野塚岳[ニオベツ川南面直登沢]
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 882m
- 下り
- 877m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
co700付近ある10mほどの滝は左岸直登できるが難しめ。 巻きも、草付でホールド少ないのでザイルを出していた。 斜度が出てくるco800くらいから連瀑帯が始まる。 おおむね快適に登攀できるが、たまに難しいものあり、巻きに逃げたりシュリンゲで対処する。 見た目は簡単でも逆層だったりで難しいものも。 また浮石が多いのでそれには細心の注意が必要。 連瀑といえども、たいたい区切ることもでき巻きに逃げたりもできるので難易度は低めだが、 滑落したら長い距離を落ちるのでテンションが低いわけではない。 |
写真
感想
気が付けば沢のシーズン。
初沢は野塚南面直登沢。HYMLの方々の山行に同行させていただきました。
いきなりテンション高そうなので不安もそこそこ。
野塚トンネルのすぐ横から入山なのですが、そこのコンクリートの壁を下るところがなかなか危なっかしい。
今山行の核心の一つであった。
残置してあるロープを使って降りる。
沢に出ると最初は普通の飛び石。
ちょっと行ったところ林道を発見したのでそれを使う。
ちょこちょこ小滝をこえつつ行くとco700くらいで10mくらいの滝が出てくる。
直登組と巻き組に分かれた。
突き上げにあって、直登することとなったが、ホールドが逆層気味でなかなか難しい。
先に登った方の指示も受けつつなんとか登る。
シーズン初めからこんなことするもんでもない。
巻きも直登と同じく左岸。
草付でホールドが少なめで簡単ではなさそう。ザイルも出していた。
その上のナメには雪渓のカケラも残っている。
co730二股で少し休憩。
その先くらいから斜度が出始めて連瀑帯の始まりとなる。
最大の核心の部分だ。
滝の全体的な難易度はそれほど高くはない。
時折難しいものあるが、巻きに逃げることもできる。
ただ、巻きも簡単なわけではないし、登りやすそうに見えても逆層だったり、浮石があったりで難しいものもある。
浮石や落石には細心のちゅういが必要だ。
また連瀑帯なので、落ちたらどこまで落ちるかわからないのでテンションは高い。
一つ一つの滝で区切るれるので対処等はしやすいので落ち着いていけば問題はないだろう。
ザイルを一か所、シュリンゲ対処が数か所といったところだ。
ぐんぐん高度を稼いでいくと、ガスが取れ青空が。
こうなると気分は最高だ。青空へ続く滝の階段をぐいぐい行く。
気温も上がり、シャワークライムもして気分は夏真っ盛り。
そのうち水は枯れ、カンバの低木帯に突入する。
ここのあたりでも浮石には注意。
ウコンウツギやハクサンシャクナゲ、ナガバツガザクラなど高山植物もちらほら。
低木を抜けて少し登ったら野塚ピークだ。
ピークからのトヨニを楽しみにしていたが、あいにくまたガスッてしまった。
昼ごはん具沢山なラーメン。ガスッているながら、あの遡行の後の山頂での昼飯は格別だ。
昼ごはんを食べたのちは、オムシャへの稜線を少し下る。
ここではケエゾキスミレたヒダカゲンゲなどの高山植物が見れた。
久々のキスミレとの邂逅にテンションが上がる。
.1232手前のポコから稜線を外れて踏み跡を下る。ササが繁茂し時折つるつる滑りながらco530二股へ。
帰りの林道でフキを採り入山点へ。
コンクリートの壁は行きと同じく核心だった。
明日はピロロに行くというHYMLの方々と別れて明日のために室蘭へ向かう。
半年ぶりの日高の直登沢は相変わらず、気持ちのいいところであった。
南日高の沢をつないで沢旅なんていうもいいかもしれないと思った初沢だった。
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