■ヤビツ峠から表丹沢縦走<2年前の自分を振返る>
- GPS
- 05:40
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,168m
- 下り
- 1,635m
コースタイム
天候 | 曇り時々粉雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありません。 登山ポストはヤビツ峠トイレの前にあります。 トイレはヤビツ峠(使用できるかどうか未確認)、富士見山荘前(冬期使用不可)、烏尾山(有料50円)にあり、あと各山小屋(有料50〜100円)にあります。 |
写真
感想
先週は鳳凰山薬師岳を11時間半かけて歩き、その余韻に浸る毎日。
焼け跡から見た雪化粧の間ノ岳が忘れられず、ブログのトップメッセージボードに貼り付けて
パソコンに向かうたびに見入っている。
やっぱりアルプスはいい♪
できるなら毎週アルプスや八ヶ岳が間近に見える山に登りたい。
(いや、それ自体にももちろん登りたい。)
けれどそれは我が家のお財布が許さないw
金曜は旦那さまが徹夜でお仕事だったので、土曜はゆっくり休暇。
どこのお山に行こうか。
今週は近場で済ませよう。
と考えた結果、久しぶりに表丹沢を歩くことにした。
ぷち縦走したのは去年の3月。
あの震災の少し前。
今回はヤビツから塔ノ岳を目指し大倉に下りる王道ルートを歩く。
偶然にも2年前の1日違いの16日に表丹沢を歩いていた。
あのときはちょっと弱腰気味に歩いてたなぁ。
行者岳の鎖場で怖い思いをしたし。
2年経ち、いろんなお山を登ってきた今の私はどうだろう。
今回はちょっと2年前と今の自分を比べてみるいい機会かもしれない。
そんな思いで臨んだ山行です。
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6時12分、相鉄線の横浜発海老名行に乗込む。
多くのハイカーたちの姿を駅のホームで見かける。
海老名から小田急線に乗換え、7時10分頃秦野駅に到着。
いつものように北口のバス停に急ぐ。
ヤビツ峠行にはまだ数名並んでいるのみ。
それでもバスが来る頃には行列ができ、バスはたちまち満員状態。
7時35分に始発バスは発車。
45分ほどでヤビツ峠に着く。
途中バスの中から富士山が見えた。
ここのトイレはスルーして、富士見山荘前で済ませることにして出発する。
しばらくは車道歩き。
先週の夜叉神峠駐車場よりは雪があるw
寒さは。。。
一応スタート時は寒かったのでダウン着たまま歩きました。
ネックウォーマーとかは不要だったので、それほど寒くないかなぁ。
最近アルプスとか奥秩父とか寒〜い山行が続いていたので
なんだか感覚がわかんなくなってます。
15分ほどで富士見山荘前へ。
・・・と、ここで失敗。
ここのトイレがキレイだから利用しようと思っていたのに
冬期閉鎖されてました〜っ。
ん〜〜っ!
2年前はどうだったんだろう。
たぶん使えてたと思うんだけど。。。記憶に自信無し。
私はまぁ特に急いで用を足す必要も無いのでいいけど、
旦那さまには富士見山荘前のトイレを奨めてしまったので悪いことしました。
まぁ、男の人は・・・(以下省略w)
ここから山に入ります。
とりあえず衣類調整はしないまま出発。
暑いと感じるまでは。
雪は全くありません。
2年前は10僂阿蕕い呂△辰神兩磴今年は無し。
どこもやっぱり雪は少ないんですねぇ。(日本海側は除く)
暑くなってきたので途中でダウンは用無し。
歩き始めはペースがいまいち上がりません。まぁ、いつものことです。
そして二ノ塔。
かすかに雪がある程度。
そしてお天気も良くなく、おそらく雪雲が上空にある模様。
バスから見えた富士山がもう見えなくなってました。
残念。
今日はアルプスも拝めないなぁ。(´・ω・`)ショボーン
単なるトレーニング山行になりそう。。。
そして三ノ塔。
風はほとんど無いのですが、じっとしているとやはりここは寒い。
次はあそこに見える烏尾山。
そしてずーっと尾根を辿って写真で一番高いお山塔ノ岳まで登る。
崩落箇所など、整備は相変わらずちゃんとされています。
烏尾山荘。
相変わらず可愛らしい形。
収容人数は6名なので本当に小さい山荘です。
素泊まりのみで要予約。通年終末は営業されているらしい。
有料トイレ(50円)もあります。(紙持ち帰り)
塔ノ岳はまだまだあーーんなに遠い。
目標がはっきり見えるのはわかりやすいけど、その長さを見るとげんなりもする。
けれど、先週のことを思ったらその比じゃない。
そして行者岳。
ここにはあの鎖場がある。
2年前は怖かった。
恐る恐る足場を確認しながら下りた。
通過した後も怖くて身体が微かに震えてた。
あれからそれなりにいろいろな鎖場を経験。
2年経った今はどう感じる???
ゴクリっ。
2年前より全然下りやすくなってますっ!!
まぁあの時は積雪があって足場がよくわからなかったこともありますが、
足場が以前よりしっかりしていて、易しくなってました。
ずっと記憶の片隅で気になっていたのでメンタル部分でもクリア。
ちょっと拍子抜けしちゃった感じです。
2年前は鎖場で神経使い過ぎ&シャリバテでこの辺りをヘロヘロ状態で歩いていましたw
そして新大日茶屋。
旦那さまが小屋前に置いてあるサイダーの空瓶ケースを見て
「炭酸飲みたくなった」と。。。
山登るとなんでいつも炭酸飲料飲みたくなるんだろう〜。
10分ほどで木ノ又小屋。
休憩なしで歩き続けます。
尊仏山荘が大きく見えてきた。
あと少し。
後ろを歩いてる旦那さまには悪いけど、このまま自分のペースで歩いて行きます。
そして塔ノ岳山頂到着。
ふぃ〜♪
山頂は寒いので久々に尊仏山荘にお邪魔することにする。
入口のところで塔ノ岳のチャンプに会う。
「今日は外気温は-6℃だよ〜。」と話しかけられたので
私の持ってるSUUNTOの温度計で確認するとピッタリ-6度っ!
「ほんとですねーっ!」と応えておきました。
それにしてもチャンプ、いつも短パンで歩荷ご苦労さまです。
山荘に入って私は温かいお茶、旦那さまはサイダーwを注文。
持ってきたパンをかじる。
寛いでいると山荘のアイドル猫ミーくんが出てきた♪
カメラのレンズが曇ってしまって拭いてる間にミーくんは二階に追いやられてしまいました。。。
なので1枚しか撮れなかった〜。残念。
でも元気そうで安心しました。
トイレに行こうと山荘を出ようとしたところ、すごく可愛い山ガールを発見っ♪
御年2歳ちょっと。
モンベルの可愛らしいピンクのカバーオールを着てました♪
ちゃんと泥よけスパッツも装着してる〜www
お父さんが背負子で背負ってきたみたいです。
あまりの可愛さに写真撮りたかったけど、我慢我慢ww
そうそう、尊仏山荘は団体が来ても休憩できるんですね〜。
15人ほどのパーティが山荘の奥の食堂を使って休憩していました。
あ、もちろん休憩は有料です。(一品頼めば無料。)
山荘で30分弱休憩して、下山します。
外はものすごーく寒い。
ダウンを着込んで下山。
金冷シを過ぎる頃には温かくなるかな〜。
こちらの登山道にも積雪はほとんど無し。
けれど土と雪が混ざって固まっているので油断するとツルっと滑ります。
今回2人ほど転んでいるのを見かけました。
こんなところで転んで怪我なんかしたらもったいないので
私はWストックを使いながら下山します。
景色はなーんにも見えません。
でもなんだか爽快な気分です。
花立山荘。
今日はおしるこ休憩は無し。
歩いた稜線と三ノ塔の避難小屋が見えます。
あそこを歩いたんだなぁ。。。( ´艸`)
さー、大倉に向けて帰ろう〜。
なんだかバカ尾根がとても新鮮な感じ。
今日はピストンじゃないからかな〜。
そして1時間55分で大倉に到着。
2時8分発のバスに余裕で乗れました。
疲れたけど、気分爽快でした。
■目安
体力度 ★★★
危険度 ★
整備度 ★★★★
眺望度 ----(晴れならば★5つ)
山スカ度 ★★
ダメージ度 ★
※上記は、2012年1月15日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。
■今回の装備
・マムート長Tシャツ(保温・速乾性有)
・マムートフリース
・マムートダウンジャケット(行動時には不要)
・マムート冬用トレッキングパンツ
・ミズノサーモブレススパッツ(今日は要らなかったかも)
・泥よけスパッツ
・手袋+防寒手袋
・マムートバイザービーニー(ニット帽)
・厚手靴下
■まとめ
今回は2年前と比べてどれだけ成長したかが振返れる山行でした。
ヤビツ峠から塔ノ岳までの登りの時間は42分短縮。
塔ノ岳から大倉までの下りは約28分短縮。
2年前はまだ山デビューしたばかりだったので、
足の痛さに耐えてヒィヒィ言いながら下山していたものです。
行者岳の鎖場も今改めて見ると、なんだ全然大したことないじゃんの一言に尽 きます。
でもあの時は本当に怖かったんですw
この2年で宝剣岳や石鎚山などなどいろんな鎖場で経験を積んだせいもあるのかな〜。
まだまだ上級の鎖場には怖くてとても手が届きませんが、
少しずつ少しずつ近づいていけたらと思います。
お天気があまり優れず、眺望がほとんど無かったのが唯一残念だったこと。
けれども途中で味わった爽快感は、おそらく前回の薬師岳という長丁場に比べたらなんて楽な山行なんだろう〜♪という気持ちから生じたものだと思われます。
だって時間的に半分ですもんね。
今度は雪山に行って新しいアイゼン試したいけど、
なかなか条件が揃わなくて難しいです。
山荘入り口で会った娘の母親です
表尾根は鎖場もあったり変化に富んでいて歩ごたえのあるコースですよね
ご夫婦で色々なな山に行かれているんですね♪
お二人とも健脚ですごいです!
きゃー♪感激です♪^^
コメントありがとうございます。
あの2歳の可愛い山ガールのママさんですね?
記事に1歳と間違えて書いてて直すのを忘れてました。
こめんなさい。
私たちはまだまだ山を始めてやっと3年目のペーペーです。^^;
少しずつステップアップしていきたいと思ってます。
またどこかのお山で出会えたら嬉しいです♪
声掛けますねっ!^^
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