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Yamareco

記録ID: 1616600
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

神室連峰_火打岳~小又山~神室山

2018年10月13日(土) ~ 2018年10月14日(日)
 - 拍手
blues55 その他3人
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
30:54
距離
24.3km
登り
2,056m
下り
2,053m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:17
休憩
1:33
合計
9:50
距離 13.6km 登り 1,707m 下り 713m
6:05
150
スタート地点
8:35
8:36
40
9:16
9:33
17
9:50
9:51
22
10:13
10:14
112
12:06
12:58
49
13:47
14:03
100
15:43
15:48
7
2日目
山行
4:52
休憩
0:00
合計
4:52
距離 10.7km 登り 349m 下り 1,336m
8:08
292
13:00
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
03:30自宅発~05:50土内登山口着
コース状況/
危険箇所等
歩く人が少ないせいか,全行程とも野性的で魅力あるコースです。
1日目の土内登山口から火打岳にかけては,いきなり岩場の急登が始まります。岩には苔がむしており,朝露で湿っているのもあって,下りでは使いたくないなぁと言う感じでした。
また,火打岳からの下りは,草場の急勾配で,滑りやすく何回か足を取られながら下りました。
さらに,稜線は終始痩せ尾根で,岩場むき出しだったら,相当高度感があると思います。
2日目の朝は,朝露で靴が濡れてしまい,スパッツを持ってくればよかったと反省しました。
雷滝に下ってからの沢沿いの道は,3ヶ所ほど沢水が流れる滑りやすい一枚岩を渡渉する場所があり,難易度が高いなぁと感じました。(実際,一人が滑って2mほど下の滝つぼに落ちてしまい,大事には至りませんでしたが,油断できないです。)
その他周辺情報 赤倉温泉駅前の阿部支店,味噌ラーメンおいしかったです。
火打岳に向かう途中,唯一の水場の案内。他の水場もそうですが,神室連峰は,登山道から50~100mほど下らないと水場はありません。
2018年10月13日 08:23撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
10/13 8:23
火打岳に向かう途中,唯一の水場の案内。他の水場もそうですが,神室連峰は,登山道から50~100mほど下らないと水場はありません。
西火打岳より。右のピークが小又山,左奥が神室山。
2018年10月13日 08:42撮影 by  iPhone 5s, Apple
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10/13 8:42
西火打岳より。右のピークが小又山,左奥が神室山。
ようやく火打岳が姿を現しました。
2018年10月13日 08:44撮影 by  iPhone 5s, Apple
10/13 8:44
ようやく火打岳が姿を現しました。
怪峰,火打岳
2018年10月13日 09:06撮影 by  iPhone 5s, Apple
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10/13 9:06
怪峰,火打岳
新庄市の町並みがきれいに見えました。
2018年10月13日 09:06撮影 by  iPhone 5s, Apple
10/13 9:06
新庄市の町並みがきれいに見えました。
天を突き刺すように聳える形は,まさに怪峰。
2018年10月13日 09:58撮影 by  iPhone 5s, Apple
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10/13 9:58
天を突き刺すように聳える形は,まさに怪峰。
火打岳から神室山にかけて,痩せ尾根が続きます。
2018年10月13日 10:38撮影 by  iPhone 5s, Apple
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10/13 10:38
火打岳から神室山にかけて,痩せ尾根が続きます。
小又山山頂。奥で尖がっているのが,火打岳。
2018年10月13日 12:08撮影 by  iPhone 5s, Apple
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10/13 12:08
小又山山頂。奥で尖がっているのが,火打岳。
右側に虎毛山,その奥に栗駒山。左側が高松岳。
2018年10月13日 12:55撮影 by  iPhone 5s, Apple
10/13 12:55
右側に虎毛山,その奥に栗駒山。左側が高松岳。
これから向かう神室山。山小屋が見えました。
2018年10月13日 13:50撮影 by  iPhone 5s, Apple
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10/13 13:50
これから向かう神室山。山小屋が見えました。
ようやく神室山に到着です。
2018年10月13日 15:51撮影 by  iPhone 5s, Apple
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10/13 15:51
ようやく神室山に到着です。
神室山より,来た道を見渡す。結構遠いなぁ
2018年10月13日 15:51撮影 by  iPhone 5s, Apple
10/13 15:51
神室山より,来た道を見渡す。結構遠いなぁ
夕日がきれいに見えました。
2018年10月13日 17:02撮影 by  iPhone 5s, Apple
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10/13 17:02
夕日がきれいに見えました。
段々,沈んで…
2018年10月13日 17:06撮影 by  iPhone 5s, Apple
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10/13 17:06
段々,沈んで…
やがて,月が見えはじめ…
2018年10月13日 17:34撮影 by  iPhone 5s, Apple
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10/13 17:34
やがて,月が見えはじめ…
日中,雲で覆われていた鳥海山も見えました。
2018年10月13日 17:34撮影 by  iPhone 5s, Apple
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10/13 17:34
日中,雲で覆われていた鳥海山も見えました。
夜は,ラーメン鍋。寝不足もあり,7時には就寝。
2018年10月14日 06:34撮影 by  iPhone 5s, Apple
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10/14 6:34
夜は,ラーメン鍋。寝不足もあり,7時には就寝。
翌朝,急坂を100m下り水を汲みに行きます。
2018年10月14日 07:52撮影 by  iPhone 5s, Apple
10/14 7:52
翌朝,急坂を100m下り水を汲みに行きます。
台山尾根からの分岐。昨日,合った方が台山で熊と10分ほど対峙したと言っていましたが…
2018年10月14日 10:03撮影 by  iPhone 5s, Apple
10/14 10:03
台山尾根からの分岐。昨日,合った方が台山で熊と10分ほど対峙したと言っていましたが…
標識に強烈な熊フックの跡。おかげでグラグラです。確かにここはいそう。
2018年10月14日 10:03撮影 by  iPhone 5s, Apple
10/14 10:03
標識に強烈な熊フックの跡。おかげでグラグラです。確かにここはいそう。
台山尾根から分岐すると一気に下ります。途中,こんな岩場の下りも。
2018年10月14日 10:23撮影 by  iPhone 5s, Apple
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10/14 10:23
台山尾根から分岐すると一気に下ります。途中,こんな岩場の下りも。
下ってからも油断はできません。沢沿いを歩いて,途中テクニカルな沢越えもあります。
2018年10月14日 11:03撮影 by  iPhone 5s, Apple
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10/14 11:03
下ってからも油断はできません。沢沿いを歩いて,途中テクニカルな沢越えもあります。
砂利押沢コースの分岐。目の前で,カモシカがもの凄いスピードで沢に下っていきました。
2018年10月14日 12:27撮影 by  iPhone 5s, Apple
10/14 12:27
砂利押沢コースの分岐。目の前で,カモシカがもの凄いスピードで沢に下っていきました。
長渕沢の滝
2018年10月14日 12:35撮影 by  iPhone 5s, Apple
10/14 12:35
長渕沢の滝
神室連峰案内図。火打岳は怪峰と案内されていました。
2018年10月14日 13:17撮影 by  iPhone 5s, Apple
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10/14 13:17
神室連峰案内図。火打岳は怪峰と案内されていました。
撮影機器:

装備

個人装備
水1L お茶 スパークリングウォーター500mm 袋ラーメン(昼食) おにぎり2個 缶詰 白米;フリーズドライ牛丼(夕食) 飴6個 柿ピー3袋 ビール2本 携帯ウィスキー バーナー カセットガス キャップ 長袖シャツ 防寒着 雨具 長パンツ パジャマ 肌着 パンツ 靴下 ザック(Zule35) ストック グローブ シュラフ スリーピングマット 耳栓 睡眠導入剤 タオル 膝サポーター2枚 温湿布 熊鈴 時計 iPhone モバイルバッテリー ドローン ヘッドランプ 靴ひも予備

感想




おととし,神室山〜小又山を周回した時に望んだ火打岳。以前から泊りでのコースを考えていて,今回まさに同じコースでの誘いがあり,行ってきました。
仙台からぐるっと火打岳の周りを回って,新庄から登山口へ。
案内板には"みちのくの小アルプス"とあります。さらに,”怪峰 火打岳”との文字。"怪峰"いい響きです。気持ちが高ぶってきます。
木板で滑りそうな一本橋を渡って,すぐに急登が始まります。苔が張り付いた小さい石が積み重なったところを下りでは使いたくないなぁと思いながら,慎重に登っていきます。
土内登山口から火打岳までは,破線ルートで不安もありましたが,しっかり踏み跡もあって,迷うことはありませんでした。
一時間ほどで尾根に出て,西火打岳へ。ようやく火打岳が姿を現しました。
火打岳に向かって左手には,これから歩く神室の稜線,右手には新庄の町並みが広がります。稜線の奥には,小さく山小屋が見えます。
西火打岳からもうひと踏ん張り,火打岳に到着です。意外と広い山頂。ちょうど東側からガスがかかってきて,展望は開けませんでしたが,少しづつ今から歩く道のりが見えました。
次のピーク,小又山へ。火打岳から稜線への下りがすごい。急なうえに,草が生い茂り,足元が見えない。とにかく滑る。何度か足元をすくわれながら,転がるように稜線へ。振り返ってみれば,なるほど,見事に尖っています。これは,怪峰だ。
小又山へは,痩せ尾根を上り下りしながら,向かっていきます。この痩せ尾根,両脇に木が茂っているので,実感がわきませんが,木がなければ結構な高度感だと思います。
2時間ほどでようやく小又山へ。
神室連峰 最高峰だそうです。と言っても神室山と10mくらいしか違いませんが…
ガスも晴れ,周囲がよく見渡せます。虎毛山とその奥には栗駒山。泉ヶ岳や船形山も見えました。残念ながら,鳥海山だけは雲がかかって見えません。
神室山に向かって,また稜線歩きです。山頂直前の登りがきつそう。稜線は基本的に100〜200mの単位で登り下ります。1,300mの山ですが,実際歩くと2,000m近い高低差を歩いていました。
10時間かかってようやく神室山へ。遠くに火打岳が見えます。結構歩いてきたもんだ。
神室山の避難小屋へ。
あまり泊まる人がいないのか,きれいな小屋でした。
おまけに,装備が充実していて,マットや毛布,懐中電灯やストーブ,カセットコンロもあります。そう言えば,auの携帯が4Gでつながりました 至れり尽くせりです。
地元の登山会の方々のご厚意なんですかね。マットと毛布だけお借りしました。
早々にビールで乾杯。そうなるとどうでもよくなってきます。
持参したくじらの缶詰と焼き肉,ラーメン鍋。
今回どういう訳か,歩いている間にとにかくお腹が空いてしかたがなかったので,どんどん胃袋が満たされていきます。
ふと外を見れば,夕暮れがきれいに見えます。
鳥海山もやっと雲が晴れてくれました。
胃袋も満たされ,〆のカレーうどんまで行き着かず,そのまま就寝。
翌朝,水を汲みに100m下ります。相当な急斜面で滑落した人もいるとか。
雪が降ったら,まず降りれないでしょうね。
また100m戻って,下山開始。
どんどん下ります。ガスがかっていて,藪が濡れていて,かなり濡れてしまいました。早めにカッパを着ればよかった。
さらにスパッツを持ってこなかったため,靴の中まで濡れてしまい,難儀しました。
権八小屋分岐部分からは沢に向かって急激に下ります。
途中,崖がむき出しのところをトラバースする部分もあって,高度感満載でした。
沢に降りた後も,沢沿いに進むため,何度か徒渉をしました。
中には一枚岩で滑る結構な水流の中,ロープで流されないよう掴みながら渡渉する箇所もあり,なかなかのレベルだと思います。
予定通り13時に到着。
総距離24km,高低差2,500m。
みちのくの小アルプスと言われるだけあって,登りがいのある山でした。
次回来るときは,残雪の残る初夏とかいいかなぁ

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