9:20。おなじみヤビツ峠。秦野の駅から見た丹沢は黒っぽい雲に覆われていた。着いてみるとやはり雨がパラつく天気。
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9:20。おなじみヤビツ峠。秦野の駅から見た丹沢は黒っぽい雲に覆われていた。着いてみるとやはり雨がパラつく天気。
三ノ塔までは1月に登っているので勝手は分かっている。では出発。
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三ノ塔までは1月に登っているので勝手は分かっている。では出発。
車道を30分ほど歩いてから、緑が眩しいニノ塔の登山道へ入る。曇ってはいるものの、たまに切れ目から真夏のような圧力のある日差しが差し込む。
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車道を30分ほど歩いてから、緑が眩しいニノ塔の登山道へ入る。曇ってはいるものの、たまに切れ目から真夏のような圧力のある日差しが差し込む。
序盤はゆっくりすぎるくらいのペースで歩いてまずは体を温める。すると疲労を感じないのでほとんど休憩も取らずに済み、結果、早く登れると男体山で学んだ。
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序盤はゆっくりすぎるくらいのペースで歩いてまずは体を温める。すると疲労を感じないのでほとんど休憩も取らずに済み、結果、早く登れると男体山で学んだ。
尾根に出ると背後に大山が望める。雲が切れている所もあるが、やはり山頂は覆われている。風が非常に強く雲の流れも速いが、不思議と大山の上の雲は動かないように見える。太平洋からの湿ったこの強風が山にぶつかり、今まさにあそこで雲が続々と生まれている最中なんだろう。
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尾根に出ると背後に大山が望める。雲が切れている所もあるが、やはり山頂は覆われている。風が非常に強く雲の流れも速いが、不思議と大山の上の雲は動かないように見える。太平洋からの湿ったこの強風が山にぶつかり、今まさにあそこで雲が続々と生まれている最中なんだろう。
10:50。ニノ塔山頂。1月に来た時は体調も芳しくなく、ここまでで疲れてしまっていたが、今回は軽く登りきった。いけるぞ。
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10:50。ニノ塔山頂。1月に来た時は体調も芳しくなく、ここまでで疲れてしまっていたが、今回は軽く登りきった。いけるぞ。
鞍部から登り返して三ノ塔へ。雲がすぐそこにある。しかしすごい風だ!まるで台風の一番酷い時みたいだ。避難小屋もなぜか閉まっているし、休憩どころじゃない。お握りなんて普通に吹っ飛んでいくような状態。すぐに引き返す人もいる。
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鞍部から登り返して三ノ塔へ。雲がすぐそこにある。しかしすごい風だ!まるで台風の一番酷い時みたいだ。避難小屋もなぜか閉まっているし、休憩どころじゃない。お握りなんて普通に吹っ飛んでいくような状態。すぐに引き返す人もいる。
水を飲もうとペットを開けると、口から風が吹き込んでヘタクソな笛のような音が出る。
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水を飲もうとペットを開けると、口から風が吹き込んでヘタクソな笛のような音が出る。
三ノ塔からは烏尾山から行者岳を経て塔の岳、さらに丹沢山まで連なる尾根が見晴らせるはずだが、行者岳あたりから先は完全に雲に飲み込まれている。今日の雲は1300mほどに位置するようだ。
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三ノ塔からは烏尾山から行者岳を経て塔の岳、さらに丹沢山まで連なる尾根が見晴らせるはずだが、行者岳あたりから先は完全に雲に飲み込まれている。今日の雲は1300mほどに位置するようだ。
烏尾山までの非常に高度感のある痩せ尾根。横殴りに叩きつける風のせいで、真っ直ぐ歩いているつもりなのに曲がってしまう!危険を感じて姿勢を低くして歩く。
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烏尾山までの非常に高度感のある痩せ尾根。横殴りに叩きつける風のせいで、真っ直ぐ歩いているつもりなのに曲がってしまう!危険を感じて姿勢を低くして歩く。
急坂に加え鎖場が出てきて険しくなってくる。丹沢でこんな所は初めてだ。
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急坂に加え鎖場が出てきて険しくなってくる。丹沢でこんな所は初めてだ。
鎖場が続く。角度がキツいのは一箇所のみで、あとは小中学生なら前を向いたままでも降りられそうな程度だ。鎖場の初体験をした奥多摩の鋸尾根に比べたら何でもない。あそこはほとんど垂直で高さも5mはあった。
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鎖場が続く。角度がキツいのは一箇所のみで、あとは小中学生なら前を向いたままでも降りられそうな程度だ。鎖場の初体験をした奥多摩の鋸尾根に比べたら何でもない。あそこはほとんど垂直で高さも5mはあった。
鞍部から三ノ塔を振り返る。100mは下ってきたかな。
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鞍部から三ノ塔を振り返る。100mは下ってきたかな。
登り返して予定時間ピッタリ12:00に烏尾山に到着。最近はかなり正確に自分のペースが掴めるようになっている。
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登り返して予定時間ピッタリ12:00に烏尾山に到着。最近はかなり正確に自分のペースが掴めるようになっている。
足柄平野から箱根の山、相模湾まで一望できる絶好の休憩スポットだ。風がなければ。
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足柄平野から箱根の山、相模湾まで一望できる絶好の休憩スポットだ。風がなければ。
気は進まないが腹も減ってきたのでベンチで昼食を摂る。ザックとカメラ以外は全部飛んで行くので一苦労だ。500mlペットまで勢い良く転がっていく。たまに来る登山者は休憩を諦めて皆、素通りしていく。南風なので半袖でも寒くないのだけが救いだ。
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気は進まないが腹も減ってきたのでベンチで昼食を摂る。ザックとカメラ以外は全部飛んで行くので一苦労だ。500mlペットまで勢い良く転がっていく。たまに来る登山者は休憩を諦めて皆、素通りしていく。南風なので半袖でも寒くないのだけが救いだ。
1時間滞在予定のところを30分で切り上げて行者岳へ。鎖場に備えてトレッキングポールは収納した。この辺りも雲さえなければ気持ちの良い展望が楽しめそうな尾根道なんだけどな。
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1時間滞在予定のところを30分で切り上げて行者岳へ。鎖場に備えてトレッキングポールは収納した。この辺りも雲さえなければ気持ちの良い展望が楽しめそうな尾根道なんだけどな。
1人分の幅しかないような茂みをガサガサと掻き分けて進む。メジャールートの割にはワイルドだ。梅雨時で繁茂してるのか。
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1人分の幅しかないような茂みをガサガサと掻き分けて進む。メジャールートの割にはワイルドだ。梅雨時で繁茂してるのか。
トゲのある植物が道を完全に塞いでいる場所も。
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トゲのある植物が道を完全に塞いでいる場所も。
行者岳は小さい岩山であり、前後には割とキツイ鎖場がある。以前三ノ塔で「怖くて引き返した」と話している女性を見かけたことがある。
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行者岳は小さい岩山であり、前後には割とキツイ鎖場がある。以前三ノ塔で「怖くて引き返した」と話している女性を見かけたことがある。
行者岳到着。山頂は狭く、休憩には向かない。台風のような強風は全く衰えを見せない。もう今日は諦めた。どうせ塔ノ岳だって真っ白なんだ。そうに決まってる。悟った。
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行者岳到着。山頂は狭く、休憩には向かない。台風のような強風は全く衰えを見せない。もう今日は諦めた。どうせ塔ノ岳だって真っ白なんだ。そうに決まってる。悟った。
行者岳の西側には表尾根で一番急で長い鎖場がある。週末は渋滞するらしい。
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行者岳の西側には表尾根で一番急で長い鎖場がある。週末は渋滞するらしい。
新大日までは政次郎尾根分岐やカイサク小屋跡といった小ピークを超えていく。大きな崩壊地があり、風にさらわれないように身を低くしてゆっくりと歩く。
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新大日までは政次郎尾根分岐やカイサク小屋跡といった小ピークを超えていく。大きな崩壊地があり、風にさらわれないように身を低くしてゆっくりと歩く。
表尾根の登山道脇でよく見る植物。大きなトゲがあり、何度も何度も服やザックにひっかかった。ここは長袖で歩いたほうが無難かも。
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表尾根の登山道脇でよく見る植物。大きなトゲがあり、何度も何度も服やザックにひっかかった。ここは長袖で歩いたほうが無難かも。
新大日手前から三ノ塔方面を振り返る。行者岳、烏尾山、三ノ塔がよく見える気持ちのいい尾根道だ。町側はこの通り展望があるのだが、塔ノ岳側は相変わらず真っ白のままだ。
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新大日手前から三ノ塔方面を振り返る。行者岳、烏尾山、三ノ塔がよく見える気持ちのいい尾根道だ。町側はこの通り展望があるのだが、塔ノ岳側は相変わらず真っ白のままだ。
新大日に到着。ここまでくれば塔ノ岳はすぐだ。今日は体調がいいのか、それともジョギング効果か、ここまで来てもさほど疲労は感じていない。
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新大日に到着。ここまでくれば塔ノ岳はすぐだ。今日は体調がいいのか、それともジョギング効果か、ここまで来てもさほど疲労は感じていない。
丹沢で多く見る、意外に歩き難い木道。ここで始めての蛭に遭遇!「なんかシャクトリ虫の子供がいるなあ…」と通り過ぎてしまったが、後から考えたら蛭だった。
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丹沢で多く見る、意外に歩き難い木道。ここで始めての蛭に遭遇!「なんかシャクトリ虫の子供がいるなあ…」と通り過ぎてしまったが、後から考えたら蛭だった。
木ノ又小屋。ここから塔ノ岳まで登り返すことになる。もう鎖場はないだろうと、ポールを再び手に取る。
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木ノ又小屋。ここから塔ノ岳まで登り返すことになる。もう鎖場はないだろうと、ポールを再び手に取る。
塔ノ岳を目前にして、とうとう雲の中に突入。真横から飛んでくる大粒の雨が痛い!
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塔ノ岳を目前にして、とうとう雲の中に突入。真横から飛んでくる大粒の雨が痛い!
14:50、ようやく塔ノ岳に到着。今回こそは快晴に恵まれたここでお勤めをしたいと思って来たが、残念。昼食の残りも摂りたいが、ゼリーだけ飲んですぐ下山。
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14:50、ようやく塔ノ岳に到着。今回こそは快晴に恵まれたここでお勤めをしたいと思って来たが、残念。昼食の残りも摂りたいが、ゼリーだけ飲んですぐ下山。
ふっ飛んで行方不明になってしまうので三ノ塔からずっとザック住まいのみたま。レンズが曇ってファンタジックな絵になってしまった。
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ふっ飛んで行方不明になってしまうので三ノ塔からずっとザック住まいのみたま。レンズが曇ってファンタジックな絵になってしまった。
山頂直下の木道付近。本来ならここも展望を楽しめる場所だ。
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山頂直下の木道付近。本来ならここも展望を楽しめる場所だ。
花立山荘。ここまで来ると少し風も弱まった。ベンチで20分休憩。
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花立山荘。ここまで来ると少し風も弱まった。ベンチで20分休憩。
雲の間から覗く町は日に照らされている。結局、今回も山だけ曇りのいつもの丹沢気候の1日だった。
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雲の間から覗く町は日に照らされている。結局、今回も山だけ曇りのいつもの丹沢気候の1日だった。
膝を伸ばさないようにして関節ではなく膝の上の筋肉で衝撃を受け止める下り方を練習したが、慣れないので1時間で筋肉痛になってしまい、ヘロヘロの状態。たまらず掘山の家でまた休憩。
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膝を伸ばさないようにして関節ではなく膝の上の筋肉で衝撃を受け止める下り方を練習したが、慣れないので1時間で筋肉痛になってしまい、ヘロヘロの状態。たまらず掘山の家でまた休憩。
このカリマーのポーチはすごく便利だ。ウエストベルトに取り付けるので水が楽に取れる。メッシュポケットにはゼリーやドライフルーツを入れている。
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このカリマーのポーチはすごく便利だ。ウエストベルトに取り付けるので水が楽に取れる。メッシュポケットにはゼリーやドライフルーツを入れている。
掘山の家〜駒止茶屋間はほとんど傾斜のないなだらかな道が続く。17時を回り、差し込む西日が綺麗だ。夜歩きの準備もしてきたが、明るい内に下山できそうだな。
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掘山の家〜駒止茶屋間はほとんど傾斜のないなだらかな道が続く。17時を回り、差し込む西日が綺麗だ。夜歩きの準備もしてきたが、明るい内に下山できそうだな。
見晴茶屋。大倉まではもう1時間かからない。今日は酷い目にあったみたまもここまでくれば一息。
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見晴茶屋。大倉まではもう1時間かからない。今日は酷い目にあったみたまもここまでくれば一息。
大倉尾根終了。相変わらず長かった…。大神さま、お勤めが出来ずに申し訳ありませんでした。
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大倉尾根終了。相変わらず長かった…。大神さま、お勤めが出来ずに申し訳ありませんでした。
ほぼ当初の予定通りの18:10に大倉到着。1年前は3:40もかかった大倉尾根の下りだが、今回は3時間と大幅に短縮。これでどうにか人並みだ。
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ほぼ当初の予定通りの18:10に大倉到着。1年前は3:40もかかった大倉尾根の下りだが、今回は3時間と大幅に短縮。これでどうにか人並みだ。
水場で靴の泥を落とそう。
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水場で靴の泥を落とそう。
大倉で着替えたり汗を拭いたり水を飲んだりと、ゆっくり休憩して過ごす時間がとても好きだ。天候には恵まれないことが多いが、丹沢はやっぱりいい。
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大倉で着替えたり汗を拭いたり水を飲んだりと、ゆっくり休憩して過ごす時間がとても好きだ。天候には恵まれないことが多いが、丹沢はやっぱりいい。
山の神様ありがとうございました。
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山の神様ありがとうございました。
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