蕎麦粒山・川苔山(鳥屋戸尾根から東京湾が見える)
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,416m
- 下り
- 1,613m
コースタイム
天候 | 快晴 風無し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:JR古里駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
桜平から笙ノ岩山手前の鳥屋戸尾根合流までは、ガイドブック及び地図に載っていません。 取り付き直後以外は道(踏み後)もありません。 鳥屋戸尾根は、ガイドブックで赤点線です。 道も不明瞭なところがありますので、注意が必要です。 蕎麦粒山以降は、ガイドブックに載っていて、特に迷う様なところはありません。 高度の高い北斜面では、一部雪が残っていますが、アイゼンを使う様な個所はありませんでした。 |
写真
感想
久し振りに蕎麦粒山に行くことにしたが、少し趣向を変えて鳥屋戸尾根の枝尾根である神庭尾根を使って行くことにした。
<桜平BSから笙ノ岩山>
奥多摩駅7:25発のバスは、数名立ち客がいる程度で出発する。
半数が川乗橋で下車する。
そこから2つ目の桜平バス停で下車、バス停で身支度・ストレッチをして、7:55に出発する。
バス停の目の前に、落石防止ネットが小さく切り開かれ、階段が付けられたところから入山する。
道を戻る様に作業道が付けられているのでそれに沿ってすすむと、直ぐに伐採地跡に出る。
伐採地跡を囲む様に鹿除けネットが張られていて道がふさがれてしまう。
ネット沿いに急斜面を20分程上り、倉沢出合いに延びる尾根に上がる。
尾根沿いの鹿除けネット脇の薄い踏み後追って上り露岩地帯を過ぎると、植林の間のやや明瞭な踏み跡になる。
木に白いビニール紐の目印が多く結ばれているが、尾根伝いの明瞭なルートなので特に目印は必要が無い。
そのまま30分程急登が続いた後、傾斜が緩み小さな平地(925mピーク)に出る。
ここで尾根は左に折れ自然林に変わるが、この辺からは踏み跡も無くなり目印も見えなくなる。
代わりに、赤いプラスチック杭が所々に表れる。
いずれにしても、尾根を忠実追えば良いので、目印は必要無いだろう。
さらに進み尾根が右に折れた後に岩場が表れるが、左側を上り特に危険も無く通過できた。
925mピークから50分程で鳥屋戸尾根の道に合流すると、笙ノ岩山は目の前で、9:40に到着する。
神庭尾根は短く明瞭な尾根通しのルートだが、傾斜がきつい尾根の直登なので、脚力に自信が無い人は避けた方が良いだろう。
<笙ノ岩山から蕎麦粒山>
笙ノ岩山を少し下った陽だまりで10分程休憩した後、塩地の頭に向かう。
塩地の頭の手前で、本仁田山方面を見ると、本仁田山と大岳山の間に光る物が見えた。
最初雲が光って見えるのかと思ったが、雲ひとつ無い快晴で、光り方も雲とは見えない。
方角からして東京湾の海面が光っていると気付き、写真を撮って見たが写真では判別が付かない。
川苔山中腹にある峰部落(今は廃墟)から東京湾が見えたと聞いてはいたが、鳥屋戸尾根から見えるとは思ってもいなかったので、少々感激した。
塩地の頭、松岩の頭を過ぎると、北斜面に雪が目立つ様になる。
表面は凍っているが、スリップする程でなく、アイゼンは不要だった。
11時に蕎麦粒山に到着したが、頂上にはヨコスズ尾根を上がってきた登山者一人が休憩していた。
今日初めて出会った登山者になる。
<蕎麦粒山から川苔山>
休憩して人は直ぐ出発して行き、10分程休憩しおにぎり一つでエネルギー補給した後、川苔山に向かう。
柱谷ノ峰への上り道には、結構雪が残り滑り易くなっていたので、慎重に登る。
その後は、緩やかな下り道で40分程で、日向沢ノ峰に到着する。
ここで、川苔山から来た若い登山者に出会う。
少し話をしたところ、今日は一杯水まで往き非難小屋で1泊し、明日雲取山に行くとのこと。
「大分時間的に早いので、酉谷山の非難小屋まで行けるかもしれない。」などの話しをして別れた。
日向沢ノ峰からは、富士山が麓まできれいに見える。
今日は快晴で気温も低いので、眺望を楽しむには最高の日和だ。
日向沢ノ峰から踊り平まで200mほど急降下が続く。
日向沢ノ峰と川苔山はほぼ同じ標高なので、この下った分を登り返さなければいけない勘定になる。
曲ヶ谷北峰の上りの斜面にも雪が残り滑り易くなっているので、慎重に上る。
川苔山頂上に1時に到着した。
頂上には20〜30人程が休憩しており、カラフルな着衣の山ガールも多い。
さすが、人気の高い山と感心する。
頂上からは、石尾根方面・富士山もきれいに見える。
頂上から少し下った林の中の平地で、昼食休憩をする。
風も無く、木も葉を落とし日光に当たっているのでゆっくりと休めた。
<川苔山から古里駅>
1時30分に川苔山を出発し、赤杭尾根を下る。
狼住所の分岐手前の高台から、都心方面が明瞭に見える。
方角からして東京湾さらに房総半島も見えているのだろうが、午後なので海面が光っていないのではっきりしない。
ここからは、雪も見えなくなり、整備された道なのでゆったりした気分で下って行く。
赤杭山手前の伐採地跡から大岳山・御岳山方面がきれいに見える。
ズマド山への分岐を過ぎたあたりに、「足元注意」の札がぶら下がっている。
杉林の中の斜面に付けられた道が所々で崩落していて、さらに落ち葉がかぶさっているので、注意して通過する。
4時10分に古里駅に到着し、直ぐ来た電車で帰った。
地形図上では桜平付近は崖になっていますが、感想/記録には特に書かれていなかったので崖を登るような感じじゃないと推測しましたが、普通に登れる入り口なのでしょうか?
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