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記録ID: 1535025
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ハイキング
四国

【愛媛】東赤石山【夜間登山】

2018年07月22日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.0km
登り
1,073m
下り
1,065m

コースタイム

日帰り
山行
4:17
休憩
1:02
合計
5:19
23:50
0
0:38
0:50
40
瀬場谷
1:30
1:42
29
渡渉地点
2:11
0:00
22
渡渉地点
2:33
2:51
29
3:20
3:32
58
4:30
0:00
23
渡渉地点
4:53
0:00
16
渡渉地点
5:09
5:17
40
瀬場谷
23:50 筏津山荘駐車場
00:38〜00:50 瀬場谷分岐
01:30〜01:42 渡渉地点
02:11 渡渉地点
02:33〜02:51 赤石山荘分岐
03:04 山頂方面分岐
03:20〜03:32 東赤石山山頂
04:30 渡渉地点
04:53 渡渉地点
05:09〜05:17 瀬場谷分岐
05:57 登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場は登山口の川の反対側「筏津山荘跡」へ。
小さいですが駐車場の看板出てますので、路駐しないようにお願いします。

感想

東赤石山への夜間登山。 土曜日の21時過ぎに家を出発。 行きは高速代をケチって一般道で向かう。 山に毎週通っていた頃は、高速代がかかりすぎるので、新居浜IC以西で高速道路利用、そうでなければ一般道で行っていたな。 今考えれば、毎週200kmほど登山のために運転していたと考えると凄いなぁと思う。
スーパーとコンビニで登山中の食料を調達。 お茶2L、おにぎり3個、ローソンのLチキ、200円くらいのチョコレート。 夕飯をお腹いっぱい食べてないので、ちょっと少ない気がしたが、そんなに登山時間のかかる山じゃないので大丈夫だろう。

登山口の駐車場である「筏津山荘跡」には23時40分くらいに到着。 登山ウェアに着替えと準備をして23時50分に出発。 当然だけど真っ暗なのでヘッドライトを最初から装着。 登山道でない、この駐車場の時点で街灯など無いのでヘッドライトが必要な暗さ。
東赤石山は、四国の山の中では過去に一番多く登っている山だと思う。 だが、最近登山から遠ざかっており、2017年が2回、今年は1回半しか行ってない。 2014年くらいまでの5年間は、毎年30回くらいは行っていたのに…… 日頃ジョギングやトライアスロンの練習をしているのだけど、登山とは使う体力も筋力も違うので、体力的にも心配だし、2年じゃ激変はしないと思うけど、コースもどんなになっているか心配。 東赤石山は200名山だし、四国の山の中ではかなりメジャーな部類となる。 そのメジャーな山のメジャーな「筏津ルート」で登るので、ルート的には大丈夫だと思う。

登山口から登山道に入り歩いていく。 15分程あるいたら「瀬場ルート」と合流するのだけど、その合流地点に辿り着く前に崩落があった跡があった。 工事の「落石注意」の看板が設置されており、山側も谷川もトラロープが設置されていた。 どうやら上から大量の木々が土砂と一緒に崩れたっぽい。
落石区間を通過し、瀬場ルートと合流して先に進む。 少し行くと沢の音が聞こえてきて、夜間なので見えないが「八間滝」が木々の隙間から見えるルートとなる。
八間滝が見える区間でも崩落があった様子。 こちらは規模がそこそこで、木製の階段が設置されていたのだが、それが無残な姿になって谷底に横たわっていた。 現場は木製の階段があったことからわかるように、足場が良くない。 良くないといっても崩れやすいとかではなく、岩盤むき出しの地帯。 ここも上から大量の木々と土砂が崩れてきて、階段もろとも流していった。 エスケープとして、現場にはロープが張られて、岩盤の上を歩けるよう多少整備されていた。
そのまま進み、瀬場谷の分岐までやってきた。 ここで休憩をする。 休憩しながらおにぎりを1つ食べて、チョコでエネルギーを補給する。 予備は持っているが、休憩中はライトの電池を節約するために光量を落とす。 試しに消してみたのだけど、星空が見えない木々の中なので、自分の手のひらすら見えないほど暗かった。

さて、ここから先は左ルートと右ルートがあって、どちらでも山頂には行けるのだけど、どちらから行こうかな。
ルートの特性としては、左ルートは赤石山荘方面に向かうルートで、山頂までのコースタイムは3時間10分。 基本的には沢沿いの登山道を歩いていき、それほど急勾配とは感じない。 渡渉ポイントは2箇所あって、2箇所目を超えてから少しきつくなる。 樹林帯を抜けたあとは壮大な岩山の景色が見られるが、夜間なのでそれはお預け。 今回は赤石山荘には立ち寄らないが、そちらに向かうなら、樹林帯を抜けて縦走ルートに合流してから2分程度、山頂方面の分岐までは20分程度。
右ルートは山頂に向かうには最短ルートで、山頂までのコースタイムは2時間30分。 渡渉ポイントは2箇所で、2箇所目は小規模すぎて渡渉とは言わないかもしれない。 2箇所目の渡渉ポイントまでは樹林帯の中を進むルートで傾斜はそれほどでもない。 2箇所目の渡渉ポイントを超えてからは一気に傾斜が急になり、それに耐えて縦走路まで登る感じ。 縦走路から山頂方面の分岐までは2分程度。
上りと下りで左右のルートを別にしたいのだけど、どちらがいいとか特にこだわりは無い。 左ルートから登ることが多いので、本日も左ルートから登ることにする。 後日談だが下山時に右ルートを選択したが、今回左ルートから登って良かったと思った。

左ルートの前半は樹林帯の中を沢沿いに進むルート。 沢沿いといっても、沢の真横を歩くわけではなく、沢はかなり下の方を流れている、30mくらい? なので沢の音は聞こえるが沢は見えない。 そんなルートを歩くこと40分、1箇所目の渡渉ポイントに到着。 ここには大きな丸い岩があって、コースのキリもいいので休憩ポイントとして活用している。 今日もここで休憩。 2つ目のおにぎりを食べる。 思っていたよりお腹が空いていて、もっと食料持ってくればよかったと思ってしまった。

大きな岩の手前側を歩いて渡渉、岩や木でルートが作られているので、もしかしたらか水辺を歩かないので渡渉とは言わないのかな? 沢の反対側に渡って歩いていく。
反対側の道は、沢沿いを歩いたり、沢に流れ込んでくる支流の方にそれてまた戻ってきたり、沢沿いに降りて水辺を数メートル歩いたりという感じで登っていく。 先程休憩した地点から40分程で第二の渡渉ポイントに到着。 ここは休憩せず、そのまま素通り。 さぁ、もうすぐ縦走路だ。
傾斜が少しきつくなり、30cm〜1mくらいの岩がゴロゴロとしたルートに変わる。 必然的に足を高く上げないといけない事が多くなるのできつくなる。 が、その区間を通過して、再度樹林帯の中に入ったらもう少し。 すぐに開けた場所に出て、縦走路に合流。 赤石山荘って夏場は空いているのだろうか? 誰か泊まってる人がいるのだろうか? ただ夜間だし、行っても戻ってくるだけなので、縦走路に合流した地点で休憩することに。
ちょうどいい平らな岩が合ったので、その上に寝そべってチョコを食べながら夜空を見上げる。 高松南部も結構星空は綺麗な方だけど、それとは比べ物にならないくらい綺麗な星空が見える。 星が多すぎて、星座がわからないほど。 見上げていた20分くらいの間に流れ星が5個くらい見えた。 高知方面の山の方では稲光がしていた。 風が吹く以外は無音で、こんな広い夜空を一人でのんびりと独占できるなんて、幸せだなぁと思った。
1つ不思議なことがあったのだけど、2時40分くらいに、西南西の空にほんの僅かな赤い光が南の方に移動していった。 流れ星ではなく、10秒くらい肉眼で確認できた。 光量は少なく、かろうじて肉眼で確認できたくらい。 雲の合間に入ってしまったためか、その後は見ることができなかった。 飛行機のように点滅はしてなかったけど、かなり上空を飛んでいる飛行機と同じくらいの速度だと思う。 最初国際宇宙ステーションかと思ったけれど、家に帰って愛媛上空を肉眼で確認できる時間を調べたら、その時間には通過してないし、動いていく方角が違う。 オカルトは信じないので宇宙人やUFO説は無い。 となると、人工衛星なのかな? 人工衛星なんて肉眼で見えるのかわからないけど、国際宇宙ステーションが見えるってことは、夜でも光を反射して見える可能性はありそう。 ただ人工衛星は無数に空に浮かんでいるので、どの衛星は確認することは不可能っぽいな。 色が赤だったのがよくわからないけど、人工衛星だった、ということにしておこう。

ここで夜空を眺めながら結構な時間休憩した。 山頂はもうすぐだ。 縦走路を山頂方面に歩いていき、山頂方面への分岐路に到着。 ここから直登するような感じで真っ直ぐ上に登っていく。 上部は少し草に覆われている地帯があって、草が夜露で湿っていてズボンが濡れそうだった。 最後の岩場を越えて、東赤石山山頂に到着。 山頂は多少風があって、震えるほど寒くはないが、鳥肌が立つくらいにはヒンヤリとしているので、あまり長居はできないな、レインコート出すの面倒だし、さっきたっぷり休憩したし。
新居浜の町並みの夜景を見ながら、ローソンで購入したLチキを食べる。 疲れた体にLチキの肉汁はメチャメチャ美味しかった。 冷めていても美味しいし最高だな、これ! その後、3つ目のおにぎりを食べて、残る食料はチョコだけになった。 おにぎり、もう2つくらい食べられそうだったなぁ……

さぁ下山しようか。 帰りは右ルートで帰るので、縦走路に戻ってからは東に進む。 すぐに右ルートへの分岐が出てきたので、下に向かって右ルートを下りていく。
ここで、登りの時に左ルートを選択して良かったと思った。 右ルートはかなり荒れていた。 土砂ではないけど、大雨と数十センチくらいの石がゴロゴロと流れた跡があって、非常に歩きにくい。 歩きにくい区間はかなり続くし、終わったと思っても、また歩きにくい区間になったりで。 下りだから歩きにくいのは我慢できるが、登りだったらイライラしてきそうなほど、歩きにくかった。
渡渉ポイントを2箇所越えて瀬場谷を目指して歩く。 徐々に明るくなってきて、瀬場谷に着いた時点でヘッドライトが不要なほどの明るさになったので、ヘッドライトは収納にしまう。 さぁ、登山口までもうちょっとだ。 ここから先は淡々と歩くだけなので、睡魔との戦いになった。 やはり徹夜で登山だと眠いなぁ。 下りは面白みが無いので眠気も襲ってくる。 登りはすごいワクワクしてて高揚してたので全然眠くならなかったのだけど。
6時位に登山口に到着。 この時間でも気温が上がってきているのがわかった。 夜でも大汗かいたけど、日中登る人は大変だ……

駐車場に戻ったら、大阪ナンバーの人がいたので少し話した。 大阪から四国に3日間の登山の旅に来ていて、「三嶺」「笹ヶ峰」を2日間で登って、最終日の今日は「東赤石山」を登るとのこと。 2日間とも、ガスの影響で山頂からの景色は拝めなかったと残念がっていた。 せっかく四国まで来てくれたのだから、最終日は素晴らしい景色を見て帰っていってほしい!

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コメント

いや〜ビックリと感動でした!
lucimailさん こんばんは!
筏津の駐車場で少しお話しただけでしたのにしっかり覚えていただいていてありがとうございます。と言うより感動でした!
しかし慣れておられるのでしょうが、あの山を夜中に登って下りて来るとは凄すぎます。私は昼間に登っていて確かに暑さに苦しみましたが「ええっ!こんなところを夜中に一人で登れる?」と怖がりの私は思いましたよ(笑)
最終日は天候も良くて一番満足しましたが、ガスの上りがもう少し遅ければ瀬戸内側の景色が見れたのに・・と贅沢は言ってましたが・・
四国の山は気に入りましたのでまたどこかでお会いしましたらよろしくお願いします。
2018/7/26 0:03
Re: いや〜ビックリと感動でした!
コメントありがとうございます。 ヤマレコで四国の山の記録は少ないので日付絞れば全部見るのも苦でなく、もしかして投稿してないかな〜と、チェックしていたら見つけた次第です。

東赤石山は、四国の山の中では一番好きな山で結構な回数登っているので、夜間でもルート見失うとか足元が見えないという怖さは無かったです、慢心になってしまうと逆に危険ですが…… ただ、野生動物に遭遇しないかは怖いですね。 主に鹿ですが、鳴き声はけっこう聞こえていたので突然眼の前に飛び出してこないかとか……

3日目で、ギリギリ景色を見ることができたようで良かったです。
八巻山への岩歩きも楽しまれたようで、四国だと笹原の山が多いので、あのような岩歩きできる場所が少ないので。

ぜひ、また四国に遊びに来てください!
2018/7/27 1:07
プロフィール画像
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技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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