利尻山 北峰
- GPS
- 11:12
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,562m
- 下り
- 1,562m
コースタイム
- 山行
- 9:35
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 11:12
距離 12.35km, 累積上り 1603m, 累積下り 1603m
天候 | 雨-曇-晴-曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
下山後:登山口から利尻富士温泉バス停まで徒歩、そこからバス。 |
その他周辺情報 | ゲストハウス「利尻ぐりーんひるinn」に3連泊した。 自宅のように気楽に寛いで過ごせた。 気持ちの良いゆったりした設備と、フレンドリーな経営者の方々。女性5人の相部屋に毎日違う顔ぶれのソロトラベラー。言葉を交わすのも楽しい。暇な時は、広いリビングの窓越しに利尻富士を見渡せる席に陣取って読書。 広いキッチンには鍋釜・食器に基本的な調味料まで揃っていて、食事の準備も楽々。近所のスーパーでおにぎりが売り切れだったので、このキッチンで行動食用のおにぎりを自作して登山にでかけた。我ながら美味しいおにぎりだった。 |
写真
感想
昨年、屋久島の宮之浦岳に登った後、バランスをとるために北の利尻山にも登ろうと思っていた。
利尻山の鴛泊コースについて調べてみると、登り累積1600m・下り累積1600m。私はこれまで、一日にそれだけの上り下りを一度にやる登山をした事がない。
利尻山を1日でやるか、または水のない避難小屋に泊まって2日にするか、ずっと迷っていた。
水のない避難小屋に泊まるとしたら、2日分の水・シュラフ・食糧と荷物が増えて、文字通り重荷になる。出来る限り荷物を軽くして身軽に一日行程で済ませよう。決心して荷物からシュラフを抜いたのは、家を出る直前だった。
登山口まで、宿の方に送って頂き、5時頃に登山スタート。
歩き始めは雨だったが、快方に向かう天気予報でもあり不安なく進んだ。
標識は明快で、良く整備されて迷いようもなく、歩きやすい登山道。
次第に晴れてきた。湿度が高く、とても蒸し暑い。汗まみれで進む。
標識に示されたXX合目と標高とのズレがあることに間もなく気付いた。
標高1721mの利尻山で、5合目の標識は標高610mの地点にある。標高の35%進んだだけで、もう5合目?
同じく、9合目は標高 1410m。標高でいえばあと2割残っているのに、9合目だ。
XX合目の標識に騙されて気を緩めたらイカンのだ、と気を引き締めつつ登り進める。
避難小屋を過ぎたあたりから花の種類が増えて楽しい。黄色の利尻ヒナゲシが登山路に見えて感激! 青紫のリシリブシやイワギキョウ、黄色のオトギリソウ、白のダイモンジソウ、オレンジのクルマユリ、ピンクのエゾカワラナデシコ、白とピンクのノコギリソウ、鮮やかな花の色が歩き進む私を励ましてくれる。
9合目からは険しさを増し、登山路の表面は赤い火山礫に変わっていく。ジワジワと進んで山頂に到達した。
山頂の赤い祠にお参りして、ここまで来れたことに感謝。無事に下山させて下さいとお願いした。
山頂からは利尻島の沓形周辺、北海道本島の沿岸、それからサハリンも見えた。
持参のおにぎりと味噌汁を食し、山頂を歩き回ってあちこちを見回して満足。
山頂には40分近く滞在して、下山開始。集中しつつ、長い道のりを下りに下り、無事に登山口に帰還した。
この登山で、私も結構歩けるようになってきたんだ、と自信が付いた。
利尻山は素晴らしかった。雪の残っている時に、また来れたらいいなー。
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