慰霊の思い集う御嶽山

2018年10月07日(日) [日帰り]

• GPS: 06:18
• 距離: 14.3km
• 登り: 1,677m
• 下り: 1,690m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:15
• 休憩: 1:03
• 合計: 6:18

5:52 黒沢口六合目・中の湯
6:05 6:07 日野小屋跡
6:17 6:17 八海山支店
6:26 6:26 黒沢口七合目・行場山荘
7:07 7:07 黒沢口八合目・女人堂
7:44 8:01 石室山荘
8:06 8:08 覚明堂 登山指導所・避難小屋
8:10 8:10 二ノ池・頂上・黒沢口分岐
8:27 8:28 御嶽頂上山荘跡(避難シェルター)
8:31 8:34 御嶽山
8:37 8:38 御嶽頂上山荘跡(避難シェルター)
8:53 8:53 二ノ池本館
9:05 9:05 賽ノ河原
9:13 9:14 白竜教会避難小屋
9:51 9:51 賽ノ河原
10:03 10:05 二ノ池本館
10:19 10:23 二ノ池・頂上・黒沢口分岐
10:26 10:28 覚明堂 登山指導所・避難小屋
10:32 10:38 石室山荘
11:02 11:15 黒沢口八合目・女人堂
11:40 11:47 黒沢口七合目・行場山荘
11:53 11:53 八海山支店
11:59 12:01 日野小屋跡
12:08 12:08 黒沢口六合目・中の湯
12:10 ゴール地点

GPS相変わらず不調であちこち変なところへ飛びます。

天候

山頂部は時々青空の見える強風、低層部は霧雨と雲の中

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中の湯駐車場までの最短ルートは通行止め。御嶽ロープウェイへ向かうルートを選ぶ必要があります。全線舗装路で通行は問題なし。駐車場到着時(5:30）で9割程度の駐車

コース状況／危険箇所等

災害後も整備が進んでおり今回のコースは危険と感じる個所はありませんでした。

写真

10/7 5:48

5:30頃に駐車場到着。9割がたうまっていたでしょうか。霧雨の天候で少し様子を見るか思案しましたが、回復する事を期待して6時前に出発

10/7 6:21

登山道は自然木を埋め込んで歩きやすくなっています。

10/7 6:23

行場山荘に到着、雨具は汗びっしょりになることがわかっているので着ずに歩いています。

10/7 6:24

明日10/8正午までで剣が峰への規制解除は終了。次は来シーズンになります。この連休、大勢の登山者が剣が峰を目指すのではないでしょうか。

10/7 6:24

途中の沢を渡る橋から。ナナカマドでしょうか、紅葉しています。

10/7 6:25

油木美林からの道との合流点。現在地震による登山道崩落で通行止めです。美しい林間コースのようで、ぜひ歩いてみたいのですが、来シーズンは開通するでしょうか。

10/7 6:28

10/7 6:52

薄日が差してきました。そろそろ雲の上にでそうです。御嶽山は森林限界が低いように感じます。

10/7 6:59

この辺りは紅葉も終盤。

10/7 6:59

山頂は雲の中です。

10/7 7:05

女人堂に到着。外のベンチで小休止しておやつタイム。

10/7 7:05

10/7 7:06

台風25号でかなり葉が落ちてしまったようです。

10/7 7:07

10/7 7:10

10/7 7:10

金剛童子

10/7 7:16

倒れたままの石の鳥居

10/7 7:23

後ろを振り返ると雲が沸き立っています

10/7 7:23

まだ山頂は雲の中

10/7 7:31

10/7 7:31

雲の向こうにうっすらと石室山荘を視認

10/7 7:44

山荘までのきつい急登

10/7 7:49

中で小休止させていただきました。ここからヘルメット装着

10/7 7:57

3年前、噴火一年後に来た時は石室山荘まで引き返しました。ここから先は未知のエリアです。それにしても風が強い

10/7 8:05

10/7 8:05

10/7 8:06

鳥居と僧侶の組み合わせは廃仏毀釈のなごり

10/7 8:11

いよいよ剣が峰に向けての最後の登りに入ります。

10/7 8:11

二の池方面との分岐点。

10/7 8:12

荒涼とした風景ですが、火山灰はあまり目立ちません。

10/7 8:15

10/7 8:18

10/7 8:25

剣が峰ピーク直下に設置されたシェルター。3基あります。

10/7 8:25

剣が峰山荘でしょうか。解体が進んでいます。

10/7 8:26

噴石が屋根に空けた穴。当時ここにいた人の恐怖は想像を絶するものだったでしょう。

10/7 8:27

いよいよ山頂への階段。ステンレスの手すりも一部が倒壊していたり、噴石でへこんでいます。

10/7 8:27

倒壊した石灯籠

10/7 8:28

下半身がなくなった狛犬

10/7 8:29

首のなくなった像。見ていたら泣けてきました。

10/7 8:30

あのあたりが最も降灰が多かったのでしょうか。何本も雨の筋がついています。

10/7 8:31

10/7 8:31

一の池、二の池はほぼ火山灰で埋まっています

10/7 8:32

ここにあまり長居してはならないとのこと。瞼に焼き付け、写真にも収めて下山します。

10/7 8:32

二の池本館をズーム。

10/7 8:33

10/7 8:33

10/7 8:33

大滝頂上山荘も見えました

10/7 8:36

シェルター内から山頂方面を見上げる。

10/7 8:39

二の池方面へ行ってみます

10/7 8:44

10/7 8:48

二年前くらいに濁河から上がった際にはもう少し水があったように記憶しています。今年は雨が少なかったから？それとも火山灰がどんどん流入している？

10/7 8:52

10/7 8:54

10/7 9:00

賽の河原を横断します

10/7 9:02

黄泉の国との境界。大切だった人に会いに来る場所。

10/7 9:39

登り返して見おろすと三の池のコバルトブルー

10/7 9:39

神秘的な色です。風が強く体力消耗したので今日はここで引き返します。

10/7 9:45

避難小屋で食事。

10/7 10:02

二の池本館まで戻りました

10/7 10:05

10/7 10:05

時折ガスが切れて山頂が見えます

10/7 10:13

10/7 10:15

ソロの登山者。かっこいいので勝手に被写体にさせていただきました

10/7 10:17

10/7 10:19

ロープウェイ利用の皆さんがどんどん上がってきます。

10/7 10:59

ナナカマドの赤い実

10/7 10:59

10/7 11:40

行場山荘名物のぜんざいをいただきました。とてもおいしい。

10/7 12:07

駐車場に無事戻りました。路肩にまで駐車がのびており、多くの入山者がある一日でした。

撮影機器：

D3400 ボディ ニコン

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ヘルメット

感想

tobi8549

3年前に9合目まで来た時、剣が峰の規制が緩和されたら、必ず行こうと決めていた御嶽山。多くの犠牲と行方不明を出した山域に脚を踏み入れてみて、月並みな言葉ですがあらためて自然の怖ろしい面に触れた山行になりました。この日も慰霊を目的として入山されたと思われる多くの登山者が剣が峰を目指して行かれましたが、私もおなじ山好きのひとりとして、犠牲になられた方々の冥福をお祈りしてきました。