀬湿原!
今日最も、日光白根山が見えた瞬間!
2018年06月17日 11:05撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 11:05
今日最も、日光白根山が見えた瞬間!
先ほど越えてきた大雪渓。望遠すると圧巻。アリのような人が一人確認できる!
2018年06月17日 11:06撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 11:06
先ほど越えてきた大雪渓。望遠すると圧巻。アリのような人が一人確認できる!
まだ水場は雪の下。。。
2018年06月17日 11:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 11:18
まだ水場は雪の下。。。
玉子岩付近まで戻り、改めて越後三山を見渡す!
2018年06月17日 11:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 11:28
玉子岩付近まで戻り、改めて越後三山を見渡す!
越後駒ヶ岳(百名山)ドーン!
2018年06月17日 11:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 11:28
越後駒ヶ岳(百名山)ドーン!
中ノ岳ドーン!
2018年06月17日 11:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 11:28
中ノ岳ドーン!
八海山ドーン!右のジグザグが特徴的!
2018年06月17日 11:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 11:28
八海山ドーン!右のジグザグが特徴的!
で、一気に中ノ岐登山口まで下り、再び長〜い林道歩き。こんな崩落箇所ばっか。本当にここを車が通れる日、来るんだろうか?との思いが頭をよぎる・・・。
2018年06月17日 13:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 13:45
で、一気に中ノ岐登山口まで下り、再び長〜い林道歩き。こんな崩落箇所ばっか。本当にここを車が通れる日、来るんだろうか?との思いが頭をよぎる・・・。
往路復路ともに最大の難所。というか、今日の平ヶ岳登山全体を通してのハイライト。この斜めの腐った雪渓、本当に慎重に行動しましたよ〜。
2018年06月17日 13:58撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 13:58
往路復路ともに最大の難所。というか、今日の平ヶ岳登山全体を通してのハイライト。この斜めの腐った雪渓、本当に慎重に行動しましたよ〜。
道中にはヘビさんまで・・・。
2018年06月17日 14:32撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 14:32
道中にはヘビさんまで・・・。
やっと雨池橋が見えた時の感動ったら!復路も中ノ岐登山口から2.5H。休憩込みで、ここに戻るまで12Hのロングハイクでした!
2018年06月17日 15:31撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 15:31
やっと雨池橋が見えた時の感動ったら!復路も中ノ岐登山口から2.5H。休憩込みで、ここに戻るまで12Hのロングハイクでした!
下山し、銀山平まで車で戻る途中の奥只見湖!
2018年06月17日 16:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 16:09
下山し、銀山平まで車で戻る途中の奥只見湖!
銀山平にある「かもしかの湯」にて。
2018年06月17日 16:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/17 16:40
銀山平にある「かもしかの湯」にて。
かもしかの湯、から見える荒沢岳(右)
2018年06月17日 17:12撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 17:12
かもしかの湯、から見える荒沢岳(右)
国道17号沿いから見える越後三山。平ヶ岳から見た時と左右逆で、右から八海山、中ノ岳、越後駒ヶ岳!
2018年06月17日 18:34撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
6/17 18:34
国道17号沿いから見える越後三山。平ヶ岳から見た時と左右逆で、右から八海山、中ノ岳、越後駒ヶ岳!

感想

百名山50座目となる記念すべき山に選んだのは、日帰り最難関といわれる平ヶ岳。一般的には鷹ノ巣登山口からの12時間近くかけてのピストンとなりますが、今回はプリンスルートと呼ばれる、昭和61年に皇太子(現天皇)が使った中ノ岐林道を「オール徒歩」で歩き通すルートを選択し、休憩を除くと10時間の山行となりました。
※ちなみに、2014年、田中陽希さんも、ここを歩いて登頂されてます。ただし、彼は雨池橋ゲートからではなく、銀山平(更に+12,3km)から、ですが・・・・。

通常は、銀山平の温泉宿に宿泊した人のみが、許可車で送迎され、利用されるショートカット登山口ですが、この時期は写真を見てもらえばわかるように、車が立ち入れる道ではなく、健脚者が己の足で歩き通すことでしか利用できない悪路となってます。ともあれ、前日小雨の中登った巻機山と異なり、梅雨の晴れ間が広がる絶好の登山日和となりました。

長旅覚悟で、朝は4時前に出発し、6時半前に、中ノ岐登山口へ到着。中ノ岐林道には、山から雪崩れてきた雪渓が2箇所あり、チェーンスパイクを持ってはいましたが、細心の注意を払い、つぼ足で雪渓を通過しました。そのほか、山側からものすごい勢いで流れ出る滝水が、舗装路上をドクドク流れ、ぷち渡渉が必要な箇所が最低2箇所あり。幅は2mほどで、往路はジャンプで越えましたが、復路は幅が増しており、ジャンプ不可のため、大きいビニール袋を靴の上から履いて(被せて)、ゆっくりと渡渉しました。

その他道中、崩落した岩がゴロゴロ転がっている箇所が多数あり、この道にマイクロバスが入るためには、重機を入れて、大掛かりな整備が必要と目され、お金も時間もかかりそうですね・・・。

中ノ岐登山口からすぐの沢には、まだ橋が架かっておらず、2mほどですが、渡渉が必要。登山口〜稜線(玉子岩分岐)までは、2時間強。ひとたび稜線に出ると、ずっと平ヶ岳や巻機山、越後三山、燧ヶ岳などが見え続けます。あ、飯豊連峰も!稜線に出ると、すぐに玉子岩。往路も復路も、中ノ岐登山口利用者は今日1日で私一人でしたが、玉子岩分岐以降は、鷹ノ巣登山口から登ってきた健脚者がたっくさんいました。梅雨の晴れ間ですから、ね。

玉子岩から平ヶ岳山頂に向かう途中、100m以上の雪渓を越えますが、傾斜がほぼないので、つぼ足で問題なし。向かう途中、ずっと尾瀬・燧ヶ岳が見え続けます。日光白根山、男体山、皇海山など、栃木日光方面の名峰もズラリと勢ぞろい。

中ノ岐林道から2.5H、雨池橋ゲートから5H、ついに平ヶ岳へ登頂!祝・百名山50座目☆。山頂碑に眺望はないけど、ちょっと歩くだけで見晴らしのよい最高点(群馬との県境)がありました。池塘越しに見る越後三山は絶景の一言!その他、上州武尊山の奥には富士山も見え、「中越からでも富士山って見えるんだ!すごッ!」と思いました。

上越の名峰群(火打山、妙高山、雨飾山)、昨日登った巻機山、浅間山、至仏山等々、百名山ラッシュ!ずっと雲がかかっていた日光白根山も、最後はほぼ雲が取れ、まさに百名山オールスターズ勢ぞろい!って感じの光景を堪能できました。

みんながみんな、鷹ノ巣口へ下る中、ただ一人、中ノ岐口へ下ります。平ヶ岳は山頂はもちろん、鷹ノ巣口も中ノ岐口も、ドコモでも携帯オール圏外のため、有事の際は絶望的な状況に追い込まれるので、中ノ岐口から登るならソロでないほうがよいですね・・・。(私はやむを得ずソロでしたが)

稜線(玉子石分岐)から、中ノ岐口までの下山はあっという間(70分位)ですが、そこから雨池橋ゲートまでが、やはり長い。往路と同様、2.5Hかかりました。しかも往路で雪崩れた雪渓を2箇所越えてきたので、またあそこを歩くのか・・・と考えると気持ちが盛り上がりませんが、山頂で見た絶景を肴に頑張って歩き通しました。

平ヶ岳・・・。本当に日帰りするには大変な山です。基本テント泊もできないので、日帰りするしかない、真の健脚者のみが登頂を許される、そういった特別な山だと感じました。しかも、新潟方面(浦佐駅辺り)からのアクセスも至極大変で、奥只見湖畔のジグザグ道は、運転にも気を使います。でも、そうした困難を克服した者だけが見られる山頂部の絶景は、すばらしいの一言に尽きます。

銀山平に泊まり、送迎車で中ノ岐口まで送ってもらって「ゆる登山」するのが、一番楽な方法ですね、間違いなく。敢えて中ノ岐林道を歩くのも、オツですが、二度とトライしたくはないですね(笑)

※翌日(苗場山)へ続く
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1502215.html

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