初秋の岩手山に登る
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- GPS
- 07:46
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,471m
- 下り
- 1,469m
コースタイム
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 7:39
天候 | 朝方の雨が登山開始直後に上り、徐々に視界が回復してきたが、八合目の避難小屋から上はガスっており、強風が吹いており、眺望は得られなかった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日までの雨で、登山道は、ちょっと滑り易くなっていたが、上りは旧道を歩いた為、それ程影響は無かった。岩手山の9合目から上は、ガスっており、気温9度で10m/s近い強風が吹いていた為、雨合羽を着て手袋をはめ、防寒対策をして登った。 |
写真
感想
9/16に盛岡駅で5人の仲間を見送った後、Hさんと2人で盛岡駅前に宿泊し、ここまで車の運転で飲めなかったビールで喉を潤したが、この1杯が旨かった。
9/17、朝起きて外を見ると小雨が降っていた。当初の天気予報では、曇りのち晴れの予報だったが、天気の回復が遅れているようだ。4時半にホテルを出て、岩手山登山口の馬返しを目指した。5時過ぎに馬返し登山口の駐車場に到着したころには、雨が上がり始めていたので合羽は着ないで登ることとし、5:27に出発した。
1合目から見晴らしの良い旧道で登ることとし、沢沿いの登山道を登っていくと、徐々にガスが晴れてきた。麓が見渡せる岩礁帯に入ると、山麓を覆っていたガスが急速に切れ始め、早池峰山の山頂部が雲の切れ目から顔をのぞかせていた。登山道脇には、白い清楚なウメバチソウの花がたくさん見られた。
また、2合目から4合目の低木が生えている岩礁帯では、ウルシやカエデやナナカマドの紅葉し始めており、初秋の装いを見せてくれていた。
8:12に7合目の鉾立に到達した。この頃になると、前日避難小屋に泊まっていた登山者とのすれ違いが多くなった。登山者に聞いたところ、昨日は午後から雨で夜間は強い雨が降ったこともあり、前日の避難小屋は1F&2Fもほぼ満員だったそうだ。
8:20に避難小屋に着いた頃には、天気がまた悪くなりはじめ、山頂部はガスの中だった。気温は10度以下、山頂から降りてきた方からは、火口壁のお鉢はガスと強風が吹いているので、雨対策と防寒対策をしっかりしていったほうが良いよと助言された。
9合目の不動平で雨合羽をつけ、手袋をして防寒対策を行い火口壁を目指した。火口壁のお鉢巡りを始めると、ガスと強風が吹きつけてきたが、10m/s程度だった。体感気温は、5度前後だった。9:23に山頂に到達した。山頂の視界は、十m程度で眺望はゼロ。記念撮影をして、早々に下山することとし、時計回りに下山を開始した。途中から火口底にある岩手山神社にお参りすることとし、火口底に向かった。火口底には、タデがところどころ生えていたが、荒涼とした世界で、ガスがかかっており、霊界の雰囲気が漂っていた。岩手山神社にお参りし、避難小屋を目指して下山を開始した。途中、結構多くの登山者とすれ違った。
10:18に避難小屋に着き、ここで昼食休憩をとった。天気は、依然として悪くガスがかかっていた。しかし、7合目の鉾立まで下りてくると、下界はガスが切れており、天気が悪いのは7合目より上だけだったことを知った。ここから、新道ルートで樹林帯の中の道を下り、12:51に馬返登山口に到着した。ここで、岩木山を振り返ると、ガスが上空は雲が広がっていたが、山体はくっきり見えていた。
この後、盛岡市内に戻り、「開運の湯」で山行の汗を流し、さっぱりした後、駐車場から岩手山を仰ぎ見ると、上空は雲一つない青空に岩手山がどっしりと聳えており、また来いよと言っているようだった。
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