天狗岳(東天狗)
- GPS
- 00:15
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 810m
- 下り
- 806m
コースタイム
12:36 黒百合ヒュッテ
12:41 中山峠
13:58 天狗岳(東天狗)
14:56 黒百合ヒュッテ
16:08 渋の湯
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■ 中山峠を過ぎて東天狗への稜線に出てからは、風が強く、目出帽やオーバーグローブなどしっかりした防寒装備が必要。稜線の東側は切れ落ちていて雪庇あり。山頂近くの急斜面や細い尾根、岩が露出したところでは、アイゼンの引っかけ等による転倒に注意(特に下り)。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
■ 前日の北横岳に続き、雪山講習会2日目の今日は天狗岳を目指す。日帰り参加もできるように集合時間はJR茅野駅に9:10と遅めなので、茅野のホテルに泊まった自分はたっぷりと睡眠を取ることができた。
■ 渋の湯を出発してすぐにアイゼンを装着。中山峠まではシラビソとダケカンバが密生する穏やかな樹林帯を進む。トレースの脇はさらさらとしたパウダースノーが積もっている。出発した時間が遅かったためか、下山してくる人に多くすれ違った。
■ 中山峠を過ぎて稜線に出る手前で、ガイドさんの指示で目出帽やオーバーグローブなどを着用して防風・防寒装備を整える。ここから先が今日のコースのハイライトだった。
■ 夏山では標高差や行動時間など今回以上のコースを経験していたので、雪山といっても初心者向け講習会で登るくらいだし「まあこの程度だろう」という甘い予想をしていた。でも、実際は予想以上に厳しい環境だった。
強風というほどではないが吹き付ける風は冷たく、急斜面ではピッケルを刺して1歩、2歩。またピッケルを刺して1歩、2歩。なるほど、雪山とはこういうところか。
岩場ではコンテニュアスをしたのだが、ロープで確保されているという安心感ではなく、逆に自分がコケたらほかの人まで巻き添えにしてしまう、絶対に転べないぞ、という緊張感のほうが大きかった。
今回はこれでも雪山としては楽なほうなのだろうが、正直ちょっとビビリが入った。さらにもっと厳しい状況になれば、体力よりも精神面で追い詰められてしまいそう。でも、そんな緊張感が病みつきになりそう。だから人は雪山に惹かれるのかな〜と思う。
■ 復路では、黒百合ヒュッテでアイゼンを外した。ガイドさんは「心配な人は着けたままでもいい」と言ったので、下りが苦手な自分は着けたままにしようと思ったが、「いや、苦手だからこそ練習しなければ」と思い直した。おかげでだいぶ下りの歩き方のコツがつかめたと思う(何度か尻餅をついてしまったけど)。
自分の場合、下りで足を前につきすぎるようだ。思い切って足を体の後ろに置くくらいの意識で歩くと、滑らずに下ることができた。「前向きに転ぶんじゃないか」という恐怖感が本能的にあるのだが、これは経験を積んで慣れるしかない。
■ 次回の講習会は2週間後。いよいよ八ヶ岳の最高峰・赤岳に挑戦だ。楽しみでもあり、少々の怖さもあり。でも、あまり気負わず平常心でいけばきっと大丈夫だろう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する