【第二次浅間作戦】浅間山荘〜前掛山〜黒斑山【甲41.1】
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- GPS
- 06:59
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,594m
- 下り
- 1,585m
コースタイム
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 6:59
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
一段下の駐車場と下方の登山者用駐車場に下る道は夜間閉鎖。 午前5時頃に閉鎖が解除されていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
浅間山荘に到る林道はややましなダート。 主峰部、外輪山を除き、あまり急傾斜という感じはしない。 ただ、火山なので岩がゴロゴロ。主峰部の登りは岩が風化して砂地になりスリップする。 主峰稜線上は強風の吹きさらし。 黒斑山に到る森林部分は日が当たらないので泥濘が酷い。 |
その他周辺情報 | 浅間山荘800円(駐車料金を払った場合は600円) |
写真
感想
「山は逃げない」とは誰が言ったか知らないが、昔はよく言われたことである。
しかし、山そのものは逃げなくても、山に至る道は容易に閉ざされてしまう。
御嶽山、伯耆大山旧縦走路、栗駒山石飛八里コース、袈裟丸山八反張、日向山直登ルート・・・。歩かないうちに、或いはまた歩きたいと思っていたが通れなくなったルートは数知れず。地域財政が厳しいこともあり、中にはそのまま廃道扱いになるものもあるだろう。
規制を無視して歩く者もいるようだが、それは私の場合もちろん論の外。山は登れる時に確実に登っておくことが大事。そう思っての浅間山登拝。
穏やかな晴天下、最高の浅間山(前掛山だが)を満喫できたことは無上の喜び。歓喜感謝の浅間大神参拝。
【山行経緯】
当初この三連休は天気予報がイマイチだったため家で大人しく年末の大掃除・第一弾をして過ごす予定だった。しかし、前日の昼にふと天気予報を見ると、日曜日の予報が改善しているではないか。こうしてはいられない。さすがに夜の飲み会はドタキャンしづらいので、ノンアルコールで通すこととし、三連休で予約が取りづらい中、何とか飲み会会場近くで車を調達。そそくさと支度を整え、大きいバッグを持って飲み会に参加する。
飲み会は21時半頃まであり、現地到着が午前1時近くになってしまったが、まあ4時間は睡眠が取れるだろう。
【山行概要】
日の出前から浅間山荘前は登山者で賑やかである。そこから山へ入ると辺りは静寂に包まれる。登山口から今回の最高地点までは1100m近い標高差があるが、それを感じさせない緩やかな登り。これは最後にドーンと急傾斜が待っているということでもあるのだが、心にも余裕が出て火山館までの1.8kmを薪を持って歩こうという気にさせる。火山館では飲料水とトイレがあり、牙山と外輪山を眺めながら一息つくことができる。
火山館から外輪山に囲まれた浅間の裾野へは意外とすんなり。この裾野の原を歩くのはとても気持ちが良い。平坦地を歩くだけでも満足できそう。しかし、今回は前掛山が主目的。荒々しい主峰部へと足を踏み入れる。何も遮るものがない山腹及び稜線では強い風に晒されるが、それほど寒くもないこの時期にはかえって爽快だ。
山頂からは東と南に雲海が広がって、その上に奥秩父、富士山、八ケ岳等の高峰が浮かぶ。西方では御嶽から穂高、槍と続く北アルプスの稜線、北方では妙高の他、四阿山から伸びる上信越の山々。ずっと強風吹きさらしの状態だったが、すぐに降りるのがもったいなく思い、山頂に長居する。山頂が混みだしたのは私が下山を開始した頃からだろう。その時には続々と登ってくる人が見られた。
裾野に戻って、今度は前回周回した外輪山を逆に歩く。裾野から見るとJバンドも草すべりも物凄い急登だ。前回草すべりを登った時はかなりきつく感じた。Jバンドもさもあらんと臨んだが、意外とすんなり通過できた。やはり浅間山荘からの登りの負担が小さかったためだろう。
稜線に登ってしまえば、岩場や泥濘など足元に注意しなければならない箇所はあるものの、気楽なものだ。途中から樹林帯に入るが、開けた所も多々あり、引き続き展望を楽しむことができる。
草すべりの下りは、これまた急傾斜ということもあり団子状態。しかし、メインどころは一通り歩いたので心に余裕を持って周囲を見回し、足元の花を撮る。
湯の平分岐から道は再び静寂を取り戻し、不動滝からの沢の流れを辿りつつ、心静かに山行を完了した。
【総括】
前夜に飲み会があったことから、当日朝に長野まで行って10時頃から山行を開始すればよいと思った瞬間もあったが、やはり早発早着という基本を徹底したのは正解だった。午後には雲が広がったようなので、天候面でも大成功と言えた。
空と同様に晴れ晴れとした、曇り一つ無い心をもって浅間山と向き合えたことにこの上ない喜びを感じる。これはとてもありがたいことだ。大空と大地に感謝。
〜おしまい〜
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