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Yamareco

記録ID: 1558805
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

大岩ヶ岳【丸山湿原のサギソウを観に行く】

2018年08月17日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:20
距離
9.8km
登り
523m
下り
526m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:09
休憩
1:12
合計
5:21
9:37
18
千刈ダム駐車地
9:55
9:55
13
10:08
10:08
5
11:16
12:15
14
12:29
12:33
22
12:55
12:55
13
13:08
13:08
21
13:29
13:29
7
13:36
13:36
13
13:49
13:49
11
14:00
14:09
9
14:46
14:46
12
14:58
千刈ダム駐車地
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
千刈ダム手前の駐車場を利用
コース状況/
危険箇所等
道標の少ないところもあるが、道はよく踏まれているのでしっかりした道を選んで歩けば迷うことは少ない。しかし、分岐が多いので、地図でのコース、位置の見極めが必要。
大岩ヶ岳、東大岩岳周辺は急坂で、岩場、ザレ場もあり、スリップ、転倒に注意が必用。
JR道場駅の東から標識を見て千刈ダムに向かう。
2018年08月17日 09:24撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
8/17 9:24
JR道場駅の東から標識を見て千刈ダムに向かう。
千刈貯水場駐車地。
2018年08月17日 09:35撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 9:35
千刈貯水場駐車地。
ここからハイキング道が始まる。
2018年08月17日 09:37撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 9:37
ここからハイキング道が始まる。
羽束川の河原。
2018年08月17日 09:38撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 9:38
羽束川の河原。
河原に下りられる所(階段)があったので下りてみた。
2018年08月17日 09:41撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 9:41
河原に下りられる所(階段)があったので下りてみた。
いろいろな石。石の名前がわかればいいのだが。
2018年08月17日 09:44撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 9:44
いろいろな石。石の名前がわかればいいのだが。
千刈橋と羽束川の流れ。
2018年08月17日 09:48撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 9:48
千刈橋と羽束川の流れ。
現在も活躍する千刈ダムは文化遺産でもある。
2018年08月17日 09:49撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 9:49
現在も活躍する千刈ダムは文化遺産でもある。
千刈ダム。
2018年08月17日 09:49撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 9:49
千刈ダム。
千刈貯水池の解説板。
2018年08月17日 09:50撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 9:50
千刈貯水池の解説板。
千刈ダム。
2018年08月17日 09:53撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 9:53
千刈ダム。
千刈水源池。
2018年08月17日 09:55撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 9:55
千刈水源池。
千刈橋を渡った所にある標識。
2018年08月17日 09:59撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 9:59
千刈橋を渡った所にある標識。
羽束川の流れ。
2018年08月17日 10:00撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 10:00
羽束川の流れ。
気の早い紅葉。
2018年08月17日 10:01撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 10:01
気の早い紅葉。
羽束川を離れ、フェンス沿いに登っていく。
2018年08月17日 10:02撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 10:02
羽束川を離れ、フェンス沿いに登っていく。
フェンス沿いの道。
2018年08月17日 10:03撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 10:03
フェンス沿いの道。
セミの声がにぎやかに響く林。今日は涼しい風が流れ、気持ちがいい。
2018年08月17日 10:04撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 10:04
セミの声がにぎやかに響く林。今日は涼しい風が流れ、気持ちがいい。
沢を渡る。
2018年08月17日 10:08撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 10:08
沢を渡る。
先行パーティーの皆さん。
2018年08月17日 10:12撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 10:12
先行パーティーの皆さん。
どちらに進むか?北西登山路に進む。
2018年08月17日 10:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 10:13
どちらに進むか?北西登山路に進む。
ダム湖を見下ろす。
2018年08月17日 10:15撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 10:15
ダム湖を見下ろす。
日陰の道は涼しく快適に歩ける。
2018年08月17日 10:19撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 10:19
日陰の道は涼しく快適に歩ける。
カナヘビ。
2018年08月17日 10:31撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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8/17 10:31
カナヘビ。
サンゴのようなキノコ。名前は?
2018年08月17日 10:35撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 10:35
サンゴのようなキノコ。名前は?
周辺のルートが示された地図。
2018年08月17日 10:39撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 10:39
周辺のルートが示された地図。
猛暑の後の雨空が空け、一転爽やかな夏空になっている。
2018年08月17日 10:43撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 10:43
猛暑の後の雨空が空け、一転爽やかな夏空になっている。
大岩ヶ岳?
2018年08月17日 10:43撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
8/17 10:43
大岩ヶ岳?
ヤマグリの実が熟しかけている。
2018年08月17日 10:45撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 10:45
ヤマグリの実が熟しかけている。
岩場の石がきれい!
2018年08月17日 10:52撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
8/17 10:52
岩場の石がきれい!
新名神の吊り橋。
2018年08月17日 10:57撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 10:57
新名神の吊り橋。
大岩ヶ岳手前の小ピーク。大岩ヶ岳までもう少し。
2018年08月17日 11:01撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 11:01
大岩ヶ岳手前の小ピーク。大岩ヶ岳までもう少し。
あれが大岩ヶ岳か?
2018年08月17日 11:07撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 11:07
あれが大岩ヶ岳か?
追い抜いたはずの先行パーティーの皆さん。南西ルートでまたまた先行されていました。
2018年08月17日 11:16撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 11:16
追い抜いたはずの先行パーティーの皆さん。南西ルートでまたまた先行されていました。
大岩ヶ岳山頂標識。
2018年08月17日 11:16撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 11:16
大岩ヶ岳山頂標識。
大岩ヶ岳山頂標識。背後は千刈水源池と向山、羽束山方面の展望。
2018年08月17日 11:17撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 11:17
大岩ヶ岳山頂標識。背後は千刈水源池と向山、羽束山方面の展望。
向山、羽束山。
2018年08月17日 11:17撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
8/17 11:17
向山、羽束山。
千刈水源池と背後の山々。
2018年08月17日 11:17撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
8/17 11:17
千刈水源池と背後の山々。
有馬富士方面の展望。後は千丈寺山か?
2018年08月17日 11:25撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
8/17 11:25
有馬富士方面の展望。後は千丈寺山か?
澄んだ空気と流れる雲、そして三田市の街並みが見える。
2018年08月17日 11:30撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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8/17 11:30
澄んだ空気と流れる雲、そして三田市の街並みが見える。
大岩ヶ岳三角点標柱。花崗岩の立派なものでした。
2018年08月17日 11:36撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 11:36
大岩ヶ岳三角点標柱。花崗岩の立派なものでした。
東大岩岳に向かいます。
2018年08月17日 12:22撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 12:22
東大岩岳に向かいます。
巨岩!道は右に巻いている。東大岩岳はこの巨岩の上。
2018年08月17日 12:27撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 12:27
巨岩!道は右に巻いている。東大岩岳はこの巨岩の上。
どんな道?
2018年08月17日 12:28撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 12:28
どんな道?
対峙する大岩ヶ岳。
2018年08月17日 12:29撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
8/17 12:29
対峙する大岩ヶ岳。
千刈水源池と背後の山々。
2018年08月17日 12:29撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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8/17 12:29
千刈水源池と背後の山々。
ハート形に見える!
2018年08月17日 12:29撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
4
8/17 12:29
ハート形に見える!
向山、羽束山。左端に写っているのは大船山かな?
2018年08月17日 12:30撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
8/17 12:30
向山、羽束山。左端に写っているのは大船山かな?
丸山湿原に向かうのに尾根ルートがあるのか!
2018年08月17日 12:34撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 12:34
丸山湿原に向かうのに尾根ルートがあるのか!
丸山湿原に向かう。
2018年08月17日 12:37撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 12:37
丸山湿原に向かう。
六甲山と雲の流れる空。
2018年08月17日 12:42撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
8/17 12:42
六甲山と雲の流れる空。
マツの球果。
2018年08月17日 12:42撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 12:42
マツの球果。
大岩ヶ岳を見上げる。
2018年08月17日 12:42撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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大岩ヶ岳を見上げる。
こちらは東大岩岳。
2018年08月17日 12:46撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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8/17 12:46
こちらは東大岩岳。
トンボ。
2018年08月17日 12:56撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 12:56
トンボ。
丸山湿原に向かう。
2018年08月17日 12:59撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 12:59
丸山湿原に向かう。
分岐が多い。
2018年08月17日 13:01撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 13:01
分岐が多い。
沢の水が赤い。
2018年08月17日 13:04撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 13:04
沢の水が赤い。
このあたり、石も赤い。
2018年08月17日 13:05撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 13:05
このあたり、石も赤い。
赤い石。
2018年08月17日 13:06撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 13:06
赤い石。
丸山湿原までもうすぐ。
2018年08月17日 13:07撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 13:07
丸山湿原までもうすぐ。
いよいよ、丸山湿原に入っていく。
2018年08月17日 13:07撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
8/17 13:07
いよいよ、丸山湿原に入っていく。
20名くらいのグループとすれ違う。団体での観察会のようだ。
2018年08月17日 13:10撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/17 13:10
20名くらいのグループとすれ違う。団体での観察会のようだ。
湿原に近づける場所。
2018年08月17日 13:16撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
8/17 13:16
湿原に近づける場所。
島のように突き出ている視点場。
2018年08月17日 13:16撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
8/17 13:16
島のように突き出ている視点場。
丸山湿原解説板。
2018年08月17日 13:17撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
8/17 13:17
丸山湿原解説板。
湿原風景。
2018年08月17日 13:17撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
8/17 13:17
湿原風景。
サギソウ。
2018年08月17日 13:19撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
1
8/17 13:19
サギソウ。
サギソウ。
2018年08月17日 13:23撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
3
8/17 13:23
サギソウ。
この花もきれい。
2018年08月17日 13:24撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
3
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この花もきれい。
サギソウ。
2018年08月17日 13:26撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
5
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サギソウ。
この花は何?
2018年08月17日 13:28撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
8/17 13:28
この花は何?
分岐。
2018年08月17日 13:29撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
8/17 13:29
分岐。
鉄塔。
2018年08月17日 13:32撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
8/17 13:32
鉄塔。
分岐。
2018年08月17日 13:36撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
8/17 13:36
分岐。
気の早い紅葉。
2018年08月17日 13:46撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
8/17 13:46
気の早い紅葉。
ヤマグリ。
2018年08月17日 13:54撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
8/17 13:54
ヤマグリ。
ザレ場。
2018年08月17日 13:59撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
1
8/17 13:59
ザレ場。
風化で残った岩が突き出ている。「風吹き岩」と名付けられていた。
2018年08月17日 14:00撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
1
8/17 14:00
風化で残った岩が突き出ている。「風吹き岩」と名付けられていた。
風吹き岩。
2018年08月17日 14:01撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
8/17 14:01
風吹き岩。
アブラゼミ。
2018年08月17日 14:16撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
8/17 14:16
アブラゼミ。
渡渉。
2018年08月17日 14:21撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
8/17 14:21
渡渉。
この石は??
2018年08月17日 14:22撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
8/17 14:22
この石は??
セミの抜け殻。
2018年08月17日 14:26撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
8/17 14:26
セミの抜け殻。
登山道。
2018年08月17日 14:28撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
8/17 14:28
登山道。
気の早い紅葉。
2018年08月17日 14:28撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
8/17 14:28
気の早い紅葉。
東山橋を渡る。
2018年08月17日 14:46撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
8/17 14:46
東山橋を渡る。
羽束川。河原で遊ぶ家族連れの方。
2018年08月17日 14:47撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
8/17 14:47
羽束川。河原で遊ぶ家族連れの方。
千刈ダム駐車地まで戻る途中、民家の花を見せてもらう。サルスベリ。
2018年08月17日 14:48撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
8/17 14:48
千刈ダム駐車地まで戻る途中、民家の花を見せてもらう。サルスベリ。
サルスベリ。
2018年08月17日 14:49撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
8/17 14:49
サルスベリ。
これもサルスベリ。
2018年08月17日 14:50撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
8/17 14:50
これもサルスベリ。
よく見る花だけれど、名前はわからない。⇒調べてみるとルドベキア・タカオだと思う。
2018年08月17日 14:50撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
8/17 14:50
よく見る花だけれど、名前はわからない。⇒調べてみるとルドベキア・タカオだと思う。
センニンソウ?
2018年08月17日 14:52撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
8/17 14:52
センニンソウ?
羽束川の岩場で休憩するシラサギ。
2018年08月17日 14:54撮影 by  Canon EOS Kiss X50, Canon
8/17 14:54
羽束川の岩場で休憩するシラサギ。

装備

個人装備
Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス 時計 タオル カメラ 双眼鏡 コッヘル エスビットポケットストーブ アルコール固形燃料

感想

大峰山行後、体調を崩し、その後の連続する猛暑日に山行を控える日々が続いた。昨日、一昨日と雨模様の空であったが、一転爽やかな、秋空をも思わせる好天がやってきた。

昨年、丸山湿原を訪れ、サギソウを観た。その時に、大岩ヶ岳へのハイキング道を見ていたが、その時はハイキングの用意もなかったしすでに時刻も午後であったため、次の機会には大岩ヶ岳とセットで丸山湿原を訪れることにしていた。

まさに、絶好の一日ではないか。お盆休みの最後の一日、大岩ヶ岳に向かう。いろいろ考えて、宝塚側からではなく、千刈ダムから登ることにする。

道場駅を目指し、そこから千刈ダムへの標識を見て細い道を進む。途中、駅から歩かれているのだろうパーティーの方を追い越す。細い道を車で通るのに道を空けてもらい恐縮する。

行き止まりに広い駐車地がある。ハイキング道への標識もあり、わかりやすい。準備をして出発する。すぐにトイレがあり、ありがたい。

右に羽束川を見る。色い岩床の川床が美しい。水の流れは少ない。途中、川原に下りる階段があったので、川原にころがる石を観る。最近、「川原の石図鑑 」という本を読んだので、その影響もある。これは砂岩かな、と思ってみるが、わからない。石を眺めるだけでもそれなりに面白い。

千刈ダム下に着く。千刈ダムが造られたのは大正8年で、現在も活用されているが国の文化財でもあるようだ。ダムの姿もなかなか美しい。ハイキング道はここで対岸に渡るが、その前にダム上部に上がってみることにする。上からは貯水池を見ることができる。

もう一度下り、千刈橋を渡る。この時、パーティーの方が先に歩かれているのが見えた。おそらく先ほど車で追い越したパーティーの方だろう。川に沿った道は行き止まり、フェンスに沿った道を登っていく。けっこう急坂だ。しかし、登り終えて緩い斜面になったところに広がる林はセミの声がが響き、時々涼やかな風下吹き、気持ちがいい。少し道がわかりにくいところもあるが、踏み跡はしっかりしているので気をつけていれば迷うことはなさそうだ。

先ほどのパーティーに追いつく。ちょうど分岐のところで、大岩ヶ岳に向かうには北西ルートと南西ルートがあるようだ。北西に向かう。

稜線部に出ると、涼しい風が吹いてきて、ほんとうに気持ちがいい。千刈貯水池を見下ろしながら歩く道は、ちょっと後立山から見る黒部湖を思い起こしてくれたりする。展望も出てきて、三田の街並や北摂の山々が見えるようになる。低山でも初めての道はわくわくする。

いくつかの上り下りをくり返し、ひとつのピークに着く。ここが大岩か、と思ったが、「大岩ヶ岳までもう少し」との標識を見て、同じように思う人がいるのかなと思う。小ピークからの下りで、正面に次の頂が見えた。きっとあれが大岩ヶ岳だ。しかし、ピーク手前はけっこう急坂のようだ。

滑りやすい岩場を登ると、賑やかな声が聞こえる。先ほど追い越したパーティーの面々だ。南西ルートで先に到着されたのだろう。しばらくして、丸山湿原に向けて出発された。

山頂で、カップヌードルをつくる。今回、エスビットの小型ストーブに料理用の固形アルコール燃料を試しに使ってみる。既定量の水をコッヘルに入れ、着火する。10分ぐらいして湯を見るとぷつぷつと泡ができているが、沸騰まではいかない。どうも湯を沸かすには火力が弱いようだ。まあ、ラーメンくらいつくれると湯をそそぐ。湯の温度も十分で、時間さえかければ何とか使えそう。しかし、重さを考慮してもバーナーに軍配を上げる。

山頂でのんびりした後、丸山湿原に向けて下る。東大岩岳への標識を見て、そっちに向かう。すぐに、大きな岩が行く手に現れる。ここを登るか、とも思ったが、ちゃんと巻き道があり、そちらを登る。山上部で左に突き当ると東大岩岳の山頂だ。下から見上げた大岩の上部にあたるらしい。なるほど、それで大岩岳かと妙に納得する。大岩ヶ岳に負けず展望もいい。

東大岩岳から丸山湿原への尾根コースとの標識があり、尾根道を進む。半ば下ったところにザレ場があり、大岩ヶ岳、東大岩岳を並んで展望することができる。いいスポットだ。ここからもう少し下ると、丸山湿原の入口に着く。

昨年も歩いたはずのコースを進む。丸山湿原への標識に従って進む。木道が現れ、いよいよ湿原に入っていく。今日の目当てはサギソウであり、サギソウはないかと見ていくと、見つかった。形のいいサギソウを見つけては写真に撮る。湿原の雰囲気はとてもいい。

いったん北分岐まで湿原を一周し、もう一度西分岐に戻って千刈ダムに向かう道に乗る。起伏のない歩きやすい道で少し速足になる。すると、またまた大岩ヶ岳で出合ったパーティーの方に追いつき、追い越すことになる。

開けたザレ場に出る。突きあたりに風化で周りをえぐられた2本の岩が見つかる。小さいながらも風化地形の成り立ちが想像できて、おもしろく思う。風が吹き抜け気持ちがいい。ここで休憩する。岩に腰を落とし、前を見ると「風吹き岩」と小さな標識が目に入る。しばらくして、先ほどのパーティーの方がまた追いついて来られた。風吹き岩の標識を見て、六甲山の風吹き岩をまねて誰かが勝手に名前をつけている、と話されていたが、まあ、名前などはそんなものだろうと聞き流す。パーティーの方が休まれている前を失礼して、出発する。

歩きやすい山道を下り、東山橋に出る。ここからは車道を辿り、駐車地に向かう。無人の野菜販売所や人気のない民家の花々、そして羽束川の風景を楽しみながら駐車地に着いた。

大岩ヶ岳周辺は標高は低いが変化に富んだおもしろい山域だ。特に8月下旬のサギソウシーズンは毎年訪れたくなるように思う。久々の山歩きで充実した一日だった。

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