焼岳 南峰
- GPS
- 05:45
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,131m
- 下り
- 1,318m
コースタイム
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:44
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
焼岳は北峰しか登っていないので南峰が気になっていた。
上高地から焼岳小屋までの間には長いハシゴや桟道など難所がある。
北峰へは主稜線から東側を巻きながら登って行くが、
昭和37年噴火跡噴気孔や北峰東側噴気孔のすぐ下を登山道が通っている。
また南峰とのコルに行く登山道も北峰南側噴気孔のすぐ下だ。今日は西寄りの風なので真面に噴気を被る。
こんなに噴気孔に近い山も珍しい。
多くの登山者が噴気だらけの北峰に登っていて事故がないのだから被災するレベルの有毒ガスは出ていないのだろう。
南峰は脆いから登山禁止と記載されている書籍があるが嘘っぽい、本は嘘がある、ろくに調べないパクリが多いからだ。
おまけに著者の感情を入れて火山ガスで危険というのもある。
火山ガスなら全く噴気孔のない南峰より北峰の方が危ないだろう。
松本市のHPを検索しても災害対策基本法第63条の警戒区域の設定はない。
また気象庁の火山登山者向けの情報提供ページの規制情報もない。
南峰は法律による規制はない。イメージで禁止と思ってる人が多いんだろう。
コルから稜線沿いに南峰へ、北峰から観察すると最初のツインピークの間が難所だろう。
ここが登れそうになければ西の稜線から登ることにする。
コルからザレた踏み跡が続く問題の箇所も傾斜はあるがステップも大きく、穂高の稜線登山道を歩ければ問題ないレベル。
脆いとの言葉が頭の中に残いっているので、浮石チェックは入念にしたが浮石もなく岩は硬い。
ここを抜けると踏み跡は明確で左に巻き気味に何か所か岩場があるが最初より簡単。
稜線に出てからも岩を乗っ越すところがあるが問題なし。
三角点は無かったが山頂に小さなケルンと木の札があった。
違う景色を見たいので西の稜線を外輪山の西側のコルに行き正賀池に下りる。
岩峰の南側を一ヵ所巻いたが、踏み跡、ザレ、岩を使って歩く。
念のため、正賀池は北峰南側噴気孔(気象庁情報)より低い位置にある窪地だ、
北峰南側噴気孔の縁は黄色くなっており硫化化合物がでていることが分かる。
硫化化合物の火山ガスのうち硫化水素と二酸化硫黄は死亡事故が発生している。
両方とも比重が空気より重く(大きく)低い所に貯まる。
北峰南側噴気孔の風下の時や無風時は要注意、底に下りず、北側斜面を歩く方が安全だろう。
北峰から中の湯温泉までの登山道は岩や木の根が多いがハシゴも鎖もない。
中の湯温泉からバス停までは車道あるき。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-830663.html
karasawa246さん
こんにちわ
焼岳最高峰登頂おめでとうございます
焼岳は火山防災協議会が規制しているホームページもなく
浅間山のように災害対策基本法63条による立入禁止区域の設定もなく
イメージで禁止と思ってる方が多いようです。
谷川岳の一ノ倉沢などは条例により立入禁止にしている時期があります。
ところで浅間山どうされるのですか。最高点は法律による立入禁止です。
小諸市に災害対策基本法63条の応急処置の立入禁止をいつまでやってるんですかと問い合わせしましたら、どうしても登りたい方は罰金10万円払って行ってますとの口ぶり。
火山ガスは風向きを考えれば問題ないし、浅間山は高温火口ですので主に二酸化硫黄です。
二酸化硫黄の死亡事故は阿蘇山のみで浅間山より多い1日当り1000トンの二酸化硫黄が出てます。
1950年から50年間の死亡者は7人で喘息、心臓病の疾患者のみです。
この間年間100万人もの観光客が火口の縁まで見に行っていた時期ですから5000万人のうち7人でリスクは殆どないと思います。
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