三ツ峠山 (三つ峠駅⇒三ツ峠山⇒河口湖駅)
- GPS
- 07:15
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,284m
- 下り
- 1,047m
コースタイム
三つ峠駅 7:25⇒8:25 達磨石登山口 8:35⇒9:10 股のぞき ⇒10:05 八十八大師 10:15⇒11:00 三ツ峠山
【下り】
三ツ峠山 11:10⇒鷹ノ巣山分岐経由⇒11:40 三つ峠山荘下 12:05⇒13:00 送電線鉄塔 13:10⇒14:05 ロープウエイ山頂駅
⇒14:40 河口湖駅
(行動時間 7時間15分)
天候 | 快晴 (午前中、風が冷たい) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
御茶ノ水駅 5:02⇒高尾駅 6:14⇒6:51 大月駅 6:53⇒7:21 三つ峠駅 【復路】 河口湖駅 14:51⇒15:42 大月駅(特急かいじ) 16:01⇒17:07 新宿駅 JRはホリデーパス(2300円)を利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・屏風岩手前の滝状の沢を渡るところが、道をふさぐように凍結しており、危険を感じました。 ・木無山を過ぎた急斜面で滑って転びました。土の下は凍結していました。 ・しかし、持参した軽アイゼンを使うことはありませんでした。 ・もう少し早めに下りれたら、河口湖畔の「野天風呂 開運の湯」に行こうとネットで 割引券(1000円⇒800円)を印刷して持参しましたが、結局行かずに帰りました。 |
写真
感想
【記 録】
12月30日の始発の電車は、いつもより混んでいました。そのほとんどが酔客であ
ります。某駅からは、相当数の人が乗り込んできました。 私の前に男の人が二人
立ちました。
会話からすると、どうもロシアンパブ?の客引きと店の人らしい。
客引きさんのほうが言う、
「結局、お客さんは心より顔なんだよ。お客さんはみんなター○○がお目当てなんだ」
「そうなんだろうね」
客引きさんの言葉は、箴言である。
そして、ター○○は 性格はイマイチだが、美人で人気があるらしい。
始発電車に乗らなければ、わからないことでありました。
御茶ノ水、高尾で乗り換えて、大月駅には6:51着。大月発の電車は6:53発なので、
乗り継ぎが間に合うのか心配しましたが、乗り換えた人は数名くらいで、切符を買
っても楽勝でした。電車の中で、朝食のおにぎりを食べます。時折、富士山が電車
の窓から顔を出します。とてもきれいです。
天気は最高。快晴です。
三つ峠駅で下車した登山者は私のみでした。ホームで富士山の写真を撮ってから
改札口に向かうと、駅の出口で警官が数名、私を待ちかまえています。なんだー?
俺が何かしたというのかなぁ〜? 一瞬考えますが、わかりません。すると、
(年末年始)冬山登山の注意を行っているとのことで、注意喚起のチラシを渡してい
るところを写真に撮らせてくれとのことでした。
はい、ポーズ。そういうポスターを見たら、モデルは私かもしれませんよ。
駅を出ると三ツ峠山登山口の標識があるので、それにしたがって進みます。
富士山が朝日に輝いて、とてもきれいです。また、これから向かう三ツ峠山も同様
に輝いています。三ツ峠グリーンセンターの前、左側の道を進むと神社(大山?神
社)があります。日陰は風も冷たくて、一段と寒く感じます。三ツ峠遊園、いこい
の森を過ぎると1時間ほどで達磨石の登山口に着きました。8:25。途中で私を追い
抜いていった車の人たちが、ちょうど出発するところでした。所沢からこられたと
いう年配の男性2名と若い?女性1名のパーティです。ここで休憩して、ランチパック
を食べ、ポットのコーヒーを飲みます。キルティングのジャケットを脱ぎ、ウイン
ドブレーカーに替えます。10分ほど休んでから私も出発します。
達磨石の前を通って、登山道に入ります。道は良く整備されています。赤松の林
の中を30分ほど歩いて、「大曲り」を過ぎると「股のぞき」に着きます。 ここ
で、先行する3人に追いつきました。松の間に見える富士山がとてもきれいです。
まだ、逆光にはなっていません。写真をバチバチと撮って、3人より先に出発します。
尾根上の道を進みます。馬返しを過ぎて30分ほどで、今度は八十八大師に到着。
お地蔵さんがいっぱい並んでいます。その下のベンチで休息します。恒例の大福餅
を食べます。やはりうまい!
少し登って八十八大師の写真を撮って、振り返ると私が休んだベンチに男性が一
人座っています。後で追いつかれるだろうなーと思いつつ、先に進みます。トラバ
ース気味に一字一石供養塔を過ぎると屏風岩が目前に迫ってきます。崩壊した斜面
のところから富士山がきれいに見えたので、写真を撮り、先を急ごうとすると 右
のズボンの裾あたりが、何かに引っかかって「ビリッ」と音をたてて破けてしまい
ました。どうやら、尖がった木の根にひっかけたようです。私にしては「高い」ズ
ボンなのになぁと少しガッカリしますが、気を取り直して進みます。すると、今度
は滝状になった沢の水が、登山道の橋の上に厚く凍っています。これは滑るに違い
ありません。本日、最大の危険箇所です。長さは2mくらいなのでアイゼンを出す
ほどでもないと思うのですが、氷の上を歩けば間違いなく転びそうなので、橋の左
下を渡ることにします。しかし、ここも滑れば、崖下へ滑落しますので、安全とい
うわけでもありません。橋に架かっていたロープを手に慎重になんとか渡りました。
少し進んで振り返ると、男性がちょうど氷の道のところに来ていました。私と同様、
どうやって渡ろうかと思案しているようでした。
ここから先は屏風岩の下を歩きます。さすがに岩を登っているクライマーはいま
せんでした。このあたりからも富士山がきれいに見えます。やがて、四季楽園の建
物が見えてきました。右手に屏風岩を見ながら、階段を登って行くと四季楽園に着
いてしまいました。右手に行く道を行けば、頂上に近かったようです。少し下って
頂上を目指します。天気は良いのですが、風がとても冷たく感じます。ふと見ると
頂上の下、富士山が真正面に見える岩の上でカップルが休んでいます。食事をして
いるようですが、絶景を堪能できるうらやましい場所です。
一歩一歩登りますが、頂上は思ったよりも遠く、ハァハァいいながらやっと頂上
に着きました(11:00)。ワーッ! すばらしい展望です。富士山、南アルプス、八ヶ
岳、金峰山が見事に見えます。カメラのシャッターをバチバチと押します。
同じ頂上では、先に若い男性二人が写真を撮っていたので、彼らの一人に記念写真
を撮ってもらいました。
北側に行けば、先月登った本社ヶ丸(http://p.tl/GRQW)や先週登った滝子山
(http://p.tl/NpBb)が見えるかと思い、行ってみます。金網の塀に囲まれた電波
塔の周囲を回って向こう側に行ってみますが、木が生えていて、見えません。それ
ではもっと北のほうへと行ってみると、御巣鷹山との分岐に出ました。地図ではこ
こから往復30分以上かかるようなので、あきらめて木無山方面に向かいます。この
辺りの道は陽が当たらないため、雪が解けずに圧雪状態になっていました。
四季楽園の前に来て、そろそろ12時なので、昼飯を食べようかと思ったのです
が、店の人は見当たらないものの「休息1000円」の看板を見て、自然とそのまま通
過します。すると、南アルプス方面がきれいな場所に出ます。ベンチもあるのです
が、風が強いので先を進みます。今度は三ツ峠山荘の前にでます。休息所からは富
士山がきれいに見えますが、写真を撮っている人に「こんにちは」と声をかけたの
ですが、無視されたので、寂しくそのまま先を行きます。するとまた、ベンチがあ
ったので、ここでやっと昼食です。今日は、スーパーで見つけたしっぽくうどん。
汁も入っています。少し重たいですが、インスタントラーメンよりはおいしそうです。
風が強くて、油揚げやネギ、からしが入った袋が飛ばされて大変です。どうにか、
うどんが出来上がって食べます。「おいしーっ!」、重たい思いをして持ってきた
甲斐がありました。
帰りに温泉に入るためには、時間も気になるので、早めに昼食を切り上げて出発
します(12:05)。この後は樹林帯に入るので展望はあまりよくありません。木無山の
分岐は左を行きます。少し急いで歩いていたのですが、木無山から少し下にガレ場
があり、土の急な斜面を下っていた時に、滑って転んでしまいました。土の下は凍
結していますから、注意すべきでした。手袋とズボンに泥がついてしまいました。(+_+)
気を取り直して、先に進みます。林の中の尾根道で、傾斜も緩いので淡々と歩き
ます。途中、登山道から離れたところに犬が2匹、いました。その向こうには、赤い
ベストを着て猟銃を持った猟師さんでしょうか? クマと間違えられては大変です。
ガォーと急いで歩きます。送電線の鉄塔のところで展望が開けて、河口湖や御坂山
塊、遠くに南アルプスも見えて、とても景色がすばらし場所がありました。休憩し
て、写真を撮り、コーヒーを飲みます。
ここまで来ると、疲れたためか温泉に入るより、早く帰りたくなってきました。
林の中の尾根道で、傾斜も緩いので淡々と歩きます。天上山を過ぎるとロープウエ
イ駅に着きました(14:05)。観光客がいっぱいいます。ロープウエイにも乗ってみ
たかったのですが、人が多いのが嫌で、そのまま登山道(遊歩道)を下ります。夏
はアジサイが見事なところらしいです。河口湖がとてもきれいに見えました。30分
ほどで登山口に着きました。あとは舗装された道を駅に行くだけです。駅前に来る
と駅舎の向こうに富士山が見えます。なかなか絵になるなぁ。14:40に駅に着いてみ
ると、14:51発の電車があるので、缶ビールを買ってから、乗り込みます。陽が入っ
て、車内はぽかぽかしています。
大月に駅に着いて、例によって、缶ビールと笹一のワンカップ(熱燗)を買っ
て、乗りなれてきた特急かいじ116号で、酔っ払って帰ったのでした。(^.^)
【感想など】
午前中は風が冷たくて、とても寒かったです。
富士山は、予想以上にきれいでした。頂上では、思わず歓喜の声が(ワーッ!きれ
いだー!)出ました。おまけに南アルプスもバッチリ見えました。
この時期、空気が澄んでいて景色は最高です!
出会った登山者は、登りで4名。頂上で3名。下山途中で十数名ほどでしょうか?
思ったより登っている人が多かったですね。
来年は、愛鷹山が登り始めの予定です。
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