尾瀬周遊からの至仏山
- GPS
- 56:00
- 距離
- 35.1km
- 登り
- 1,466m
- 下り
- 1,274m
コースタイム
- 山行
- 1:50
- 休憩
- 4:10
- 合計
- 6:00
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 11:00
1泊目:尾瀬沼ヒュッテ(部屋にコンセント差込口が無いので、携帯等の充電はできません。またクーラーや扇風機無し。歯磨きセットを支給してくれました。生ビール800円)
2泊目:山ノ鼻小屋(コンセント差込口あり。扇風機あり。クーラーなし。生ビール650円)
・ほとんどの山小屋や休憩小屋には無料の水場があるので、大量に飲料水を持っていく必要はありません。粉タイプのポカリやアクエリを持っていけば、嵩張りません。
・所々で熊が出没しているようです。熊鈴あった方が良いかもしれません。
・auは電波がビンビンに入りますが、ドコモは全く電波入りません。
・石鹸は禁止ですが歯磨き粉はOKです。
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
神戸から新名神高速道路、名神高速道路、中央自動車道、長野自動車道、上越自動車道、関越自動車道を乗り継ぎ、最後は一般道のR120→R401で戸倉に到着。 約10時間の自動車移動です。 更に戸倉から路線バスで大清水まで行き、大清水からシャトルバスで一ノ瀬まで移動しました。 尾瀬駐車場料金:1,000円/1日 戸倉→大清水(路線バス):610円 大清水→一ノ瀬(シャトルバス):700円 鳩待峠→戸倉(シャトルバス):980円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
一ノ瀬から三平峠までは、普通の登り登山道です。 三平峠から三平下までは緩やかな下りで、ほどなく尾瀬沼にたどり着きます。尾瀬沼以降は全てフルフラットの木道歩きです。 3日目の至仏山は、なかなか手ごわい山です。蛇紋岩の登山道は滑りまくりますので、かなり慎重に歩かないと危険です。 |
その他周辺情報 | 尾瀬の山小屋のお風呂は、全て天然温泉のようです。(未確認)但しシャンプー、リンス、ボディソープ、石鹸の使用は禁止です。 下山後、戸倉のバス停横にある戸倉温泉(ぷらり館:500円)で汗を流しました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ヘッドランプ
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
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感想
2泊3日で尾瀬に行ってきました。
金曜日の午後10時頃、神戸を出発し高速道路を乗り継いで、約10時間かけて戸倉に到着。
(初日)
朝、8時20分に戸倉に到着したので、8時40分の大清水行き路線バスに余裕で間に合ったと思ったのも束の間。尾瀬第一駐車場が満車、第二駐車場も満車、戸倉スキー場の第三駐車場に停めたものの、バス停までは歩いて15分から〜20分の距離。
可愛そうに思ってくれた地元の方が、バス停まで車で送ってくれました♪
戸倉の人は優しい人ばかりですw
しかし、タッチの差でバスに間に合わず、出発してしまった後でした。
次のバスは何と1時間以上も来ません。
事前情報では乗り合いタクシーがあると確認していたのですが、それも無し。
まあ、初日の予定は十分時間がある行程なので、焦らずゆっくりバスを待ちましょう。バスに乗り遅れることも想定の範囲内です。
しかし、鳩待峠まで行くバスは、何本もあるのに大清水行は少ないですね〜( ノД`)シクシク…
路線バスで大清水まで行き、そこから低公害車のシャトルバスに乗り換えて、一ノ瀬まで行きます。(ちなみに大清水から一ノ瀬まで歩いている方も多いです)
一ノ瀬でトイレを済ませ、準備を整えて山行開始です。
(尾瀬のトイレは、全てチップ制です。だいたい100円ですが、沼尻だけは200円でした)
一ノ瀬からは、いきなり普通の登り登山道です。
同行メンバーは、尾瀬は平坦な木道歩きをイメージしていたらしく、重い荷物を背負っての登りに面食らって汗だくのフラフラです。
私は、十分な事前調査と綿密な情報収集により、一ノ瀬から三平峠までは、厳しい登りが続くことを把握していたため、まったくの想定範囲内であり比較的楽に歩けました。
私は、今回初めて尾瀬に来ましたが、頭の中ではもう何十回と尾瀬を歩いており、尾瀬は熟知済みです。
1時間ほどで三平峠に到着し、ここから先は下りです。あっという間に尾瀬沼が見えてきました。
とても天気が良く、汗もだくだくだったので、三平下の無料休憩所でメンバー4人全員が迷わず生ビールを注文。
このビールが最高でした!
ここから、本日の宿泊先である尾瀬沼ヒュッテまでは目と鼻の先です。
まだまだ明るいうちに尾瀬沼ヒュッテに到着してしまいましたが、チェックインを済ませて、大江湿原に散策に繰り出します。
大江湿原では、ニッコウキスゲがまさに満開でした。
ニッコウキスゲは、1日しか咲かない希少な花らしく、また数年前に鹿による食害により、元の状態に戻るにはまだ数年かかるそうですが、これだけ咲き乱れている時に出会たことはかなりラッキーなのでしょう。
ニッコウキスゲは間違いなく、尾瀬では6月の水芭蕉と並ぶツートップの花でしょう。
ツートップと言えば、尾瀬沼を挟んで東西の両サイドに燧ヶ岳と至仏山という日本百名山に名を連ねる名峰が鎮座していますが、本日は燧ヶ岳をバックに生ビールを片手に至福の時を過ごしました。
(2日目)
朝、7時か8時ごろ尾瀬沼ヒュッテを出発。
本日は丸一日木道歩きの予定です。飽きるほど木道を歩きます。
尾瀬沼沿いに、湿原や樹林帯を歩くと小一時間ほどで沼尻に到着しました。
沼尻では、新しい休憩所とトイレが設置されていましたが、以前火事により焼失して、2日前にオープンしたばかりらしいです。ここのトイレは200円です。
沼尻から見晴までは、少しアップダウンのある山道を歩きますが、所々ジュクジュク道になっています。
また、今回はスルーしましたが、燧ヶ岳へ続く登山道もかなりジュクジュクらしいです。
燧ヶ岳へは、御池からのルート、長英新道、ナデッ窪、見晴新道の4つのルートがありますが、どのルートも中級者以上の実力のある人しか登ってはダメなルートです。御池から登って長英新道を下り、沼山峠を抜けるのが、一番オーソドックスみたいですが、今回の我々の行程とは真逆なので、致し方なく燧ヶ岳は断念しました。特に見晴新道は普通のスニーカーなどで歩くと、刈られた竹笹が靴の底を貫通し大怪我をするくらい危険らしいです。それだけでなく、あまりのじゅくじゅく道のため、靴がうんこを踏んだようになってしまい、メンタルがやられるらしい・・・。この道を下山してきた人は皆、精根尽き果てて白い灰になってしまうという噂がちらほら。当初の予定では、燧ヶ岳も登る予定でしたが、調べれば調べるほど悪路の上級者向けらしいので、以前怪我をしてしまった負い目がある私はリスクを取らず断念です。
見晴はたくさんの山小屋や休憩所があり、賑やかな場所でした。
今回、私たちは十分な時間があるので、見晴から東電小屋、ヨッピ吊橋経由で竜宮十字路のコースを取りました。最初は尾瀬の景色に感動していましたが、時間の経過とともに同じ景色が続くので、だんだん木道歩きに飽きてきました。
それにしても人が多い。
木道は右側通行ですが、団体のツアー等は景色や植生を説明しながら立ち止まるので、牛首分岐から山ノ鼻にかけて大渋滞です。
2日目のお宿は山ノ鼻小屋ですが、まだ日も高いうちに到着してしまったので、高速ハイカーのS君と鳩待峠までピストンしてきました。
また、夜ご飯の腹ごなしに、E女史と植物研究見本園を散策し、しばし尾瀬の静かな夕暮れの余韻に浸ります。
この時、尾瀬に何度も訪れておられる地元のご夫婦に尾瀬の見どころや良い時期、絶景ポイント等も教えてもらい、明日、私たちが至仏山に登る事と伝えると、渋滞する可能性があるらしい。
よって、予定より30分早めて出発することにしたのだが、結果、この判断がドンピシャだった。
もし、当初の予定通りに5時に出発していたら、たぶんバスに間に合わなかっただろう。
(3日目)
朝、3時30分に起床。
山小屋の方に頼んで作ってもらっていたおにぎりを持って午前4時30分、至仏山に向かって出発。
こんなに朝早く出たのに、既に何名かの先行するハイカーがいました。
今回、初めての本格的な登山であり、3日分の荷物の入ったザックが重くのしかかり、足取りが重い。
山ノ鼻から至仏山への直登ルートは登り専用であり、下ってはいけません。
角度が急なうえ、蛇紋岩が滑りやすく非常に危険だからです。
でも、登っては良いとは言っても、かなりしんどいルートです。
山頂近くまで来て、もうすぐゴールかと思えばまだ先が長いので要注意です。
この至仏山の中腹から尾瀬ヶ原を見下ろすアングルが、尾瀬でも一二位を争う絶景ポイントでしょう。
山頂付近はかなり風が強く気温も低い。バスの時間があるので、休憩もそこそこに山頂をあとにします。
下山は、小至仏山経由で鳩待峠までひたすら下って行きますが、長い・・・。
午前10時、鳩待峠に到着し今回の楽しかった山行も終了です。
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