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Yamareco

記録ID: 161802
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間

四阿山(スノーシュー)

2012年01月09日(月) [日帰り]
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mount-fine その他1人
GPS
00:11
距離
9.0km
登り
860m
下り
852m

コースタイム

6:29 ダボス牧場 四阿山登山口
7:42 小四阿
9:20 根子岳分岐
9:36 四阿山山頂(南峰)
9:39 四阿山山頂(北峰)
10:53 中四阿
11:33 小四阿
12:20 ダボス牧場 四阿山登山口
天候 曇のち晴/山頂付近はガスの中
過去天気図(気象庁) 2012年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
牧場脇の登山口のすぐ近くに駐車場あり
コース状況/
危険箇所等
■ 中盤以降はトレースがないと夏道がわかりにくい(何ヶ所か道標はあるのだが)。無雪期に歩いてルートを憶えておくか、独自に最適なルートを進んでいける能力が必要になりそう。

■ 中四阿から先の樹林帯の急登は雪が深く、スノーシューでもラッセルが必要だった。それ以外でも、吹き溜まりなどで突然ズボッと潜るところあり。
まだ薄暗い6時半に登山開始。昨日の根子岳であれだけトレースがあったので、四阿山もトレースが残っているかと思ったが、意外にもまっさらな状態。Iさんが今日最初のトレースを付けていく。
まだ薄暗い6時半に登山開始。昨日の根子岳であれだけトレースがあったので、四阿山もトレースが残っているかと思ったが、意外にもまっさらな状態。Iさんが今日最初のトレースを付けていく。
次第に明るくなり、朝焼けがきれい。
次第に明るくなり、朝焼けがきれい。
序盤のうちは、トレースがなくても夏道がはっきりわかる。
序盤のうちは、トレースがなくても夏道がはっきりわかる。
南に湯ノ丸方面の山並みと、裾野に広がる牧場や畑を望む。
南に湯ノ丸方面の山並みと、裾野に広がる牧場や畑を望む。
小四阿(たぶん)に到着。細い尾根には雪庇ができていた。冬は常に左側(北)から風が吹いているのだろう。
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小四阿(たぶん)に到着。細い尾根には雪庇ができていた。冬は常に左側(北)から風が吹いているのだろう。
小四阿から先は夏道がわからなくなり、Iさんがルートファインディングして登っていく。雪も深くなってきた。途中で一度だけ先頭交代したが、すぐにまた代わってもらう(ほとんど役に立てず)。
小四阿から先は夏道がわからなくなり、Iさんがルートファインディングして登っていく。雪も深くなってきた。途中で一度だけ先頭交代したが、すぐにまた代わってもらう(ほとんど役に立てず)。
四阿高原への分岐を過ぎると、しばらく岩が露出した斜面になる。
四阿高原への分岐を過ぎると、しばらく岩が露出した斜面になる。
岩稜(中四阿あたり)の右側を巻いていく。
岩稜(中四阿あたり)の右側を巻いていく。
中四阿から一旦下ると、樹林帯の急登が始まる。ときにはこんな雪のトンネルをくぐったり。
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中四阿から一旦下ると、樹林帯の急登が始まる。ときにはこんな雪のトンネルをくぐったり。
樹林帯は雪が溜まっていて、スノーシューでも深いところでは膝上まで足が潜る。自らルートを切り開き、わっせわっせと登るIさん(おかげで自分はかなり楽ができた)。
樹林帯は雪が溜まっていて、スノーシューでも深いところでは膝上まで足が潜る。自らルートを切り開き、わっせわっせと登るIさん(おかげで自分はかなり楽ができた)。
スノーシューが痛みそうな岩が露出したところも。
スノーシューが痛みそうな岩が露出したところも。
根子岳への分岐。
根子岳への分岐。
四阿山山頂(南峰)に到着。近すぎて何だかわからない写真になってしまったが、祠がほとんど雪に埋まっている。
四阿山山頂(南峰)に到着。近すぎて何だかわからない写真になってしまったが、祠がほとんど雪に埋まっている。
北峰へ向かう。
北峰に到着。冷たい北風がビュービューと吹き付けてくる。気温はマイナス10度程度だが、体感温度はもっと低いだろう。風の当たらないところに避けると暖かく感じ、「冬山の寒さは気温よりも風だ」と実感。この先の三角点までは行かなかった。
北峰に到着。冷たい北風がビュービューと吹き付けてくる。気温はマイナス10度程度だが、体感温度はもっと低いだろう。風の当たらないところに避けると暖かく感じ、「冬山の寒さは気温よりも風だ」と実感。この先の三角点までは行かなかった。
根子岳への分岐へ戻り、根子岳方面へ下ろうとする。最初に赤いリボンが1つあったが、そこから先はどう進めばいいかわからない状態。かなりの急斜面に木々が密生して雪も深く、一度下り始めたら引き返すのは困難だろう。ここは無理をせずに、根子岳へ行くのは断念した。
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根子岳への分岐へ戻り、根子岳方面へ下ろうとする。最初に赤いリボンが1つあったが、そこから先はどう進めばいいかわからない状態。かなりの急斜面に木々が密生して雪も深く、一度下り始めたら引き返すのは困難だろう。ここは無理をせずに、根子岳へ行くのは断念した。
立ち並ぶスノーモンスターたち。
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立ち並ぶスノーモンスターたち。
往路を引き返す。
往路を引き返す。
中四阿方面を望む。
中四阿方面を望む。
下るにつれてガスが晴れ、視界が開けてきた。長野市街を遠望する。写真右側の建物が密集しているあたりが、市街地の中心部か。
下るにつれてガスが晴れ、視界が開けてきた。長野市街を遠望する。写真右側の建物が密集しているあたりが、市街地の中心部か。
四阿山と根子岳を結ぶ鞍部を振り返る。あそこを歩きたかったのだが・・・また宿題が残ってしまった。
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四阿山と根子岳を結ぶ鞍部を振り返る。あそこを歩きたかったのだが・・・また宿題が残ってしまった。
四阿山山頂を振り返る。麓のほうは晴れていても、山頂付近はやっぱりガスっているようだ。
四阿山山頂を振り返る。麓のほうは晴れていても、山頂付近はやっぱりガスっているようだ。
写真ではわかりにくいが、途中で鳥の巣を見つけた。Iさんによると人が通る登山道の近くに巣を作ることはないので、見られるのは珍しい(夏道を外して歩いているからこそ)とのこと。
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写真ではわかりにくいが、途中で鳥の巣を見つけた。Iさんによると人が通る登山道の近くに巣を作ることはないので、見られるのは珍しい(夏道を外して歩いているからこそ)とのこと。
日差しの中、ふかふかのパウダースノーが気持ちいい! トレランもやってるIさんは踏み跡のないところをスノーシューで駆け下りていったが、私には真似できません(笑)。
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日差しの中、ふかふかのパウダースノーが気持ちいい! トレランもやってるIさんは踏み跡のないところをスノーシューで駆け下りていったが、私には真似できません(笑)。
下りは途中で立ち止まって周囲の山々を眺めながらゆっくり下り、お昼過ぎに下山。
下りは途中で立ち止まって周囲の山々を眺めながらゆっくり下り、お昼過ぎに下山。

感想

■ 前回(昨年の12/29)は積雪の状況も知らずにつぼ足で入山して、ラッセルの深さに途中敗退した四阿山。今回はスノーシューを用意し、山行経験豊富で四阿山・根子岳も何度も登ったことのある地元在住のIさんをお誘いして、2人で登ることにした。

■ Iさんに車を出していただいたおかげで、朝はホテルまで迎えに来てもらい、登山口までの車道歩きもしなくてすんだ。登りのほとんどはIさんが先頭でラッセルし、下山後も地元ならではの温泉やレストランに案内してもらい、何から何までお世話になってしまった。とても楽しく充実した1日だった。

■ 今回の当初の予定は「四阿山〜根子岳の周回」だったので、根子岳へ行けなかったのは心残り。でも今回は、それが正しい判断だったと思う。来シーズンになるかもしれないが、しっかり準備を整えてから「積雪期の四阿山〜根子岳周回」に再挑戦したい。それにしても、四阿山は何度登っても宿題の残る山だ。

■ そもそも、なぜそんなに四阿山・根子岳にこだわるかというと、実家が長野市で毎日のようにこの山を眺めていたから。母が学生の頃に友人が「空見れば 三角定規 菅平」という名句(?)を詠んだと教えてもらったことも、こだわる理由のひとつ。一応どちらも「登った山」にはなったけど、「積雪期の四阿山〜根子岳周回」をしないと気がすまない。

■ 登山中、カメラが寒さで正常に動かなくなってしまった。Iさんには「ズボンのポケットに入れておくと体温で温まっていい」と教えてもらったが、自分の場合はジャケットの裾が長くてカメラを取り出しにくくなってしまう。なのでジャケットの胸ポケットに入れてみたが、山頂ではやはり寒さで動かなくなってしまった。ポケットの中だと蒸れてしまうのも心配。カメラをどう携行し、サッと撮影して時間をロスしないようにするかは登山を始めた当初からの課題で、未だにうまい方法が見つからない。

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コメント

四阿山も行かれたんですねっ☆彡
mount-fineさん、たびたびこんにちは♪

先日は、動画@根子岳への登場ありがとうございました(*^^)v

翌日、四阿山にも登られたんですねっ!とりあえず、四阿山は制覇できてよかったですね

夏に四阿山〜根子岳に行っていますが、あの急斜面を思い出すと、冬は大変そうですね・・・
2012/1/12 16:23
また再挑戦します
hana_solaさん、こんにちは。

今回の目的だった四阿山〜根子岳の周回は果たせませんでしたが、
雪山の楽しさも厳しさも体験できて、いい山行になりました。
同行したIさんによると、春になれば雪が締まって歩きやすくなる
だろうということなので、その頃に再挑戦を企ててます(^_^)。
2012/1/13 19:54
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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