記録ID: 1510421
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無雪期ピークハント/縦走
道北・利尻
利尻山
2018年06月26日(火) [日帰り]
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 09:24
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,612m
- 下り
- 1,800m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:37
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 9:24
距離 17.8km
登り 1,612m
下り 1,815m
14:31
天候 | 晴れのち曇り時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
船 飛行機
主な移動手段としては稚内空港でレンタカーを借りました。 北麓野営場(鴛泊コース登山口)の駐車場に車を停めて登り、下山後は沓形から鴛泊港までバスで移動し、鴛泊港からタクシーで北麓野営場まで戻り車を回収しました。 登山口と下登山口が違う場合、下山口でタクシーを呼ぶのが困難なので要注意です。島内のタクシーの台数が少なく(タクシーの運転手さんの話によると全島で8台とか)、ほぼ全てが観光貸し切りになり遅い時間まで空車が出ません。また、空車待ちの予約も受け付けてもらえません。 今回は鴛泊フェリーターミナルで電話しても駄目で歩く覚悟をしたところ、たまたま運よく空車を捕まえられました。 登山の送迎を行っている宿なら相談に乗ってもらえるかも知れませんので、そういう手段を検討した方が良いです。 沓形ー鴛泊のバスは本数が少なく、使えるのは平日で2本、休日で1本です。(2018年夏季) 稚内から利尻へ車で渡る場合、船の中で席が確保できない事があります。吹き曝しのデッキ席であれば座れる可能性がありますが、この時期は天候によっては寒いです。 航海時間が2時間弱と長く、必ず座って過ごしたいなら1等の座席指定にすることをお勧めします。 同乗者がいる場合はドライバーとは一緒に乗船できないので、同乗者に席を確保してもらうと良いでしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鴛泊コースは登山者も多く、危険な所はありません。 例によって百名山人気のために団体のツアーも多いので、それらが動き出す前に登り始めた方が良いです。 沓形コースの下りは、分岐から暫くすると岩場が出てきます。急でロープもありますが、ぶら下がって降りるには心許ない感じなのでクライムダウンします。 岩場が終わると親不知子不知と呼ばれている所で、崩れやすい砂交じりのガレ場を2ヶ所と雪渓をトラバースします。どちらも斜度があるので滑落には要注意です。雪渓は雪の量やトレースの状態によってはアイゼン等の滑り止めがあった方が良いです。 トラバースが終わって尾根に出た所も気が抜けません。ロープが張ってありますが、左側が薙ぎ落ちた砂地の片斜面の上で道幅が狭くなっています。 避難小屋から下は登山道に水がたまっていたり、苔で滑りやすい所が続きます。 沓形コースは鴛泊コースより全般的に傾斜がきつく難所もあるので、格段に人が少ないです。 |
写真
撮影機器:
感想
もう30年以上も前、「岩と雪」という雑誌に日本のビッグルートとして、冬の利尻山南陵が紹介されていました。一応、アルパインクライマーの端くれだった(と思っていた)ので気になるルートでした。しかし実行するまでに至らず、その後は山からも遠ざり、10数年前に観光で利尻へ行った時も、登りに6時間くらい掛かるから眺めているだけで十分だと思っていました。
昨年、古い山友達と飲んでいる時に利尻山に登りたいという話が出て(もちろん南陵ではなく一般ルートで)、即座に行く気になったのは、やはり印象として強く残っている山だったからなのでしょう。
利尻山は山頂や途中の景色も良いけど、何と言っても満足感があるのは登った後で遠くから山を眺める時だと思います。
島内はもとより、海を渡るフェリーや北海道のサロベツあたりから、海を越えて秀麗で特徴的な山が見えると、あの頂に登ったという事と併せて、その景色も思い出されるのです。
今回、残念だったのは、海抜0mから山頂までというのが出来なかったのと、南峰を断念した事。
天気が悪くなる前に下山したいとか、バスの時間に余裕を持って間に合わせたいというのがあっての事だけど、南峰の方は思っていたより険しいルートで若干、怖気づいたというのもあるかも知れません。(^_^;
もっとも、ここのところ利尻や道北は天気の悪い日が多かったようで、今回の旅行中も晴れたのは山に登っている時だけでした。だから快適に登れただけでも幸運に思わなくてはいけないのでしょう。
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guchiさん、この週のお天気はボロボロでしたから、これだけの晴天で利尻に登れたのはラッキーですよ。
それにしても、単純にピストンで降りてこないところはguchiさんらしい こういう山って、確かに海抜0mから登りたくなりますよね。
私も宮之浦岳、鳥海山の時に、けっこうそう思いました。
guchiさんのレコには、やっぱりリシリヒナゲシとかは一切登場せずに、興味の主体は岩峰、岩稜になっちゃうんですね (昭和のクライマーそのもの )
そうそう、冬の利尻の南稜って昔注目されてましたよね。でも、気象条件が厳しいでしょうね
イーグルさん
天気に関しては、山に登った時以外は良くて曇りで大半は雨が降って寒いという具合で本当にラッキーでした。
ただ、小雨がパラついたのは沓形避難小屋より下だったので、スタートを北麓野営場にしたのは、少しばかり用心しすぎだったかと思っています。スタートを鴛泊港にても、それほど濡れなかっただろうし、海抜0m〜山頂〜海抜0mが出来ていたはずでしたので。
まあ、結果論です。
イーグルさんの方も富良野岳以外は、まずまずの天気だったようで良かったですね。
花に関しては、山頂にリシリヒナゲシと思われる黄色い花が沢山さいていました。
しかし、利尻といえば厳冬期の南稜というイメージが先行してしまうので、興味の順位としては下がってしまうのです。
もう今では、南稜は厳しすぎて絶対に行けないのですけどね。
おおぉ、見覚えのある景色、懐かしい。ローソク岩の風景は、心に残るものです。高校の修学旅行で登りました。沓形からの往復。0mから登り 0m に戻ってきました。
当時、鬼脇ルートだったかな、南側からも登れたのですが、危険だと言われ許可が出なくてとても残念でした。あのギコギコした稜線みると、登りたくなりますよね。冬季だと空と海の区別が付かなくなり、平衡感覚がおかしくなるそうです。
礼文の西側ルートとか行きたいところですが、この距離だとなかなか行けるものではありません。お疲れ様でした。
misuzuさんも登られておられましたか。
0mから0m、私は鴛泊から北麓野営場までが空白になってしまったのが、かなり残念に思っています。
鬼脇ルートも昔の記録を見ると良いルートだったようで、登れなくなったのが残念です。
ローソク岩、misuzuさんなら今でも登ろうと思うのではないでしょうか。
もし行かれる事があれば登攀用具を持って行くことをお勧めします。
冬季は南陵はおろか鴛泊ルートであっても、もう登れません。
冬山装備の重荷で厳しい天候に耐えるなんてのは論外です。
礼文は昔、車で回っただけだけど、トレッキングルートも良さげだと思いました。
もっと手軽に行けると良いのですけどね。
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