重太郎新道ルートで前穂高岳に登った


- GPS
- 14:02
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,761m
- 下り
- 1,728m
コースタイム
- 山行
- 3:54
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 4:12
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 2:47
- 合計
- 10:03
天候 | 朝方は、雲が出ていたが、登るにつれて雲が取れ、絶好の登山日和だった。ただし、南東方向の南アルプスや八ヶ岳方向はガスっていた。 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
初日は上高地バスターミナルから岳沢小屋キャンプ場まで歩いて、テント設営。コースは、良く整備されている。 2日目は、キャンプ場から紀美子平を経て前穂高岳に登ったが、登山路は、急な坂の登りが続き、途中には、梯子や鎖が、何箇所も出て来る。注意して登りたい。落石の可能性があるため、ヘルメットを着用した。 |
写真
装備
共同装備 |
テント
テントシート
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理用器具
食器
ツエルト
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感想
8/4〜5にかけて、山岳会の仲間5人と岳沢ルートで北アルプスの前穂高岳&奥穂高岳に登ることになり、中央高速経由で沢渡バスセンターに向かった。
沢渡バスセンターで松本電鉄バスに乗換え、上高地に10:10に着いた。週末のせいか、上高地は観光客であふれかえっていた。大きなザックを背負っていると観光客の邪魔になるため、河童橋から岳沢登山口までは、観光客がとおらない林道を歩いた。岳沢登山口から岳沢山荘までの登山路は、連日の好天続きで砂ぼこりで覆われていたが、次第に林間の登りとなった。30分程の歩きで風穴に到達した。風穴からは、外気より10度近く低い冷風が噴き出しており、玉のように噴き出た汗をすっきり冷してくれた。
この日は、100人近い韓国の団体客がバラバラと下ってきて、登山路では韓国語が飛び交っていた。岳沢小屋まで大きなザックを背負って歩くとなかなかきつい。13:07に岳沢小屋に着いた。岳沢小屋のテント場は、既にたくさんの先着者がおり、7人用のテントを設営できそうな場所がなく、やっと見つけた場所に石を積んで天場を拡げ、何とかテントを設営した。この後、夕食の支度にかかるメンバーとビールを冷やすための万年雪を採りに雪渓まで行くメンバーに分け、夕食の支度をし、まったりとした時間を過ごした。
翌日は、3時前に起床、寝袋等をザックにデポし、へッデンとサブザックで前穂高岳目指して3:20に出発した。真夜中には、天の川が拡がっていたが、歩きはじめた頃には上空に雲が拡がり星がほとんど見えなくなっていた。草付きのジグザグの道を登り、カモシカ立場の先の長い梯子も薄暗い中で全体像が良く分からなかった。岳沢パノラマ辺りまで登ってくると、徐々に白み始め、明神岳や西穂高岳の稜線が見え始め、上空の雲も薄れ始めた。
当初、前穂高岳に登り、その後吊尾根経由で奥穂高岳に登り、上高地に戻る計画だったが、メンバーの体調が芳しくなく、当初の計画通り登るのは厳しい状況になったため、リーダーから計画変更が提案され、前穂高岳へのピストンとし、その代わり前穂高岳でゆっくりくつろぎ、下りもゆっくり下ることになった。
5:54に紀美子平に到着した。この頃になると、西穂高岳から奥穂高岳の稜線には、朝陽が差し込み、上空には青空が拡がり、絶好の登山日和となっていた。南の方向の乗鞍岳や御嶽山の山頂を覆っていたガスも徐々に切れて、素晴らしい眺望が拡がっていたため、ゆっくり休憩をとった。
6:22に前穂高岳目指して出発し、いくつかの岩場を登り、6:39に前穂高岳山頂に着いた。前穂高岳山頂からは、西穂、奥穂に加えて北穂高岳や槍ヶ岳、前穂の北稜の峰々、明神岳のゴツゴツとした稜線が連なっており、その迫力に圧倒された。
北には、後立山連峰の鹿島槍ヶ岳の双耳峰や、黒部源流域の鷲羽岳、水晶岳、薬師岳が望まれ、カラー東から北東方向には、蝶が岳から常念岳、更に大天井岳から燕岳に至る表銀座コースの山並みが拡がっていた。なお、この日は、東から南東方向にあるはずの富士山や八ヶ岳、南アルプス等の峰々は、ガスが多くはっきりと視認できなかった。山頂で、昨夜作った握り飯を熢ばりながら、素晴らしい眺望を楽しみ、7:32に下山を開始した。
この頃になると、続々と登山者が前穂高岳を目指して登ってきており、すれ違いに伴う待ち時間が増えてきた。
下りも紀美子平で30分程休憩をとり、その後も岳沢パノラマやカモシカ立てば出休憩をとりながら下り、10:26に岳沢小屋のテント場に帰着した。
この後、テントを片付け、11:09に岳沢小屋を後にした。
今回の岳沢ルートからの前穂高岳〜奥穂高岳登山は、長野県山岳会のランク付けでは、上級難コースにされており、一日で往復するのは、かなりの健脚コースだった。今回は、奥穂高岳登山をパスしたが、それでも上高地の河童橋に戻って来たときは、膝にかなりの疲労が蓄積されており、手強い山行だった。しかし、天候に恵まれ、前穂高岳から素晴らしい眺望をゆったり堪能することができ、達成感を味わうことができた。
難ルートをテント担いで短時間で無事登頂おめでとうございます。良い天気でしたね!(^^)
3時から、皆さん相変わらずの健脚素晴らしい!(^^)
Sailnsnowさん、コメントありがとうございました。
素晴らしい好天に恵まれ、前穂高岳からの北アルプスの眺望を堪能してきました。山岳会の皆さんとの和気藹々の山登りは、楽しいですね。
写真が綺麗です。実物は もちろん素晴らしかったことでしょう。反面暑さも半端なかったんじゃないですか?少し減量できて喜んでる人も・・・
奥穂は残念でしたが またいつでも行けるので 秋の紅葉の時期に取っておくのもいいんじゃないですかwww。
ヒザに厳しい重太郎新道!!転落事故が多い登山道です。それだけ傾斜がきついということですので 当然ヒザには厳しい!!あまり下りには使いたくない道ですね。
花は 先日MATUSANから教えていただきましたイワギキョウがわかりました(えへん!!)他にも少し覚えられそうな花が少しづつ増えてきました。また教えてください!!
9月あたりに 岳沢〜天狗のコル〜ジャンダルム〜奥穂〜喜美子平〜岳沢なんて行きたいと思ってます。
mmakiraさん、いつもコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。
天気が良かったこともあり、テント泊用のザックを背負っての登りは、半端ない暑さで、休憩ごとにタオルを絞ると凄い量の水が出てきました。汗を良くかくので、1.5リッター以上水を飲んでおりました。山にいた時は、体重が減っていたようですが、帰ってきたらすぐに元に戻ってしまい、残念です。
重太郎新道は、下りがきついですね。今回は、テント場を基地にしてピストンしましたが、テントを背負って縦走している方も結構多く、凄い人がたくさんいますね。
mmakiraさんの秋の北アルプス縦走、報告を楽しみにしております。
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