南アルプスの女王「仙丈ヶ岳」と駒ヶ岳の王「甲斐駒ヶ岳」
- GPS
- 21:55
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 2,308m
- 下り
- 2,317m
コースタイム
- 山行
- 3:47
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 4:33
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 8:32
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 8:37
・7月14日 馬ノ背ヒュッテ 1泊2食 9,500円
・7月15日 仙水小屋 1泊2食 7,000円
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
● 7月14日(土) 奈良田 5:20 = 広河原 6:10 = 6:35 北沢峠 ● 7月16日(月) 北沢峠 13:30 = 13:55 広河原 14:10 = 14:55 奈良田 =(奈良田温泉)(夕食)= 23:00 解散 |
その他周辺情報 | 奈良田温泉 550円 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
備考 | カメラの時間帯設定の関係で、撮影時刻は7時間遅れで表示されています。 |
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感想
職場関係の登山サークルの女子4人の3泊4日の山行。
計画&リーダーが私。そして、ベテラン山ガールのお姉さま二人と、アウトドア好きのお姉さま1名。
仙丈ヶ岳3033mと甲斐駒ヶ岳2967mの2座を一度に回れるのか?
そもそも私が鈍足だし、メンバーそれぞれも体力または経験に不安があり、ごくごくゆったりした計画を立てた。
1日目は自宅から奈良田駐車場へ。テントで4時間の仮眠。
2日目は4時過ぎ起床、バス移動後、北沢峠から仙丈ヶ岳の馬の背ヒュッテまで。
昼12時頃には山小屋に着き、布団の中で昼寝。のち、ビールやら生ジョッキやら。夜の星空、久しぶりに天の川を見た。
この小屋では1枚の布団に2名を割り当てるポリシーが適用されていて、ときどき寝返りに難儀して目が覚めた。
3日目は朝7時に馬の背ヒュッテを出て、仙丈ヶ岳山頂へ。夏山という言葉にふさわしい濃い目の青空の下のパノラマが素晴らしくて、この別世界に何時までもいたいと思うほどだった。
小仙丈ヶ岳、北沢長衛小屋を経て仙水小屋に15:40頃到着。
仙水小屋の天然掛け流しの飲料水が、冷たくて美味しくて何杯も飲む。
仙水小屋は美味しい夕食。1人あたり一畳の割当て、ゆったりくつろげるスペーシーな布団に白いシーツ、白い枕カバー。見かけは質素な施設ながら、考え抜かれて磨き抜かれた行き届いたサービスが抜群で居心地がよい。昨夜と比較すると贅沢の極み。
翌日はバス発車時刻の関係で時間的な余裕があまりない。山行の時間配分を考察して、夜おそくまで寝付けなかった。最後にメモ帳まで出して、時間配分を書き付けてやっと眠りについた。
4日目は朝3時半点灯、4時朝食。4時50分出発。
北沢峠13時30分発のバスに間に合わせたい。
コースタイムは6時間半だが、そもそもリーダーの私が鈍足。息が切れやすい人もいる。
それぞれ調子を整えながら前進できるよう、30分ごとに5分程度の短い休憩をとりつつ、こまめに時間を記録して進む。駒津峰から六方岩を過ぎて、いよいよ本格的な上り。花崗岩が風化してできた白い砂が美しい。投げ出したくなる気持ちを堪えて一歩一歩踏みしめて進む。
山頂には9時26分到着。わずか15分の滞在。でも、達成感は素晴らしかった。この360度のパノラマを自分の目で見るまで頑張れたことが嬉しい。
山頂を9時40分に出発。バスの発車まで3時間50分。残りのコースタイムは3時間10分。駒ヶ岳から下り、駒津峰まで上り返し、駒津峰から急降下、次は双児山まで上り返す。もう足によれて、もつれかけている。「合い言葉は集中!」とNさんがたびたび声をかけてくれて、はげましあって下り続ける。先にバス停に着いたメンバーが切符を買って待ってくれて、13時32分にバスに飛び乗った。
駒ヶ岳からの帰りは、バスの発車時間との競争になったが、特色ある甲斐駒ヶ岳の白っぽい荒々しい山容とシャクナゲの美しさ、そして達成感が心に強く残っている。
頼りになるメンバーと、笑いの多い楽しい山行だった。
奈良田温泉で3日分の汗を流し、髪も洗って、スッキリして帰途についた。
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