槍ヶ岳 前編 〜憧れの頂へ〜

2018年06月30日(土) [日帰り]

• GPS: 09:51
• 距離: 21.2km
• 登り: 1,797m
• 下り: 241m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:08
• 休憩: 1:39
• 合計: 9:47

6:21 上高地バスターミナル
6:28 6:32 無料トイレ
6:32 6:33 河童橋
6:38 6:39 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
7:18 7:20 明神館
7:26 7:26 徳本口(徳本峠分岐)
8:05 8:05 徳沢公衆トイレ
8:11 8:30 徳澤園
8:42 8:42 新村橋(パノラマ分岐)
9:41 9:41 横尾 (横尾山荘)
10:16 10:16 槍見河原
10:23 10:26 一ノ俣
10:33 10:34 二ノ俣
10:55 11:34 槍沢ロッヂ
11:51 11:52 赤沢岩小屋（ババ平）
12:24 12:24 槍沢大曲り
13:04 13:04 槍沢・天狗原分岐
14:13 14:14 坊主岩屋下
14:17 14:26 播隆窟
15:50 16:13 槍ヶ岳山荘
16:13 ゴール地点

天候

ほぼ曇り。
途中、ザッと雨が降りつけるときもあり。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

さわんど大橋近くの駐車場利用（１日あたり600円）
さわんど大橋バス停〜上高地バスターミナル シャトルバス利用（往復2,050円）

コース状況／危険箇所等

上高地〜ババ平・・・この区間は夏道です。

ババ平〜殺生ヒュッテ・・・ババ平から先は雪渓を通過するところが数ヶ所あります。
周りの人を見ていましたが、アイゼンを装着していた方はあまりいませんでした。
わたしたちは”登りはアイゼン無し””下りはアイゼン装着”しました。
グリーンバンドの先あたりは勾配も多少あるので、アイゼンは携行したほうが良いと思います。

殺生ヒュッテ〜槍ヶ岳・・・この区間は夏道です。

その他周辺情報

下山後、沢渡からは多少距離はありますが、松本市内の”枇杷の湯”を利用。
大人 800円
子供 500円
URL・・・http://www.biwanoyu.com

写真

さわんど大橋バス停。
5:40の始発バスに乗り込みます。
この日は座席が埋まるか埋まらないかくらいの混み具合でした。
途中、中の湯バス停で降車される方々がいました。焼岳に向かったのかな？？

上高地バスターミナル🚌
初の上高地です🤩
わたしの中では”登山者の聖地”という印象が強く、ここでは妙にドキドキと緊張していました（笑）

河童橋。
梓川が本当にエメラルドグリーンなことに感動。
この日は曇り空でしたが、それでも綺麗な緑色でした。

梓川の音が心も一緒に洗い流してくれるようでした。
今日明日とこの沢沿いを歩けると思うと気分が良くなってきました♫

早朝の河童橋に観光客の方々がたくさん…何故かというと…

お猿さんがいっぱい🐒
子連れの猿が河童橋に大集合していました✨
先を急がないといけないのですが、ついつい見入ってしまいました（笑）

まだ木々の緑が鮮やかで新緑といってもいいような美しさでした。

１時間ほどで明神館に着きました。
明神館の吊橋を渡ると岩魚が有名な嘉門次小屋があります。
次に来たときはそちらにも行ってみたいです🐟

徳沢園。
オシャレな山小屋でした。そしてトイレはウォシュレットでした🚽✨
下山の時に「ここで帰りに泊まれたら最高だね〜♫」なんて話していました。
このときエースはソフトクリーム食べていました🍦

この徳沢から横尾まで約４キロ。
だいたい１時間ほどで小屋のあるポイントが続くので、登山者には大変助かります。
本当によく整備されているコースだなと思います。

横尾の吊橋。
うちの隊長がチャンプのポーズ✨
ここが 穂高に向かう人 と 槍に向かう人 の分岐点です。
あの吊橋を渡りたかったですが、我々は槍なのでスルーです😭

横尾では蝶ヶ岳への分岐点でもあります。
コースタイムでは約４時間程で着くようです。
地図で見ると徳沢からより横尾から蝶ヶ岳へ向かう方が勾配がキツそうです。

切り株から若葉が🌱

槍沢。
雪解けの水で冷たく、そして水量が多い槍沢でした。
川面には靄のようなものが掛かり、美しかったです。

槍沢ロッヂ到着。
お昼前だったので、こちらで昼食休憩。
わたしと隊長はカレーを🍛
エースはラーメンを🍜

山荘のスタッフの方に槍までのルート状況を教えて頂きました。
今年は冬の雪は少なかったそうですが、雨が少なくて雪解けが遅れているそうです。
槍沢ロッヂから槍ヶ岳までは５時間前後ということ。
なんとか予定通り行けそうな感じです。

槍沢ロッヂから槍ヶ岳まで約６キロ。
ここからが本番！！靴紐を結び直し、気合いを入れ直して槍へ歩を進めます。

たしか槍沢の先あたりだった気がします。
赤い岩が多くなり、徐々に登山道ぽくなってきました。

大曲分岐。
この辺りから多くの残雪が目に入ってきます。
実際は登山道の多くが雪解けしていますので、雪渓歩きはまだ先でした。

天狗原分岐辺りから。
この日の空は曇り空だったのですが、少しだけ雲が流れて常念岳が見えました。
あの美しい三角形は一瞬で常念岳と分かります。

雪渓のトラバース箇所。
安全に歩けるように山荘の方々が足場を作ってくれていました。
これはかなり助かりました。
山荘の方々に感謝しないといけませんね。

グリーンバンドの先から殺生ヒュッテまで雪渓歩きです。
グリーンバンド手前の雪渓は緩い勾配でしたが、ここはやや勾配もきつくなります。
滑落しないように慎重に歩きます。

雪渓の終盤が一番勾配があります。
ただ目印が親切にこまめにありますし、ある程度の視界が悪くても迷う心配はないと思います。
周囲に落石があったので、落石には注意が必要ですね。

殺生分岐。
殺生ヒュッテが見えてから ここまでは意外と時間が掛かりました。
槍まであと１キロ！！

ずっと槍の方向には雲が掛かっていましたが、殺生ヒュッテを過ぎたあたりで雲が流れ、憧れの頂が姿を見せてくれました⛰✨
ラストスパート！！！

憧れの頂の肩までやってきました。
ここで一気に雨が降ってきたので、本日はここでお終いです☔️
憧れの頂は明日までお預けです。
エース！！よくここまで頑張りました😊

6/30 17:01

夕食１時間前の槍ヶ岳山荘到着でしたが、一泊二食付きで大丈夫ということでした。
食料は携行してましたが、温かく美味しい食事を取れて助かりました😁
この日はハンバーグ🍽生野菜が美味しかった😊

撮影機器：

iPhone X Apple

感想

mellowthoron

ルート記録のログが１日目と２日目が別れてしまったので、前編と後編の２つに分けています。
そして肝心な山荘から槍ヶ岳山頂までのルート記録を忘れてしまい…ログがありませんが、写真でご容赦下さい（後編で山頂に登っています）😭


昨年の９月１６〜１８日に企画した槍ヶ岳への山行。
見事に台風が日本列島を直撃し、あえなく中止になった苦い思い出が私達にはありました😢
今年こそは悲願を達成しようと、８月に予備日を設定し、それでも無理なら９月に！ という槍ヶ岳への強い執着心がありました（実際に昨年中止になったときには完全に脱け殻状態でした…笑）💪

１０日間天気予報、てんくらの登山判定、今回の山行前はいつもよりずっと天気予報とのにらめっこが続きました…（笑）

結果的には史上最速の梅雨明けにより、槍ヶ岳へのチャレンジが可能になりました。
ただ参加予定のメンバーの１人が前回の白馬岳で膝を痛めてしまい、不参加という残念なことに。
８月の予備日に変更してもよかったかなと思いましたが、チャンスがあるときに行くべきだと思い、今回は３人での１泊２日槍ヶ岳へ登山になりました。

初日の天気は曇り空。
時折、小雨がパラつく感じでした。
景色はあまりよくありませんでしたが、歩くには絶好のコンディション。
１泊２日の強行スケジュールだったので、サクサク歩ける曇り空は結果的に良かったようです。
実際にこまめに休憩を取りながらでもコースタイムで歩くことができました。

一転し、２日目は上高地でも暑いくらい晴天でした。
早朝、やや雲はありましたが、かなり遠くまで確認できるほど空気も澄んでいました。
心配していた風もそれほど強くなく、安心して３人で山頂を踏めました。
悲願の頂からの景色は３６０度の大絶景。
憧れの頂から “今まで登った山” や ”これから登りたい山” を眺めるのは最高の気分でした。

下山の際、初日に曇り空で確認できなかった景色を眺めながらのんびりと下りてきました。
メンバーを１人欠いてしまったのは残念でしたが、またひとつ思い出に残る山行になりました。

次は４人で憧れの頂に立ちたいと思っています。