大谷山〜寒風〜赤坂山〜三国山〜乗鞍岳
- GPS
- 11:06
- 距離
- 35.9km
- 登り
- 1,776m
- 下り
- 1,767m
コースタイム
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 11:06
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路 - JR湖西線のマキノ駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■マキノ駅〜石庭下山口 駅から登山口までは長い舗装路歩き。 歩道がなく、狭い路肩を歩く区間が少しあるので、走行中の車に注意。 勘違いしてしまい、山と高原地図に表記のルートの起点には辿り着かず。 登山口のゲートを開閉して、入山。 やや変則気味のジグザグ道は凹状となっており、堆積した枝などで微妙に歩きにくい。 標高680mぐらいまでは登りのみで、その後はアップダウンしつつ。 ヤマレコMAPに表記の分岐の位置は間違えていると思われます。 分岐にて直進し、谷を経て、小さな沢を渡渉すると、周囲は美しいブナ林が広がっています。 道なりに進んで行くと石庭下山口に着き、高島トレイルに合流します。 すぐそこに小ピークがあり、ヤマレコによると、『白石平』となっています。 ■高島トレイル 鎖場があった程度で、そこも含めて特に危険な箇所はないはずです。 気になった点を挙げておきます。 草原では下草の繁茂で足下が見えづらい。 低木などの繁茂で道幅が狭くなっている所もあり、長袖着用が望ましいでしょう。 道の中央が雨水で浸食されていて、やや歩きにくい。 所々で岩が露出していて、濡れていると滑りやすそう。 階段が老朽化したままになっている。 分岐などに標識があるけど、小さめで視認性がやや低い。 意外とトラバース道区間が長く、道幅がやや狭めの所もある。 などですが、他にも細かい点はありそうな。 ■その他 高島トレイルの詳細マップが販売されているので、それがあると便利でしょう。 今回は下山後にバスに乗らずに、徒歩でマキノ駅に向かっています。 危険な箇所もあるので、やはりバスを利用するべきでしょう。 |
その他周辺情報 | トイレ - 黒河峠 |
写真
感想
どこを歩くかというのは頭の悩ませ所で、ここ最近はかなり苦労しています。
今年の8月は初めての山に赴いており、その流れを継続するのが良いだろうと耳元で囁かれたような気がしたので、以前から気になっていた辺りを今回は歩いてみました。
湖西線に乗り、これまでよりも北へ向かい、マキノ駅に到着。
登山口までは長い舗装路歩きで、途中のメタセコイア並木では期待していたような風景が広がっていて、ちょっと観光気分。
もう少しメタセコイア並木を見ながら歩くつもりだったけど、近道すべく早めに左折。
『山と高原地図』に示されている起点に進むつもりで歩いてみるも、間違えて記憶していたせいで変な方向に進んでしまい、あえなく撤退。
軌道修正して登山口に到着し、ゲートを開閉して入山です。
道は凹状に掘られており、降雨時には水流の通り道となるのか、木の枝などが堆積しがちで、微妙に歩きにくい。
変則気味なジグザグ道が続き、なかなか標高が上がらず、地図での印象よりも長い距離を歩かされる感じ。
標高680mぐらいからはほぼ平坦な道を経て、軽くアップダウンするようになります。
分岐にて直進し、その先で下って行き、小さな谷を越えます。
少し先で小さな沢を渡渉すると、その先は周囲の入り組んだ斜面一帯にブナ林が広がっており、朝日を浴びて輝く姿が美しい。
これまでに見た中でも最上級の素晴らしさで、新緑や色付く頃にまた来てみたいですね。
気分良く歩き、石庭下山口に到着し、高島トレイルに合流です。
すぐ近くに小ピークがあり、素晴らしい展望を楽しみながらのパン休憩にします。
ルートは主に草原を通っており、踏み跡はやや確認しづらく、足下に注意しつつ歩きます。
程なくして、大谷山山頂に到着です。
引き続き展望は素晴らしく、琵琶湖を中心に雄大な風景が広がっています。
その後も草原を歩く時間が長く、風景を楽しみながらの稜線歩き。
寒風に到着、その前後と同様に素晴らしい展望が得られ、感覚が麻痺しそう。
その先は樹林帯となっており、良い雰囲気で、この辺りで最初の登山者とすれ違い。
主に草原の尾根を引き続き歩き、いくつかの鉄塔の近くを通ると、粟柄越です。
その後の登りは、中央が雨水で浸食されているようで、ちょっと歩きにくい。
登り切ると、赤坂山山頂に到着です。
展望を楽しみつつの昼食にします。
日射しが強くなって来て、肌が焼かれるような感覚があり、遅ればせながら長袖のシャツを羽織り、出発です。
下りも歩きにくい道なので、足下に注意して進みます。
程なくして明王の禿の手前に差し掛かり、斜面に露出した岩肌が生々しい。
階段を登って行き、明王の禿に到着。
荒涼とした風景越しに見る琵琶湖はまた一味違うものがあります。
その後は主にトラバース道を進み、小さな谷の沢をいくつか越えて行きます。
三国山への分岐があり、そちらへ。
途中からは道幅が狭くて歩きにくい道になり、山頂までが遠く感じます。
しかし、実際にはあまり時間はかかっておらず、三国山山頂に到着です。
展望は程々ぐらいで、辺りではホツツジが咲き始めています。
来た道を戻り、高島トレイルを先へ進みます。
湿地帯を経て、その後はジグザグ道からトラバース道という感じだったかな?
ちょっと記憶があやふやです。
林道歩きを少し経て、黒河峠に到着で、ここにはトイレがあります。
峠からは少し歩きにくい道をグングンと登ると、ゆったりと進むようになり、辺りはブナが中心の樹林帯が広がるようになります。
P651.5三角点へ進むのは止めておき、先へ。
鉄塔の下を続けて通過し、その後は送電線に近い位置を歩きます。
ちょっと急な黒階段の道を登ったり、下ったり。
バスの時間を心配しつつの歩行が続きます。
まだかまだかと歩き続けると、ふいに前方が開け、遠くから前方に見えていた電波塔がもう目の前に。
手前の2基の横から再び山道になるのだけど、肩ぐらいの高さに草が成長しており、なかなかの歩きにくさです。
その後は低木が繁茂していて、さらに通りにくい。
電波塔の立つ小ピークまで来ると、やっと目の前に乗鞍岳の山頂が姿を現します。
眼下に余呉湖を眺めつつ、尾根らしさを感じる道を辿り、乗鞍岳山頂に到着です。
長かった。
苦労して来たけど、何かの小屋があり、山頂の雰囲気はあまり良くない。
少しだけ急斜面区間があり、その後は概ね歩きやすい道を辿ります。
P789の少し先で方向転換。
等高線の間隔が狭まる少し手前ぐらいからだったか、岩が露出しがちな路面となり、滑りやすそうなので、慎重に下ります。
歩きにくい道に気が滅入りつつ進み、スキー場のリフトの上端に到着。
ゲレンデの端っこ辺りを下るのだけど、ここも歩きにくい。
何とか下り終え、バス停の標識のある場所に到着。
きちんと記憶していなかったせいで、ここが国境バス停と思い込んでいたのだけど、『箱根山』と標識には書かれており、頭が混乱。
バスに乗るつもりだったけど、バスの発車時刻までは45分あり、歩いて駅まで向かう案に気持ちが急に傾き、まずは歩き始めます。
少し歩いて行くと国境バス停があり、ここから乗車するよう。
バスを待つべきだとは思ったものの、動き始めた足を止められず、先へ。
結局、最後まで歩いてしまい、マキノ駅近くのコンビニにて独り反省会用のドリンクを調達。
こんなはずじゃなかったのにと思いつつ、マキノ駅に到着し、何とかゴールです。
初めて歩いた高島トレイル。
時期的なものもあってか、花は少なく、歩くのに最適の時期ではなさそう。
とは言え、展望は本当に素晴らしいし、所々のブナ林も印象的でした。
春の花の咲く頃には是非とも再訪したいし、積雪期にも可能なら歩いてみたいですね。
トレイルの他の山にも興味はあるので、地図を見つつ色々と考えてみよう。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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いつもロングルートを歩かれておられますが、これまたロングですね〜
最近は、歩くルートに悩まれておられるご様子? 歩かれたマップを見ると、愛宕系、京都北山・西山、比良山系と真っ赤っかですね。
いつも電車等でお出かけのご様子ですね。電車で行ける場所で私が歩いていて、まだ歩かれておられないルートを2〜3お節介承知でお知らせしますね。大したことのないルートですけど…
1.歩かれておられる小塩山ですが、東から上がって、外畑→寒谷→亀岡の南つつじヶ丘(イトーピア)の上部へ出て、桧谷公園へ。ここからJR亀岡駅か馬堀駅へバスが1時間に3本ほど出てます。これは殆ど舗装路ですね。
寒谷へ廻らず明神ヶ岳のルートも有る様ですが、ここは踏んでいません。
2.これも半分歩かれているんですが、阪急の上桂駅から唐櫃越で老ノ坂へ下りず、林道で「みずき山」(P430.1)へ。地形図では林道終点からP430.1までルートが書いてありませんが、道が付いています。
下山はP392手前を左へ下ると篠町山本の宝泉寺へ下りられます。JR馬堀駅も近いです。
みずき山手前からは、保津川が綺麗に見え、愛宕山も全景が見えて綺麗です。
3.これまた踏んでおられるんですが、JR八木駅から越畑行のバスにて、神吉口BS手前の「どんどん橋BS」から星峠→三頭山へのルートも団体で歩かれていますね。
三頭山からは、歩かれていますけど、関電巡視路で芦見谷芸術の森へ降りて、そこから細野峠へ上がってP588、P708へ南下されれば、歩かれたルートに合流するかと。細野峠へは谷筋が荒れているので尾根ルートでP588と細野峠の間ぐらいに上がるルートが付いてました。
JR八木駅から越畑へのバスは、朝の2本は神吉口BS止まりで越畑にはいけませんが、どんどん橋BSへは朝一の便で行けます。
4.JR日吉駅から日吉ダムへ。ダム湖北側の車道(細いあまり車が通らない舗装路)を世木ダム(ちょっと変わった形。水門みたいなダム)へ。
南側車道でダム方面へ戻り、梁坂峠先から南西への林道で千谷峠へ。
桂川の新庄水力発電所へ下りれます。千谷峠はちょっとややこしいのでGPSアプリはあった方がいいです。帝釈天へのルートもあるんですがここは踏んでいません。
車道歩きで其処からJR吉富駅へ
梁坂峠手前から南下して諸木山へ上がって西進しP510を過ぎると稜線にお寺があります。そこから南下すると清源寺横へ出て八木町室橋に出ます。そこからJR吉富駅へ
日吉ダム湖南側の山域は、熊も多いかと思うので注意は必要ですね。
以前、八木町室橋で、柿の木に熊が上がっていたと聞いたので、その週は行くのを止めた記憶がありますね。
5.遠いですけど、丹後・若狭の県境の青葉山もいいですね。ローカル線乗り継いで今年の3月に行ってきました。
JR嵯峨野線は良いのですが、園部より奥へ行かれる場合は、イコカとかで入場すると降りるときに手間がかかってしまいますのでご注意を。
自動改札機が無い場合が殆どで、駅員さんが居られる駅では降車証明書をもらって後払いとか、ワンマンでは運転手さんに貰わないといけないので、手続きが終わらないと出発できなく、乗客の視線が気になるかも??
哲郎さんのHPもよく見られておられるかと。公共交通機関を使われてよく登っておられるので、ご参考にしておられるかと思いますが、殆ど歩かれたかな?
言うほど面白いルートでは無いと思いますが、ご参考になれば幸いです。
今回は登山口までが長い舗装路歩きで、下山後のバスは絶対に逃さないようにと思っていました。
普段なら、ルートから逸れて三角点や標高点に寄ったりしがちなんだけど、この日は時間管理を厳しくして、バス便に間に合うように行動していました。
でも、レコに書いたような諸々が重なり、10km以上も舗装路を歩いての帰還となってしまいました。
所々での危険度は山道よりもずっと高そうで、この区間を歩くのは最初で最後にしたいです。
貴重な時間を使ってのルート紹介、ありがとうございます。
そう、気が付くと、マップは結構な赤線具合になっていますよね。
赤線をつなごうとし始めると、自由度がなくなり、息苦しく感じてしまいそうなので、できるだけ赤線つなぎの山行はしないようにと思っているけど、つながっている事自体は嬉しいと言うか、励みになるような感覚があります。
ルート1。
2014年の正月の家族での山行で、黒柄岳から明神ヶ岳へ歩きました。
当時は家族にくっついて出かける事がたまにあるかなという程度で、山歩きに特に興味はなかったのです。
まず黒柄岳でルート間違いをし、下山して中畑回転場バス停に到着後、最終のバスまで時間があったので、バスを待たずに先へ進み、遅い時間帯にもかかわらず小塩山への再入山を模索するという事がありました。
細かく書くとややこしくなるので割愛しまして、この時点では全くの山歩きの初心者だったのだけど、こういうのが遭難へつながるのかなと思ったのです。
まずはルートがどのようになっているのかを把握する必要があるのではないかと思い、ポンポン山界隈を中心に歩くようになりました。
これが山歩きを始めるようになったきっかけで、単独行の気楽さが自分に合っているなとも実感しました。
あれ以降、どちらの山にも行っていないけど、小塩山の北西方面は気になっており、機会を窺っているので、また地図をにらみつけてルートが浮かび上がってくれれば良いかな。
ルート2。
唐櫃越は何度か歩いているものの、いつも途中で離脱して老ノ坂へ下っています。
みすぎ山にも行ってみたく、唐櫃越から明智越をつなぐのが良いかなと思っています。
ルート5。
京都北山は日本海側と太平洋側の中間的な山域なのかなという認識ですが、今回の高島トレイルの辺りは日本海側の色合いの濃い山域なんだろうと思いつつ歩いていました。
実際に日本海も見えていましたし。
900mに満たない稜線歩きなのに、そうだとは感じさせないものがあり、冬場の積雪量などが大きく影響しているのかなと思わされました。
この山行を経て、京都北山のさらに北の山域にも興味が湧いて来たように感じています。
過疎地とされる辺りへ電車やバスで赴くと、色々と戸惑う事がありますよね。
笑い話で済む事ばかりでもないようで、その件は忘れないようにしておきます。
その他についても、今後の山行で反映させる機会があればと思います。
重ねてになりますが、本当にありがとうございます。
no2さんのレコがたくさんの方の支持を得ているのが改めて分かったように思います。
まだ暑い日が続くようですが、秋はもうその辺りまで来ているはず。
この先も充実した山行をお互いに続けられるよう、心から願っています。
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