魔の大峰(の空)再び… 閉鎖間近の八経ヶ岳と弥山へ
- GPS
- 06:01
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 1,110m
- 下り
- 1,091m
コースタイム
天候 | くもり(濃いガスガスと強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
天川経由より少し距離は伸びますが、169号線は幅が広くて走りやすく、309号線も天川側よりはるかに走りやすい箇所が多いです。 当初はトンネルの東側のスペースに駐めて、歩いたことの無いそちらからのルートを使うことを検討していましたが、走行中から逼迫していたトイレ願望から、トンネルを走って駐車場の猛烈にきれいなトイレに飛び込みました。 駐車料1日1000円で、トイレは別途1回100円です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
行者還トンネル〜奧駆道出合 2008年頃の根っこをもろに踏んで歩くようなことは全くなく、相変わらずかなり整備された状態で、歩きにくいところはほんの一部です。急であることは変わりません。 奧駆道出合〜聖宝ノ宿跡 なだらかな稜線道を進みます。迷うところはなく安全です。 聖宝ノ宿跡〜弥山 再び登りが始まります。中盤はつづら折れの道を何度も折り返して登っていきます。この中で1箇所間違えてまっすぐ進んでしまいそうなところがあります。 上部は木道と木の階段が多くなります。 弥山〜八経ヶ岳 少しアップダウンになります。特に迷うこともありません。 |
その他周辺情報 | 入浴せずにさっと帰宅しました。入浴する場合は道の駅のホテル杉の湯か、 入之波温泉(しおのは)温泉の山鳩湯あたりが最適です。 |
写真
感想
前線通過による悪天の金曜日の後、週末は広い範囲にわたって好天になる予報とのことで、喜び勇んで大峰山の最高峰八経ヶ岳&弥山に出かけました。
ここは2008年に始めて同じルートでかなり時間がかかって登った後、2010年に高速ピストン、2013年には前鬼からの縦走から下山 と過去3度の登頂とともに、吉野への縦走のスタートとして登ったことを含めると4度の通過経験がありますので、4度目の登頂・5度目の通過となります。
早朝4時に大阪を出て奈良から大峰へ向かう途中、パラパラと雨が何度か降ってきて、なんか雨がしつこいな とは思っていましたが、まぁ予報的にもすぐに天気はよくなっていくという気持ちで車を進め、きつい便意に苦しみながらも駐車場で事なきをえて、好転を疑わず登山を開始しました。
実際奥駈出合や弁天の森の手前までの間はまだ薄いガスが多いながらも晴れ間が増えてきて時間の経過とともに完全に晴れ渡ると思っていました。
しかし弁天の森のピークは厚いガスに巻かれ、その後山頂を踏んで弁天の森のピークへ戻るまでほぼほぼ冷気と強風と厚いガスに苦しめられました。気温は一番低くて2度くらいでした。
眺望も無いので後のお楽しみは食事だけでしたが、時間のかかる調理は体が冷えるので、山メシを楽しむのも今年はもう終わりといった感じでした。
それにしても恐るべしは大峰の魔の天候。下界や下部は晴れていても上部は濃いガスでやられ、今回は直接雨は降らなかったものの木々から垂れる前日のしずくがあるので、先日好天予報のはずが雨を食らった山上ヶ岳をフラッシュバックする感じでした。
紅葉は登山口よりだいぶ下部から国道169号までの間が色づきがかなりよかったです。
気象庁の(地上)予報では土日とも晴れマークでしたが、それなりに高い山の上では大きな違いがありました。10日の天気図をご覧ください(気象庁HPに掲載)。日中は等圧線が近畿地方で混んでいるいわゆる冬型の気圧配置になっていました。冬型の気圧配置のときは、大峰の北部では「下は晴れ、稜線は強風&ガスガス」のときが多いです。翌日は等圧線が緩み、無風快晴でした。
魔の大峰?の冬の天気は、地上予報のマークだけでは読み取れない部分もありますので、ご注意ください。
okugakeさま コメントありがとうございます。
実は先日の山上ヶ岳からのネタ的つながりで予想外だったことを強めに書いておりますが、丁寧に高度別の天気図は見ておりませんでしたが、(不正確で悪名高い??)てんきとくらすの方では、高高度域は午後が強風で登山指数が下がることは把握はしておりました。
といってもまさかここまで眺望がダメとは思ってはおりませんでしたが。。。
実際に行ってみると、奥駈出合の標高1520Mほどはまだ下界的な天候の推移で、弁天の森の1600Mから上はずっと雨こそ降らないものの悪天候といった感じでした。
仰るとおり、高度による天気の違いは本当に大事ですね。
一番の解決策は土曜の登山を日曜にスライドすることでしたが、日曜の午後に遊んでいると翌日に確実に影響しますので、そこは苦しいところです。
大峰の山域は下山して車を走らせて下りてくると、晴れた山間の集落から上部に厚い雲をかぶる山塊を振り返り見ることがよくあります。この時はきっとご教授頂いたような気圧や天候状況になっているのだろうなと思います。
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