竜頭山
- GPS
- 06:35
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 2,526m
- 下り
- 2,507m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
路肩に7〜8台程度駐車スペースがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道はよく整備されていて迷う事はないでしょう。 但し遊歩道経由の下山時には平和口の表示が無く、大輪口となっているので要注意です。 大輪口方面に下っていけば青ナギに行けます。 |
写真
感想
この日とーとの会社は休業でした。
もちろん子供達は学校、そしてかーかは芋掘りのアルバイトへ行ってしまい、ひとりだけお休みです。
こういう日はもちろん山へ出撃ですよ〜。
子供達を学校に送り出した後、かーかに作ってもらったおにぎりおにぎりを持って7時過ぎに自宅を出発しました。
この時間は朝の通勤ラッシュにはまっちゃいそうですね。
山の方に向かうのでそれほどでもありませんでしたが、て船明ダムまで裏道を使いました。
ダムを渡ったら国道152号線を北上します。
佐久間方面に行かずに水窪方面に向かって、トンネルを越えて少し行った右側に登山口があります。
大輪登山口が実質的に廃道になっている今、メインの登山口がここ平和登山口です。
登山口の所の路肩に駐車スペースがあるのでそこに車を停めます。
今日は平日ということもあって先客が三組居ただけで、空いてますね。
準備を整えて登り始めましょう。
標識には山頂までの距離が書いてあります。
この先何箇所もこの標識があるのでルート間違いの心配も無く、安心して歩くことが出来ますよ。
しばらく進むと苔むした石垣が目に入ります。
ここが平和集落跡です。
昔はここがメインの街道だったんでしょうかねぇ。
何だか不思議な雰囲気がする場所です。
集落跡を過ぎて右に大きくカーブすると、左手に沢が見えてきました。
その先に金属製の橋が掛かっていますよ。
これを過ぎると少し勾配がきつくなってきますが、まだまだ余裕です。
昨日までの雨が湧き水となって登山道を流れている場所もありましたよ。
スパッツを着けておけば良かったな。
ここを登りきった鞍部が青ナギです。
ちょっと休憩していきましょう。
かつては各方面の登山道の分岐がここにありました。
今では平和口方面以外の道は全く整備されておらず、大輪口へのルートは目の前で崩落していました。
それでもこのルートを登ってくる人は今でもいるみたいですよ。
青ナギでは先客が休憩していました。
このおじさんは良くここに登りに来るらしいです。
少し話をした後、先に山頂目指して出発していきました。
やっぱ平日に来ると高齢者とお友達になっちゃいますね〜。
とーとも一休みしたら、出発です。
歩き始めてすぐのところに分岐がありました。
まっすぐ行くと遊歩道を経由するコース、右に折れると杣小屋経由で山頂に向かうコースです。
杣小屋経由の方はちょっと急な登りがあるみたいで、中級者向きのようです。
せっかくトレーニングに来たのですから迷わず杣小屋方面に進みますよ〜。
確かに斜度はきつくなってきましたが、まだまだこの辺は序の口でした。
沢筋に登って行った所に丸太橋がありました。
濡れていて滑りそうですね〜。
慎重にこれを渡ります。
落っこちたら着替えも持ってないし、洒落にならないからな。
無事丸太橋を渡り、どんどん高度を上げていきます。
再び沢筋の道に出ました。
そこを歩いていくと上の方に建物がありました。
これが杣小屋なのかな?
小屋の上部には建物の残骸が散らばっていましたが、この小屋自体はまだしっかりしているようです。
今でも何かに使ってる雰囲気でしたよ。
ここから先がさらに急な登りになりました。
場所によっては2、3メートル間隔でジグザグ登らなくてはならない、かなり急な勾配もありましたねぇ。
10歩進んでは立ち止まり、また10歩進んで立ち止まるって感じでした。
さらに進むと大量の水が流れる沢が、行く手を阻んでました。
多分、普段はこんなに水量が無いんでしょうが、今日はすごいことになってますよ〜。
靴が半分くらい水に漬かりながら沢を渡ります。
滑りそうで怖かった〜。
沢を渡った後、しばらくすると急登が少し和らいできました。
トラバース気味に稜線に向かいます。
地形図に破線で載っている登山道にに出る少し手前に、腰掛けるのにちょうど良さそうな岩が転がっていましたよ。
ここで小休止する事にしましょう。
ひと休みして出発です。
歩き始めてすぐに地形図にも載っている登山道に出合いました。
ところが地形図を見て分かっていたんですが、まだまだ急な登りが続きます。
そろそろとーとの脚力も限界に近づいてきています。
膝に手を押し当てて、ヨイショヨイショとやらなきゃ足が動かなくなってきましたよ〜。
トレーニングとはいえ、こっちのコースを選んで失敗したなあ・・・、青息吐息です。
果たしてこんな調子で山頂までたどり着けるのか・・・。
とーとの足が限界に近づいた頃、ようやく稜線に出て穏やかな道になってくれましたよ〜。
ここは竜頭山を中心にした天竜の森遊歩道の一部ですね。
この先に何箇所かとーとが嫌いな階段があったりしましたが、なんとかクリアします。
ついに眺望が開けました。
残念ながら雲が多くて遠くまで見渡せませんが、いまままでずっと眺望が効かない中を登ってきたので、すごい開放感です。
このすぐ先が展望台です。
この山、山頂には三角点があるだけで眺望も無いし、実質的に山頂ではなくこの展望台を目指して登ってくるんですね。
ウン十年前には無かったですけど・・・。
天気がよければ南には遠州灘、北東には南アルプス、東には富士山が見えるはずなんですが、残念です。
遠くの景色は見えませんが、すぐ下を流れる天竜川が見えました。
登山口に3台の車が止まっていたので、誰かいるかなって思ってましたが、展望台には誰も居ません。
さっき青ナギで一緒になったおじさんは展望台コースの方を登って行ったようですが、まだ着いていないようですね。
展望台の東屋でお昼ご飯を食べる事にします。
今日はおにぎりおにぎりと卵スープです。
摂取カロリーが消費カロリーを上回らないようにしないとね。
相変わらずここはハエがすごいので、追い払いながら食べますが、今日はまだいい方かな。
しばらくすると杣小屋方面からご夫婦が登ってきました。
ご主人の方は年間200日以上山に登りに行っているそうですよ。
奥さんは”病気”だって言ってました。
でも、健康的な病気でいいですね。
さて、展望台でのんびりした後、本当の山頂に向かいます。
山頂で三角点タッチしたらすぐに下山です。
下山は遊歩道を経由するコースを歩く事にしました。あしあと
登りに通ったコースは膝に悪そうですからねぇ。
すぐ隣に無線中継所の保守車両用でしょうか、舗装された車道があります。
でも、そちらを歩かずに登山道の方を歩いてほうずき平まで下ってきました。
ここにはきれいな避難小屋があります。
このあたりは遊歩道も整備されていて歩きやすい道が続いていますよ。
ここで、そのまま青ナギ方面に下っていけば良かったんですが・・・。
歩きやすい道なのでもう少し奥の方まで歩いてみようと思って中央駐車場まで歩いてみました。
ここからは西側の山が良く見えますが、やっぱ雲が多くて遠くの山々は霞んでしまっています。
中央駐車場のトイレに寄りましたが、こういう山の中に綺麗なトイレがあるっていうのはありがたいですね。
トイレを済ませた後、このあたりからも下山道が無いかなって探してみましたが、やっぱ見当たりません。
遊歩道の地図を確認してみるとやっぱ先ほどのほおずき平にしか下山道は無いみたいですねぇ。
ハードな登りコースでかなり足にきてるのに、ほおずき平まで登り返す羽目になっちゃいました〜。
しかも途中で道が分からなくなって、焦っちゃいましたよぉ。
中央作業小屋で「天竜の森案内マップ」を見つけなかったら迷ってたかも・・・。
ようやく見つけた下山道を下っていきます。
しばらく歩くと分岐がありました。
こちらのコースを登って来た場合には、山頂方面に向かうには今下ってきたのとは反対方向に進むみたいですね。
という事はもっと近道の下山道があったって事です。
地図を見ると舗装路を歩いてくればその下山道の入り口があったみたいなんですねぇ。
トイレに寄らずに下山するならそちらのコースがいいみたいですよ。
しばらく小さな沢を下ります。
あまり水が出ていないので問題ありませんが、滑りそうなので慎重に歩きます。
こちらのルートは登ってきたルートに比べたら勾配は緩やかですが、とにかくずっと下っています。
青ナギまで登り返すことは一切無く、とにかくどんどん高度を下げていきます。
登りは太ももの筋力不足って感じで大変でしたが、下りは予想通り膝との戦いになりました。
右ひざ外側の痛みが激しくて、大きな段差を下りるのに一苦労です。
杣小屋方面への分岐点まで下りてきました。
青ナギまではあと少しですから、そこで休憩しましょう。
青ナギに到着して、ベンチに座ったら一気に疲れが出ました。
登りはこんなに疲れなかったんですけどねぇ。
やっぱ体重をもう少し落とさなきゃだめかな。
ちょっとだけ休憩して登山口を目指して、登りと同じコースを下っていきます。
登山道を流れていた湧き水も勢いが治まっていました。
平和集落後の手前あたりから勾配がなだらかになってくれたので、膝が随分楽になりました。
無事登山口まで下りてきましたよ〜。
さすが標高差1,200メートル以上です。
今日はすごくトレーニングになりました。
それと、改めて下りのきつさを思い知らされました。
そういえば今日はCX-Wも膝のサポーターも持ってこなかったからなあ。
竜頭山を舐めてました・・・。
今度登る時は完全防備で臨みますよ〜。
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