【快晴のカムイミンタラ】旭岳〜お鉢一周〜裾合平
- GPS
- 07:30
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,570m
- 下り
- 1,559m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
姿見駅までロープウェイ |
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
その他周辺情報 | 勇駒荘 |
写真
感想
前日までの天気予報が悪いながらも好転しつつあるため、旭岳を目指す前提でのんびりおきを決め込む。
翌朝6時くらいに目を覚ますと下界は快晴、旭岳ライブカメラも晴れているよう。
半信半疑な気持ちでそそくさと準備をして朝飯を食べながら一路旭岳ビジターセンターへ。
山の方はガスかと思いきや登っている途中でガスの上へ飛び出し青空の下へ。
俄然テンションが上がるなかビジターセンターへ。
早速ロープウェイに乗り込み天上を目指す。
登るにつれて昨日歩いた十勝から続くトムラや高根が見えてくる。
姿見駅から外へ出るとドーンっと旭岳が迎えてくれる。
とりあえず石室を目指して歩いていく。
実は積雪期しか来たことがないため新鮮だ。冬は視界が無くなると真っ白でよく悩まされたところだ。
石室の展望台から高根や十勝を見渡し、ピークを目指す。
学生時代に何回も訪れた夏道尾根。今は火山岩でガレガレだか冬だったら下りの時の迷いポイントだ、みたいなところも空で言える。
左手には地獄谷を挟んで北崖尾根が見える。屏風岩やルンゼ群を持つギャップなど冬の訓練でお世話になった記憶が甦ってくる。
懐かしさを感じつつ、いいペースで高度を稼いでいく。
登るにつれて高根が原が近づき眼下に広がっていくのは快感。
金庫岩を横目に見て1時間半くらいでピークへたどり着く。
ピークからはお鉢がバーンっと見える。
その向こうには雲海から裏大雪の山々が頭を出しているのが見える。
高根が原の向こうにはトムラ、その先に十勝の山々が続き、北海道の屋根が一望。
雪稜お決まりのピークでヤッホーもやり、存分に北海道最高峰を満喫する。
ピークから後旭への下りは途中から大きな雪渓を下ろす。
遠目で見るよりもかなり大きく、シリセードを交えながら下ろしていく。お尻は冷たいが楽しくて仕方がない。
少し登り返して間宮分岐に出ると広大なお鉢を見下ろすことができる。10年前にお鉢を見たときも、その雄大さに感動したが、なんも見ても色褪せない感動をくれる。
ここでお鉢を回るか回らないかを話し合ったが、ここまでいいペースで、最高の天気の中出来る限り歩きたいということでお鉢グルッとルートで行くことにする。
一路、北海岳を目指して歩く。
どこを見渡しても最高で気持ちよく、笑みしかでない快適な稜線歩き。時に駆けてみたりもする。
唯一あるとすれば、北海分岐から高根が原に向かって歩いて行きたいという思いくらいか。
北海岳からはお鉢の中に降りていく。
雪渓の上を歩いたり、川の渡渉で靴を脱ぐはめになり雪解け水の洗礼を受けたり、背丈を越え、もはや這っていないハイマツの道でシマリスと戯れたりしながら黒岳石室で一休み。トイレでひと働きしてもらう。
続いて目指すは北海道No.2の北鎮岳を目指す。分岐へは1時間ほどで着いたがピークはガスで覆われておりカットしようかと思っていたらガスが切れ切れとなったので荷物をデポしアタック。15分もかからずピークへ。
また角度を変えてお鉢を一望できる。
写真撮って北鎮岳から駆け下りる。
少し天気が曇りがちになる中、中岳を踏んで分岐まで。
名残惜しいがここでお鉢とはさよなら。次はいつこれるかな?
分岐からは旭岳の町を遠目に見ながら広い気持ちのいい尾根を温泉目指して下ろしていく。
尾根から外れて沢型へ下りると中岳温泉。足湯分の湯船ができていたので足湯休憩。
適温だが時折熱いお湯が回ってきてそれが気持ちよかったりする。
ひとしきり堪能して先を急ぐ。
旭岳には何度も来ているが実は裾合平を歩くのは初めてだ。
広大な気持ちのいい平原を歩くことができ気持ちがいい。時折出てくる雪渓もいい感じだ。
右手には比布や安足間の山々が左手には旭岳が聳える。
ここに来て少し悪化していた天気も回復してきて最高の青空の下、思い思いに歩いていく。
終わるのがもったいないくらいな気持ちの中、夫婦池に映る旭を横目に姿見駅着。
昨日の天気予報からは信じられない充実の山行となった。
ロープウェイに乗り込んで湯駒荘で汗を流して再び旭川への帰路についた。
写真を見ている最中でもここはどこの国だ?と
錯覚させるような雄大な広がり。羨ましい限りです。
そして天気も見方になってくれて
とても充実したのでは。
こんなとこに果たして死ぬまでに自分が行けるなんて想像もできません
なんせ東京より北に未だ行ったことがないんですから
お疲れしたー!
初めて登ったときからこれは本州にはないな〜という二次元方向への広がりを持つ雄大さです。
エイヤッと行ってみたら、案外、南紀の山に行くのと時間的には変わらんかもです
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