大室山(山あり谷あり、最後は優しいおじさんのご好意で)
- GPS
- --:--
- 距離
- 54.2km
- 登り
- 2,849m
- 下り
- 2,721m
コースタイム
久保つり橋9時15分発→大室山11時30分
大室山11時40分発→大渡バス停13時57分
大渡バス停14時05分発→梶野バス停16時40分(優しいおじさんの軽トラ5分)
梶野最終のバスで三ヶ木へ
天候 | 明け方霧、その後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り バス・梶野→三ヶ木→橋本 |
写真
感想
今回の山行はかなりドタバタしました。
自分の計画のいい加減さ、ヤマレコの情報の有り難さ、地元の人の優しさ等々
色々とあり、感謝や反省や自戒の念をこめて・・・
軽トラでバス停まで送ってくれたおじさん、ありがとう。
当初の予定は先週登った雲取山を別のルートで考えていたのですが、
天気予報から、当日の朝出発の別プランを考え、大室山に登りました。
何回か道志道は歩いているので、つり橋のところから大室山に登る
ルートがあるのは知っていました。
ヤマレコで他の方の記録を見ていると、直近でそのつり橋から登られた
記録があったので、参考にして計画をたてました。
土曜はオフにしてビールを飲みながら、計画を作っていたのですが、
その時点からドタバタが始まったようです・・・
エンドの時間から朝3時に自宅を出発しました。
三ヶ木のバスターミナルには予定より少し早く着き、月夜野に向かい
ます。
この間15.5キロを3時間と考えていたのですが、そもそも、つり橋と
月夜野が別地点で、つり橋まで4時間弱かかり、この段階でタイム
スケジュールが崩れました。
登り口はあったのでそのまま登り、山頂には予定より10分早く到着です。
参考にさせてもらった記録では、踏み跡がはっきりしないところがある
とあったのですが、まさにその通りで、地面の硬さでルートからズレ
たのかと分かるような感じでした。途中振り返りながら、登って行き
ましたが、その段階から、下りには不安を感じていました。
計画が間違っていたので、早めに降りることにし、そそくさと山頂を
後にし、下って行きました。途中、登りで記憶していたところとかを
通って、安心し出した途端、コースアウトです。
何かおかしいなと思いつつも標高で100メートル以上下ってから、明らか
に違うことを自覚しました。右にずれたのは分かったのですが、基本に
忠実にそのまま登り返し、本来のルートに復帰出来ました。
その後は慎重にと言い聞かせて進んだのですが、またまた、コースアウト
です。これは30メートルぐらいで気付いた(と言うより急斜面で
降りれなくなった)ので、また登り返したのですが、足元が崩れて
四つんばいで這い上がる感じでした。
その後も小さなズレは多発したのですが、どうにか降り切り、国道に
到着です。(後で、ルートをレコに落とし、国土地理院の地図で確認
下のですが、最初のコースアウトは80メートルぐらい登り返した
様です。)
今回のコースアウトで大事に至らなかったのは、参考にさせてもらった
記録に「踏み跡」がはっきりしないところがあると書かれていたことで、
おかしいと思ったときに「自分が間違えている」と素直に考えられた
ことだと思います。コース状況のレポートに感謝です。
ほっと一息もつかの間、神奈中のバス停まで戻らないとです。
勝手知ったる道に出たので、ガツガツと両国橋まで戻ると、1時間半
の余裕があったので、その分歩くことにしました。
食堂があったので缶ビールを買って、バスとの競争です。
三ヶ木から来て折り返すのは分かっていたので、バスが来たら、次の
バス停で待つことにしようと決めていました。
15時55分バスが反対車線をやってきました。両国橋を16時15分ですから
40分以上の時間があります。ちょうどセブンイレブンがあったので、
トイレと追加の缶ビールを買って、歩き始めましたが、一向にバス停
がありません。それまではそこそこあったのですが・・・
そのあたりは集落があり、人家が沢山あるので、バス停が無いはずは
ないと思いながら、ハイペースで歩きますが、やはりありません。
「自由乗降地区だから無いのか」と思い、これは地元の人に聞くしか
ないなとキョロキョロしていたのですが、見当たりません。
そんな時、前方で軽トラが脇から出てきました。走り去ってしまうのか
と思ったら、200メートルぐらい先に停車し、荷物をおろしていました。
もうこの人しかいないと追いつき、
「すみません、バス停はどのあたりにありますか?」と
「この道にはバス停はないよ、旧道にいかないと」
「旧道までどうやっていけば?」
「送ってやるから、乗りな」
「すみません、ありがとうございます」
ご好意に甘えてしまいました。
バス停到着はバス通過時刻の5分前でした。
以前道志道を歩いたときも、帰りに三ヶ木に向かって歩いていたら
車が少し先にとまり、地元のご婦人に「この辺はバスが無いから
乗っていきますか?」と声を掛けられました。
今日も行きに、車から声を掛けられ「何所登るの」「大室山です」
「乗っていくかい?」ということがありました。
いずれも丁重にお断りしましたが、道路を歩いていて、声を掛けられた
のは道志道だけです。
優しさに感謝です。
その他
大室山でであった人は3人でした。その内の一人は、私が登っている
途中、自転車と一緒に下ってきました。
私「何所から登ってきたんですか?」
「別の尾根から」と会話を交わしたのですが、振り向くと驚いたことに
自転車にまたがっていたので、写真を撮ろうと思ったのですが、間に合い
ませんでした。残念。
マウンテンバイクではなく、普通の自転車(ママチャリではないです)
でした。
私の下りの途中からはこの自転車の踏み跡?がいい目印になりました。
振り返って
最初のコースアウトの原因は自分の思い込みだと。
コースから少し右にずれたのは自覚していたのですが、登りで目に付いた
テープでぐるぐる巻きにされた木々が左に見えて(登りでも左に見ていた)
いたので、どこかで左に移ればコースに戻れると考えてそのまま下って
しまった。目印の木々が見えなくなって初めて、コースアウトに気付いた。
帰ってから地図で確認するとやはり最初はコースとほぼ平行に下りていた
が途中から大きくずれていた。
2番目のコースアウトの原因は自分でもよく分かりません。
登りでもそうだったのですが、踏み跡を倒木等がさえぎっていて、
それを避ける為にコースから外れることが、多々あった。
登りのときは、木についた目印を目当てにすぐ復帰できたので、
下りも同じようにしていたのが、いつの間にか大きく外れてしまった。
今回は登山ルートを描いてみて、ほぼ直登の一本道と思ってしまい、
行って返ってくるだけだからと地図も持たずに登ってしまいました。
やはり、しっかりとした計画と地図は必須だと、思い知らされました。
猛反省です。
最近「遭難防止マニュアル」という本を読んでいたので、迷ったときに
冷静に行動できたのは、我ながら良く出来たと思います。
コメント
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masataroです。
millionさんはものすごく健脚な方なのですね〜
私にはとてもマネできません
それにしても、今回は大変な思いをされたようですね。
あの、茅ノ尾根は尾根がとても広いですから、上りより下りの方がルートを辿るのが大変だろうなとは思っていたのです。
私たちのレコがお役に立てたのであればなによりです
あまり無茶をせず、安全な登山を心掛けてくださいね
先ほどは書き込みありがとうございました。
お返事も書かず、同じ道志みちを好きで歩く?
そんな変わった人がいるのか(失礼すみません!)??
と遊びに来てみたら、もの凄いじゃありませんか!
しかもこれだけ歩いて更に大室山ですか!
う〜ん、ナイス過ぎます。
やっぱこう、まずこれ歩かんだろう、っての目の当たりにすると衝撃的です。
しかも地元なんですかね?
羨ましいです。
ボクも北丹沢は全然ですので一緒に精進してまいりましょう!!
ありがとうございました。
millionさん、おはようございます。
大室山に行きたいと思っていましたが、
車で遠いのが決心がつかないところでした。
それを歩いて行ってしまうんですか、
驚きです。
街道歩きは無理なので、
山の部分のみ参考にさせていただき、
近いうちに是非行ってみたいです。
toratora48さん、こんにちは。
山に登りだす前は基本的に家から
歩けるところを探していたので、
道志道も何回か・・・
「丹沢」の本を買ったら、山の周りは
ほぼ歩いたことがある感じでした。
明日、雲取山に行って、その後は
しばらく「丹沢」にしようと思って
います。
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