那須岳(大丸温泉から往復)暴風雪!冬山の怖さを知る
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 649m
- 下り
- 642m
コースタイム
- 山行
- 3:23
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 4:13
天候 | 暴風雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・神戸電鉄〜阪急電車(19:06粟生−20:30神戸三宮)830円 ・サンシャインエクスプレス(20:50神戸三宮−6:00東京駅前)2,800円 ◆12/14(金) ・東北新幹線(6:20東京−7:32那須塩原)5,390円 ・関東バス(8:05那須塩原−9:15大丸温泉)1,400円 ・関東バス(15:55大丸温泉−17:05那須塩原)1,400円 ・JR(17:16那須塩原−19:57新宿)2,590円 ・KBライナー(22:10バスタ新宿−6:45姫路駅前)5,500円 ◆12/15(土) ・JR(7:33姫路−8:41粟生)580円 (交通費計20,490円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【大丸温泉〜峠の茶屋】 積雪はあるが、特に危険なし。ワカンも使用せず。 【峠の茶屋〜峰の茶屋跡避難小屋】 樹林帯を越えると一層風が強くなり、立っているのがやっとのことも。狭いトラバース路での滑落にも注意。 【峰の茶屋跡避難小屋〜茶臼岳】 避難小屋から少し上がった辺りまでの間の西風がMAX。突風に煽られ何度も倒された。ゴツゴツした岩場は積雪があっても歩きにくい。 |
その他周辺情報 | ニューおおたか(日帰り入浴)700円 |
写真
感想
今年最後の百名山ピークハント。昨年末から凝ってしまった夜行バスでの格安山行で計画。計画する時は「この便使ったらうまいこと行けるやん!」と楽しいのですが、実際はやっぱしんどい…。いつものようにせわしい移動となりました。
この時期、那須ロープウェイは運休しており、路線バスも大丸温泉までしか行けません。ちなみに、午前中の大丸温泉行きのバスは8:05那須塩原駅発の1本だけです。
大丸温泉前でバスを降り、そこから登山スタート。しかし、急に発生した低気圧により、ネット情報だと山頂部は風速21m/s…。登り始めから辺りは風雪で、山の方は全然見えません。昨日登った方?のトレースが所々残ってはいますが、誰もおらず不安でいっぱいです。
峠の茶屋を過ぎ、さらに樹林帯を抜けると、正面と左からもろに風を受け、立っているのがやっとの状態に。一瞬の風の止み間に歩を進めました。こないだ登った唐松岳も強風でしたが、比じゃありません。
峰の茶屋跡避難小屋までの道程は大変でした。常に辺りはゴーゴー鳴っていて、身の危険を感じ、何度も引き返そうかと思いましたが、風雪の中に小屋が見えた途端、喜びと同時にえらいとこに来てしまったという感情が同時に湧いてきて複雑でした。
避難小屋には冬用の小さな入口があり、ありがたく利用させていただきました。小屋内の温度計は-10℃近くを指してました。すごい轟音で小屋ごと飛ばされてしまわないか内心心配でした。
ここまでの道程でプチパニックになっていたので、ひと息入れ、進退を考えました。ザックの中は隙間から入り込んだ雪で真っ白!眼鏡のレンズも凍ってしまったので、以降は裸眼で。よく見えませんが、凍った眼鏡よりもましです。
あれこれしてる間に、やはりせっかく来たのだから行けるとこまで行きたい!が勝ち、先に進むことにしました。
ここから山頂までの道程が一番大変!山頂部を巻くようにつけられた登山道は風の通り道になっていて、登りなのに後ろから風に押されて何度も浮く感じを味わいました。あまりにも危険なので、時折岩陰に体を隠しながら歩を進めました。
視界がとても悪いため、行き先を見失わないよう目を凝らして進み、山頂部に出てロープウェイ駅への分岐標識が見えた時はホッ。少し歩くと鳥居が見え、その先に山頂発見!正直途中敗退を覚悟していたので、うれしくてひとり声をあげてしまいました。今年最後、そして61座目の百名山ゲット。最も過酷である意味奇跡でした。
ここからの下山はさらに大変。アイゼンを装着し、暴風いや爆風と戦いながら何とか避難小屋へ。登りの時よりも風が強くなってる感じでした。腹ごしらえだけして、飛ばされないように注意しながらさっさと下山。雪は麓でも強まり、大丸温泉も暴風雪に包まれてました。
下山後にお風呂で鏡を見ると右頬が何かおかしい…。ヒリヒリするので、軽い凍傷のようです。
冬山、嘗めちゃいけませんね。
ましてや強風で有名なこの山。
反省です。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する