ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1634139
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

京都雲取山下見ー花背高原前から鞍馬ー

2018年10月30日(火) [日帰り]
 - 拍手
yama002 その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:31
距離
17.6km
登り
778m
下り
1,092m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:28
休憩
1:00
合計
7:28
9:12
47
9:59
10:04
37
10:41
10:48
17
11:05
11:22
33
11:55
12:15
95
立命館大ワンゲル小屋
13:50
14:01
92
15:33
15:33
54
峠下
16:27
16:27
13
16:40
鞍馬駅
京都雲取山登山顛末
今回は11月中旬に予定している雲取山のハイキングに備えての下見である。台風21号の影響で京都の北山は倒木で登山路が塞がり、ハイキングや登山どころではないとの話。百聞は一見にしかず、とにかく歩くルートの確定をしなければならない。 最初、設定していたルートは3年前に行った峠下バス停→旧花背峠→勢龍天満宮→一ノ谷出合→雲取山→雲取峠→寺山峠→花背高原前のルート。数日前に、いろんな情報を総合すると、花背高原前から雲取山に進むという逆向きのルートは、台風の影響か、もともと道が荒れているかはわからないが、倒木等はあるものの、それを避けながら登ることはできるあろう、まずこのルートを実行確認し、当初想定の峠下からスタートするルートが実行できるか、峠下の登山口の状況から決めよう、ということにする。出町柳から京都バスに乗り、花背高原前に向けて出発。バスが進むに連れて、車窓から見える惨状は目を覆うばかリ。台風の通り道になった山の斜面の杉の木は一面になぎ倒され、大木は幹から折れたり、根こそぎ地面から引き抜かれたような有様。特に、峠下の登山口は倒木で折れ重なり、埋め尽くされ、ここからはとても、登れないと結論する。
花背高原前に到着。旧花背スキー場の脇を通り抜け、寺山峠から雲取峠へ。ここまでは、思ったほど倒木もなく、少し早い秋の一ノ谷を遡り雲取峠に到着。低いリョウブの林は記憶通りなるも、眺望はもう少し、得られていたような気がする。
雲取峠から雲取山。3年前とは逆ルート。巻いて行く小ピークの巻き道は、斜面の大小の木が細い山道に重なり、避けたり乗り越えて進む。あまり人も通らぬのか、踏み跡も薄い。赤、黄のカラーテープを目印に方角を確認しながら進み、雲取山頂上に到着。
雲取山からまず、立命館大ワンゲル小屋へ向かう。下る方向を確認(三ノ谷方向と誤認しないように)、二ノ谷方面への踏み跡を下る。やがて幅広い深い繁茂する雑草と灌木の涸れ沢を強引に下る。両側の山は紅葉、黄葉に色づきはじめた木々がそこここに見られる。かなり涸れ沢の下りは難行したため、斜面に回ろうとも考えたが、強引に真ん中を下った。途中、3年前に見た大きな岩と2,3箇所遭遇したので方向は間違っていないと確認できた。ワンゲル小屋の前に設置されたベンチで昼食後、出発。ニノ谷を下って行く、林道と出合う頃になると両側の倒木が目立ち始める。林道を進んで行くとやがて、勢龍天満宮に到着。仮名手本忠臣蔵寺子屋の段の舞台と伝えられている。天満宮の屋根は台風で剥がれ壁周りも朽ちている状態であった。ただ、付近に芹生ロッジが整備され、歴史環境を大切にしようという思いが見える。時を置かず修復されると思われるが。天満宮を抜け、旧花背峠に到着。
ここから、メイン道路に出るルートとして峠下への沢を下るルート、それと北側に隣接している鞍馬に出るルート、そして天狗杉のピークを通って花背峠に抜けるルートの3通りがある。側聞として、天狗杉を通るルートは無事通過可能とのこと。鞍馬に出るルートは、立ち入り禁止の措置がとられていた。当初から予定していた峠下へのルートを試みた。旧花背峠と峠下を流れる細い沢を下って行く、約1.4キロ。なんとかがんばろう!しばらく下って行くと、大きな倒木で沢の両脇が塞がれ、右に左に倒木を跨いでの徒渉、数十本の倒木が複雑に折り重なって、下ろうにも、徒渉、斜面伝いも困難になり、進退窮まる所まで追い詰められたり・・・。それでも頑張って、1.4キロの下りを1時間半かけて峠下に辿り着く。
 峠下のバス時刻はとっくに過ぎていたため、鞍馬まで歩くことにした。多分1時間ぐらい歩けば良いだろう。鞍馬まで1時間弱バス道を歩く。これは、朝、京都バスからの車窓から見た台風21号による惨状が目の当たりに続く。この山の杉林の修復は1年や2年で片付きそうにないレベル。とにかく、どこから手を付けて良いか、分からないほどの被害状況であった。
叡電鞍馬駅から、一日も早く回復しますようにと、切に願い現地を後にした。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:(京都バス)京阪出町柳駅→花背高原バス停
復路:(叡山電鉄)鞍馬駅→京阪出町柳駅
予定では、京都バス峠下バス停に下山し、帰る予定だったが、旧花背峠からの下山に予定以上時間がかかり、峠下バス停でのバスを見逃したため、叡山電鉄鞍馬駅まで歩いた。
コース状況/
危険箇所等
コースルート
 花背高原前バス停→寺山峠→一ノ谷出合→雲取峠→雲取山→立命館大ワンゲル小屋→一ノ谷・二ノ谷出合→勢龍天満宮→旧花背峠→峠下バス停→叡山電鉄鞍馬駅
コース状況/危険箇所等
・旧花背峠から峠下への下り1.4キロは、台風21号の影響で倒木が折れ重なっており殆ど通行不可の状態。(その南側の鞍馬への下山道は立ち入り禁止の措置が取られている。)
・雲取峠から雲取山山頂は、2つ程ピークを巻いて行く箇所があるが、踏み跡が薄く、誘導してくれる赤、黄の補助テープの確認とGPS、地図、コンパスによる確認を行い、慎重に進む必要がある。
・雲取山から立命館大ワンゲル小屋までの下りは(涸沢、または、両脇の尾根)は、雑草、灌木が生い茂っており、踏み跡も見えない。方角を確認しながら行く必要がある。
※京都北山は台風21号の通り道となり、その爪痕が生々しく残っている。京都バス、叡山遠鉄の車窓から見ても、山斜面の杉植林が場所によっては、面で薙ぎ倒され心が痛む。復旧にはかなりの時日と費用がかかると思われる。京都北山に行かれる登山者は、情報をよく確認して、慎重に山を、ルートを選ぶ必要がある。 
京都バスの車窓より見る台風21号の被害。
2018年10月30日 08:47撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 8:47
京都バスの車窓より見る台風21号の被害。
人づてには聞いていたものの、ガラスを通してだが、目の前に見るあまりの惨状に愕然。今日は来月の雲取山ハイキングの下見。 大丈夫かな・・・。
2018年10月30日 08:47撮影 by  DSC-WX100, SONY
1
10/30 8:47
人づてには聞いていたものの、ガラスを通してだが、目の前に見るあまりの惨状に愕然。今日は来月の雲取山ハイキングの下見。 大丈夫かな・・・。
・・・
2018年10月30日 08:48撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 8:48
・・・
カワイイ子供たち、途中までは同じ道中になるみたい。ニギヤカで元気が良い。
2018年10月30日 09:10撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 9:10
カワイイ子供たち、途中までは同じ道中になるみたい。ニギヤカで元気が良い。
旧花背スキー場の横を通って行く。
2018年10月30日 09:17撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 9:17
旧花背スキー場の横を通って行く。
木々の葉は少し秋色に染まり・・・
2018年10月30日 09:18撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 9:18
木々の葉は少し秋色に染まり・・・
ススキの穂に当たる風が秋をささやく。
2018年10月30日 09:18撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 9:18
ススキの穂に当たる風が秋をささやく。
別所川を遡って行く。
2018年10月30日 09:38撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 9:38
別所川を遡って行く。
寺山峠に到着。次の一ノ谷の出合に向かう。逆方向だが3年前に通ったはず。全然覚えがない。
2018年10月30日 10:07撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 10:07
寺山峠に到着。次の一ノ谷の出合に向かう。逆方向だが3年前に通ったはず。全然覚えがない。
一ノ谷出合に到着。3年前はこんな番号付きの標識はなかった。
2018年10月30日 10:14撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 10:14
一ノ谷出合に到着。3年前はこんな番号付きの標識はなかった。
一ノ谷の沢を遡る。
2018年10月30日 10:15撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 10:15
一ノ谷の沢を遡る。
渓流クラブの雲取山荘。頭上に紅葉のアクセント。一幅の絵のようで見事。
2018年10月30日 10:22撮影 by  DSC-WX100, SONY
1
10/30 10:22
渓流クラブの雲取山荘。頭上に紅葉のアクセント。一幅の絵のようで見事。
一ノ谷・雲取峠の道標。
2018年10月30日 10:30撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 10:30
一ノ谷・雲取峠の道標。
最後の登り、補助のトラロープ。
2018年10月30日 10:43撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 10:43
最後の登り、補助のトラロープ。
ここを抜けると雲取峠。
2018年10月30日 10:45撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 10:45
ここを抜けると雲取峠。
雲取峠に到着、周囲はリョウブの林。
2018年10月30日 10:45撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 10:45
雲取峠に到着、周囲はリョウブの林。
雲取峠の道標、向こう側は多分、京都府立大ワンゲル部りょうぶの小屋。思ったより、見通しは良くない。
2018年10月30日 10:46撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 10:46
雲取峠の道標、向こう側は多分、京都府立大ワンゲル部りょうぶの小屋。思ったより、見通しは良くない。
台風の影響か、元々の倒木か、ともかく多数の倒木あり。カラーテープを目印に、小ピークを回り込みながら、雲取山へと進む。
2018年10月30日 10:53撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 10:53
台風の影響か、元々の倒木か、ともかく多数の倒木あり。カラーテープを目印に、小ピークを回り込みながら、雲取山へと進む。
踏み跡は薄く、カラーテープと地形図を頼りにピークを回り込んで行く。倒木を跨いだり、避けたり歩き難い。
2018年10月30日 10:53撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 10:53
踏み跡は薄く、カラーテープと地形図を頼りにピークを回り込んで行く。倒木を跨いだり、避けたり歩き難い。
最初のピークに達する。
2018年10月30日 11:02撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 11:02
最初のピークに達する。
可愛らしい紅葉、黄葉が目を楽しませてくれる。
2018年10月30日 11:04撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 11:04
可愛らしい紅葉、黄葉が目を楽しませてくれる。
薄く積み敷く茶色の落ち葉を踏めしめ、2つ目のピークも越えて、しばらく進む。
2018年10月30日 11:07撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 11:07
薄く積み敷く茶色の落ち葉を踏めしめ、2つ目のピークも越えて、しばらく進む。
赤カラーテープを確認して進む。
2018年10月30日 11:07撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 11:07
赤カラーテープを確認して進む。
雲取山911m、山頂に到着する。
2018年10月30日 11:12撮影 by  DSC-WX100, SONY
1
10/30 11:12
雲取山911m、山頂に到着する。
雲取山三等三角点。
2018年10月30日 11:12撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 11:12
雲取山三等三角点。
頂上は狭く、木々で囲まれており、見通しはない。
2018年10月30日 11:15撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 11:15
頂上は狭く、木々で囲まれており、見通しはない。
三ノ谷方向は避ける(道標で確認)。
2018年10月30日 11:16撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 11:16
三ノ谷方向は避ける(道標で確認)。
二ノ谷方向に下る、急降下である。
2018年10月30日 11:16撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 11:16
二ノ谷方向に下る、急降下である。
下り山道の横に広がる山斜面の秋の林。
2018年10月30日 11:33撮影 by  DSC-WX100, SONY
1
10/30 11:33
下り山道の横に広がる山斜面の秋の林。
真ん中の谷筋の丈高き草叢と倒木を分けて進む。
2018年10月30日 11:36撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 11:36
真ん中の谷筋の丈高き草叢と倒木を分けて進む。
途中2か所ほど、岩場があり、回り込み進。
2018年10月30日 11:37撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 11:37
途中2か所ほど、岩場があり、回り込み進。
時々綺麗な紅葉、黄葉に慰められる。
2018年10月30日 11:41撮影 by  DSC-WX100, SONY
1
10/30 11:41
時々綺麗な紅葉、黄葉に慰められる。
秋色の斜面。
2018年10月30日 11:41撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 11:41
秋色の斜面。
回り込む岩場。
2018年10月30日 11:44撮影 by  DSC-WX100, SONY
1
10/30 11:44
回り込む岩場。
この辺りからニノ谷の出合にかけての立命館大ワンゲル小屋の周辺は一番美しい場所である。
2018年10月30日 11:45撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 11:45
この辺りからニノ谷の出合にかけての立命館大ワンゲル小屋の周辺は一番美しい場所である。
錦秋の候・・・。
2018年10月30日 11:45撮影 by  DSC-WX100, SONY
2
10/30 11:45
錦秋の候・・・。
涸れ沢を下り・・・
2018年10月30日 11:45撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 11:45
涸れ沢を下り・・・
岩場を回り込むと・・・
2018年10月30日 11:50撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 11:50
岩場を回り込むと・・・
まず、ワンゲル小屋のトイレが見え、ホッと一息。
2018年10月30日 11:55撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 11:55
まず、ワンゲル小屋のトイレが見え、ホッと一息。
立命館大ワンゲル小屋、気のせいか、以前より垢抜けて綺麗に見える。
2018年10月30日 11:57撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 11:57
立命館大ワンゲル小屋、気のせいか、以前より垢抜けて綺麗に見える。
ここはニノ谷との出合でもある。
2018年10月30日 12:01撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 12:01
ここはニノ谷との出合でもある。
ドラム缶風呂、ワンゲル小屋前に設置されたベンチで昼食をとる。
2018年10月30日 12:01撮影 by  DSC-WX100, SONY
1
10/30 12:01
ドラム缶風呂、ワンゲル小屋前に設置されたベンチで昼食をとる。
ニノ谷を下って、林道まで歩く。
2018年10月30日 12:25撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 12:25
ニノ谷を下って、林道まで歩く。
何度も、右に、左に徒渉を繰り返して進む。
2018年10月30日 12:26撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 12:26
何度も、右に、左に徒渉を繰り返して進む。
徒渉、徒渉、・・・水量の多い時は要注意である。
2018年10月30日 12:29撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 12:29
徒渉、徒渉、・・・水量の多い時は要注意である。
三ノ谷との出合。
2018年10月30日 12:38撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 12:38
三ノ谷との出合。
本日唯一の花、貴重なクリンソウ。
2018年10月30日 12:42撮影 by  DSC-WX100, SONY
3
10/30 12:42
本日唯一の花、貴重なクリンソウ。
この辺りのみ3輪ばかり残っていた。
2018年10月30日 12:45撮影 by  DSC-WX100, SONY
1
10/30 12:45
この辺りのみ3輪ばかり残っていた。
林道に出合うが、この辺りから倒木が目立ち始める。
2018年10月30日 12:47撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 12:47
林道に出合うが、この辺りから倒木が目立ち始める。
倒木が・・・
2018年10月30日 12:49撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 12:49
倒木が・・・
林道を進む。
2018年10月30日 12:50撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 12:50
林道を進む。
ますます倒木が増えて行く。
2018年10月30日 13:02撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 13:02
ますます倒木が増えて行く。
勢龍天満宮、歌舞伎仮名手本忠臣蔵の寺子屋の段の舞台となった所。
2018年10月30日 13:05撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 13:05
勢龍天満宮、歌舞伎仮名手本忠臣蔵の寺子屋の段の舞台となった所。
天満宮の屋根は台風のため吹き飛び、雨ざらし。
2018年10月30日 13:05撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 13:05
天満宮の屋根は台風のため吹き飛び、雨ざらし。
しかし付近には芹生ロッジがあり、この辺りの歴史環境を整備を進めているので、天満宮は間もなく修復はされるようと思う。
2018年10月30日 13:09撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 13:09
しかし付近には芹生ロッジがあり、この辺りの歴史環境を整備を進めているので、天満宮は間もなく修復はされるようと思う。
林道を旧花背峠に向けて淡々と進む。旧道らしいゆるやかな登りとカーブ。
2018年10月30日 13:17撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 13:17
林道を旧花背峠に向けて淡々と進む。旧道らしいゆるやかな登りとカーブ。
倒木もあり。
2018年10月30日 13:47撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 13:47
倒木もあり。
旧花背峠に到着。峠の祠と枯れた巨大杉。峠下へは1.4キロの表示。
2018年10月30日 13:56撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 13:56
旧花背峠に到着。峠の祠と枯れた巨大杉。峠下へは1.4キロの表示。
林道を道なりに進んだ所の大きな木に道標。天狗杉を通り花背峠へ向かう道と峠下へ向かう道を示す道標である。
2018年10月30日 14:02撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 14:02
林道を道なりに進んだ所の大きな木に道標。天狗杉を通り花背峠へ向かう道と峠下へ向かう道を示す道標である。
鞍馬への道は、このような通行止めの処置がとられていた。この下の北側の谷が峠下への道、あと1.4キロ。
2018年10月30日 14:16撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 14:16
鞍馬への道は、このような通行止めの処置がとられていた。この下の北側の谷が峠下への道、あと1.4キロ。
谷筋の道を進むことにする。
2018年10月30日 14:20撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 14:20
谷筋の道を進むことにする。
かなりの倒木が谷筋を十重二重に折り重なって塞いでいる。
2018年10月30日 15:25撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 15:25
かなりの倒木が谷筋を十重二重に折り重なって塞いでいる。
谷も結構な水量、倒木を潜ったり、跨いだり、岩場を回り込んだりしながら、苦心惨憺下って行く。苦戦などというレベルを越えた苦戦。
2018年10月30日 15:25撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 15:25
谷も結構な水量、倒木を潜ったり、跨いだり、岩場を回り込んだりしながら、苦心惨憺下って行く。苦戦などというレベルを越えた苦戦。
わずか1.4キロ、だが猛烈な折り重なる倒木の突破に1時間半を要してしまった。やっとのことで舗装路が顔を出しホッとする。
2018年10月30日 15:34撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 15:34
わずか1.4キロ、だが猛烈な折り重なる倒木の突破に1時間半を要してしまった。やっとのことで舗装路が顔を出しホッとする。
峠下の登山口、往きのバスから見えた通り、倒木で完全に埋まっている。とにかく、2時間半近くバスを待つよりも、叡山鉄道鞍馬駅にむかうことにする。歩き1時間。
2018年10月30日 15:35撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 15:35
峠下の登山口、往きのバスから見えた通り、倒木で完全に埋まっている。とにかく、2時間半近くバスを待つよりも、叡山鉄道鞍馬駅にむかうことにする。歩き1時間。
倒木に埋もれた近くの交流の森の標識。
2018年10月30日 15:36撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 15:36
倒木に埋もれた近くの交流の森の標識。
往きの車窓から見えた台風による山の惨状。
以下、特に説明を交えず提示する。
2018年10月30日 15:50撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/30 15:50
往きの車窓から見えた台風による山の惨状。
以下、特に説明を交えず提示する。
やっと、鞍馬に到着。本番でのルートは、旧花背峠からは峠下へではなく、天狗杉を越えて花背峠へ出るルートが良いとの結論だ。 これからの京都北山の登山のルート選択は難しい。
2018年10月30日 16:42撮影 by  DSC-WX100, SONY
1
10/30 16:42
やっと、鞍馬に到着。本番でのルートは、旧花背峠からは峠下へではなく、天狗杉を越えて花背峠へ出るルートが良いとの結論だ。 これからの京都北山の登山のルート選択は難しい。

感想

京都雲取山登山顛末
今回は11月中旬に予定している雲取山のハイキングに備えての下見である。台風21号の影響で京都の北山は倒木で登山路が塞がり、ハイキングや登山どころではないとの話。百聞は一見にしかず、とにかく歩くルートの確定をしなければならない。 最初、設定していたルートは3年前に行った峠下バス停→旧花背峠→勢龍天満宮→一ノ谷出合→雲取山→雲取峠→寺山峠→花背高原前のルート。数日前に、いろんな情報を総合すると、花背高原前から雲取山に進むという逆向きのルートは、台風の影響か、もともと道が荒れているかはわからないが、倒木等はあるものの、それを避けながら登ることはできるあろう、まずこのルートを実行確認し、当初想定の峠下からスタートするルートが実行できるか、峠下の登山口の状況から決めよう、ということにする。出町柳から京都バスに乗り、花背高原前に向けて出発。バスが進むに連れて、車窓から見える惨状は目を覆うばかリ。台風の通り道になった山の斜面の杉の木は一面になぎ倒され、大木は幹から折れたり、根こそぎ地面から引き抜かれたような有様。特に、峠下の登山口は倒木で折れ重なり、埋め尽くされ、ここからはとても、登れないと確認。
花背高原前に到着。旧花背スキー場の脇を通り抜け、寺山峠へから雲取峠へ。ここまでは、思ったほど倒木もなく、少し早い秋の一ノ谷を遡り雲取峠に到着。低いリョウブの灌木の林は記憶通りなるも、眺望はもう少し、得られていたような気がする。
雲取峠から雲取山。3年前とは逆ルート。巻いて行く小ピークの巻き道は、斜面の大小の木が細い山道に重なり、避けたり乗り越えて進む。あまり人も通らぬのか、踏み跡も薄い。赤、黄のカラーテープを目印に方角を確認しながら進み、雲取山頂上に到着。
雲取山からまず、立命館大ワンゲル小屋へ向かう。下る方向を確認(三ノ谷方向と誤認しないように)、二ノ谷方面への踏み跡を下る。やがて幅広い深い繁茂する雑草と灌木の涸れ沢を強引に下る。両側の山は紅葉、黄葉に色づきはじめた木々がそこここに見られる。かなり涸れ沢の下りは難行したため、斜面に回ろうとも考えたが、強引に真ん中を下った。途中、3年前に見た大きな岩と2,3箇所遭遇したので方向は間違っていないと確認できた。ワンゲル小屋の前に設置されたベンチで昼食後、出発。ニノ沢を下って行く、林道と出合う頃になると両側の倒木が目立ち始める。林道を進んで行くとやがて、勢龍天満宮に到着。仮名手本忠臣蔵寺子屋の段の舞台と伝えられている。天満宮の屋根は台風え剥がれ壁周りも朽ちている状態えあった。ただ、付近に芹生ロッジが整備され、歴史環境を大切にしようという風潮があるので、修復されると思われるが。天満宮を抜け、旧花背峠に到着。
ここから、メイン道路に出るルートとして峠下への沢を下るルート、それと北に隣接した鞍馬に出るルート、そして天狗杉のピークを通って花背峠に抜けるルートの3通りがある。側聞として、天狗杉を通るルートは無事通過可。鞍馬に出るルートは、立ち入り禁止の措置がとられていた。当初から予定していた峠下へのルートを試みた。旧花背峠と峠下を流れる細い沢を下って行く、計1.4キロ。なんとかがんばろう!しばらく下って行くと、大きな倒木で沢の両脇が塞がれ、右に左に徒渉したり、数十本の倒木が複雑に折り重なって、下ろうにも、徒渉、斜面伝いも困難になり、進退窮まる所まで追い詰められたり・・・。それでも頑張って、1.4キロの下りを1時間半かけて峠下に辿り着く。
 峠下のバス時刻はとっくに過ぎていたため、鞍馬まで歩くことにした。多分1時間ぐらい歩けば良いだろう。鞍馬まで1時間弱バス道を歩く。これは、朝、京都バスからの車窓から見た台風21号による惨状が目の当たりに続く。この山の杉林の修復は1年や2年で片付きそうにないレベル。とにかく、どこから手を付けて良いか、分からないほどの被害状況であった。
叡電鞍馬駅から、一日も早く回復しますように、と切に願い現地を後にした。
台風21号による京都北山の山被害の惨状はすさまじいものがある。ハイキング、登山を計画する場合の情報収集、また得られた結果の情報発信は非常に大切である。テレビ報道でも鞍馬寺に見られる寺社の歴史的建造物の被害もすさまじい。どちらも、見ていて、無力感にとらわれ絶望的な気持ちになる。京都の北山を愛する者として、少しでも、何かできることはないか、と思う。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:893人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら