黒ボクぼくぼく榛名山外輪山から伊香保温泉まで
- GPS
- 06:00
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 853m
- 下り
- 1,225m
コースタイム
天候 | 晴ときどき曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
西八王子05:10(JR中央線) 西国分寺05:30/05:37(JR武蔵野線) 南浦和06:05/06:17(JR京浜東北線) さいたま新都心06:26/06:38(JR高崎線) 高崎08:01 高崎駅08:30(群馬バス)¥1310交通系ICカード利用不可 ※途中営業所にてトイレ休憩あり 榛名湖09:55 復路(翌日): 伊香保温泉 09:37(群馬バス)¥570交通系ICカード利用不可 渋川駅10:02 渋川10:20(JR上越線) 新前橋10:34/10:40(JR両毛線) 高崎10:50/10:52(JR高崎線) 赤羽12:28/12:31(JR埼京線) 新宿12:48/12:52(JR中央線) 高尾13:32 |
写真
感想
紅葉の時期の登山ということで数か月前に計画した榛名山。
ただ実際にこの時期が来てみるともうこの標高の紅葉は終わっている時期だった。
ただ、混雑しないという点からするとこの時期で良かったとも思う。
榛名山の登山スタートとして一般的なのは、外輪山の中の榛名湖からだ。
ここへは高崎駅からバスが出ているのだが、高崎線で行くとバスの出発時刻の30分前に着け、八高線で行くと4分前に着く。
八王子からの八高線は連絡のいい時間帯のようで出発が1時間弱遅くていいのでどちらで行くか悩んだのだが、友人たちと同じ電車になるので高崎線で行くことにした。
30分前だとバス停の前には高崎経済大学の学生が並んでいて、榛名湖方面は誰もいなかったのだが、その30分の間にどんどん人が増え最終的には座れない人たちも出るくらいだったので結果的に高崎線で行ってよかったと思う。
紅葉の時期は過ぎたが、榛名山の観光シーズンはまだまだ続いているようだ。
外輪山に囲まれて陽が当たらず寒々しい榛名湖畔を歩いてまずは最高峰の掃部ヶ岳を目指す。
湖畔から登山口へ入ると、笹原の中を登っていく。
火山なのでドロドロしたロームの中を歩くことになるのだろうなと思っていたのだが、ここの土壌は腐植が発達していて黒ボク土になっていた。
黒ボクは名前の由来どおりボクボクしていて、歩いていて気持ちのいい感触だ。
登山道はかなり直登気味に作られていて、きつい登りであっという間に高度を稼いでいく。
振り返ると榛名湖と外輪山が眼下に、そしてその向こうにきもちよくスカーンと関東平野が開けている。
東方には筑波山がすっくと双耳をそびえさせていて、西方に連なる関東山地の向こうには富士山が頭を覗かせている。
地平線にはぽつぽつと東京都心の高層ビル群が見え、目が慣れてくると東京スカイツリーが尖っているのが見えてくる。
そんな風景が見える場所から山頂はすぐだった。
山頂まで至ると、眼下に妙義山、すぐ隣には浅間山が見え、その山頂はうっすらと雪化粧していた。
山頂でちょっと早めの昼食を1時間ほど摂っていたら、雪雲が流れてきて寒くなってきた。
今日は弱い冬型になっているので、日本海側から上越国境の山々あたりまで雪が降っているようだ。
掃部ヶ岳からの帰りに使ったコースはほぼまっすぐに榛名湖畔まで下りていて、あっという間に下りきった。
今回は外輪山を歩いて伊香保温泉まで歩く予定なので、次のピークとなる天目山の登山口を探しながら歩くと、車道の横に突然登山口がある。
「関東ふれあいの道」になっているようなのだが、このふれあいの道、名前に似合わず、かなりマイナーなきついコースが多いような気もする。
榛名山の外輪山は見た目どおり、突起のようになっているので、アップダウンが激しい。
天目山までも、最初のピークは氷室山であり、それに登ったかと思うとあっという間に下りきって、そしてまた天目山までの急登という感じだった。
ただ外輪山歩きをしていると、ときおり榛名富士と榛名湖の織りなす風景が突然現われるのでそれが楽しい。
最後に下りきったカルデラ内の「ゆうすげの道」はユウスゲの多い湿地帯のようで、花の時期に来てみたいなと思った。
そこからまた外輪山に登り返し、磨墨峠(するすとうげ)へ。
ここからは前橋と高崎の街を眼下に見下ろせ、その先の関東平野の見晴らしがよい。
相馬山は鳥居があり信仰の対象の山のようであったが、今回は時間的にパスした。
「相馬山」と「黒髪山神社」と書かれた鳥居があり、相馬山の別名は黒髪山というのだろうか。
ヤセオネ峠に至ると広い車道と合流し、Ysが「ぜんぜん痩せてないね」と言う。
たしかに全然痩せ尾根ではない。
ここから伊香保温泉に下りる道が分かりにくいかなと思っていたのだが、きちんと標識があり分かりやすい。
と思いつつ歩いていたら歩道工事に行き当たり、このままいくと榛名山に登ってしまいますよと教えていただき難を逃れる。
ちゃんと地図を見ながら歩かないと危ない。
榛名山から伊香保温泉まで歩く人はそんなにいないのかもしれず、伊香保温泉まで歩くと話すと驚かれた。
伊香保温泉に近づくと少し紅葉が残っている場所があり、前に旅行に来た時の記憶のある河鹿橋のところに出た。
ここまで来るといきなり観光地で、観光客の中登山のかっこうが少し浮いているような気もする。
伊香保温泉に前に来たのは15年以上前だが、その時は少しさびれていた雰囲気だったのでこんなに賑わっているのかと驚きだった。
しかもそれが最近のインバウンドに因るものではなく、外国人ではなく日本人で賑わっているのだ。
若い人が多いところを見ると、この少し鄙びた少し古い雰囲気が若い人に受けているのかもしれない。
初冬の榛名山からの展望を楽しみ、伊香保温泉であったまりという楽しい山行だったが、宿の布団が薄く風邪をひいてしまった。
来週の山行までに治さなくては。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する