神室連峰_火打岳~小又山~神室山
- GPS
- 30:54
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,056m
- 下り
- 2,053m
コースタイム
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 9:50
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
歩く人が少ないせいか,全行程とも野性的で魅力あるコースです。 1日目の土内登山口から火打岳にかけては,いきなり岩場の急登が始まります。岩には苔がむしており,朝露で湿っているのもあって,下りでは使いたくないなぁと言う感じでした。 また,火打岳からの下りは,草場の急勾配で,滑りやすく何回か足を取られながら下りました。 さらに,稜線は終始痩せ尾根で,岩場むき出しだったら,相当高度感があると思います。 2日目の朝は,朝露で靴が濡れてしまい,スパッツを持ってくればよかったと反省しました。 雷滝に下ってからの沢沿いの道は,3ヶ所ほど沢水が流れる滑りやすい一枚岩を渡渉する場所があり,難易度が高いなぁと感じました。(実際,一人が滑って2mほど下の滝つぼに落ちてしまい,大事には至りませんでしたが,油断できないです。) |
その他周辺情報 | 赤倉温泉駅前の阿部支店,味噌ラーメンおいしかったです。 |
写真
装備
個人装備 |
水1L
お茶
スパークリングウォーター500mm
袋ラーメン(昼食)
おにぎり2個
缶詰
白米;フリーズドライ牛丼(夕食)
飴6個
柿ピー3袋
ビール2本
携帯ウィスキー
バーナー
カセットガス
キャップ
長袖シャツ
防寒着
雨具
長パンツ
パジャマ
肌着
パンツ
靴
靴下
ザック(Zule35)
ストック
グローブ
シュラフ
スリーピングマット
耳栓
睡眠導入剤
タオル
膝サポーター2枚
温湿布
熊鈴
時計
iPhone
モバイルバッテリー
ドローン
ヘッドランプ
靴ひも予備
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感想
おととし,神室山〜小又山を周回した時に望んだ火打岳。以前から泊りでのコースを考えていて,今回まさに同じコースでの誘いがあり,行ってきました。
仙台からぐるっと火打岳の周りを回って,新庄から登山口へ。
案内板には"みちのくの小アルプス"とあります。さらに,”怪峰 火打岳”との文字。"怪峰"いい響きです。気持ちが高ぶってきます。
木板で滑りそうな一本橋を渡って,すぐに急登が始まります。苔が張り付いた小さい石が積み重なったところを下りでは使いたくないなぁと思いながら,慎重に登っていきます。
土内登山口から火打岳までは,破線ルートで不安もありましたが,しっかり踏み跡もあって,迷うことはありませんでした。
一時間ほどで尾根に出て,西火打岳へ。ようやく火打岳が姿を現しました。
火打岳に向かって左手には,これから歩く神室の稜線,右手には新庄の町並みが広がります。稜線の奥には,小さく山小屋が見えます。
西火打岳からもうひと踏ん張り,火打岳に到着です。意外と広い山頂。ちょうど東側からガスがかかってきて,展望は開けませんでしたが,少しづつ今から歩く道のりが見えました。
次のピーク,小又山へ。火打岳から稜線への下りがすごい。急なうえに,草が生い茂り,足元が見えない。とにかく滑る。何度か足元をすくわれながら,転がるように稜線へ。振り返ってみれば,なるほど,見事に尖っています。これは,怪峰だ。
小又山へは,痩せ尾根を上り下りしながら,向かっていきます。この痩せ尾根,両脇に木が茂っているので,実感がわきませんが,木がなければ結構な高度感だと思います。
2時間ほどでようやく小又山へ。
神室連峰 最高峰だそうです。と言っても神室山と10mくらいしか違いませんが…
ガスも晴れ,周囲がよく見渡せます。虎毛山とその奥には栗駒山。泉ヶ岳や船形山も見えました。残念ながら,鳥海山だけは雲がかかって見えません。
神室山に向かって,また稜線歩きです。山頂直前の登りがきつそう。稜線は基本的に100〜200mの単位で登り下ります。1,300mの山ですが,実際歩くと2,000m近い高低差を歩いていました。
10時間かかってようやく神室山へ。遠くに火打岳が見えます。結構歩いてきたもんだ。
神室山の避難小屋へ。
あまり泊まる人がいないのか,きれいな小屋でした。
おまけに,装備が充実していて,マットや毛布,懐中電灯やストーブ,カセットコンロもあります。そう言えば,auの携帯が4Gでつながりました 至れり尽くせりです。
地元の登山会の方々のご厚意なんですかね。マットと毛布だけお借りしました。
早々にビールで乾杯。そうなるとどうでもよくなってきます。
持参したくじらの缶詰と焼き肉,ラーメン鍋。
今回どういう訳か,歩いている間にとにかくお腹が空いてしかたがなかったので,どんどん胃袋が満たされていきます。
ふと外を見れば,夕暮れがきれいに見えます。
鳥海山もやっと雲が晴れてくれました。
胃袋も満たされ,〆のカレーうどんまで行き着かず,そのまま就寝。
翌朝,水を汲みに100m下ります。相当な急斜面で滑落した人もいるとか。
雪が降ったら,まず降りれないでしょうね。
また100m戻って,下山開始。
どんどん下ります。ガスがかっていて,藪が濡れていて,かなり濡れてしまいました。早めにカッパを着ればよかった。
さらにスパッツを持ってこなかったため,靴の中まで濡れてしまい,難儀しました。
権八小屋分岐部分からは沢に向かって急激に下ります。
途中,崖がむき出しのところをトラバースする部分もあって,高度感満載でした。
沢に降りた後も,沢沿いに進むため,何度か徒渉をしました。
中には一枚岩で滑る結構な水流の中,ロープで流されないよう掴みながら渡渉する箇所もあり,なかなかのレベルだと思います。
予定通り13時に到着。
総距離24km,高低差2,500m。
みちのくの小アルプスと言われるだけあって,登りがいのある山でした。
次回来るときは,残雪の残る初夏とかいいかなぁ
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