ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1668676
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

火戸尻山(51/栃木100)・鳴虫山:小来川森崎BS⇒東武日光駅、半袖隊長、あるよでないよな踏み跡を行く

2018年12月02日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:59
距離
14.2km
登り
1,081m
下り
863m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:44
休憩
0:15
合計
5:59
9:10
50
10:00
10:00
39
10:39
10:41
21
11:02
11:02
12
11:14
11:14
18
11:32
11:33
56
12:29
12:29
32
13:01
13:01
32
13:33
13:45
43
14:28
14:28
18
14:46
14:46
4
15:09
東武日光駅
合計距離: 14.15km /最高点の標高: 1082m /最低点の標高: 342m
累積標高(上り): 1005m /累積標高(下り): 787m
★EK度数:28.235=14.15+(1005÷100)+(787÷100÷2) 
→→→判定「●EK24〜32未満 ふつう」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
  Thanks to murrenさん⇒
  http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
 (標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)

【参考文献】なし
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【往路】地元駅05160526代々木上原駅05260602北千住駅06150701南栗橋駅07020735新栃木駅07470817板荷駅🚶板荷駅前BS0846[[bus]]0905小来川森崎BS
(注)リーバス小来川森崎線…一日3本のみ(下記第1便を利用するしかない)
第1便:新鹿沼駅8:17→板荷駅前8:46→小来川森崎9:05
料金:新鹿沼駅から300円、板荷駅前から100円
https://www.city.kanuma.tochigi.jp/manage/contents/upload/57f3592f86de0.pdf

【復路】東武日光駅15311708南栗橋駅17111800北千住駅18051854代々木上原駅地元駅
コース状況/
危険箇所等
★コース状況【sign01paper
火戸尻山山頂〜鳴虫山山頂の間は、道標は皆無・日光山域に特有の色刷り標識もないため、先人のテープ・リボン類を頼りに、忠実に尾根筋トップ目を歩きます。
なお鳴虫山から火戸尻山に南下する場合、鳴虫山山頂近くに
「この先キケンなため通行禁止 日光市」
「この先登山道はありません 日光市」
と立て続けに二つの注意勧告板が立入制止用の虎ロープに据え付けてあります。
この注意勧告板を無視して侵入し、何らかの事故を起こした場合は、単なる「自己責任」では済まされないように思われますので、入山に当たってはご留意ください。
なお小来川地区から火戸尻山へは「登山口」道標があります。
また火戸尻山山頂から鳴虫山に向けての道には、通行禁止等の注意勧告板はありません。
鳴虫山から日光駅へは根っこが剥き出て、下りに取ると厭らしい道ですが、利用者も多い極めて一般的な登山道です。

【小来川森崎BS〜火戸尻山登山口】
舗装道路歩きのみ。バス停には飲料自動販売機があるのみ。
【火戸尻山登山口〜火戸尻山】
最初は荒れ気味の林道歩き。
すぐに大きな古い道標が「展望歩道」と示す道は、倒木などで荒れ、踏み跡もない急坂を這いつくばって登ることになるので、行かないように。
足下の小さな道標「登山道」に従って林道を行きましょう。
途中で林道が二股に分かれ、右は「篭滝30m」との道標があるが、沢筋の道は荒れ、どれが滝だか分からず、行かない方がマシ。
鹿除けらしいネットを通過すると、林道終点から鹿沼の山々の眺望を得るが、その後に始まる山道の最初は、急斜面にジグを切って取り付けられた細く路肩が弱い道なので、落ち葉が堆積する時季は踏み外しや躓きによる転倒・滑落には厳重注意。
個人的には尾根筋に乗るまでのこの10分間が最も怖くて、奥多摩の恐怖の仙元尾根を思い出した。
尾根筋に乗れば、最初にとんでもない急登一直線があるが、乗り切ってしまえば尾根筋トップ目を外さず、薄い踏み跡を辿るのみ。
【火戸尻山〜鳴虫山】
道標皆無でテープ・リボン類を頼りに尾根筋トップ目を忠実に行くだけです。
919P縦走路からやや右(東)に逸れており、どこがコブなのか分からないので、無理して踏みに行かない方がいいです。
拙者はここで縦走路から外れ掛け、慌てて修正しました。
途中でダラ〜ンとした幅広尾根では、とにかく、尾根筋トップ目です。
二ヶ所ある害獣対策用ネットに沿って歩くことになりますが、鳴虫山に近いネット沿いでは、ツツジ等の灌木を掻き分ける場面もあります。
なお鹿沼側の眺望が得られる箇所が二つあり、本ルート中では秀逸です。

【鳴虫山〜東武日光駅】
一般登山道ですが、下りに使う場合は、剥き出た根っこの連続が厭らしいです。

★水場sweat02:なし
★渡渉箇所wave:なし
★泥濘状況shoe:なし
★蜘蛛の巣 :火戸尻山取り付き直後にほんの少し

☆半袖 タイム:火戸尻山登山口までは長袖、それ以降は下山するまで半袖
★半袖 出会い指数:なし
☆半袖 驚かれ指数:1人〜鳴虫山から下山後に街中ですれ違った散歩中のご婦人に「半袖!」と。
★入山者run:鳴虫山山頂で男性ソロ2名、鳴虫山から下山中に親娘3人組すれ違う、火戸尻山前後では遭遇なし
その他周辺情報 ★登山ポストpostoffice:なし(コンパス登録を失念)
★駐車場parking:なし
★携帯 :火戸尻山〜鳴虫山の間は圏外多発
★食料調達処24hours:せず
★酒類調達処:ファミマ日光松原店(東武日光駅から徒歩3分)
★飲食店restaurant:寄らず
★温泉spa:寄らず
★宿泊施設hotel:日帰り
東武日光線板荷駅(駅舎は最奥)[[train]]
背後の川化山の荒々しい山容が印象的。
右横の商店では食料品販売なし。
3
東武日光線板荷駅(駅舎は最奥)[[train]]
背後の川化山の荒々しい山容が印象的。
右横の商店では食料品販売なし。
バス停まで徒歩1分run
リーバスが来るまで30分の日向ぼっこ[[wt-clear]]
1
バス停まで徒歩1分run
リーバスが来るまで30分の日向ぼっこ[[wt-clear]]
小来川森崎BSまで20分/100円。
乗客は二人だけ。
2
小来川森崎BSまで20分/100円。
乗客は二人だけ。
県道277号線で清滝方面へrun
左奥に男体山の山頂部が見えます:roll:
2
県道277号線で清滝方面へrun
左奥に男体山の山頂部が見えます:roll:
振り返ると鶏鳴山(左)と笹目倉山(右)[[mountain1]]
先日登ったばかりです。
2
振り返ると鶏鳴山(左)と笹目倉山(右)[[mountain1]]
先日登ったばかりです。
意外に左右には民家が点在[[home]]
登山口まで4km弱のアルバイトrun
3
意外に左右には民家が点在[[home]]
登山口まで4km弱のアルバイトrun
お〜、あれが火戸尻山かな :-x
3
お〜、あれが火戸尻山かな :-x
紅葉は既に残り香maple
既に初冬の気配です。
6
紅葉は既に残り香maple
既に初冬の気配です。
「山家」分岐で右の林道に進みましょうrun
拙者は左の県道をそのまま進み…
3
「山家」分岐で右の林道に進みましょうrun
拙者は左の県道をそのまま進み…
すぐに「瀧茶屋」→予約が必要。
登山口はこの辺りなんだけどなぁ…
4
すぐに「瀧茶屋」→予約が必要。
登山口はこの辺りなんだけどなぁ…
道路の反対側を見ると…ここかな:roll:
微かに踏み跡がありますfoot
四つん這いになって這い上がって…
4
道路の反対側を見ると…ここかな:roll:
微かに踏み跡がありますfoot
四つん這いになって這い上がって…
結局、三つ前の[[camera]]林道を来ればよかったのです。
大きな(赤○)道標に沿ってネットの奥へ。
2
結局、三つ前の[[camera]]林道を来ればよかったのです。
大きな(赤○)道標に沿ってネットの奥へ。
ゲロゲロ、聞いてないよぉ8-)
かなり荒れ、踏み跡もない:idea: [[sweat]]
2
ゲロゲロ、聞いてないよぉ8-)
かなり荒れ、踏み跡もない:idea: [[sweat]]
再び四つん這いで両手両足フル稼働[[punch]]
(→見た目より急傾斜です💦)
2
再び四つん這いで両手両足フル稼働[[punch]]
(→見た目より急傾斜です💦)
再び林道に這い上がりました。
結局、三つ前の[[camera]]で黄色→を来ればよかったのです。
2
再び林道に這い上がりました。
結局、三つ前の[[camera]]で黄色→を来ればよかったのです。
林道が二手に分かれます。
赤○の茂みの中に…
2
林道が二手に分かれます。
赤○の茂みの中に…
こっそりと道標が隠れています。
「籠滝30m」と読めるので行ってみたら…
1
こっそりと道標が隠れています。
「籠滝30m」と読めるので行ってみたら…
ホントにここを進むのか:-o
…と阪神タイガース、いや、半信半疑:-(
1
ホントにここを進むのか:-o
…と阪神タイガース、いや、半信半疑:-(
すぐに「これかなぁ…:roll:」
深入りは止め、戻りましたdanger
すぐに「これかなぁ…:roll:」
深入りは止め、戻りましたdanger
林道を進むと再び分岐。
ここは赤○の道標通りに直進upwardright
2
林道を進むと再び分岐。
ここは赤○の道標通りに直進upwardright
お〜、地割れしてるぞ:-o [[sweat]]
歩いている最中に陥没しないだろな[[punch]]
…と冷や冷やものです:oops:
2
お〜、地割れしてるぞ:-o [[sweat]]
歩いている最中に陥没しないだろな[[punch]]
…と冷や冷やものです:oops:
防鹿柵(その1)を通過。
紐で縛られているだけです。
1
防鹿柵(その1)を通過。
紐で縛られているだけです。
林道の終点が展望所[[mountain1]][[mountain1]]
左から鶏鳴山・笹目倉山・羽賀場山・二股山かな?
谷筋は歩いて来た小来川集落の道。
4
林道の終点が展望所[[mountain1]][[mountain1]]
左から鶏鳴山・笹目倉山・羽賀場山・二股山かな?
谷筋は歩いて来た小来川集落の道。
ようやく登山道になります。
2
ようやく登山道になります。
すぐに防鹿柵(その2)を通過run
1
すぐに防鹿柵(その2)を通過run
そしてここが今日最大のオッカナイ地帯。
落葉が堆積し恐怖の七曲り:cry:
細くて路肩が弱くて…ジグ切りながら進みます。
2
そしてここが今日最大のオッカナイ地帯。
落葉が堆積し恐怖の七曲り:cry:
細くて路肩が弱くて…ジグ切りながら進みます。
上を見たら…どこが道か分かりません:-o [[sweat]]
2
上を見たら…どこが道か分かりません:-o [[sweat]]
下を見ても…どこが道か分かりません:-o [[sweat]]
踏み外したら一気に奈落の底へdowndowndown
2
下を見ても…どこが道か分かりません:-o [[sweat]]
踏み外したら一気に奈落の底へdowndowndown
尾根筋に達してホントに安堵しました:-)
下る時はもっと地獄の道ですよbearing
2
尾根筋に達してホントに安堵しました:-)
下る時はもっと地獄の道ですよbearing
杉林の尾根筋の足元は確かです。
二基の祠を通過。
2
杉林の尾根筋の足元は確かです。
二基の祠を通過。
梢の間から展望がチラリ。
でも基本は何にも見えません。
1
梢の間から展望がチラリ。
でも基本は何にも見えません。
山神様の碑を通過。
2
山神様の碑を通過。
とにかく尾根筋トップ目を外さぬよう進みますrun
2
とにかく尾根筋トップ目を外さぬよう進みますrun
火戸尻(ほどじり)山851.7mにトウチャコmotorsports
栃百51座目[[mountain1]]
7
火戸尻(ほどじり)山851.7mにトウチャコmotorsports
栃百51座目[[mountain1]]
山頂を俯瞰。
杉林に囲まれ眺望なし。
1
山頂を俯瞰。
杉林に囲まれ眺望なし。
先に進むと…奥日光の山がチラリgood
左から男体山・大真名子山・女峰山[[mountain1]]
2
先に進むと…奥日光の山がチラリgood
左から男体山・大真名子山・女峰山[[mountain1]]
この先の鳴虫山までの稜線が今日のキモrock
GPSをチェックしながら尾根筋トップを外しません。
2
この先の鳴虫山までの稜線が今日のキモrock
GPSをチェックしながら尾根筋トップを外しません。
意外にヤセ尾根もあったりします。
でも迷いようがないから気が楽です。
1
意外にヤセ尾根もあったりします。
でも迷いようがないから気が楽です。
しか〜し、幅広尾根ではテープ・リボンも頼りに細心の注意で微かな踏み跡を辿りますrun
2
しか〜し、幅広尾根ではテープ・リボンも頼りに細心の注意で微かな踏み跡を辿りますrun
あれに見えるは919Pかな?
鳴虫山までに二つのコブを越えます。
1
あれに見えるは919Pかな?
鳴虫山までに二つのコブを越えます。
右手が伐採された地点に出ました。
1
右手が伐採された地点に出ました。
鶏鳴山・笹目倉山・羽賀場山…ですね[[mountain1]]
3
鶏鳴山・笹目倉山・羽賀場山…ですね[[mountain1]]
再び杉林に戻ります
1
再び杉林に戻ります
911Pの手前は幅広尾根で分かり辛い道でした。
1
911Pの手前は幅広尾根で分かり辛い道でした。
こんなブッシュ(ツツジかな?)も現れます。
1
こんなブッシュ(ツツジかな?)も現れます。
恐らくここが911P。
でも何の標示も見当たりません。
わざわざ立寄る必要なし(…と断言):-?
1
恐らくここが911P。
でも何の標示も見当たりません。
わざわざ立寄る必要なし(…と断言):-?
ここで方向感覚を失い道を失いかけたが…
1
ここで方向感覚を失い道を失いかけたが…
ブッシュを掻き分け尾根筋に復帰。
2
ブッシュを掻き分け尾根筋に復帰。
左側に金網柵が現れ、暫し沿って行くと…
1
左側に金網柵が現れ、暫し沿って行くと…
再び伐採地に飛び出します。。
先ほどよりかなり広いな。
1
再び伐採地に飛び出します。。
先ほどよりかなり広いな。
本日随一の展望台でした。
中央の鶏鳴山・笹目倉山を中心に鹿沼・宇都宮の山々です。
5
本日随一の展望台でした。
中央の鶏鳴山・笹目倉山を中心に鹿沼・宇都宮の山々です。
恐らく965Pはこの辺りだけど…。
特に標示は見当たらす…これにしとくか(ΘvΘノ)
2
恐らく965Pはこの辺りだけど…。
特に標示は見当たらす…これにしとくか(ΘvΘノ)
鳴虫山が見えてきました。
今日の最高峰です。
2
鳴虫山が見えてきました。
今日の最高峰です。
樹間からは男体山・女峰山も。
樹間からは男体山・女峰山も。
今度は右側の金網柵に沿って進むのですが…ブッシュが邪魔します。
今度は右側の金網柵に沿って進むのですが…ブッシュが邪魔します。
右側の僅かな隙間から…。
2
右側の僅かな隙間から…。
さあ、最後の登りです。
迷わずに鳴虫山まで行けそうです。
1
さあ、最後の登りです。
迷わずに鳴虫山まで行けそうです。
…振り返ると日光市の警告板。
確かに登山道があったとは言えないな(~。~;)?
1
…振り返ると日光市の警告板。
確かに登山道があったとは言えないな(~。~;)?
続けて「通行禁止」標識。
何らかの事故を引き起こすと…自己責任じゃ済まないな。
続けて「通行禁止」標識。
何らかの事故を引き起こすと…自己責任じゃ済まないな。
鳴虫山にトウチャコ☆彡
男性ソロ2名がお寛ぎ中。
樹間には奥日光の山々です。
5
鳴虫山にトウチャコ☆彡
男性ソロ2名がお寛ぎ中。
樹間には奥日光の山々です。
梢に邪魔されずに見えたのは女峰山だけ。
越谷さんと「今年は雪がない」「リーバスによく乗る」談義に花が咲きました。
5
梢に邪魔されずに見えたのは女峰山だけ。
越谷さんと「今年は雪がない」「リーバスによく乗る」談義に花が咲きました。
根っこが剥き出た道を下ります。
登りは楽ですが、降りでは厭らしい。
1
根っこが剥き出た道を下ります。
登りは楽ですが、降りでは厭らしい。
今から鳴虫山を目指すとの親娘連れとすれ違いました。
既に14時半……降る頃には真っ暗ですよ。
お父さん、ホッとしたように即、撤退。
小さな娘さん二人にせがまれ困っていたようです。
3
今から鳴虫山を目指すとの親娘連れとすれ違いました。
既に14時半……降る頃には真っ暗ですよ。
お父さん、ホッとしたように即、撤退。
小さな娘さん二人にせがまれ困っていたようです。
神主(こうのす)山
1
神主(こうのす)山
分県ガイドでは鳴虫山登山で随一との展望とあるが…
現実は樹木が邪魔して大したことなし。
1
分県ガイドでは鳴虫山登山で随一との展望とあるが…
現実は樹木が邪魔して大したことなし。
天王山620m[[mountain1]]を通過run
天王山620m[[mountain1]]を通過run
御幸町の登山口に無事に降り立ちました。
御幸町の登山口に無事に降り立ちました。
お袋殿への日光土産を買い求め…
2
お袋殿への日光土産を買い求め…
いつもの15:28豪華普通列車の旅。
日光が最も空いてるのは紅葉か終わった後。
お疲れさんどした<m(__)m>
7
いつもの15:28豪華普通列車の旅。
日光が最も空いてるのは紅葉か終わった後。
お疲れさんどした<m(__)m>

感想

【プロローグ】
栃木百名山巡りの一環として、火戸尻(ほどじり)山に登るついでに、コース設定の成り行き上、春にはヤシオツツジで人気の鳴虫山も一緒に歩いてきました。

火戸尻(ほどじり)山は栃木百名山に選定されているものの、
‘山者は極めて少なく
道標はほとんどなく
FГ濱廚枠鷯錣貿い
ため、登山道はいわゆる「バリ道」に近い上に、
ぅ▲セスの悪さ
ツ望のなさ
も伴って、恐らく人気のない栃木百のトップ10…少なくともトップ20には入るのではないでしょうか(⇨今回歩いた後の…あくまで個人的な…感想です)。
火戸尻山の山頂標示もどなたか篤志家の私製標識のようでした(⇒有難うございます<(_ _)>)。

火戸尻山登山口は日光市小来川集落にありますが、鹿沼市運営のリーバスで終点・小来川森崎BSまで行ってもなお、登山口まで4km弱の道路歩きが必要です(→今回のパターン)。
調べてみると、下今市駅から小来川地区に、日光市運営のデマンドバスが運行されていますが、利用できるのは日光市民だけです。
過去レコを参照すると、電車バス利用ハイカーは、日光駅から直接アクセスできる鳴虫山にまず登り、南に伸びる尾根筋をそのまま辿って火戸尻山に達し、小来川登山口に下山する例が多いようです。

その場合、下山してからが「さぁ、大変!」。
小来川森崎BSから板荷駅・新鹿沼駅に戻るリーバスの最終便は午後1時(⇒一日3便のみ)です。
拙者の場合、東武日光駅を8時15分頃には歩き始められるものの、至れり尽くせりのスーパーハイウェイの高尾・陣馬山ならいざ知らず、道標はなく踏み跡は薄く他人にも頼れない道をすっ飛ばすことなんて無理で、午後1時までにバス停に到着するのは期待薄です。

健脚者はそのまま笹目倉山に登り返して東武・下小代駅やJR・文挟駅まで歩いていますが、一年で日暮れが最も早いこの時季になぁ…と及び腰です。
もう一つの手段としては、小来川から1時間ほどかけて峠越えし古峰原街道まで歩けば、東武新鹿沼駅行きのリーバスに乗れます。
リーバスの中では運行本数が多い古峰原線なので14時台、遅くても16時台のバスに乗れそうです。

「手あたり次第」と言われる拙者ですが、まぁ、あれこれ考えた上で、今回は下山後のダラダラ道路歩きをしたくないので、「小来川⇒火戸尻山⇒鳴虫山⇒日光駅」の尾根筋北上(登り基調)作戦を選びました。
踏み跡の薄い尾根筋なので、下り基調より登り基調の方が支尾根に誘い込まれるリスクは低いですから。

【ホントに薄かった踏み跡】
結果としては、確かに薄い踏み跡でした。
しかし尾根筋トップ目を忠実に辿れば間違いはないルートです。
たびたびGPSで位置確認しながら進み、919Pの後で一度だけ間違え掛けたものの、無事に鳴虫山に達しました。
しかしそこで見たのは日光市の警告板(⇒58と59を参照)でした。
火戸尻山にはなかったのですが…。
自己責任で歩くのは構わないと思いますが、何らかの事故を起こすとかなり面倒くさそうです。

それより怖かったのは火戸尻山登山道に取り付いた直後の急斜面のジグザグ道。
大量の落葉が細くて路肩が傾く道を覆い隠し、踏み外したら奈落の底かと思うと緊張しっ放し。
奥多摩の仙元尾根以来の恐怖心を覚え、杉林の尾根道に達した時には、心底ホッとしました。

【秋の日は釣瓶落とし】
出会ったのは鳴虫山まで山頂で寛いでいた男性ソロ2人のみ。
15時台の東武電車に乗ろうとせっせと下っていたら、14時20分頃、神主山手前で親子連れ(父親+幼い娘さん2人)とすれ違いました。
挨拶だけですれ違うところでしたが、あえて「どちらまでですか?」と尋ねました。
もちろん「鳴虫山です」との返答がありました。
山頂からここまで45分かけて下っていると説明すると、父親は山頂に着くのが15時30分頃と計算しました。
拙者は「今の日の入り時刻は16時半頃で、山の中だからもっと日没は早いですよ、現に太陽は山入端に近づいてますよ、あっという間に暗くなりますよ」と脅かしました。
すると父親は「よし、もう帰ろう」と即決。
逆に娘たちは「え〜、もう帰るの?」と不満げですが…「お父さん、真っ暗になったら、帰れないよ」と言いながら既に踵を返しています。
父親「(娘たちに言い聞かすように)今度は朝から登ろう」
拙者「そだねぇ〜、次は朝からですねぇ」ヽ(^o^)丿
幼い娘さん、そうは言いながらも、下りは下りで楽しそうで…。
拙者はキャッキャとの歓声を聞きながら先に下りました。
今度は山頂まで上がってねぇ、未来の山ガール(^^)v

お疲れさんどした<m(__)m>

  隊長

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1274人

コメント

ゲスト
親子は隊長に遭って良かったです。
隊長さま

時々居ますよね、え?と思う時間に山に軽装で登って来る人。
特に今頃は一番日没が速い時期ですからね。
親子が酷い目に遭わなくて良かった、良かった
2018/12/5 20:40
火戸尻
yamabeeryuさん、こんばんは。
リアルなバリ、お疲れ様でした。
小来川までバスでいって、のぼって日光駅に下るというルートは、
考えもしなかったのですが、こっちの方がいいですね。

#26〜28の写真のところ、ジグの急坂、緊張します。
私の場合、下りだったので、ほんと恐かったです。

火戸尻山。地味な山ですが、北斜面はツツジの自然林だし、
紅葉のころは、良かったのかなぁ、なんて想像してます。
2018/12/5 22:18
sat4さん
sat4さんのレコはよく覚えていて、当初は鳴虫山から入り、小来川に下って「瀧茶屋」で一服することを考えていました。
小来川の終バスはきっと15〜17時台かな?…と思いながら調べたら、なんど13時ちょうど。
瀧茶屋で一服しちゃうと、もうその先を歩く気力はなくなりそうだし、ましてやsat4さんのように笹目倉に登り返して文挟まで…なんて論外でした。
文挟まで行くと古賀志山に伸びている赤線を回収できる魅力はあったんですけどね。

最近、トシのせいか、長距離を歩いた後の疲労感がなかなか抜けないんです。
…で、小来川発だと14kmぐらいだし、小来川〜日光間にすれば赤線もぴったりはまるし…これでオッケー

#26〜28の写真のジグ斜面、ホントにビビりました。
これ、下りに取らなくてよかったなぁ…とヘッピリ腰で登りながら考えましたから。

  隊長
2018/12/6 11:47
地味な山だけに...
火戸尻山は地味な山だけに、火戸尻山登山口からのピストンでは、あまりにつまらなすぎる。どう攻略しようかという悩ましい山でした。日光駅付近に車を駐め、鳴虫山経由で火戸尻山まで行き、その後が未定でした。
ここの常連さんのsat4さんのような健脚者なら笹目倉山を超して文挟駅までのプランがよさげですが、当方にはムリです。
バスはまだ調べてませんでした。リーバスの最終便は午後1時ですか。アカヤシオの時期に早朝、日光駅付近をでれば使えそうです。これになるか、秘密兵器を使うかのどちらかになりそうです。秘密兵器は明神ヶ岳(ここもピストンではつまらない)でも有効です。
追記:栃百の明神ヶ岳です。因みに箱根の明神ヶ岳の山レコの山行記録は3424件、栃百の明神ヶ岳は30件です。百倍以上違うんですね。

鳴虫山〜火戸尻山はルートミスしたオレンジのドットが多くありますね。地形図見た限りでは919mPが迷いやすく、それ以外にも何カ所か注意点がある感じに見えました。ただ、西上州のように岩場に取り付いたらルートミスで命からがら戻った、のような険悪な尾根ではない感じに見えます(少なくとも地図上では岩場は見当たりません)。

当方、まだ栃百は70%、群馬百は80%程度の達成率ですが、栃百は藪、道がほぼ無い、群馬百はそれに険悪な岩場が加わる山が多い、そんな印象です。いずれにしても、丹沢、奥多摩等の南関東のメインルートに比べると、栃百・群馬百は同じメインルートでも入る人が格段に少ないですね(丹沢、奥多摩は東京、横浜の大都市がお膝元なので当然と言えば当然ですが)。

2年前の4月に鳴虫山に行ったときは、山頂にはアカヤシオが咲き乱れてましたが、鳴虫山〜火戸尻山にもアカヤシオが自生してるのでしょうか?行くのは来年の4月以降ですが、その時はレコを参考にして計画立てます。

お疲れ様でした。
2018/12/5 22:22
mtkenさん
拙者の達成率は、栃百が51座、群百が61座です。
最近は群馬方面に行くことが少なくて…電車バスだけでアクセスできる山が少なくなったためです。
その点、拙者にとってまだ「発展途上」の栃百は、東武株主優待券を利用して行ける山が10〜20座はありそうです。
確かに西上州の山々に代表されるように、群馬には岩々が多いですね。
栃百にも、その名も岩山や古賀志山がありますが…。
拙者にとって、藪・藪の栃百は今からですが、入山者が少ないから、藪や笹に覆われたままなのでしょうね。
高尾・丹沢・奥多摩ばかり歩いていると、そのスーパーハイウェイ歩きの所要時間が標準となってしまって、本来の山道の厳しさを忘れてしまいます。

ヤジオの時季であれば、日の出時刻は早いし、十分な山行時間を捻出できるでしょうから、13時のバスには間に合いますね。
火戸尻山の北部にはヤマツツジやミツバツツジが咲くそうですよ。
ただ、笹目倉山で出会った山ガール(moppukunnさん)に拠れば、火戸尻山にはヒルがいるそうで…暑くなる前の春狙いがいいですね。

「秘密兵器」はbicycleでしょうか?
明神ヶ岳は東武鬼怒川線を挟んで反対側の湯西川温泉にある山ですね。
ちょっと駅から遠いので、拙者の登る候補にはまだ入っていません。
湯西川温泉に一泊すれば登れるかもしれませんね。

火戸尻山の北峰の919Pはダラーンとした平坦地でした。
919Pを探しに行ったら、そのまま方向感覚が狂ってしまって…気が付いたらあらぬ方向に向かっていました。

  隊長
2018/12/6 14:47
どこかで見たようなコース
と思ったら、sat4さまのアカヤシオレコでしたか
それにしてもマイナーバリルートですねー
こんなルートを皆さん歩かれるなんて
ヤマレコって、ホント凄いとこですね
2018/12/6 9:58
cyberdocさん
sat4さんが歩いたのは4月の春爛漫の時。
拙者のレコと比べると華やかさが違います

ヤマレコに登録されている火戸尻山レコは約50件。
高尾山や塔ノ岳だったら一日で埋まっちゃう数ですよ。

  隊長
2018/12/6 14:56
OBABAさま
大人だけだったらそのまま挨拶だけですれ違ったかもしれませんが、幼い娘さんが二人も同行していたので、つい…。
娘さんたちはバンビのように元気だったので、山頂まで登ることは全く問題なさそうでしたが、暗くなって道が見えなくなるのと、身体が元気だってことは、別問題ですからね。

父親は「だからさっきの山頂(⇒神主山)で止めようって言ったのに…」と娘さんたちにこぼしていたので、登りながらもどこかで引き返したいと内心では思っていたのでしょうね。

いらぬお節介 とならなくて幸いでした

  隊長
2018/12/6 11:33
隊長もお父さんも見事!
隊長
声をかける勇気!引返す決断!
両者がドンピシャで良かったですね。
これがかみ合わないと余計なお世話になってしまいます。
私は「懐中電灯もってる?」ときいたら「スマホがあるから大丈夫」と言われたことがあります
段々お互い行く山が遠くなりましたね

hamburg
2018/12/7 7:27
hamburg渋描き隊長
仰る通りで「余計なお世話だ 」となる可能性もあるので、ソフトに語り掛けないと…。
特に今回は幼い娘さん二人を連れていましたから…ちょっと心配になりまして

拙者も何度もヘッ電のお世話になっていますが、奥多摩・鋸山からの下りで日が暮れ、ヘッ電を点けようとしたら…あれ?点かない
仕方なくガラケーの灯りでようやく林道まで辿り着いたことがありました。
単に電池の入れ間違い(+とーが逆だった )で、奥多摩駅では点灯したんですけど

我々を育ててくれた高尾山に行く機会がめっきり減ってしまいました

  隊長
2018/12/7 11:27
お疲れさまです。
こんにちわ。
最近は、日光近辺が多いような気がします。
地割れや、落ち葉堆積など、大変な道を、お疲れ様です。あんまり、人が歩かないコースなのですね。リーバスの時間制限があるから、ルートを考えるのが難しい。
鳴虫山は、前から行ってみたいと思っていました。
2018/12/7 13:48
3737さん
昨年(昨季)は、富士急の株主優待券消化をきっかけに、富士五湖周辺をうろつき回り、せっせと山梨百巡りしていたのですが、それも小休止…。
電車バスだけで行ける山がどんどん減って来てしまったからです。

そこで今年(今季)、拙者にとって三大赤線つなぎ(野辺山〜八ヶ岳、松本〜和田峠、日光湯本〜大清水)を終えたこともあり、前から気になっていた栃木百を重点的に回ることにしました。
栃百の山々は日光周辺(東武沿線)に多いんですよね。
東武電車には力強い味方(新宿で買える株主優待券)があるので、お財布的には行きやすいのです。

火戸尻山は、ヤシオツツジで人気の鳴虫山の隣に位置するのに、全くもって注目されていません。
リーバスが走っているので、まだ色んなアクセス手段を考えられますが、なければ長い長い道路歩きが待っています。
リーバスも利用者が少ないと廃止されるかもしれないし…(現に依然と比べると路線が減っているそうです)。

落葉の堆積したトラバース道は、ホントにおっかないです。
鳴虫山へは、是非、ヤシオの季節に行くことをお勧めします。
日光駅からバスに乗らずにアクセスできるのも魅力です。
下山後は「やしおの湯」もありますよ。

  隊長
2018/12/7 18:41
お疲れさまでした〜
隊長

行って来ましたね!
私と逆コースとは考えもしませんでした。
迷いそうな場所は登りで通った方がいいですしね!
でも火戸尻山は、私の下山の時にはわりとすんなり歩けた感じがします。(偶然かもしれませんが)
あ、車道に出た場所は、明らかに11枚目の写真の場所でしたsweat02

本当に、秋の日は釣瓶落としを実感する季節になりましたよねcoldsweats01
2018/12/7 15:58
Kaori509さん
数少ない諸先達の例では、北から南へ、鳴虫山から火戸尻山へ…ばかりですよね。
その方が降り基調になるので体力的に楽だから…と考えるよりは、日光駅から登山口へのアクセスがスムーズ、そして火戸尻からさらに笹目倉へ登り返す……との健脚者ならではの甘い罠が待っているからかと思います。

拙者の場合、先に笹目倉に登ってしまい、かつ、小来川に下山するとの変形パターン。
それゆえ、小来川から先に妙な(中途半端な)赤線の端っこを残したくない!との思惑もあったのですよ。
小来川と日光駅の間で納めれば、ピタリと赤線は南北でドッキングしますから。

日没時刻が最も早いこの時期が、気象条件的には、低山ロングの歩き時です。
水分補給も少なくて済むので、ザック重量も軽くなりますし。
でも、いつも思いますね……あと,●●分でも日が長ければ…と。

半袖隊長
2018/12/7 20:46
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら