長年の疑問解決(五老峰〜大ガレの頭〜毛無山+醍醐山)
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- GPS
- 09:12
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 2,173m
- 下り
- 2,173m
コースタイム
- 山行
- 8:55
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 9:42
15:50国道300号-16:05甲斐常葉駅
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
醍醐山:国道300号に自転車デポ〜甲斐常葉駅に駐車〜河口湖IC |
コース状況/ 危険箇所等 |
・湯ノ奥〜五老峰〜大ガレの頭〜毛無山は標高差1400mのバリエーションルート。 標高800m付近までは林業用なのか明瞭な道がありますが、 そこから上は踏み跡がほとんどない急登続きです。 尾根は明瞭なので、登りの場合道迷いの心配はあまりなさそうですが、 五老峰手前ぐらいから灌木がザックや体にビシビシ当たります。 足元が不安定なので、体力が必要かと思われます。 |
写真
感想
毛無山(天子山塊)はどこから見ても目立つ山ですが、
丸い山頂のすぐ近くに三角の鋭鋒が見えます。
北東側など見る角度によってはこちらが山頂のように見える立派な山容ですが、
地形図を見ると1904(大ガレノ頭)が該当しそうです。
一度実地調査してみたいと思っていたので、山梨200候補の五老峰と合わせて、
毛無山を初めて下部温泉側から登ることにします。
湯ノ奥集落から急登の尾根に取り付きます。
あまり眺望がないルートと思っていましたが、
スタートから塩見岳のモルゲンロートが見れてラッキー。
しかも、しばらくはとても歩きやすい登山道で、
最近整備されたのか、と思ってしまうほどでした。
しかし歩きやすかったのは標高800mの伐採地の辺りまで。
そこからはバリルートらしくなり、ふくらはぎに負担がかかります。
五老峰手前で早くもバテ気味、
バリルートでこれだけの標高差を登ったことがないせいでしょうか?
五老峰の先は灌木がうるさくなり、かがんだり倒木を乗り越えたり、
体力が消耗します。
いつになく休憩をたくさん取り、大ガレの頭に到着。
マジックで書かれた小さな棒が立ててあるだけで地味な山頂でした。
大ガレの頭から一旦大きく下りますが、
これが北東から見ると鋭鋒に見える所以でしょうか。
バテバテで毛無山に到着、何と5時間もかかってしまいました。
長いバリルートを登りこなす体力のなさを痛感です。
毛無山は大勢の登山客で賑わっていたので、
少し北側の展望地に移動しておやつタイム。
そして下りは高速道路のような一般道で2時間で下山。
ルートが違うとはいえ、これだけ登りと下りでタイム差が出るのは珍しいです。
紅葉には遅いと思っていましたが、湯ノ奥林道は紅葉見頃で、
歩いていても全く退屈せず、自転車デポにしなくて良かったです。
車に戻るとまだ13時過ぎなので、近くの醍醐山を目指します。
こちらはとても整備された登山道で、山頂こそ展望はありませんが、
途中3ヶ所の展望台があります。
最初の展望台で午前中に登った五老峰と大ガレの頭が見えて感激。
どちらも立派な山容で、かつ大ガレの頭は明瞭なピークになってました。
北東側から見るのとは若干山容は違いますが、
これぞ毛無山の近くに見えていたピークに違いありません。
長年の疑問が解決した瞬間でした。
奈良田からの帰りなど、何気にドライブしていた下部温泉付近、
今回の山行で一気に親しみがわいたエリアとなりました。
山座同定ができると、登山の楽しみが増えますね。
コメント
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hirokさん、こんばんは。
謎解きに大ガレノ頭ですかっ!
常々感じてはいますが、単に山に登るのではなく、
課題や好奇心を持って登られていますよね
やたらタフな大学教授に思えてしまいます。
今後自撮りをする場合、考える人ポーズが宜しいかと
対して、何も考えない野生児の私、少しは見習わなければ
しかし、毛無山に至るバリ区間。
hirokさんの脚力で、所要時間5時間ですか!?
並の登山家では、とても到達出来ませんね。
ヘロヘロなどと、謙遜されていますけど...。
バテた御仁が、第二部には突入出来ませんよ
tailwindさん、こんばんは
特に何かを考えているわけではありませんが、
山座同定で不明の山は気になります。
昔から鋭鋒には敏感で
毛無山&大ガレの頭は御坂山塊はもちろん、甲府盆地の周辺の山からも目立ちますので、
山梨100を狙っているtailwindさん、富士山の西側の山に注目して見て下さい
久々にきつい登山でした
本来は得意なはずの一直線の急登ですが、
こんなに休みながら登ったのはあまり記憶にありません。
でも第二部の一般登山道では全く疲れは残っていなかったので、
バリルートとは使う筋肉が違うのでしょうか
hirokさん。こんばんわ!
今回のシラビ平〜黒金山の山行しているときに、regさんと「hirokさんは、今日、五老峰を攻めているのではないか」と話をしていました。そのとき、hirokさんは、どう五老峰を攻めるかの議論となりました(実は山行中によくhirokさん次回予測を二人でしています。だいたい外れますが)。私は、五老峰から五宗山経由で思親山へ抜けるルートを予測、regさんは五老峰&醍醐山を予測。regさんが正解でしたね。きっと、regさん喜んでいると思います。
私も毛無山の横の山の正体がわからず、最初は五老峰かと思っていました。大ガレの頭だと、通過して確信しました。
hirokさんでも、五老峰〜大ガレの頭〜毛無山の攻略、苦労したんですね。下りでも大変でしたから、登りで攻めるだけでも尊敬します。かつそのあと、醍醐を攻めるとは、hirokさんしかできない芸当です。貴重な好天の日に、マニアックな山梨200名山調査、ありがとうございましたm(__)m
yama-ariさん、こんばんは
この日の五老峰を言い当てているとはびっくりです!
富士山日和だったからでしょうか?
実は天子山塊から三石山に稜線が繋がっていることは確認済みでしたが、
yama-ariさんの予測は相当アグレッシブですね。
攻めのyama-ariさん、堅実なregさん、といった所でしょうか。
毛無山から思親山まで歩ける体力があればいいのですが。
バリルートはルートミスを恐れ、登りをバリで使用することが多かったのですが、
実は下りのバリは地図読みさえしっかりやれば、
体力的には一般登山道より楽なケースもあります。
今回はさすがに五老峰と大ガレの頭を下りで通過するのは勿体ないということで、
登りで使用しましたが、まだまだ体力不足のようです。
とてもマニアックな五老峰でしたが、下部温泉から見る姿は素晴らしかったです。
奈良田から帰る時はいつも下部温泉を通過しているので、
次回から五老峰を眺めるのが楽しみです。
多分桑木山ではないかと。
鳩打峠先のちょっとヤブっぽい感じの展望個所から撮影したものですよね?
大ガレの頭は、五老峰に隠れて残念ながら見えないんですよ。
五老峰は、52号線を走るときいつも気になっていたので、2年近く前に登りましたが、歩き応えありました。良い山なので是非登山道整備してもらいたいんですけど。
qwgさん、こんばんは
地形図を改めて見ましたが、鳩打峠付近からは五老峰と大ガレの頭はほぼ重なるか、
五老峰のちょっと左に見えるぐらいですね。
展望箇所の山名標識に大ガレの頭と書いてありましたが、早とちりをしたようです。
1470(武山?桑木山というのでしょうか?)だけが等高線が閉じていて急なので、
ご指摘の通りですね。
ありがとうございます。
qwgさんは私の歩いたルートよりもさらに長いバリルートを歩かれてましたよね。
私は湯の奥集落からでも十二分過ぎるほどでした
hirokさん、こんにちは。
毛無山をこちら側から、かなり昔にチラッと考え
ましたが、今はもう諦め気分です
醍醐山があるあたり、山梨100のお山が集中的に
残っているのですが、こちらもなかなか厳しい。。
バリの急騰は使う筋肉が違う、自分もそう思います。
土が柔らかくて、足が沈むことも多く、かなり頻繁に
山へ登っているときでも、攣るきっかけなったり
しました。
tailwindさんと同じコメントですが、下ってからの
2ラウンド目、ほんとのバテではないですね
天子山塊からの富士山の眺めは好きなのですが、
だいぶご無沙汰だなあと気づきました
youtaroさん、こんばんは
バリの急登をご理解いただける方がいてうれしいですね
下りは適度なクッションになって意外と歩きやすいのですが、
登りは砂浜を歩いているようで、ボディーブローのように効いてきますね。
今まで500mの標高差すらやったことがなかったかもしれませんが、
いきなりの1500mはきついを通り越していました
でも2ラウンド目は普段通りだったので、
やはり使う筋肉が違うのでしょうね。
山梨県の中でも身延地方は遠いイメージがあってなかなか行く機会がなかったのですが、
山梨100をきっかけにすっかり詳しくなりました
youtaroさんなら2日間ぐらい集中的に登られたら、一気に制覇できるのでは
hirokさん、こんばんは。
まったくもって想像を絶する山に登っているし、しかもバリ。
最近のhirokさん、普通のハイカーというより、
冒険家・探検家のカテゴリーに入っているような気がします。
地蔵峠への道、通行止めですか!?
地蔵峠から天子・長者に行こうとおもっていただけに、
情報ありがとうございます。
先送りかな....
sat4さん、こんばんは
大ガレの頭はずっと気になっていた山なので、実地調査できてよかったです。
山梨200候補を巡っているので、候補の五老峰と合わせて行ってきました。
これだけのバリを登ったのは初、とてもきつかった山行でした。
一方で、麓から見上げる立派な五老峰を見て、
この付近のシンボル的な山に登れてよかったなあと思います。
探究心が旺盛なのかもしれませんが。。。
地蔵峠⇔麓は土砂崩れのため通行止めとのことでした。
今年は台風の影響で、通行止め区間が多いような気がします。
ちょっと遠回りになりますが、麓から毛無山へダイレクトに登る尾根は大丈夫です。
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