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Yamareco

記録ID: 1637382
全員に公開
雪山ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

シーズン到来?早くもワカン大活躍〜新雪の白馬鑓ヶ岳〜

2018年11月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:27
距離
16.4km
登り
1,933m
下り
1,938m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:48
休憩
0:27
合計
8:15
1:55
34
2:29
2:29
8
2:37
2:37
98
4:15
4:15
129
6:24
6:39
60
7:39
7:39
49
8:28
8:30
62
9:32
9:42
1
9:43
9:43
27
10:10
10:10
0
10:10
ゴール地点
久々に雪面を歩いた。そして久々にワカンを履いてラッセルした。日帰り装備とはいえ積雪期パターンの装備で揃えると結構重たいもんだ。重荷や耐寒等、今シーズンに向けてまた身体を慣らさなくては。山のコンディションとしては、想像以上に積雪があったお陰で今シーズン初っ端にも関わらずトレーニングにもってこいの濃密な山行ができた。天気も素晴らしかったし、雪山登山ならではの『装備が泥んこにならない、むしろ綺麗になっちゃったよ現象』についても満足。
天候 11/3(土)快晴後曇
過去天気図(気象庁) 2018年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
猿倉の駐車場を利用。すでに営業シーズン外となっており閑散としている。トイレは封鎖。トイレスペースに登山届ポスト有り。
コース状況/
危険箇所等
【猿倉〜白馬尻】
基本的に夏道通りとなっている。落葉後の落ち葉の絨毯がここちよい。しかしながら、沢を横断する際にシーズン中なら掛かっている橋が全箇所(3箇所くらいあった?)撤去されている。水量が少なければ特に問題は無いかと思うが、増水時と凍結時のスリップには要注意かと。本日は飛び石での渡渉を決行。岩が凍っていたため気を遣った。白馬尻に辿り着く直前の木道も凍結していた。積雪で埋まるまではスリップに注意。

【白馬尻〜大雪渓】
先日の積雪が想像以上にあったようだ。新たに40cmくらいは積もったような感じがする。ちなみに少人数ながら先行者がいるようであった。例年の秋道をベースとしたルート取りをしているツボ足のトレースを発見。同時に積雪面に何やら文字を書いてあるのを見つけた。随分楽しみながら登っているようだ。ツボ足の跡を見るに軽く膝上くらいまでは沈んでいるようだが…。素晴らしいガッツだ!先行者はツボ足でゴリ押しているようだが当方は早速弱気になりワカン装着。快適である。新雪なので白くて綺麗(暗くてよく分からない)。例年の秋道は積雪やガレ場、凍結などのミックスルートで気を遣うが、今回はほぼ全面積雪。なので今回の方がよっぽど気分的には楽。

【岩室跡〜杓子岳直下の稜線】
秋道がベースとなっているが積雪と岩場のミックスルートっぽくなっていた。当方白馬本峰方面に行かずに杓子岳直下の稜線目掛けて雪渓を直登したため奥の状況は分からず。この直登コースは積雪期限定ではあるが、杓子岳、鑓ヶ岳方面へのショートカットルートとしてこれまでにもよく利用していた。詳細は地形図を参照して頂きたい。今年は雪が繋がっていたため早くも利用することができた。白馬鑓ヶ岳からのご来光を狙っていたのでしめたものである。ちなみに杓子岳方面からの落石があるので利用する方は要注意。そういえば登っている際に村営宿舎際からヘッデンの灯りが見えた。例のツボ足ラッセルをしたツワモノだろうか。

【杓子岳〜白馬鑓ヶ岳】
富山県側の斜面にたっぷりと新雪が付いていた。ワカン装着で膝くらいまで埋まる。だが雪質が軽かったのが不幸中の幸いであった。杓子岳のトラバースは雪崩そうでイヤらしい。杓子岳のピークを踏んで稜線伝いにルート取るのがベターか。今回往路はトラバース、復路は稜線伝いにルート取りした。
その他周辺情報 温泉、スキー場、道の駅、お土産屋、コンビニ、スーパー等大概揃っている。素敵な場所ですね。帰路はヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男III世が見送りしてくれる。紳士的だ。
閑散とした猿倉荘。これから出発!
2018年11月03日 02:00撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 2:00
閑散とした猿倉荘。これから出発!
鑓温泉方面。
2018年11月03日 02:08撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 2:08
鑓温泉方面。
沢の横断。シーズン外なので取っ払われている。
2018年11月03日 02:17撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 2:17
沢の横断。シーズン外なので取っ払われている。
木道は凍結している。スリップ注意!
2018年11月03日 02:30撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 2:30
木道は凍結している。スリップ注意!
どうやら積雪後の先行者がいるらしい。
2018年11月03日 02:30撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 2:30
どうやら積雪後の先行者がいるらしい。
とりあえず誰もが撮影するポイント。
2018年11月03日 02:40撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 2:40
とりあえず誰もが撮影するポイント。
白馬尻にて。落書き
2018年11月03日 02:36撮影 by  S4-KC, KYOCERA
1
11/3 2:36
白馬尻にて。落書き
白馬尻は撤去。また来年!
2018年11月03日 02:40撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 2:40
白馬尻は撤去。また来年!
愛の告白?
2018年11月03日 02:55撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 2:55
愛の告白?
想像以上の積雪に早速チキってワカン装着。
2018年11月03日 03:10撮影 by  S4-KC, KYOCERA
11/3 3:10
想像以上の積雪に早速チキってワカン装着。
ライチョウさんの落書き
2018年11月03日 04:32撮影 by  S4-KC, KYOCERA
1
11/3 4:32
ライチョウさんの落書き
オコジョさんの落書き
2018年11月03日 04:39撮影 by  S4-KC, KYOCERA
11/3 4:39
オコジョさんの落書き
もうすぐ杓子の直下へ。双子尾根が近い。
2018年11月03日 05:24撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 5:24
もうすぐ杓子の直下へ。双子尾根が近い。
稜線へ。白んできた。
2018年11月03日 05:50撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 5:50
稜線へ。白んできた。
今回写真全然撮っていないことに編集しながら気付いた。ナイトハイク時の写真ってあまり気が回らないものだと言い訳。稜線出て杓子岳をトラバースした後に撮影したものと思われる。白馬鑓ヶ岳手前ですでに朝日が出てきてしまった。
2018年11月03日 06:12撮影 by  S4-KC, KYOCERA
2
11/3 6:12
今回写真全然撮っていないことに編集しながら気付いた。ナイトハイク時の写真ってあまり気が回らないものだと言い訳。稜線出て杓子岳をトラバースした後に撮影したものと思われる。白馬鑓ヶ岳手前ですでに朝日が出てきてしまった。
仕方ないから走って登る。なんとかモルゲン中に登頂できそう。
2018年11月03日 06:19撮影 by  S4-KC, KYOCERA
5
11/3 6:19
仕方ないから走って登る。なんとかモルゲン中に登頂できそう。
セーフ?
2018年11月03日 06:27撮影 by  S4-KC, KYOCERA
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11/3 6:27
セーフ?
セーフですね!?
2018年11月03日 06:27撮影 by  S4-KC, KYOCERA
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11/3 6:27
セーフですね!?
間に合って良かった。
2018年11月03日 06:27撮影 by  S4-KC, KYOCERA
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11/3 6:27
間に合って良かった。
今回ピッケル使ってないけど雪山登山のシンボルだから!
2018年11月03日 06:32撮影 by  S4-KC, KYOCERA
4
11/3 6:32
今回ピッケル使ってないけど雪山登山のシンボルだから!
アングル変えてみる。
劔や鹿島槍がイカつくカッコいい。
2018年11月03日 06:40撮影 by  S4-KC, KYOCERA
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11/3 6:40
アングル変えてみる。
劔や鹿島槍がイカつくカッコいい。
更にアングル変えてみる。
白馬村の夜明け。
2018年11月03日 06:41撮影 by  S4-KC, KYOCERA
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11/3 6:41
更にアングル変えてみる。
白馬村の夜明け。
雪と氷の世界。
2018年11月03日 06:40撮影 by  S4-KC, KYOCERA
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11/3 6:40
雪と氷の世界。
劒岳。
2018年11月03日 06:38撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/3 6:38
劒岳。
結構寒かったが30分くらい滞在してから下山開始。
2018年11月03日 07:01撮影 by  S4-KC, KYOCERA
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11/3 7:01
結構寒かったが30分くらい滞在してから下山開始。
今度は杓子岳をトラバースせずに稜線伝いに辿った。写真だけ撮ってそそくさと下山。・・・寒いので。
2018年11月03日 07:35撮影 by  S4-KC, KYOCERA
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11/3 7:35
今度は杓子岳をトラバースせずに稜線伝いに辿った。写真だけ撮ってそそくさと下山。・・・寒いので。
さっきまでいた鑓ヶ岳。ずいぶん雪が付いていたことを改めて確認。
2018年11月03日 07:45撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/3 7:45
さっきまでいた鑓ヶ岳。ずいぶん雪が付いていたことを改めて確認。
日陰は寒い。久々の雪山、やはり身体が慣れてない気がする。写真左下にはこれから大雪渓に向けてダイブする部分。
2018年11月03日 07:36撮影 by  S4-KC, KYOCERA
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11/3 7:36
日陰は寒い。久々の雪山、やはり身体が慣れてない気がする。写真左下にはこれから大雪渓に向けてダイブする部分。
雪が繋がっていて良かった。ショートカット!積雪無いときは使っちゃダメ。
2018年11月03日 07:59撮影 by  S4-KC, KYOCERA
1
11/3 7:59
雪が繋がっていて良かった。ショートカット!積雪無いときは使っちゃダメ。
ガンガン下る。あっという間に稜線が遠のく。
2018年11月03日 08:11撮影 by  S4-KC, KYOCERA
1
11/3 8:11
ガンガン下る。あっという間に稜線が遠のく。
こんにちは。
2018年11月03日 08:29撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 8:29
こんにちは。
夜見れなかった大雪渓。白くて綺麗。
2018年11月03日 08:52撮影 by  S4-KC, KYOCERA
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11/3 8:52
夜見れなかった大雪渓。白くて綺麗。
水場はかろうじて生きていた。
2018年11月03日 08:56撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 8:56
水場はかろうじて生きていた。
大雪渓を振り返る。白くて綺麗。
2018年11月03日 08:56撮影 by  S4-KC, KYOCERA
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11/3 8:56
大雪渓を振り返る。白くて綺麗。
猿倉付近は紅葉が綺麗。ナイトハイクじゃ気付けない。
2018年11月03日 10:44撮影 by  S4-KC, KYOCERA
11/3 10:44
猿倉付近は紅葉が綺麗。ナイトハイクじゃ気付けない。
良い山行でした。
2018年11月03日 10:50撮影 by  S4-KC, KYOCERA
3
11/3 10:50
良い山行でした。

装備

備考 この季節はワカンを持っていくかいつも悩むところなのだが、持ってきたのは大正解だった。今シーズン初っ端からラッセルトレーニングできるとは思わなかった。

感想

静かな静かなシーズン到来。そんな気配を感じた今回の登山。祝日の白馬大雪渓がこんなにガラガラとは。感じた気配はツボ足ラッセルのツワモノ先行者、ライチョウさん、オコジョさんくらいであった。夜も明けた下山時ですらバックカントリー数名と白馬尻周りですれ違った大きい荷物を背負った登山者数名くらいである。改めて雪山シーズンが楽しみになった。

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ハイキング 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
猿倉〜大雪渓(秋道)〜白馬山頂〜白馬鑓温泉〜猿倉
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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