二岐山:山麓の紅葉と山頂からの東北南部の雪山眺望
- GPS
- 05:33
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 878m
- 下り
- 892m
コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:33
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下った女岳登山口には10台程度。こちらの二岐山林道は路面が良好。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されていて、危険箇所は全くない。女岳からの下りは確かに急だが、ロープが設置されている。 この2,3日に雪が降ったらしいが、融けていて無い。 |
写真
感想
今年初めての冬型の気圧配置で、ここ一週間で山の様子も随分変わったようだ。岩手山や吾妻山の初冠雪が発表されているが、ヤマレコでも岩手山の積雪や栗駒では須川でも積雪があったことがレコされている。東北の他の山でも1500m級以上の山では雪が降っただろうな。11月3日、4日は高気圧に覆われて晴は間違いないので、敢えて雪の有りそうな所に行くのも良いかもしれないが、今回は雪の無さそうな所で、山麓の紅葉がまだきれいそうな山に行ってみる。二岐山は1500mは有るが、那須に隣接する福島南部の会津と中通りの境に在るので、そこから雪山の様子を見て来よう。
3日未明、晴天だが気温はまだ低い。出発時7℃、途中峠越えや二岐温泉では2℃とかだった。数軒の旅館のある二岐温泉を通過して、そのまま細い舗装道を行くと二俣川を橋で渡る。その先に林道入口がある。ここは小白森山〜大白森山の登山口でもあるが、今日はここから二岐山の男岳、女岳を周回してここに戻ることにした。先ずは、1時間弱の林道歩きである。林道は入って直後の一部雨で掘れていて、走行は注意である。道は二俣川右岸沿いを進むが、周辺は紅葉がきれいなので、林道歩きも悪くない。途中橋で対岸に渡り、徐々に登りとなる。やがて、左に広い駐車場が見えると、直ぐ御鍋神社入口の標識と鳥居がある。御鍋神社まで行ってみることにする。3分程の緩い下りで、御鍋神社に着く。御社の正面に大きな2本の木(樹齢560年とある)、御社には大きな鍋が逆さに吊るされている。珍しい光景である。林道に戻り、数分で右に二岐山登山口がある。ここにも駐車可能である。
登山口からは、直ぐに杉林の中の急登となる。八丁坂まで随分登ったような気がするが、距離はまだ220mか。その後も暗い樹林の中、苔むした岩の間を通るなど、あすなろ坂を経て、急登は続く。周りが広葉樹林帯となると、明るくなり、登りも緩くなる。平坦な道をしばらく行くとブナ平である。この辺りのブナは落葉している。しばらく平坦な道、一部湿地、を行くと男岳が大きく見えてくる。近づくと、男岳への200m程度の急登が始まる。周りが潅木帯となって、シャクナゲの木等が見えてくると、山頂は直ぐである。上空は快晴で、二岐山男岳の山頂は眺望が良い。南には那須連峰、特に甲子旭岳の山容が特徴的である。西には雪化粧した会津の山々、燧ヶ岳〜会津駒ケ岳〜会津朝日岳かな。北北西にはかなり遠いが、真っ白な飯豊連峰が見える。北北東には磐梯山〜安達太良山、磐梯山にも雪が見える。
さて、女岳を経て北に下りることにする。男岳から、初めは展望が良いが、樹林となって鞍部の笹平まで100m程下る。女岳へは50m程の登り返しである。女岳山頂は、展望はない。少し下ると地獄坂の標識があり、ここからは磐梯山方面は良く見える。ここからが急な下りである。登山口まで距離1500mで標高差600m下ることになる。下は泥か岩で落葉で厚く覆われているので、滑らないように注意。でも、ほとんどロープが設置されている。有難く使わせてもらう。女岳坂の標識からもしばらくは急な下りであるが、やがて緩やかな落葉の道となり、紅葉を見ながら下ることができる。鳥居があると、すぐ下が林道で、ここが二岐山のもう一つの登山口となっている。25分ほどの林道歩きであるが、廻りは割とモミジが多く、それを見ながら下る。舗装道路に出て、二岐温泉までは、標識に11%とあるように案外登りである。
今日は二岐山も少し雪が残っているかと思ったが、ほぼ無かったし、周辺の山の雪化粧した姿を見ることができた。今日お会いした方は4組5名、反対廻りの周回の方には2度お会いした。案外登る方がいるようだ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する