鳳凰三山(ドンドコ沢〜中道)
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,972m
- 下り
- 1,969m
コースタイム
天候 | 晴 但し稜線はガス |
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過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はないが、渡渉地点ではマーキングに注意した方がよい |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
地図
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
5月に千頭星山から見た鳳凰三山が印象的だったため、行ってみたいと思っていたが、日帰りで行くには少し距離があったため、出発時間を早めて計画した。
真夜中、青木鉱泉を目指して走行していると、ニホンジカやタヌキが道の真ん中に構えていて、危うく跳ねそうになった。
3時半、青木鉱泉の駐車場には既に十台程駐車している。ヘッドライトを頼りに進む。治山工事箇所を回り込みながら歩いていると突然登山道を喪失する。あたりをよく照らすと岩に矢印が。一番目の渡渉箇所だ。
渡りきった所から少しずつ勾配がきつくなる。台風後のせいか、南精進ノ滝は水量が多かったようだ。
ここからは、本格的な登り。思っていた以上に多くの花を楽しめた。花は滝近くの水辺に多かった。
やっと鳳凰小屋に到着。休んでいって、という優しい言葉が沁みる。
一休みの後、歩いて向かえた白い砂地獄。砂場で足がとられる上に直登。かなりきついし、体力がどんどん奪われるようだ。唯一の慰めは、途中に見えるタカネビランジ。
砂地獄を終えるあたりにお花畑が出現。ホタルブクロなどに交じって黄色い花が。ラッキー、キバナノコマノツメ。
オベリスクの近くにはホウオウシャジャンも。
しかし、ガス、ガス、ガス。周りの山々は一切見えない。
それにしても、ここまで随分抜かれたな〜。6〜7組が追い越して行った。皆早いこと。
こちらはマイペースで鳳凰三山最高峰の観音岳へ向かう。
稜線はタカネビランジ一色。白い砂地にピンクがよく映える。こんな厳しい環境下でよくぞ。
観音岳からは地蔵岳と薬師岳がチラリと顔を覗かせる。他の山々は相変わらず見えない。
この辺りからトウヤクリンドウが多く見られ始めた。花期はこれからのようだが数は多い。
薬師岳でも南アの山々は姿を見せなかった。残念。
ここからは下るだけ。道中で前後しながら歩いてきた二人の若者と言葉を交わしながら中道を降りる。
これはきつい。登りには使いたくない、と思っていると、薬師小屋に泊まるというご夫婦が汗だくになりながら登ってくる。あと2息くらいです、頑張って。
ドンドコ沢は複数の滝があり、ある程度変化に富んでいるが、中道は、ずっと樹林帯を歩く。勾配だけでなく、そうした点も考慮すると今回のルートで良かったと、つくづく感じた。
南アの山々を眺望する事はできなかったが、こればっかりは仕方ない。ホウオウシャジャンやタカネビランジなどの多くの花々が堪能できたことに感謝。
しかし、帰りの渋滞に巻き込まれ、丸々24時間の山行となってしまった。
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