鍬崎山(手前の1756mピークまで)
- GPS
- 08:15
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,384m
- 下り
- 1,375m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪下部で5cm、上部では40-50cm位。ほぼ夏道通しだが、上部では迷いやすく、外すとブッシュが煩い。 |
写真
感想
2090mの鍬崎山は、富山平野から眺めると3000m級の立山連峰と肩を並べて目立つ三角ピークの山である。これまで3回目指して2回登頂したが、いずれも2〜4月の間であった。さて雪が積もり始めの12月はどんな様子かと思って目指してみた。前日は富山の平野部で初雪だった。
前夜諸事情で準備が出来ずに遅くなって寝てしまい、朝起きてからのこのこ山支度をして自宅出発が7時前、粟巣野スキー場駐車場出発が殆ど8時になった。然しながらこの一週間ほど北陸の冬らしく悪天候が続いていたのが、この日は朝から日が差しているので登らなきゃ損だ、ともかく行けるところまで行ってみよう。
スキー場下では融けつつある雪が3〜5cm程度残っている程度。まだプッシュだらけのゲレンデをツボ足で登っていく。背後には樹林帯が真白に輝いた、大辻山など1000m級の山が見えてくる。ゲレンデ最上部から、上の貯水池に続く送水管沿いの山道に入る。雪が被っているが夏道は形で分かる。送水管を左に乗り越して平坦になった道を進んで貯水池に到達する。ここから大品山への急登の始まりだ。木の根を這い登る傾斜も雪で覆われ、足場を探りながら登る。標高1200m位までは積もった雪の全てが軟らかく、ここ1,2日で降った新雪だけだろう。急傾斜では足場が効きにくい。1200m以上では新雪の下に少し締った雪があり、傾斜も緩んで足場が安定するが、1300mあたりから踝から時には脛まで潜るようになり、スノーシューを装着した。
大品山に夏道通しで到達したのは初めてだ。手持ちの二万五千図の道より80mほど東にずれて、今現在の瀬戸倉山への分岐があるようだ。一旦標高差100mほど下りて、鍬崎山への尾根道を登る。始めは今まで通りのペースだったが、標高1500mからは滑って後ずさりで一歩が進めない急坂であり、夏道を正確に辿るのが難しくなり、外すとやがてブッシュに行く手を阻まれる、といった有様で100m登るのに1時間かかってしまった。1600mから少しペースが戻ったが、それでも1時間当たり150mだ。1756mピークの直前に鎖のかかった岩場があるが、一部まだ見えてた鎖を掘り出して攀じ登った。1756mピークから目の前に鍬崎山頂が聳えているが、今日の調子ならまだ2時間以上かかるだろう、ここでタイムアップだ。
下りは自分のトレースを辿るだけで、岩場一か所以外は難儀する所はどこもなく、終始誰にも会わず粟巣野スキー場に帰還した。もう2,3時間早く出発していたら鍬崎山まで到達できたかも知れないが、今日の行程でもかなり足は疲れた。今シーズン初めての本格ラッセルで、スノーシュー付の足を持ち上げる筋肉がまだ慣れていないのだ。
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