黒部五郎岳 〜新穂高よりテント&小屋泊〜
- GPS
- 56:00
- 距離
- 46.6km
- 登り
- 3,426m
- 下り
- 3,432m
コースタイム
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 6:54
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 9:10
天候 | 土砂降り〜快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:新穂高〜平湯温泉〜松本(バス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
鏡平までは沢沿いのため、降雨時は靴まで浸かる水浸しとなります。 整備された道ですが、崖沿いをトラバースする箇所あり。悪天候時、夜間は危険。 |
その他周辺情報 | 登山指導センター上の中崎山荘で入浴可。18時までだったと記憶。 |
写真
感想
3年前、雲ノ平から帰る道すがら見上げた独特のカールを抱いた黒部五郎岳に憧れていました。数年間計画は流れ続けましたが、やっと念願叶ってたどり着くことができました。しかし、この3日間印象深い山行ではありましたが、非常にキツかった。今になってもまだ苦闘(大げさw)の余韻が残っているようなそんな気がします。
1日目は天気予報通り朝から雨。開始1時間で靴の中までびしょ濡れ。雨具も上下水を通している。雨具の意味がまるでわかりません。沢は増水し、靴の中に浸水、立ち止まると寒さで震えがくるほどで、小池新道の急登で休みたいけど寒いけど、けれどキツイという三重苦(笑)。ようやく弓折分岐辺りで青空が見えた時は安堵この上なし。テント場で服を乾かし、次の日に備えます。ただ靴は乾ききりませんでした
2日目、この日は予定では三俣山荘にテントを張り、黒部五郎を往復して来るつもりでした。が、コースタイムを甘く見ており、結局帰ることができず黒部五郎小舎に泊まることに。が、何となくそっちに転ぶ気もしていたので、装備は小屋泊まり分持って行っていたのが幸いでしたが、それでも黒部五郎は手強かった。小舎からカールまでかなり距離があり、登りでは今までで最低という程バテてしまいました。思えば、時間を気にしすぎ普段の自分のペースが崩してしまったのが原因かと思います。自業自得ですが、何度もこのまま帰ってしまえという悪魔の誘惑を断ち切り、山頂に立てたことはよかったかな。小舎は非常にきれいで、そして食事が大変豪華でした。しかしあの楽園のように見える三俣山荘でテント泊できなかったのが本当に残念です。「黒部の山賊」を読破したらリベンジしたいです。
3日目、2日目の予定が変更になったせいで、今日中に下山は不可能かと思いましたが、どうにか新穂高まで下山。しかしこれがすこぶるキツイ。腰と足指の痛みをこれほど感じたのは初めてです。気づけば3日間とも苦痛の記憶が強いではないか! 余裕ある山行計画を立て、実行することの大切さを感じました。やはり楽しむこと、そして何か新鮮な驚きのようなものを感じつつ帰途につくことが肝要だと個人的には思います。自分の体力だと本来は4日間行程が適切でした。しかしいい教訓です。何年経っても、いつも何かを人は学ぶものですね。そういうことにしておきますw しかしこれで数年来の目標を達成したので、来年度はまた新たな目標、新たな憧れを抱いて登山道を歩いていきたいと思うのでした。
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