石転び沢→北股岳→門内岳→梶川尾根
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,820m
- 下り
- 1,816m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
門内沢出合いは飛び石の渡渉。雪渓に取り付いてしまえばクレバス等は無い。スプーンカットを拾ってツボ足で歩いた。ダブルストック+ツボ足が速いだろうけど、落ちたらマズイ傾斜の地点もあるのでピッケルは持ってきて良かった。 雪渓上端の夏道に復帰するところはいつ崩れるかわからんので怖い。 |
その他周辺情報 | かいらぎ山荘 日帰り入浴500円 |
写真
装備
個人装備 |
ピッケル
ストック(一本)
ヘルメット
ハイドレ<br />アイゼンは持たない<br />サングラス忘れた
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感想
金曜夜発。0時ごろ登山口到着。涼しくて気持ちよいので外にマット敷いてツェルトに包まり寝る。半月で明るいがそこそこの星空で流れ星も見える。携帯の電波がなく実家に登山届けメールをできないので備え付けの紙に記載して投函。3時ごろ寒くなってきたので車に入りもう一眠り。何人かの登山者に先を越されてしまう。登山届けを受け付けるおじさんとしゃべりながら準備。登山口にこんなおじさんが駐在しているなんて、人気の山なのだな。おじさん曰く門内沢出合いは雪渓の状態が悪いので門内沢方面に回りこんでから石転びに入ると。この言葉を拡大解釈してしまい後でちょっと失敗する。
出合いまでの夏道はちょっと足場の悪いトラバースやアップダウンが続く。うまい水で2リットルほど汲む。あとで見たらカワゲラの幼虫がいっぱい入ってた。
こういう道は比較的得意なので先行する3人を抜いて門内沢出合いに着く。悪くないペース。
ここ一週間の暑さですっかりまいっていたので、日曜日は家でごろごろしようと決めていた。したがって日帰り登山をしなければならない。石転び→梶川は日帰りだと結構頑張らねばならないはずなのでここまでタイムアタックモードで来た(んなこといってる割に寝坊してるのだが)。しかし雪渓と青空の風景に見とれてすっかりのんびりモードになってしまう。
さて石転び雪渓の取り付きは確かに悪そうだが、門内沢の方はばっちり雪に埋まっている。そこでちょっと門内沢を登ってから中央の尾根を乗越すのかと勝手に解釈して門内沢に入り、水平距離で150mほど進む。踏み跡らしきものを拾って尾根に乗ってみるが藪である。豪雪地のルートでない尾根は適当に乗越せるもんではないと悟る。あーあ30分ほどロス。正規ルートで石転び雪渓に取り付く頃には美味い水で抜かした単独のおじさんに抜き返されていた。
おじさんはアイゼンを着けているのでその間に再び抜かす。文部省登山リーダー研修での平蔵谷以来の雪渓である。落石が怖いのでノンストップで登るが落石は無かった。
北股沢出合いの水場で休憩。尾根の末端からこんこんと湧いていて不思議だ。美味い。雪渓の上端は崩れそうで怖いので早く夏道に上がりたいと思い、左岸の赤布(たぶんこれは黒滝方面へ行かないよう、雪渓左岸側を登れという意図の赤布であったのだが)からまた踏み跡らしきものを辿って草付きを上がる。踏み跡ではなく雪が作った裸地だった。すぐに間違いに気付いたが戻るのが大変。これが音に聞く豪雪地の草付きか・・・またおじさんに抜き返された。彼は草付きの中でセミになっている私を、山菜でも採っているのかと思ったそうだ。ウワバミ草をホールドにしてクライムダウンした。やれやれ。タイムアタックどころではない。またも30分ほどロス。
稜線は非常に快適で眺めもよかった。マツムシソウがいっぱい。他のお花もいっぱいあるがあまり名前がわからん。るんるんで歩く。タイムアタックどころではない。
門内小屋で小屋のおじさんと一時間近くおしゃべりした。おじさん曰く梶川尾根は3時間もあれば下れるとのこと。ほんとにぃ?おじさんは2時間半で登ったと。すげえ。ダイグラ尾根を登って梶川尾根を下るねーちゃんがいたと。げろげろ。
ルートミスのロスやらるんるん歩きのロスやらあったにもかかわらずここまで悪くないペースで来たと自信を持っていたが、おじさんの話でハートを砕かれてしまった。梶川尾根は頑張って下って4時間ぐらいかと踏んでいたが、3時間というおじさんの言がまとわり着く。真砂の歩きにくい尾根だった。下るにつれてどんどん暑くなり、しばしばへたりこんで休憩をとる。結局4時間ちょっとかかった。疲れた。3時間でほいほい下れるようになりたいものだ。
いろいろあったが総じて面白い山行だった。
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